2010/04/27 - 2010/04/27
114位(同エリア499件中)
キートンさん
5日間のグランドサークルのツアーの3日目。
午後、「メキシカンハット」を経由して、「アメリカの原風景」と言われる「モニュメントバレー」を訪問します。
ここはナバホ族居留地で、ジョン・フォード監督の西部劇をはじめ、多くの映画やCMなどでお馴染みの印象的な光景が見られます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- 大韓航空
PR
-
一行はユタ州から一路アリゾナ州を目指します。
-
14時過ぎ、不思議な地層が見えるところで一時停車。
-
遠くに妙な岩が見えてきました。
-
「メキシカンハット・ロック」
その奇妙さは「バランスロック」の比ではない。
まるで誰かがクレーンで平たい岩を置いたかのようだ。
いや、きっとそうに違いない・・・ -
「ガンプヒル」
映画「フォレスト・ガンプ一期一会」の「なんでやねん!」とつっこみたくなる問題のシーンで登場します。そもそも手ぶらでそんなことよく続けてこれたものだ。↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=BwpBmjP3djg (6分過ぎのシーン)
フォレスト・ガンプの一生はなんだか都合よくうまくいきすぎていて面白くないけど、ゲイリー・シニーズ演じるもと中隊長の生き様が個人的には印象に残ってます。
ゲイリー・シニーズといえば、監督と主演をこなした「二十日鼠と人間」という作品が強烈な余韻を残した。 -
15時過ぎ、今夜宿泊の「グルーディングス・ロッジ」に到着。
ここは、つい最近まで園内唯一の宿泊施設でしたが、2年前ビジターセンター付近に「ザ・ビューホテル」ができてやや影が薄くなった感も。 -
部屋のバルコニーから。
距離がありますが、メサやビュートが眺められます。 -
バルコニーから見える、メサとビュート。
-
「グルーディングス・ロッジ」
泊ったのは中央の建物の1階の部屋でした。 -
レストランに上がる階段からの風景。
-
16時、大型の4輪駆動車によるバレーツアーに出発。
最初は「ホーガン」と呼ばれるナバホ族の伝統的な家を訪問。
外観は泥を塗り固められています。 -
中に入ると木材で組まれた構造になっています。
写真は天井の組み方。 -
ナバホ族の生活を見せてくれる女性。
気になるのは写真右側の赤ちゃんを背負う「しょいこ」のようなもの。
頭の防護は良いとして、他が無防備でかわいそうな状態に見えるのだが・・・ -
これは納屋なのかな?
かなり簡素な造り。 -
舗装道路の終点。
建物は「ザ・ビューホテル」。 -
イチオシ
そこから見える3つのビュート。
「モニュメントバレー」を代表する風景のひとつです。
左から「レフト・ミトン」、「ライト・ミトン」、「メリック・ビュート」
曇天で日差しがないので陰影に欠けていて少し残念です。 -
「レフト・ミトン」
すなわち左手袋。
つまり、あの細いのが親指ってわけか。 -
「ライト・ミトン」
レフトもライトも地上高330m以上あるという。
つまり東京タワーとほぼ同じ。
距離感覚が麻痺しそうですが、近そうに見えてかなり遠くにあるようです。 -
見る方向によりキューピーが寝ている姿に見えるという「キャメル・ビュート」。
未舗装の砂地の道を行きます。
車はオープンデッキなので、特にハードコンタクトの私は砂塵をさけるために工事現場作業用の防塵眼鏡を用意していました。
これがなかなかの活躍。 -
「ジョン・フォード・ポイント」
ナバホの文化を尊重しこの地に移り住んだ白人ハリー・グルーディングが大恐慌の折にこの地の優れた景観をハリウッドに売り込みに行った。その写真が巨匠ジョン・フォード監督の目にとまり、数日後にはバレーに映画の撮影隊が乗り込むことになる。
その映画で「モニュメントバレー」の景観は世界に知られ、一人の無名の男を後の大スターへと押し上げた。
その作品は「駅馬車」、男の名は「ジョン・ウェイン」。
とりわけウェイン演じるリンゴ・キッドの登場シーンは鮮烈です。
遠目からわざと一旦ピントをぼかしておいてアップにしながら最後にピントを合わすという心憎い演出。
ちなみに1939年の作品。つまり戦前です。 -
「ジョン・フォード・ポイント」からのビュート群。
「駅馬車」と並ぶジョン・フォードの名作「荒野の決闘」もモニュメント・バレーで撮られました。↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=NpyvoIdzZGI
ラストの決闘はあの有名な?「OK牧場」。 -
未舗装の道路に巻きあがる砂塵。
-
ロバート・ゼメキス監督も「モニュメントバレー」がお気に入りだったのだと思います。
前述の「フォレスト・ガンプ一期一会」の他に「バック・トゥー・ザ・フューチャー3」でもこの地でロケをしています。
https://www.youtube.com/watch?v=63KOboifCig
19世紀にタイムスリップしたマイケル・J・フォックス演じるマーティは西部の舞台では「クリント・イーストウッド」と名乗り「荒野の用心棒」ネタをやります。「荒野の用心棒」はマカロニウエスタンブームの火付け役であるとともにクリント・イーストウッドの初期代表作。しかし、黒沢明監督の「用心棒」のそっくりそのままの西部劇版であり著作権が問題となりました。
「用心棒」の三船敏郎演じる「侍」ネタをクリント・イーストウッドが「ガンマン」にアレンジして、過去に行った「現代人」マイケル・J・フォックスがパロディにしたわけ。
もとをたどればやはり黒沢は偉大だ。
「モニュメントバレー」と黒沢明の意外な関係でした。
って、ほとんど関係ないやん!
