2011/05/05 - 2011/05/06
863位(同エリア1584件中)
ショコラさん
今回の旅の最後はアランデル郊外のバーファム村(Burpham)に泊まることにしました。
最初はアランデルの町なかに泊まるつもりでしたが、よさげだと思ったホテルはいずれも駐車場なし。それならいっそのこと郊外のカントリーホテルに泊まって田園風景を楽しむのもいいかもと思い(駐車場の問題もクリアできるし)、アランデルから車で10分ほどのバーファム村に1泊することにしました。
★カントリーホテル:Burpham Country House
http://www.burphamcountryhouse.com/
【旅程】
□4/29 成田 ⇒ ロンドン(LHR)
レンタカー・ピックアップ後、ホテルへ(ホーリー泊)
□4/30 シェフィールド・パーク・ガーデン ⇒ ブルーベル鉄道 蒸気機関車(アフタヌーン・ティー・ラウンジ・カー)乗車(ホーリー泊)
□5/1 ⇒ エメッツ・ガーデン ⇒ プー・カントリー(ハートフィールド/アッシュダウンの森) ⇒ ライ(ライ泊)
□5/2 ライ散策(ライ泊)
□5/3 ⇒ ベイトマンズ(ラドヤード・キプリングの邸宅) ⇒ アルフリストン(アルフリストン泊)
□5/4 ロングマンの丘絵(ウィルミントン)⇒ 白馬の丘絵(リトリントン)⇒ セブン・シスターズでウォーキング(アルフリストン泊)
■5/5 ⇒ ルイス ⇒ バーファム(アランデル近郊)へ 着後、ブルーベルの森(バーファム泊)
■5/6 ⇒ アランデル ⇒ ロンドン(LHR)へ レンタカー返却
ロンドン(LHR)⇒(機中泊)
□5/7 ⇒ 成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アランデルの町の手前で国道を下りて、田園地帯を走ること約10分。バーファム村のカントリーホテルに着きました。
こちらが本日の宿《Burpham Country House》です。
外観は田舎の大きなコテージという雰囲気。 -
正面入り口。
看板がなかったら民家と思ってしまいそう。 -
2階と3階がゲストルームになっていて、わたしたちの部屋は2階でした。
←2階の廊下。 -
泊まったのはこのお部屋。
カントリースタイルのインテリアでかわいい♪ -
天蓋ベッド〜。
-
ティーセットとお菓子も用意されていました。
お昼を食べ損ねていたので(朝ごはんを食べ過ぎて、お昼になってもおなかがすかなったのが理由)、このお菓子と紅茶でちょっと腹ごしらえ。 -
部屋からの眺め。緑いっぱいののどかな風景が広がっています。
-
お部屋で一息ついたあと、村の近くのブルーベルの森へ出かけました。この宿のサイトでブルーベルの写真を見て、「ここに行ってみたい!」と思っていたのです。
でも、今年はブルーベルの開花が早く、宿のオーナーにも「もう花は終わってしまっているかも」と言われましたが、オーナーから地図をもらい、ダメもとで行ってみることにしました。
←ブルーベルの森の近くの風景。 -
ブルーベルの森に着きました。
だけど―― -
やはり枯れていた……(泣)
-
まだうっすら花の色は残っているけれど、すっかりしなびてしまってる……
-
森一面がブルーベルに覆い尽くされているというのに――あぁ、残念無念……
満開のときはどんなに綺麗だったことでしょう。
ブルーベルの花期は2週間ほどしかなく、見頃に行き合わせるのはなかなか難しいので仕方ありません。 -
このあと宿にいったん戻ってから、村のお散歩にでかけました。
←宿の近くの民家の入り口。ボンボリのように刈り込まれた植木がかわいい♪ -
どの民家にも広々とした庭があります。
この民家の庭には昔ながらの井戸が。今も現役なのでしょうか? -
村にはフットパスが設けられていて、牧草地を突っ切るパスもあります。
で、牧草地を横切るパスを歩いていたら、
あの丸っこいのは、もしかして――ウサギだ〜!
(この写真ではちょっとわかりにくいですが)この子の右上にもいます!
写真をあらためてよく見たら、2匹のちょうど真ん中あたりに、もう1匹ウサギのおしりが見えています。写真を拡大するとわかるでしょうか。 -
よく見ると、丘の斜面にもう1匹!
ピーターラビットみたいでカワイイ〜〜♪♪ -
丘の斜面を越えて、別の牧草地に出ると、なんとそこにはウサギがたくさん!!
