2011/05/05 - 2011/05/05
649位(同エリア1584件中)
ショコラさん
アルフリストン村で2泊した翌日、車を西へと走らせ、城下町ルイス(Lewes)へ向かいました。日本のガイドブックにほとんど登場しないこの町になぜ行こうと思ったかというと、町にそびえるルイス城に上るとケーバーン山(Mount Caburn)がよく見えると知ったから。その山は、子どものころに読んだ『エルシー・ピドック夢でなわとびをする』(エリナー・ファージョン作)の舞台になった場所なのでした。
日本ではほとんど無名の町だと思っていたら、雑誌「FIGARO」の最新刊の特集の中でこのルイスが取り上げられていたのでびっくり。記事によると、ルイスはアンティークの町としてイギリスでは知られているらしい。
《アクセス》
ブライトンから鉄道でもバスでもアクセス可(ブライトンから北東へ約10km)。ロンドンからも列車あり。
【旅程】
□4/29 成田 ⇒ ロンドン(LHR)
レンタカー・ピックアップ後、ホテルへ(ホーリー泊)
□4/30 シェフィールド・パーク・ガーデン ⇒ ブルーベル鉄道 蒸気機関車(アフタヌーン・ティー・ラウンジ・カー)乗車(ホーリー泊)
□5/1 ⇒ エメッツ・ガーデン ⇒ プー・カントリー(ハートフィールド/アッシュダウンの森) ⇒ ライ(ライ泊)
□5/2 ライ散策(ライ泊)
□5/3 ⇒ ベイトマンズ(ラドヤード・キプリングの邸宅) ⇒ アルフリストン(アルフリストン泊)
□5/4 ロングマンの丘絵(ウィルミントン)⇒ 白馬の丘絵(リトリントン)⇒ セブン・シスターズでウォーキング(アルフリストン泊)
■5/5 ⇒ ルイス ⇒ バーファム(アランデル近郊)へ 着後、ブルーベルの森(バーファム泊)
□5/6 ⇒ アランデル ⇒ ロンドン(LHR)へ レンタカー返却
ロンドン(LHR)⇒(機中泊)
□5/7 ⇒ 成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ルイス(日本語表記にはレイスもあり)向かう途中、ファーム・ショップの「Middle Farm」に立ち寄りました。ショップにはファームで生産されたものや、地場の野菜、地元の食材を使った加工品などが並んでいました。旅の途中で生ものは買えないので、ハチミツを数種類購入。
★ファーム・ショップの「Middle Farm」
http://www.middlefarm.com/index.htm -
ルイスに到着!
町なかの駐車場に車を停め、まっすぐルイス城へ向かいました。
正面に建っているのが城のバービカン(やぐら門)。
ルイス城はイギリスを征服したウイリアム1世が、南部の海岸線を守るために1067年に造らせたのだそうです。 -
-
ルイス城の案内図。
現存している部分は、城壁の一部、バービカン、西塔、南塔などで、チケットを購入すれば自由に見学できます。
では、さっそく中へ。 -
城の庭から見たバービカン。
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向こうに見えるのが南塔(手前)と西塔です。
あそこに登ればケーバーン山が見えるはず。
というわけで、何はさておき、まずは塔へと向かいました。 -
塔へ続く階段から振り返ったところ。
ここからでも眺めはなかなかよいです。 -
階段を何段も登って、塔の中庭(?)にたどり着きました。
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中庭からの眺め。
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まず西塔へ登ってみます。
←塔の中から外を見て。 -
塔のてっぺんに着きました!
眺め渡すと、山というか丘のようなのがいくつか見えましたが、いったいどれがケーバーン山かわからずにいたら、案内板を発見! 助かった〜。
それによると、向こうに見える真ん中のなだらかな丘がケーバーン山でした! エルシーが延々と縄飛びをして村の危機を救った場所はあの斜面だったのか。感慨深し。 -
本当にここからはケーバーン山がよく見えます。
『エルシー・ピドック夢でなわとびをする』を翻訳した石井桃子氏は、実際にあの山に登ったそうです。
それにしてもいい眺めだ〜。 -
バービカンのてっぺんも見えます。
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のどかな風景。
むこうの丘には菜の花の黄色いパッチワークが。 -
ふと見ると、もうひとつ案内板がありました。その説明書きの中に「Mick Jagger」の文字が。えっ? あのミック・ジャガー? で、あらためて説明を読んでみると、たしかにローリング・ストーンズのミック・ジャガーって書いてある!
案内板によると、あの向こうに見える建物(案内板の右端の矢印が示している建物)が刑務所で、なんと彼は1967年の短期間そこに収容されていたのだそうです。
これについてあとで調べてみたら、マリファナの不法所持で逮捕されて、3ヵ月間服役したようです。 -
向こうのL字型の建物がその刑務所です。
ミックがルイスの刑務所で服役していたなんて知らなかったなぁ。 -
ケーバーン山を見るという目的はもう果たしたけれど、せっかくなのでバービカンのほうへも上ってみます。
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バービカンの内部はちょっとした博物館になっていて、城が現役だった当時の様子が再現されていました。
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お城の模型。当時はこんなだったのか。
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バービカンのてっぺんに着きました。向こうに見えるのがさっき上っていた塔です。
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ここからもケーバーン山がはっきり見えます。
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美しい町並み。
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のどかな雰囲気が漂っています。
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さまざまな形の屋根に煙突がポコポコつきでてる。
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眺めを楽しんだあと、少し町を歩いてみました。
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メインストリートに面したこの見るからに古そうな建物は、「15世紀の本屋(The Fifteenth Century Bookshop)」という名の古本屋さん。
看板の中に「Est 1936」とあるので、お店の創業は1936年で、店名にある15世紀というのは建物のことでしょうか。たしかに500年くらいは経っていそうな建物です。 -
看板もアンティーク!
外から店内をのぞくと、内部も相当な古さ。というか、本が雑然と山積みになっていて、なんともすごい有様。その様子にくじけて、中に入るのはやめました(^^;) -
書棚が外に出ていることにも驚いた。雨の多いこの場所で、こんな陳列をしていて大丈夫なんでしょうか? 並んでいる本を見てみると、かなりボロボロ〜。もしかして雨ざらし? いくら古本といってもなぁ。日本じゃありえん……。
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本屋さんの横には雰囲気のいい路地が下まで続いていました。
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メインストリートの様子。
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ほのぼのとしたパブの看板。
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メインストリートから続く歩行者天国。
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町のはずれに建つビール醸造所。
ルイスは南イングランドの中では比較的大きな町のようだけど、住み心地がよさそうなのんびりとした雰囲気の町でした。
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