2010夏、チュニジア旅行記(7/34)：7月8日(6)：チュニス旧市街・メディナ、市場、フランス門、大聖堂

2010/07/07 - 2010/07/12

世界遺産に登録されている、チュニス旧市街のメディナ紹介の締め括りです。泊ったホテルからフランス通りを歩いて10分程の距離でしたから、チュニス滞在中、何度か足を運びました。

エリア チュニス(チュニジア)

• 交通手段: 観光バス

メディナ内の中央市場と呼ばれる区域のようです。通路脇の両側に隙間なく店が並び、品物で溢れていました。

店先の光景です。左手にはバッグ、手前あたりにはスリッパや皮で編んだサンダルなどが並び、奥には焼物や飾りのパネル等がありました。

持ち帰るのに手頃な大きさの品々が並べられていました。私は買いものの予定がありませんでしたが、ついその気になりそうな品揃えです。

大切な贈りものに使う籠のようです。中の品を惹きたてるための繊細な飾りが付いた籠でした。結婚式などにも使われるのでしょう。

アラビア語で市場のことをスークと呼ぶようです。英語のマーケットの同義とされます。その起源は、砂漠のキャラバンが通る街外れに定期的に立った、交易の市が始まりとされます。

かなり大きな建物です。中には入りませんでしたが、この中に商店がひしめいているのでしょうか。あるいは、別の目的の公共施設でしょうか。

店番のお兄さんが、少し手持無沙汰のようです。雑貨品に近い品が並んでいました。入口横の品は『砂漠のローズ』です。生成にはいくつか説がありますが、砂漠から浸み出した水分が、砂の周りのミネラルを溶かして形成されるとも言われます。あちこちの店先で見ました。

メディナの市街光景です。左手には工事中の建物、右手には広い石段が付いた、公共施設らしい建物がありました。

アーチ形のトンネルを持った建物が見えてきました。そのトンネル部は、通路であると同時に、両脇が商店でした。

市場内の天井光景です。石をくり抜いたような質感の天井でした。年代を経たものに間違いないようです。

両側から建物が迫った、メディナの市街光景です。どの建物も、1階はお店になっていました。建物の影になり、暗くなっていた通りです。

チュニジア南部はサハラ砂漠、ラクダは欠かせない交通、運搬手段です。縫い包みのお土産でも一役買っていました。

今写真を撮っている場所は、少し広くなってい案したが、その先には昔ながらの小路です。混み合わない日陰で、小休止の人達もいました。

周りの建物より新しい、4階建てのチュニジアンブルーの建物です。建物の1階部分は、衣料品のお店でした。

暑さ避けに天井に渡された布です。チュニスの最高気温は34度Cから14度C程度、最低気温は23度Cから7度C程度と、温暖な気候です。降水量は多い月でも50ミリ程度、ほとんど降らない月もあります。雨避けも日除けも比較的簡単に済みそうです。

両側から建物が迫った、メディナの街並み光景です。手が届かないような位置まで品があります。かぎ棒を使って上げ下ろしするのでしょう。

装飾品を並べたお店です。青色の首飾りなどは、トルコ石、ターコイズが使われているのでしょうか。アフリカ北西部のモロッコからチュニジアにかけて東西に伸びるアトラス山脈が生産地のようです。

幾重にも品が重なって吊り下げられていました。カラフルな彩色をした革製品が多いようです。帽子やバッグなど様々です。

真下から眺めらメディナの古い建物です。1階部分は外壁修復工事で白くなっていましたが、2階から4階まではレンガ造りの地肌が見えていました。

同じく真下から見上げた古い建物の光景です。その昔、行政等に重要な施設だった建物かも知れません。

商店街の光景に戻ります。日本人観光客が増えた影響でしょうか、日本語の呼び込みが飛び交っていました。日本語で駄目なら中国語と言った具合です。

照明器具や焼物、飾りの品などが並んだお店です。照明器具などはアンティークな雰囲気の品もあるようです。

チュニジアの民族楽器のようです。上面にカラフルな絵が描かれた皮が張ってありました。細くくびれた下部を足で固定して叩く、打楽器でしょうか。

ラクダに乗ったアラブの王子様と言った感じの人形です。これでメディナ見学はお終いです。宿泊のホテルまでは歩いて10分少しの距離でした。

フランス門です。メディナの入口になるシンボルです。この日の自由時間の後の再集合場所でした。多分、フランス統治時代の建物です。

同じく正面から眺めたフランス門です。初代大統領の名前を冠して、ブルギーバ門とも呼ばれているようです。今は取り壊されて残っていませんが、城壁があったようです。

メディナからホテルに向かう途中での撮影です。フランスのシャンゼリゼ通りに模した大通りの光景です。シャンゼリゼ通りはマロニエ並木ですが、こちらは別の樹種です。ジャスミン並木だったようです。

フランス通りは、チュニジアの初代大統領のハビーブ・ベン・アリー・ブルギーバの名前を冠して、ブルギーバ通りとも呼ばれます。ブルギーバ大統領は、トルコ建国の父、アタチュルクとも比肩されます。

左手に立派な建物が見えてきました。キリスト教の大聖堂です。チュニスではイスラム教徒キリスト教が並立していました。

真下から見上げた大聖堂の光景です。まだ両替が出来ていませんので、ホテルにチェックインした後は、両替店探しです。残念ながら銀行などは閉まっていましたので、翌朝の両替店探しとなりました。