2010/04/28 - 2010/04/28
66位(同エリア265件中)
キートンさん
5日間のグランドサークルのツアーの4日目。
今日は「モニュメントバレー」を出発し、キャニオンの中に「ベタテキン」と呼ばれる住居跡が残る「ナバホ・ナショナル・モニュメント」に寄ります。
その後、「グレンキャニオンダム」を少し見学し、ページの町から写真家を魅了する「アンテローブ・キャニオン」を訪れるツアーに参加します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- 大韓航空
PR
-
連日で日の出ツアーに出ていたので、アラームが鳴るより早く目が覚めてしまいます。
6:10、夜明け前。
バルコニーに出ると、うろうろしている野良犬に吠えられ難義をする。 -
6:30、空もだいぶ明るくなってきました。
-
メサとビュートが見える方向から日が昇りそうです。
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日が昇る方向には厚い雲が太陽を遮っているようです。
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雲の向こうから顔を出した太陽。
今日の日の出はイマイチでした。
そうそう最高の日の出が何度も見られるわけではないようです。 -
各自適当に朝食を済まして、7:30「グルーディングス・ロッジ」を出発。
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30分ほどで「ケイエンタ」という町に到着。
スーパーでしばし休憩。
どうでもいいけど、凄い風。
駐車場に置いてあった買い物カートがひとりでに走りだしてしまうほどデンジャラスな状況です。 -
「ナバホ・ナショナル・モニュメント」へ向かう道。
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9時過ぎ、「ナバホ・ナショナル・モニュメント」のビジターセンターに到着。
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近くで発見された恐竜の足跡。
それほど大きな種類ではなさそうです。 -
なるほど、「スモール・ダイナソー」でしたか、犯人は。
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岩盤の上の園路を歩いて行きます。
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よく整備された園路。
先ほどまでの強風はわりとおさまっていました。 -
約10分程度で展望台に到着します。
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キャニオンを見渡す展望台。
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イチオシ
キャニオンの対岸に大きなくぼみががあります。
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キャニオンの上流側。
そんなに奥深くはないようです。 -
対岸の大きな窪みに何かありそうです。
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「ベタテキン」と呼ばれる13世紀に建設された住居跡で、20余りの住居に100人余りの人が住んでいたようです。
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「アナサジ」と呼ばれる部族が住んでいたそうですが、ここに住んでいたのは50年ほどの短い間とみられ、なぜ彼らがここを出て行ったのかは、彼らが文字を持たなかったこともあり今でもよくわかっていないようです。
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この住居跡には容易には行けないようですが、グランドサークル内には世界文化遺産にもなっている「メサベルデ国立公園」があり、もう少し規模の大きい「アナサジ」の住居跡にレンジャーツアーで見学ができるようです。
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ビジターセンターには、ちょっとした復元住居や「アナサジ」の資料が展示されています。
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10時頃、「ナバホ・ナショナル・モニュメント」を出発し、レイクパウエルの近くの町「ページ」を目指します。
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立ち寄ったページのスーパー。
一日何百キロと走るのでガソリン補給も頻繁になります。 -
「アンテローブ・キャニオン」へのツアーの出発まで少し時間があるので、近くの「グレンキャニオンダム」に寄りました。
高さ216m、幅475mの巨大なダムの主目的は、水資源や洪水対策というより下流にあるレイクミードの沈殿物を軽減することだそうです。 -
このダムできたことにより、その上流には広大な「レイクパウエル」が出現しました。
その不思議な景観は「猿の惑星」等の映画のロケでも知られますが、残念ながらここからはその景観を見ることはできません。
「猿の惑星」↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=do_pHzBwN8M&feature=related -
下流側に目を移すと深さ約300m、幅約400mのキャニオンが見渡せます。
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真下にはコロラド川を下る川下りのボートが見えます。
コロラド川の川下りは数日を要するそうです。 -
コロラド川のカーブ。
この辺りはわりと緑も見られます。 -
