香港SAYONARA？　1995

1995/07/13 - 1995/07/16

「１９９７にはこの灯も消えるね」
そんな歌をＫＡＮが唄っていた。
返還前に１度行っておこうよ。
ということで、
木曜日早退、金曜日欠勤、
あとは土日を利用した、
短いツアーに申し込む。
頭の中では、
KANの「香港SAYONARA」が流れっぱなし。



古い旅行記はどれも、
アナログなカメラで撮った写真を、
低い精度でスキャンした画像です。
見づらくて申し訳ない。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

夕方成田を発ち、夜に香港へ着く。
現地係員の人が迎えてくれ、
その日はそのままホテルへ。
香港でショッピングをするなら、
九龍がメインだが、
私達のホテルは、その南に浮かぶ香港島、
地下鉄のFORTRESS HILL駅近くの、
ニュートンホテルだった。
特にいいホテルではないけど、充分です。
駅から近いし。
ただ、
「ハーバービュー」
とパンフレットにはあったけど、
ビルとビルの間から見える、という感じ。

香港のツアーは、
全日フリーの方が高い。
だから私達は、
香港が初めてというのもあって、
半日観光が付いたツアーに参加。
いくつかのツアーの日本人を、
まとめて請け負うみたいで、
順番にホテルを回り、
１０人程をバスに乗せて出発。

タイガーバームで儲けた人が築いたという、
オーブン・ホー・ガーデン、
香港随一のビーチリゾートである、
レパルス・ベイを観光するが、
うーん・・・この趣味の悪さは・・・。

ガイドブックで読んだ通り、
漢方薬のお店に連れて行かれる。
「玄関で何時に集合」と言い残し、
ガイドさんは消えてしまう。
何故、
観光がついてるツアーの方が安いかというと、
こういうことです。
私達の一行は狭い部屋に閉じ込められ、
まず、白衣のおじいちゃんが、
日本語で次々と薬の説明をしてくれる。
終わると、女性店員が何人も、
トレイに薬を乗せて来て、
営業を始めるのだ。

昼食は飲茶だということで、
かなり楽しみにしてたのだが、
もうメニューは決まっていて、
大皿で出された物をみんなでつつく。
ワゴンで運ばれて来た点心を、
好きなのだけ選ぶ、
っていう飲茶がしたかったのに。

次行く時は、
多少高くても全日フリーにするぞ。
初めての人は、話の種に、
１度くらい観光してもいいと思うけどね。

移動には地下鉄を利用。
香港らしいデザインのプリペイドカードがあって、
便利だしお得。

ピークトラムというケーブルカーで、
ビクトリアンピークへ。
夜景を観た後、
秦の始皇帝時代みたいな衣装を着て、
写真を撮る。

夕食はホテルの近くで、
「地球の歩き方」に載っていた、
裏通りの庶民的なお店へ。
閉店間際で、
観光客より地元の人っぽいお客さんばかりだったが、
適当に入ったわりに、
美味しくて安くて当たりだった。

香港へ何度か行ったという友達から、
女同士だったので裏通りは怖いし、
汚い通りは苦手だから、
メインストリートしか歩かなかったと聞いていた。
でも、面白いじゃん！香港の裏通り！
治安面も、不安はなかったよ。

前日の夕食に続き、
昼食は「地球の歩き方」に載っていた、
裏通りの庶民的な食堂へ。
「地球の歩き方」は口コミ情報満載で、
旅行した人の経験談や、
穴場の安いお店が紹介されている。
観光客らしい人も見あたらなくて、
香港の人の生活に触れたみたいで嬉しかった。
香港なんて、日本人が多いから、
大きなお店では日本語も通じたりするけど、
裏通りのそのお店は英語も通じないので、
注文するにも一苦労だった。
そのお店が載っているページを開き、
お薦めの麺料理の名前と写真を、
指して注文したら解ったらしく、
店員さんは奥へ行った。
しかし、出てきた料理は、
なんか違うんだよなあ・・・。
でも、美味しかったからいいか。
そういう失敗も楽しいよね。

プラネット・ハリウッドへ。
世界のあちこちに支店があるけど、
ハリウッド映画の小物とか、
ハリウッドスターの身に付けた物、
等などが展示されている。

前の写真は、
「ウェインズ・ワールド」の白いギター。

この写真は、
ブルース・ウィルスが、
「ダイ・ハード」で着てたシャツ。

壁にはスター達の手形が並んでいる。
（次の写真）
ブルース・ウィルスや、
ウーピー・ゴールドバーグの手形もあった。

旅行中、北京ダックは食べようと決めていた。
予約が必要ということで、
街を歩いている途中で直接お店に行き、
夕食の予約をしておいた。
ハーフでは頼めないお店だったので、
丸ごと１羽の注文で、
２人では食べきれない程の量。
日本語を話せるボーイさんに相談し、
北京ダックの一部を、別の料理に使ってもらったり、
他、数点にしぼって頼む。
もっと色々食べたかったんだけどね・・・。
中華料理はやはり、大人数で食べるに限るね。
焼けたダックをワゴンで運んで来ると、
目の前で切ってくれる。
観光客にはボーイさんが、
「ほら、一緒に写真を撮りなよ。」
てな感じで勧めるので、
恥ずかしかったけど、お願いした。
結局食べきれなかったけれど、
どの料理も美味しくて満足だったので、
チップをはずんで帰る。

旅行中ほとんど曇り空で、
雨に降られたりもしたのに、
帰国の日にこの快晴。
ちょっと悔しい。

食べたい物は色々あったのに、
自分たちで摂れる食事が３回だけだったので、
次は食事だけしに来たいものだ。

とりあえず、香港SAYONARA。