神々の島を奏でる足音 in バリ島★2009　07　4日目【バリ島：ウルワツ寺院編】　

2009/04/26 - 2009/05/02

旅行４日目。
昼間はHOTEL周辺をショッピングがてらジャランジャランし、夕方からは昨晩予約した“ウルワツ寺院で夕陽鑑賞＆ケチャックダンス鑑賞＆ジンバランベイでディナー”のカスタマイズツアーに参加した。
ウルワツ寺院はブキッ半島の南西の突端に建てられていて、約70ｍの断崖に力強く打ち寄せる荒波と、息をのむ程美しい夕陽がビューポイントのバリ屈指の観光スポット。
猿が多く生息する事でも有名で、いくら気を付けていても手癖の悪い猿たちに、あっという間にかすり取られてしまうから不思議。突然、隣の人が悲鳴をあげたら…次は自分の番。例に漏れず、夫も猿たちの手中で転がされ…！
感動と驚きのウルワツ寺院観光がスタート。

エリア バリ島(インドネシア)

HOTELで朝食を食べたあとは付近をジャランジャラン。
HOTELからパドマ通方面へ２分、この建物の１階の小さなデスクが昨晩ウルワツ寺院のツアーをお願いした“BALI BUDGET TOUR”。
カウンター業務兼ガイドを少人数でこなしている小さな会社なので、アットホームな雰囲気で無理な営業も無かった。
スタッフは英語のみ対応だけれど、必要であればスタッフの兄弟の中から日本語が話せる人を呼んでくれるそう。
日本人なのに英語を話せることと、夫の名前がバリ語でとある動物の名前と同音というポイントが大層気にいったようで、前を通るたびに大声で「○○！16：30にロビー集合だよ！」と、何度も手を振ってくれた(笑。

大通りに出てみると、正装した人々が一列に並び、視線は皆同じ方向を見つめている。

絶妙なバランスで頭上に籠を載せている。

やがて、装飾された１台の乗用車が止まり…

中には幸せそうに笑みを浮かべる花嫁の姿が。
ゴージャスなバリ式の衣装に身を包んだ姿は優雅そのもので、私が手にカメラを持っていたら、親戚のおじさんらしき男性が「撮れ、撮れ」とわざわざ車のドアを開けてくれた（笑。

これから結婚式なのか、ハネムーンの見送りなのかわからないけど、大勢の人々が見守る中車は走り去っていった。
ウルワツ寺院に行く途中にバリ島の結婚事情についてガイドに尋ねたら、バリ人の主な新婚旅行先はジャカルタが多いそう。

昼前にギラギラと輝く太陽は最高潮に達し、暑さで店番の姿も無かった。

大回りして歩きパドマ通りへ。
あまりの暑さに呼び込まれるまま向かった先は“LOLY POP”という名のジュース屋。

迷った末に選んだのはスタッフお勧めの…

【レモン＆ライチ　フローズンジュース】20.000Rp
サッパリとした口当たりが心地よく、身体に染みる♪
無色透明か黄色かと思って蓋を開けてみたらびっくり…鮮やかなエメラルドグリーンだった。

雲１つ無い青空に、ブーゲンビリアが鮮やかに咲き誇る。

今日のランチは、何度も前を通ってずっと気になっていた食堂“WARUNG YOGYA”。
パドマ通からHOTELに向かう道沿いにある小さな店で、場所柄観光客ばかりだけどいつも満席で人気店の様子。

ワルン ジョグジャ 地元の料理

英語Menuが用意されていて、値段もチープ。

ワルン ジョグジャ 地元の料理

海まで徒歩圏内なので、サーフィン帰りの人の姿も多い。

ワルン ジョグジャ 地元の料理

【ナシチャンプル】15.000Rp
【ビンタンBeer(大)】25.000Rp
本場のナシチャンプルを初めて食べたけどボリュームにびっくりした。
黄色いスープみたいなのは夫がオーダーしたナシゴレンについて来た、全然辛くないカレースープ。