12:30頃、こんな車に乗って「アンテローブ・キャニオン」へのツアーに出発します。
時刻は11:30だったかもしれません。アリゾナ州は地域によって夏時間を採用したりしなかったりで非常にややこしいのです。 -
砂漠を疾走するツアー車。
結構スピードを出すし風も強いので帽子など飛ばないか気を使います。 -
15〜20分で「アッパー・アンテローブ・キャニオン」の入り口到着。
「アンテローブ・キャニオン」には「アッパー」と「ロウアー」の2カ所が知られていますが、「アッパー」の方が内部が広く歩きやすく太陽の光線が届きやすいようです。 -
イチオシ
中に入ると想像以上に内部は広いです。
太陽光線が下まで届く正午前後に人がどっと訪れるので、割と混雑していて人を入れずに写真を撮るには苦労します。 -
鉄砲水が削る比較的柔らかい砂岩の造形はかなり複雑で、表面は独特の線模様を描いています。
-
太陽が南中している時間帯は、光線がスポットライトの様に差し込みます。
「アンテローブ・キャニオン」は比較的最近、逃げた羊を追いかけていた少女が偶然発見したという説もあるようですが、インディアンは昔からここの存在を知っていて、夏でも涼しいのでお肉などを上の割れ目から吊るして、冷蔵庫代わりに利用していたとのことです。 -
これはJ氏の撮影。
最も混み合う時間帯なので、素早く写真を撮ってしまわないと他のグループに迷惑がかかることもあります。
J氏はここぞと思うアングルを見つけると、数人分のカメラでまとめて一気に撮ってしまうことも。
カメラマンの「助手」といったところ。 -
「スポットライトを浴びる助手」
あるいは
「UFOにさらわれる助手」
J氏は「助手」にとどまらず自ら被写体にもなってしまいます。 -
イチオシ
「助手」はさらに足もとの砂を上方に投げ上げ、砂の滝を演出しました。
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「第二の砂の滝」
ここではなにかと「助手」は忙しい。 -
非常に狭くなった箇所には、上部にはさまってしまった流木。
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上部のわずかな割れ目から砂が降ってきて、帽子や肩に積ります。
今日は風が強いので特に砂がたくさん舞っています。
ハードコンタクトレンズの私はこんな時のために防塵メガネを装着していましたが、これがなかったら観光どころではなかったかもしれません。
ここではコンタクトレンズの人は要注意です。 -
「二つの窓」
-
ちょっと明るさが増してきたよう。
もうすぐ出口。 -
反対側に出たところ。
ここも結構混み合っています。 -
上流で大雨が降ると、雨がここに集まって「アンテローブ・キャニオン」の中は鉄砲水で逃げ場がなくなるわけですね。
1997年には「ロウアー・アンテローブ・キャニオン」で鉄砲水によって11名が死亡する事故が起こったそうです。 -
復路も同じところを通って戻ります。
太陽光線が細いビームとなって壁面を照らします。 -
「流木のある風景」
滝がなくてもそれなり絵になります。 -
最初の入り口に近付く頃、なぜか急に人が少なくなってきました。
こうなると写真撮り放題。
と思いきや、なんだかカメラの調子が・・・ -
「アンテローブ・キャニオン」を出たところ。
みんな降り積もった砂を払い落す。
それ以上に困ったことには、舞っていた細かい砂により正常に動かなくなったカメラが多数発生。
私のカメラはレンズ蓋が正常に閉まらなくなったものの、撮影には影響なさそう。 -
砂岩の岩肌。
-
再び疾走するツアー車。
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14:30頃、少し遅めの昼食は「タコベル」にて。
「タコベル」はメキシコ風ファーストフード店といったところか。
不調におちいったカメラを救うため、J氏は「ウォルマート」でスプレー式のブロワ(という表現が適当かは疑問)を2〜3本購入。
各自カメラのメンテに必死になっていたため昼食が遅くなってしまったというわけです。
腹ごしらえが済んだら、いよいよ「グランドキャニオン」に向けて出発です。
彫刻の大地グランドサークル2010 / 6日目(4/28) 後編に続く
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2010/05/20 13:57:02
- 砂の滝は...
- キートンさん、この砂の滝という発想は素晴らしい!です。
細かい砂なので、こんな風にきれいに滝のように見えるんですね。
どのくらいの分量の砂を上から流しているんでしょう。
想像するだけで、きれいだなと感じることが出来ます。
砂は熱し易く、冷め易い性質があり、砂丘が大好きなにとっては、とても身近かに感じられます。
まだ、アメリカの国立公園には行ったことがありせんが、ゆっくり拝見します。
- キートンさん からの返信 2010/05/20 19:24:53
- RE: 砂の滝は...
- こんにちは、belleduneさん。
掲示板に書き込みありがとうございます。
「アンテローブキャニオン」は最近特に人気上昇中のようで、今回のツアー参加者の中にも一番楽しみにしていた訪問地としてここを上げる人もいました。
砂漠の中の洞窟といった感じで、鉄砲水で削られた砂岩の造形と差し込む太陽光線によって芸術的な光景が見られます。
足もとに溜まった砂をガイドが手のひらにすくって投げ上げていたのを見て、最初はいったい何をしているのがさっぱりわかりませんでしたが、気が付いてみると「砂の滝」ができていました。
そんな「滝」なので10秒ともたない滝ですが、その束の間のショーをみんな必死でカメラにおさめていたというわけです。
5日間のツアーで訪れた6つの国立公園をはじめ、約10か所の訪問地の中でも「アンテローブキャニオン」はちょっと異色で独特でした。グランドサークルの自然の多彩さを感じる場所でした。
キートン
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