http://www.youtube.com/watch?v=WzFq5hOlZ5s&feature=related
https://www.youtube.com/watch?v=ssWoAeGUHmI -
「スリーシスターズ」(3人の尼さん)
左の一人は胸に手を当てているのがわかりますが、残りの二人は・・・
やはり大きな「W」の「ウエルカムロック」の方がしっくりきます。
もしくは反対側から見て「VW」(フォルクス・ワーゲン)。 -
「乗馬をする3人の尼さん」
めちゃくちゃ無理がある・・・
「乗ってる」というより尼さん空中じゃん!
後から写真のタイトル考えるのも苦労するのです。 -
「ジョン・フォード・ポイント」にいたワン公。
とても行儀がよろしいのです。
水筒のお水が欲しくておねだり中。 -
「ジョン・フォード・ポイント」から「ノースウインドウ」に移動中の車から。
近くでメサを見るとホントにデカイ。 -
私たちが乗っている4輪駆動車。
運転手はナバホ族の人なので、事前にJ氏から「ヤッテヘ」(こんにちは)、「ハコネ」(さようなら)、「アヒエヘ」(ありがとう)程度のナバホ語はレクチャーを受けていました。 -
「ノースウインドウ」からの風景。
-
ブーツの形をした巨大岩。
いちびりが何かやっているようですが無視しときましょう。 -
「アーティスト・ポイント」
なんだか怪しい雲行き。
もう少し太陽光線の演出がほしいところです。 -
とても写真では伝わらないスケール感。
実際に現地に立ってもメサやビュートがどのくらいの距離にあるのか把握しづらいです。 -
「グルーディングス・ロッジ」に帰ってレストランでの夕食。
T氏が無謀にも名物「ナバホタコ」のラージを注文。
あまりの大きさに思わず写真を撮ってしまったものの、比較するものが写ってないのでわかりづらい。
私も「ナバホタコ」のレギュラーを注文するも、2/3くらい食べたところでギブアップ。
なお、みんなが残した料理をことごとく平らげていったJ氏の胃袋は日本人とはサイズが違うようだ。
「ギャル曽根との対決を見てみたい」と思ったが「彼女には負ける」とJ氏。
アメリカ人なのにギャル曽根を知っているところがまた凄い。 -
夕食を終えて外に出てみると日が沈んだところ。
-
夕闇せまるメサとビュート。
-
少し焼けた空。
明日の朝は部屋にいながらにして日の出が見れます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ElliEさん 2010/09/10 12:11:03
- ナバホ族の挨拶
- キートンさん、こちらにもお邪魔してます。
8月に、グランドサークルを、ほとんど同じコースで回りました。
素晴らしい写真がたくさんですね!
砂塵が舞い上がるビュートの写真は、ゴマ粒のように車が見えていて、
ビュートの大きさがよくわかります。
私も、ナバホ族のツアーに行きましたが、挨拶を教えてもらうというのは、よかったですね!
外国に行くとその国の言葉の挨拶程度は覚えておくようにしているのですが、ナバホの言葉というのは思いつきませんでした!
しまった〜!!
次回行く時のために、メモしておきます!
- キートンさん からの返信 2010/09/11 12:21:38
- RE: ナバホ族の挨拶
- hastingsさん、こんにちは。
モニュメントバレーに向かう道中で、いろいろナバホ語をガイドさんに教えてもらいましたが、結局覚えれた言葉は3つぐらいでした。
ビュートの大きさは遠近感がわかりづらくて、せいぜい高さ100m位かなと思っていたら、東京タワーと同じくらいと聞いてビックリでした。
hastingsさんがモニュメントバレーで遭遇した虹は凄いですね。こんなに幻想的なモニュメントバレーの風景は珍しいのでは?
話は変わりますが、ラスベガスでは「MATURI」を見られたのですね。これって、とても気になってたけど見れなかったショーなんです。演じていたのは日本人なんですか?泊ったのがインペリアルパレスだったので、1〜2分のイメージビデオは見たのですが、欧米人が演出する?「祭」って日本人が見たらツッコミどころがいっぱいありそうで楽しそうに思いました。
個人的には「MATURI」の感想をもう少し聞かせて欲しいなと思いました。
また、おじゃまさせていただきます。
キートン
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