ワルン ジョグジャ 地元の料理

【ナシゴレン】15.000Rp
どちらも美味しかったけれど、私はこちらの方が好きかも♪
合計：55.000Rp。

ワルン ジョグジャ 地元の料理

そのままTAXIを捕まえて向かった先は、バリの食器ブランド：ジェンガラケラミックのアウトレットの店“HOMEWARE FACTORY”。
場所はサンセットロード沿いにあり、周りに目立つ建物が無いので(アウトレットの建物自体もシンプル)道路を走りながらしっかりと目を凝らしていないと、見落としてしまうかも。
本当はジンバランのジェンガエラ本店に行きたかったけど、今回ジンバランに行くのはウルワツ寺院に行った後なので時間が無く、こちらに訪問。
アウトレットと言っても上手に探せばいいものに出会えるし、アウトレット価格の値札から更に20％オフしてくれるのでお得に購入できるのがウレシイ♪
例えば、ジェンガラ日本代理店で3000円で販売しているフランジパニ29cm丸皿がアウトレット価格で…750円と小躍りしてしまいそうな値段で販売されていた。
アウトレットはあくまでタイミングなので、人気の色や形に出会うのはなかなか難しいけど、そこは運(笑。
私の食器収集癖(４-６セットずつ揃えるので)を痛感している夫が「誰が運ぶの？持って帰れるの？10枚までだよ？」と、ずっと目を光らせていたのであまり購入できず残念だったけど、結局ジェンガラ熱が加速して帰国後、日本代理店で高い高い金額で購入してしまった。

ジェンガラ ファクトリー アウトレット アウトレット

HOMEWARE FACTORYでスタッフにお願いして、ブルーバードTAXIを呼んで貰いHOTELへ戻ると約束の時間ギリギリに！
運賃は、サンセットロード沿いの店からHOTELまで19.000Rpだった。
16：30にHOTELロビーに迎えに来てくれたガイド＆ドライバーと共にさぁ出発！
今回の内容は…HOTEL⇒ウルワツ寺院⇒ケチャックダンス鑑賞⇒ジンバラン・ベイのシーフード屋台⇒HOTELプランで、２人で250.000Rp(食事・入場料別)。
本当はウルワツの前に、ヌサドゥアビーチに立ち寄ってもらう予定だったけど、夕陽を見るタイミングに間に合わないかもしれないので、ウルワツ寺院へ直行することになった。
寺院入場料は１人：3.000Rpで、入口でサロンを手渡されるのでガイドに手伝ってもらい着用する。

ウルワツ寺院 寺院・教会

まずは絶景ポイントへ。
70ｍの柵も無い絶壁に猿がウロウロしていて、餌を渡しているのは私たちの担当ガイド。
メガネ・ピアス・帽子など…入口で誰もが注意を受けたはずなのに、次々とカスメ取られ、あちこちで悲鳴が上がる。
大抵は周りにいるガイドが、自分のお客とか関係なく餌などで猿を釣り、手を離したすきに回収してくれるけれど、やっぱり自己防衛は必須。

