神々の島を奏でる足音 in バリ島★2009　04　3日目【バリ島：ウブド&テガララン＆キンタマーニ編】　

2009/04/26 - 2009/05/02

旅行３日目。
前日に購入しておいたウブド行きのバスチケットで、今日はウブドへ日帰り観光へ。
ウブドでは現地にて車をチャーターして効率良く観光することにした。
まず最初に向かったのは、テガラランのライステラス。神の階段の別名をもつ、美しき自然の恵み…幾重にも曲線を描いたその姿は言葉にならない程、素晴らしかった。
そして更に山道を登っていたった先ではキンタマーニのバトゥール山から眺める、バリ島随一の景勝地を堪能。バリが誇る自然の豊かさ、美しさを心に焼きつけ、風の音を感じた。

エリア バリ島(インドネシア)

HOTELから、個人TAXIでレギャン通に位置するプラマ社オフィスまで移動。
本当はメーター制で走行してくれるバリ島内のTAXI会社で最も評判が高いBLUE　BIRD　TAXIに乗りたかったけど、朝なので人気のBLUE　BIRD　TAXIは捕まらず。
個人タクシーは、ぼるのも商売なのか最初っから吹っかけてくるので、おおよその距離を知らないと大損する事も。ドライバーの言い値30.000Rpで乗車しようとした夫を静止して私が20.000Rpで交渉成立した。
(後日、同距離をBLUE　BIRD　TAXIで走ったところ、料金は12.000Rpだったので許容範囲)

TAXIの詳しい口コミはこちらをご覧くださいませ(*^^)v
http://4travel.jp/overseas/area/asia/indonesia/bali/tips/10121488/

プラマ社オフィス前からは、各地へ向かうシャトルバスが発車するので安値で移動できるため、現地・観光客を問わず大人気。
基本的に予約は前日までで、ハイシーズン外なら空きがあれば当日予約も可(電話なら英語orインドネシア語)。
繁華街の旅行代理店ならプラマ社の営業所も兼ねているから、そこで購入してもOKだった♪

当日、プラマ社オフィスに行くのが難しければ、シャトルバスの主な停留所と近隣HOTEL間のピックアップ＆ドロップサービス(有料)もあるので利用しても。

プラマ社 シャトルバス バス系

１階には、すごい声で吠える優秀な強面の番犬が待機。

領収書を見せると手渡させたのはこのカード。
どうやらウブド行きのチケットらしい。

プラマ社 シャトルバス バス系

２階が待合室らしく、怪しげな建物を言われるがまま登っていく。
複雑な造りをしていて、中はまるでアミューズメントパーク。
表に面した手摺の無い螺旋階段の脇には、人間の子供が簡単に入れるサイズの見た事無いほど巨大な鳥カゴが…。

プラマ社 シャトルバス バス系

そのまま探検してみると、まるで小さなジャングルだった。
沢山の鉢植えが所狭しと並べられ、その間には小鳥が吊り下げられていたり…と、オーナーは緑と動物好きな様子。

プラマ社 シャトルバス バス系

探検してもまだ時間があったのでおとなしく待機していると…奥から覗いているアレは何？

プラマ社 シャトルバス バス系

ぎゃっ！恐ろしいほど巨大な青虫の姿がチラリ。
ハッキリ言って相当怖い…この建物は内装から察するに昔、アミューズメント系のレストランだった模様。
それにしても心臓に悪い。

プラマ社 シャトルバス バス系

待ちに待った乗車バスの名前が告げられ、道路を横断する。
西洋人観光客らは手慣れたもので、大きなスーツケース・バックパック・バギーをガンガン積み込んでいく。
なんて言ったって“クタ⇔ウブド”往復１人：100.000Rpだから、少人数ならTAXI移動より断然安い♪
更に往復割引で私たちは１人：80.000Rpだった。

プラマ社 シャトルバス バス系

エアコンがしっかりと効いたシャトルバスに乗車して、目指すは古都：ウブド。

プラマ社 シャトルバス バス系

10：00にクタのプラマ社前を出発して寄り道することなくウブドへ。
到着したのはウブドのプラマ社前で、11：15だった。
シャトルバスを下車した途端に個人白タクドライバーが、わっ！と集まって「１日好きな所へ連れて行ってやるからチャーターしろ」と口々に営業をかけてくる。

島内を幅広く網羅しているのがわかる、プラマ社ウブド営業所の時刻表。
少人数で時間があるなら、バスでの移動が便利かも。
ウブドでは車をチャーターして効率良く観光する予定だったので、ランクルに乗った１人のドライバーと交渉する事にした。
私たちの希望は…
★テガララン(ライステラス)の見学
★キンタマーニの絶景観光＆ランチ
★ティルタ・エンプルの見学
★ゴア・ガジャの見学
★ウブド市場の見学
をして、18：00発のクタ行きのシャトルバスに乗る事。
最初350.000RPから始まった値段交渉をした結果、上手くまとまり200.000Rp(ガソリン代含む・入場料別)で交渉成立。
日本語ガイドは必要無いし、２人でこの価格なら納得のお値段だった。

ドライバーは時々｢コーヒー農園に行かないか？｣と軽い営業をかけてくるけれど、｢No｣とハッキリ言えば無理を言わない人だったのでホｯ(*^。^*)

