ちょこっと寄り道ソウル2010 / ２日目(4/23) 前編

2010/04/23 - 2010/04/23

ソウル２日目の午前中は、ソウルから電車で約１時間ほどの水原（スゥォン）まで足を延ばします。水原では１８世紀に遷都のために築かれた周囲5.7ｋｍの城壁が残る「華城」（ファソン）を歩きます。

エリア 水原(韓国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: 大韓航空

１泊した「Yim's House」の部屋。
１泊3200円でユニットバス付。
ほとんど寝るだけだったので不満は全くなかったです。
オーナーさんが日本語を話せて、気さくな人で良かったです。

ここを朝７時過ぎに出発。

「鍾路３街」から地下鉄１号線に乗り直通で行けると思っていたら、九老駅で乗り換えないといけないことに、３駅ほど過ぎたところで気付いて折り返しました。
そんなわけでタイムロスして９時過ぎに水原駅に到着。
今日はT-moneyカードの調子が良いようです。

駅を出て左方向に少し歩くと観光案内所があります。
ここでバス乗り場と「華城」を経由するバスのナンバーを書いた紙をくれます。

水原はバスの系統がかなり多いので注意が必要です。

バスで１０分少々で「八達門」に到着。
バスでもT-moneyカードが使えました。

「八達門」から西方向（時計回り）に少し歩くと城壁が始まります。

城壁は山の上の方に延びています。

しょっぱなからえらい上りです。

中腹に城壁を横切る道路があり、沿道には桜も咲いています。

城壁はさらに険しさを増すかのように上に延びてます。

とにかく最初の2〜30分はひたすら上りです。
どちらかというと「城壁歩き」というよりハイキングの様相を呈してきました。

ようやく上りも一段落する頃、ここにも桜が満開です。

ここは「西南暗門」。

ここから城壁が外側に盲腸のように延びています。

その盲腸部分を進みます。

しばらく行くと「華陽楼」で終点となります。

再び「西南暗門」まで戻って来ました。

外側から見る「西南暗門」は曲線状でやわらかな印象を受けます。

門の天井には鮮やかな龍が描かれています。

これは「西鋪楼」。

だったかな？

そう、「華城」（ファソン）は世界文化遺産なのです。

「孝園の鐘打ち」

1000ウォンで鐘を打つことができるようです。

ここで「華城」の入場料1000ウォンを支払いました。

山頂付近にある「西将台」ではたくさんの小学生が遊んでいました。
今日は金曜日なので、遠足で来ているようです。

特にその傍らの「西弩台」は子供たちでごったがえしております。

そんなところを子供たちに占領させておくわけにはいかない。
というわけで私も上ってみる。
そんなところが大人げない。

広場の縁まで行くと城壁内部の街並みが一望のもと。

水原は想像していたよりかなり都会でした。

麓には水原郡の役所ともいうべき「華城行宮」が間近に見えます。
その前面は広大な広場になっているようです。

意外にも巨大な教会の様な建物も見えます。

花の斜面の小径を行きます。

再び城壁沿いに、今度は下って行きます。

膨大な労力をつぎ込み、これほど立派な城郭を築きながら、遷都の直前に正祖が病死したため遷都はかなわなかったそうです。

今度は中学生の団体に飲み込まれてしまった・・・

中学生の団体を右から左に受け流し、振り返るとずいぶん下ってきていました。

今日は遠足がやたら多いようです。
天気は今一つ冴えないけど・・・

おいおい君たちは団体行動しなくていいのかい？

んなことはどうでもよくて、ここはどこ？
「西砲楼」あたりか・・・

しばらく歩いて行くと行く手に門らしきものが見えてきました。

「華西門」。

半円形の城壁が印象的です。

「華西門」の屋根裏。

緑を基調とした装飾がされています。
他の門の屋根裏も同じ様な感じだったと記憶します。

半円形に突き出た部分。

ヨーロッパの建築技術を取り入れて設計されたとあって、どことなく西洋風な雰囲気も漂う・・・かな？

「西北空心墩」

城郭としては高い建物です。
見張り台らしい。

「華西門」から先はほぼフラットな道のりとなります。

城壁沿いは良く整備されていて、気持ちよく歩けます。

建物には龍が描かれていることが多いです。

「長安門」

今度は幼稚園の団体さん。
この階段を下りるのは一苦労ですよね。
お子様用に設計されてないので。

城壁沿いを「華城列車」が通り過ぎて行きます。

「長安門」の屋根にもお決まりのように西遊記の主人公たちがのっかっております。

城壁の外側を歩いてみるのも良いかもしれません。

夜はライトアップもされるようです。

城壁の出っ張ったところには大砲が置いてあったりする。

日本流に言うと「狭間」にあたるもの。

また起伏がでてきました。

この辺りが一番低いところです。

「華虹門」から「北暗門」にかけて。

「華虹門」の下には「水原川」が流れており、「華城」を南北に流れています。

「華虹門」は「華城」を代表する風景です。

城壁の外側には飛び石があったりして川を渡れます。

「北暗門」は間近ですが、昼からの予定を考慮して、ここから水原川沿いに南下することにしました。

「八達門」から「華虹門」まで城壁めぐりをほぼ半周したことになります。

水原川沿いを南下します。

水原川から西に折れて「華城行宮」前にやって来ました。

なにかモニュメントがありますが、どうも「火の鳥」を連想してしまう。

「華城行宮」前の広大な広場。

その広場にはなにやら色々な絵が描かれてます。

「華城行宮」の背後には「八達山」、その山頂に先ほど通った「西将台」が見えます。

ちょうど桜も見頃となっております。

「華城行宮」前は黒山の人だかり。

子供たちは少しでも高い所に乗っかって門の方を見ようとしています。

「武藝24技」

真剣を使った技を披露しているようです。

つまり手前に写っている竹は後に切られる運命にある。

扱うのが真剣なら、やってる本人も真剣。

約２時間ほど歩き回って、再び「八達門」に戻って来ました。

少し急ぎ足でしたが、なかなか楽しいハイキング？でした。

水原のバスはホントに系統が多数あるので、気を付けて乗らないといけません。

系統図で水原駅経由の「Suwon Station」を探すと、50番台もしくは400-1、2-2、990あたりのバスに乗れば良さそうです。

水原駅に到着したのは１２時前。

昼からソウルで重要な予定が入っているので先を急ぎます。

この表示板ではソウル駅の１つ先の「市庁」まで62分。「９老」で乗り換えがあっても１３時過ぎには着くはずです。


「ちょこっと寄り道ソウル2010 / ２日目(4/23) 後編」に続く