ウルワツ寺院 寺院・教会

餌の袋を慣れた手つきで器用に開ける。

ウルワツ寺院 寺院・教会

猿がいる場所は、落ちたらひとたまりも無いような所。
後ろに１歩も引く事が出来ないような崖に腰かけ、虎視眈々と人間の持ち物を狙う。

ウルワツ寺院 寺院・教会

日が傾き始め雲が淡い暖色に染まり、海が一層輝きを増す。

ウルワツ寺院 寺院・教会

崖下を覗いてみると、思いのほか波が荒い。

ウルワツ寺院 寺院・教会

自然が発する、豊かな色彩のコントラスト。

ウルワツ寺院 寺院・教会

ガイドの後について場所を移動すると、木の股に猿が数匹並んで、次々と流れてくる人間たちを冷めた目で鑑賞していた。

崖下から、かすかに聴こえる波音と少し強めの海風。
聖地で眺める絶景にしばし浸っていると…

ウルワツ寺院 寺院・教会

あと数cmのところまで猿たちが。
近くで悲鳴が上がり「ピアス取られた！」と日本人女性が驚いていて、気をつけなきゃと思った矢先に…

ウルワツ寺院 寺院・教会

今度は夫の驚きの声が上がった。
リュックの脇に差していた(←この時点で間違い)飲みかけのペットボトルを抜かれた様子。
反対側にもう１本新品の水も入れていたので、｢中にしまったら？｣と言ってる横から…スルリ！と抜き取られ、呆れる私。
そんなことよりも猿と紙一重で接近したことに恐怖を感じている夫。
２本のペットボトルは猿たちの間で取り合いになり、ギャーギャー威嚇しあってコチラも大変そうだった。

ようやく水を手にした猿は、両手で固定して、鋭い牙を真横からブッ刺し、器用に穴を広げていった。
思いのほか鋭い牙を見たら背筋がゾクっとした。

もぅ１匹はもっと賢くて、キャップを歯で回しながら開けてしまった。

ゴクゴクと美味しそうに水にありつく。
一瞬の出来事だったけどウルワツの猿は、知恵も技もプロ級(笑。

ヒンドゥー教徒以外は入れないウルワツの小院の中からは、寝床にしている猿たちが次々と現れる。
絶景ポイントで、絶景に心奪われているとドキっとさせられるのでご注意を。

そのまま進んでいくとケチャック・ダンスのチケット売り場があり、各自鑑賞チケットを購入する。

ウルワツ寺院 寺院・教会

ウルワツ寺院のケチャック・ダンス鑑賞１人：50.000Rp。

太陽が完全に沈みきる少し前に男性が奇声を発し、それを合図に声で刻むリズムと旋律でバリ伝統舞踊がスタートした。
続きは08へ。

この旅行記へのコメント （2）

• むんさん 2009/10/31 18:16:42

  ウルワツのケチャ＆猿！

  RiEさん、こんばんは！
  
  ウルワツのケチャご覧になられたんですね〜！
  私たちのときは、ウルワツ＆ケチャ、どちらも見逃して
  しまって、いまだにすごく残念な気持ちです。
  
  それにしても驚いたのが、ウルワツの猿！
  こっそり食べ物を持ち去られることがあるのかな〜くらいに思って
  拝見したんですが、なんとなんと予想をはるかに超えるそのすごさ。
  背負っているリュックからペットボトルを抜き取られたんですか〜。
  それも、一瞬で２本とも・・・。ビックリ。
  RiEさんのすご近くでピアスを取られた方もいるなんて・・・。
  可愛いお猿さんに囲まれる中でゆったりとケチャ鑑賞〜という
  ウルワツのイメージが変わりました〜。
  お猿さんに狙わる中、ドキドキのケチャ〜といった感じですね。（笑）

  RiEさん からの返信 2009/11/01 01:48:41

  RE: ウルワツのケチャ＆猿！

  むんさん、こんばんわ(#^.^#)
  
  ウルワツ猿の手癖の悪さは耳にしていたので最初、気が進まなかったのですが
  行ってみたら、まさか自分たちが…って感じです(笑)。
  まぁ…、取られたのはダンナさんですが、相当ショックを受けていました。
  神技のように素早い手さばきは、背筋がぞっとします。
  ピアスを取られた人も、幸いなことに怪我はなかったようですが
  下手したら、耳が裂けてる可能性も…！！
  必要以上に警戒＆取られそうなものを対策して間違いなさそうです。
  
  ケチャの会場に行くまでが“危険”ですが、会場内まで入ってこないので
  ダンス鑑賞中はその点は大丈夫ですよ〜♪
  ガイドさん曰く、日が沈む頃には眠ってしまうらしいです。
  猿が狙うのは、美しい夕陽や、絶景に見とれてぽぉ〜ｯとしている人たち。
  こっそり近づいてくるので、きっと人間観察をしてるんだとおもいます(笑)。
  ちょっと注意が必要ですが、素晴らしい景色と楽しいダンスを見に
  また機会があったらウルワツへ訪れてみたいです。