世界遺産　セーヌ河岸　クルージング

2010/08/12 - 2010/08/18

パリの街を２分するように流れるセーヌ川、その中にぽっかり浮かぶシテ島がパリ発祥の地。
今から約２２００年前にケルト人? ガリアの漁民パリジィ族ががシテ島に定住したのがパリの始まりとされています。
そのシテ島に紀元前５２年ローマの人々がローマ都市ルテティアを築いてから、パリは歴史的にも文化的にも大発展をしていきます。
セーヌ川に架かるシュリー橋からイエナ橋までの約８キロほどの間にパリを代表する歴史的建造物が建ち並び世界遺産に指定されています。
そんな歴史的建造物をセーヌ川から眺めるクルージングに行ってきました。
ナイトクルーズのつもりで７時過ぎに乗船したのですが、白夜のパリ船からのライトアップされた光景は見ることができませんでした。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船

予約していたセーヌ川クルージングの乗船場所はエッフェル塔の前

パリに到着の初日からヴェルサイユ宮殿で歩き疲れたため、ホテルにチェックイン後、シャワーを浴びて小休止して、メトロに乗ってエッフェル塔に向かったのですが、７時を過ぎてもまだ明るく日が沈む気配はありません。

クルージングはまずセーヌ川を上流のシテ島に向かって上っていきます。

約１時間のクルージングですが左側の席を確保したのでルーブルのある右岸を見ていくことになります。

まず一つ目の橋が見えてきました。

このアルマ橋の下をくぐる環状道路のトンネルの中であのダイアナ妃が交通事故で亡くなっています。事故現場の上にあたるアルマ橋の北側にあった「自由の炎」はダイアナ妃を悼むモニュメントとなり、世界各国から訪れる人の花束・メッセージなどがたえないそうです。

次の橋はアレキサンドル3世橋

セーヌ川に架かる橋の中では一番豪華絢爛な橋です。

ここからではよく見えませんが、橋の左側にはグランパレとプチパレが向かい合って建っています。

ルーブル宮殿が見えてきました

ルーブル美術館は明日見に行く予定です。

大型のクレーンのブームが見えています。
改修工事でも行っているのでしょうか。
タワーがブルーでブームが赤と白のトリコロールカラーに塗り分けられています。

セーヌ川から見上げるルーブル美術館でかいですね。
翌日訪れて、その大きさをさらに実感することに。

シテ島が見えてきました。

この橋は、ポン・ヌフ
１６０７年建造のパリ最古の橋

シテ島の銅像の前のファミリー
笑顔で手を振ってくれました。

目の前に座っていたインド系の少女
整った顔をしてますね

Nのマークの入ったこの橋はサン・ミシェル橋
１８５７年に架けられた３連アーチの橋です。

ノートルダム寺院が見えてきました。

こちらも明日朝一番で見に行く予定です。

ノートルダム寺院　見る角度によって全く違いますね。

船はサン・ルイ島の先でＵターンして戻ります。

帰りは船尾に移動して両側光景をウォッチング

こちらでは大勢の人たちがフォークダンスのようなダンスを踊っています。

サン・ルイ島越しに見える尖塔はノートルダム寺院

サン・ルイ島も、シテ島と並ぶ「パリ発祥の地」。古くから大貴族や著名人が邸宅を構える最高級住宅地として知られ、世界的大富豪ロスチャイルド家もここにあり、女優の岸恵子さんここに住んでいます。

こちらでも手を振ってくれています。
パリジェンヌは意外に気さくのようですね。

帰りは、先ほどとは逆のエリアを見ていきます。

この橋、かなり重厚な感じ

どちらを見ても歴史的建造物
川岸に建ち並ぶ光景が世界遺産なので当然でしょうか。

セーヌ川に架かっている橋を見るだけでも充分楽しめます。

橋の欄干の下のアーチ部分に並ぶ顔
すべて口をあけているのでこれもガーゴイル？でしょうか
ここから橋に降った雨水を排水しているのかな？

もともとフィリップ4世の宮殿だったコンシェルジュリー は、14世紀後半から牢獄として使われていました。

18世紀のフランス革命の際には、多くの王族、貴族などの旧体制派が収容され、当時はその牢獄に入るとかならず死刑になるというので「死の牢獄」「ギロチン控えの間」と呼ばれていたそうです。
マリーアントワネットも処刑される前の2ヶ月間はここに投獄されていたとか。