ウブドの街なかを抜けて北へ、近郊のテガラランと呼ばれる場所を目指す。
テガラランは“神の階段”と呼ばれる棚田が美しいことで有名で、場所によってはCafeでゆっくりお茶をしながら景色を楽しむことも可能♪
今回は、ドライバーにオーダーしていないので立ち寄るのみだった。
ライステラス周辺の道は意外と細く駐車場も無いので、狭い道路の路肩にあるわずかのスペースに車を止めるため、チャーター車の路駐が延々と並んでいた。
交通量も多いので気をつけながら道路を横断すると…

テガララン ライステラス 自然･景勝地

なだらかな山の傾斜に伴って、いくつもの段差が続いていた。
横から眺めると本当に階段に見える。
平らな面積は少なく、近づくと意外に高低差がある事に驚いた。

テガララン ライステラス 自然･景勝地

正面から見ると緑の絨毯がキラキラと輝いて、小さな谷あいに広がる懐かしい風景に心がなごんだ。
数年前に流れていた某カード会社のプライスレスなCMを思い出すけれど、実際は無理な話のようで…ライステラスへ向かう道中、原付や車を運転する外国人をターゲットにした小遣い稼ぎっぽい小規模取締りを何度も目撃。
もしウブドに滞在していたら、そんなに遠い場所ではないので原付を借りてしまったかもしれない。

テガララン ライステラス 自然･景勝地

日本とは違い、三毛作なのでいつでもこの素晴らしい絶景が眺められるのはウレシイところ♪
ウブドの街なかを少し出た頃から気になっていたけれど、山道の両側には何十軒にも渡り同じような工芸品を販売する小さな店が延々と続いていたので、ドライバーに聞いてみると「卸問屋」だそう。
ウブドは芸術・芸能が集中する地域。
あらゆるバリ雑貨の卸店が軒を連ねる一大バリ雑貨卸問屋で、主にバイヤーがガッツリ購入していく大量販売が基本みたい。
ただ、質より量的な商売なのでB級品が多く、もともと安いのであまり値切れないし、いいものを選ぶなら辞めた方がいいとの事。
確かに、こんなにたくさん店があっては見比べて…なんて悠長なことは無理だし、時間も無いのでドライバーがお勧めする“画家が描いたバリ絵画”の専門店にあとで案内してもらうことにした。
そして更に山道をひたすらの車で登って流れる車窓から卸問屋を眺めていると…これはバリ島で販売しているの？と思うアフリカの大自然や民族を描いた絵や人形やヨーロッパ系のクリスマスアイテムなども。
あとで調べたところ、これらは各国のバイヤーが手先の器用なバリ人にオーダーして本国へ輸入し、自国の土産物として販売しているんだとか。
日本土産なのにMade in Chinaなのと一緒の話（笑。

テガララン ライステラス 自然･景勝地

かなり山道を登ったところでバトゥール山周辺の観光起点：ペネロカンに到着。
観光客は入口で通行料１人：5.000Rpの支払いが必要になる。
ペネロカンはバトゥール山のカルデラの屋根の部分にあたり、道沿いには何店舗も絶景展望を売りにしたレストランが営業しているので、そこの１軒でランチを食べる事に。

連れてこられたのは割と大きなレストラン“PANCA YOGA”で、この辺りはランチのみの営業でビュッフェ形式の店が多いとか。
車を降りた途端に物凄い勢いで集まる土産物の売り子たち…商品は微妙だし、値段も超観光地価格っぽいので慌てて建物の中に入った。

ランチタイムより少し早めに到着したので空いていたから、絶景を楽しむため室内より屋外の特等席を確保した。

種類もまぁまぁ多くすぐ補充してくれるので熱々を食べる事ができ、味も美味しかった。
料金は少し高いけれど観光地価格なので、１人：90.000Rp。

【ビンタンビール（大)】27.000Rp
素敵な景色を眺めていたらお酒が欲しくなりオーダー。

絶景を眺めながらのランチは楽しいけれど…標高が高いだけあって、風がびゅんびゅん吹き荒れてるし、とにかく寒い。
屋外で景色を堪能するなら、ストールなど防寒具は必須！

向かいに見えるのは標高1.717ｍのバトゥール山。

モノ静かな姿からは想像できないけれど、バトゥール山は1917年と1926年に大地震＆大噴火を起こし、その爪痕が今も生々しく残っている。

なだらかに広がる裾野を埋め尽くす真っ黒な溶岩と、周辺の緑が対照的な大パノラマ、さすがバリ随一の景勝地を誇るだけあり、ずっと眺めていても飽きることはない。

絶景を楽しんでいたら、ふと下が気になったので覗いてみたところ…おっ！これはヤバイ。
建物の壁面から飛び出る無数の鉄棒とその下は崖になっていて、スリル満点だった。
夜、HOTELに戻ってから気が付いたのは、ランチの支払合計が250.000Rpだったこと…サービス料込でも通常なら200.000Rp強なのに。
景色を見ながら外で食事をしたのでその席料なのか、サービス料が激高なのか、ただボラれたのかわからないけど、やっぱりその場で確認は必須。
このあとは下山してティルタ・エンプルに。
続きは05へ。