ざっと見ただけでも10匹はいます。いやー、びっくり(@@)
それにしてもウサギたちのなんとのびのびとしたこと。天敵がいないんでしょうか? -
さらに牧草地を歩いていくと、見晴らしのいい場所に出ました。向こうの丘には菜の花の黄色いパッチワークが見えます。
-
で、視線を下の牧草地に移すと、丸いものがあちこちに散らばっている――もしかして、あれ、全部ウサギ?! その数、さっきの10匹なんてもんじゃない! すごすぎる・・・
(この写真ではウサギが小さくてちょっとわからないかもしれませんが)
望遠レンズを宿に置いてきてしまったのが残念。
この数からして、近くにウサギの巣があるのでしょう。で、明日の朝、レンズ持参でもう一度ここへ来ることにしました。
こんなにかわいいウサギたちだけど、宿のオーナーによると、村人たちにとっては悩みの種だそう。気を抜くと、ウサギたちに畑や菜園を掘りまくられてしまうらしい。宿にも菜園があるため、敷地のまわりに杭を深く差し込んでウサギよけに努めているそうだけど、それでも被害はまぬがれないようです。 -
フットパスのサイン。
-
道路にこんなものを発見。三角のマンホールかと思ったけど、しっかり埋め込まれているみたいなので、何かのプレートでしょうか?
-
散歩を終えて宿にもどってきたら、入り口の真ん前に宿のニャンコが寝ていた……
-
「あのー」と声をかけると、むくっと起きて、
-
ノタノタとわたしのところにやって来て、
-
ゴロリ。
えっ? これって、おなかなでろってこと? 初対面のわたしになんと無防備な(笑)
それで、リクエストにこたえて、太ったおなかをなでなで。
あとで宿のオーナーに聞いたら、このニャンコ、なんと15歳なんだそうです。
足腰弱ってきてるだろうに、こんなに太ってちゃダメでしょ〜。
それにしても、まったく人見知りをしないニャンコでありました。 -
宿のリビングルーム。誰かの家にお邪魔したかのようで、くつろげます。
ディナーはここでメニュー・リストをもらって、ソファーでくつろぎながらゆっくりメニュー選びができるようになっていました。
リビングの片隅にはバーカウンターがあり、お酒などの飲み物が自由に飲めるようになっています(ただし有料)。飲んだゲストはカウンターにある台帳に記入すればOK。 -
この日が旅の最後のディナーです。
宿のオーナーはシェフでもあり、自ら腕をふるってくれます。料理する人の顔が見えるというのはいいな。
前菜はかなりワイルドなシーザーサラダ。
ロメインレタスにパルメザンチーズとクルトン。アンチョビが入っているのは珍しい。アンチョビの塩味がいいアクセントになっています。 -
メインは鶏肉のグリル。
放し飼いの鶏が使われていて、肉質がよくて深い味わい。
でも、ちょっと量が多すぎだった。 -
デザートはパンナコッタのグレープフルーツ添え。
濃厚なパンナコッタとグレープフルーツの酸味が絶妙。
この日のディナーではこれが一番気に入りました。 -
翌朝、ウサギたちの写真を撮るために、あの牧草地へ向かいました。
←村の朝(宿の前の道) -
で、その牧草地に来てみたら――いた、いた〜! 今日もいっぱいいる〜!
-
食事中のウサギもいれば、のんびり日向ぼっこしているウサギもいます。
-
望遠レンズでのぞくと――
ウサギがはっきり見えます〜! -
うわ〜っ、ピーターラビットが何匹も。
かわいすぎる。。。 -
朝食の時間までまだ少しあったので、もう少し散歩をすることにしました。
こんな小さな村だけど、やはりパブはあるんですね。
向かいの家のマロニエが花をいっぱいにつけています。 -
先ほどとは別の牧草地を歩いていたら、またまたウサギを発見!
草むらも何もない、姿が丸見えの場所でものんびりとしたものです。 -
イチオシ
丘をのぼっていたら、ここにもウサギが。
真ん中のウサギの「ハッ」とした表情がなんともいえずカワイイ♪
大きな目も愛くるしい。 -
慌てて逃げるウサギたち。
-
丘を登りきったむこうにも牧草地が広がっています。
柵の右端にあるのは、スタイルと呼ばれる踏み越し段。これは人は越せるけれど家畜は通れないようにした踏み段付きの柵です。
立っているサインを見ると、ここも牧草地を横切るパスになっていました。 -
なので、牧草地を通り抜けて宿にもどることにしました。
向こうに放牧中の牛たちの群れが見えます。
真ん中にいる白い牛が、なんかわたしを見ているような…… -
ほんとにこっちを見てる――だって、その牛がこっちに向かってきたのです。それもけっこう早い足取りで。背後にいた牛たちもつられたのか、ぞろぞろ群れをなしてこっちに向かってくる!!