円形にせり出した部分にはベンチがあります。

ドーム型の屋根はフランス学士院

芸術橋と呼ばれるポン・テザール
歩行者専用でピクニックの名所だとか
橋の欄干には無数の錠前が付けられています。
カップルがここに鍵を付けると結ばれるとかの都市伝説の影響だとか。

再びルーブル美術館

こちらは3日目に訪れる予定のオルセー美術館

建物は1900年のパリ万博に合わせて建設されたもので、オルレアンやフランス南西部へ向かう長距離列車のターミナル駅と併設ホテルだった建物。
内部は撮影禁止でした。

赤いクラシックな車を積んだ船。
セーヌ川に係留されている船には、人が住んでいるものをたくさんあります。
船上生活者は日本とは違って裕福な人が多いそうです。

背中に翼の付いた女神像

こちらの橋は屋根がかかっているのでしょうか？

橋の袂から見上げるエッフェル塔

セーヌ川のクルージング
ナイトクルーズのつもりでしたが、黄昏時の中途半端な時間のクルージングとなってしまいました。

この旅行記へのコメント （4）

• たらよろさん 2010/09/27 19:50:21

  手を振ってくれるんだ。。。

  こんばんは〜〜ぬいぬいさん。
  
  セーヌ川クルージング、
  1人たそがれるおじ様って感じで素敵じゃないですか〜
  しかも、フランスセーヌ川にて、、なんて。
  
  皆船に向って手を振ってくれるんですね〜
  何となくフランスの人のイメージから
  そういうのはないのかな？？って思い込んでいたのですが嬉しい☆
  
  セーヌ川クルージングは左側の席がいいんですね。
  もしいくことがあればそのときのために思えておきます。
  そしてダイアナさんの死。
  もうカレコレ15年ほどの年月が経つのかな？？
  私ダイアナさんがすごく好きだったからショックだったなぁ。。。
  この橋を潜る時は感慨深くなりそうだわ。
  
  　　たらよろ

  ぬいぬいさん からの返信 2010/09/29 06:08:11

  パリジェンヌが笑顔で応えてくれました

  たらよろさん　　おはようございます
  
  セーヌ川のクルージング
  途中サンルイ島の先でＵターンするので、川上りと川下り
  両方楽しめますが、ノートルダム寺院だけが左側の席でないとみることができません。
  
  パリの一人旅は圧倒的に女性が多くて、オヤジの一人旅には合わないみたい。
  ダイアナさんの亡くなったトンネルは、モンサンミッシェルの帰りに通りました、こんなところで事故起こすかなと、不思議に思うようなまっすぐの道でした。
  もうあれから１５年もたつのかなあ・・・

• トラッキー☆さん 2010/09/22 21:43:14

  セーヌ川クルーズ

  ぬいぬいさん、こんばんは☆
  
  セーヌ川クルーズ、ちゃんと左側の座席を確保しましたね。
  右側だったので、ノートルダム大聖堂はまったく見えず・・・ノートルダムで川が分かれるなんて、知らなかったよ〜。
  
  セーヌ川クルーズで、歩かずして歴史的建築物がいっぺんに見れちゃうからいいですね。
  橋の上の人の笑顔がいいな。
  
  とら＠高松

  ぬいぬいさん からの返信 2010/09/23 20:09:17

  讃岐うどん　堪能したかな？

  とらちゃん　こんばんは
  
  旅先の高松　讃岐うどんのお味はいかがでした？
  直島の旅行記楽しみにしてますね。
  
  ところで、ここ一番の大事なときに阪神連敗して
  今頑張らずに、いつ頑張る！
  と檄を飛ばしていましたがようやく勝ちましたね。
  まだ十分優勝圏内
  
  頑張ってもらわないとね。