「バイバイ」ってわたしが手を振ったから? いや、まさか。
先を歩いていた夫に「牛が追いかけてくる!」って叫んだら、夫は「ちょっとついてきてるだけだよ」と最初はのんびりしたものでしたが、 -
牛たちは本当にわたしたちを追ってきていて、これを見た夫とわたしは牧草地を猛ダッシュで逃げることに。
-
振り切ったかなと思って振り返ると、牛たちとの距離がさらに縮まってるではありませんか!!!
ひぇ〜っ、乳牛がまるで馬のように駆けてくる! もう写真なんて撮ってる場合じゃありません。早く牧草地を出ないと! あのでかい牛たちに踏まれでもしたらきっと命はない。
でも周囲には柵がめぐらせてあって、どこから出られるのかわからない。マジでパニックになりそうになっていたら、柵のそばの家の2階からおじいさんが顔を出し、「うちの庭に入って!」と叫びました。
えっ? 庭ってったって、どこから?
するとおじいさんは「今行くから、そこで待ってて!」と言い残し、いったん姿を消して、1階からバスローブ姿(!)で飛び出してきました。で、柵を開けてわたしたちを中に入れてくれたそのとき、牛たちはもう柵の真ん前まで来ていて、まさに間一髪でした。
おじいさんによると、この牛たちは若い牛で、好奇心からこんな風に追いかけてくることがあるとのこと。わたしの何に興味をもったんでしょうか? エンジ色のスプリングコートを着ていたので、闘牛のように「赤」に反応したとか??
で、追ってきた牛たちはというと、何事もなかったかのように、柵の手前に生えている草を食べ始めました。
動物は好きだけど、さすがにこれは怖かった〜。当分、牛には近寄れないかも……。
とにもかくにも、助けてくれた村のおじいさんに感謝(ふうっ)。 -
こうして無事に宿に帰りつき、朝食用のサンルームへ。
-
イングリッシュ・ブレックファストもこれが食べおさめです。
このマッシュルーム、でかいっ!
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ippuniさん 2011/08/09 20:53:21
- 若気の至り…
- ショコラさん
こんにちは!
緑いっぱいの写真たちにまたもや癒されています^^
ショコラさんのお選びになるB&Bはいつも素敵ですね!
英国は素敵なB&Bがたくさんあるので選ぶのも楽しいですよね♪
牛、やっぱり追われてしまったのですね^^;
若い牛ということは、若気の至り(笑)?!
それともやはり赤い色にそそられてしまったのでしょうか。
もしやここでもアジア人に反応…
いずれにしろ、団体の牛に追われたら怖いですよね。
あのウサギさんたち可愛いですね〜
あれは野兎ですか?それとも誰かに飼われている兎?
本当にピーターラビットの世界みたいですね^^
ブルーベルは残念でしたね。
今年は開花が早かったせいで私もわざわざベルギーまで行ったのにあの状態でした。
うっすら残っているけれど、写真には綺麗に映らない程度…
リベンジを決意させる、そんな風景でした。
久々に英国のカントリー風景に癒されました♪
ippuni
- ショコラさん からの返信 2011/08/10 16:48:01
- RE: 若気の至り…
- ippuniさん、こんにちは〜。
さっそく見てくださってありがとうございます!
ほんと、英国には素敵な宿がたくさんありますね。選ぶのが大変だけど、これも楽しみの1つですね♪
以前ちょっとお話していた牛というのが、これなんです〜。若気の至り、それあるかも。アジア人で赤い服着てたので、妙に気になって追いかけてしまったとか?? 牛があんなに早く走れるなんて初めて知りました。逃げ切れなくて追いつかれていたら、どうなっていたんだろう?
ウサギたち、ほんと可愛かったです♪ みんな野ウサギで、村じゅうに巣があるのかと思うほど、あちこちにいました。あのリラックスぶりからすると天敵もあまりいないのかもしれません。あれだけの数いたら、畑や菜園を守るのはさぞ大変だろうと思います(^^;)
ブルーベル、来年ぜひリベンジしてくださいませ〜。
ショコラ
-
- ponoponoさん 2011/08/09 11:28:54
- うさぎかわいいですね!
- こんにちは。
イギリスには穴ウサギ(かな?)が本当にたくさんいますよね。
「ピーターラビット」や「アリス」、それから「ウォーターシップダウンのウサギたち」の国なんだなあ、とあらためて感激しました(^^)
- ショコラさん からの返信 2011/08/09 16:50:01
- RE: うさぎかわいいですね!
- ponoponoさん、
コメントありがとうございます!
イギリスにこんなにウサギがいるなんて、ほんとにびっくりしました。児童文学によく登場するのもわかりますね。暮らしている人にとっては悩みの種なのでしょうけど、わたしたちから見るととってもカワイイ♪ ウサギは用心深いと思っていたけど、この村のウサギは堂々と姿をさらしていたので、写真も撮りやすかったです(笑)
ショコラ
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