神々の島を奏でる足音 in バリ島★2009　05　3日目【バリ島：ティルタエンプル編】　

2009/04/26 - 2009/05/02

大自然の絶景を満喫したあとは、とても楽しみにしていたバリヒンドゥー寺院の観光がスタート♪
タンパシリンの北外れに位置し、聖なる泉が湧くと伝えられるティルタ・エンプルは、10-14世紀に栄えたワルマデワ王朝の遺跡の１つで由緒ある寺院のため重要な儀式も行われている。
魔王マヤ・ダナワと戦ったインドラ神が湧き出させたという伝説を持つ聖なる泉は現在も懇々と水をたたえ続けていて、この豊かな泉はバトゥール山の火山台地に浸みこんだ雨が地下水となって湧き出しているのだそう。
多くの人々が聖水を求め、沐浴を行い、神々に祈りを捧げる…その姿に清らかな美しさを感じた。

エリア バリ島(インドネシア)

ティルタ・エンプルに行って最初に目に飛び込んでくるのがこの白い像。
比べるモノが写っていないので、伝わりにくいけれど
すごく高い場所にあり、大きくてインパクト大。

乾季だったので運良く、滞在中は好天に恵まれたけれど本来は雨が多いウブド。
薄っすらと苔に覆われた姿はまるで、雨を誘っているようにも見えた。

びっしりと苔に覆われ、自然と一体化したかのような落ち着きを持つ門。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

災害を防ぐ力を持つ、と信じられている聖獣：バロンが入口を守っている。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

寺院を悪霊から守るために、カッ！と目を見開いているといわれている神々の石像。
豊かな表情の彼らは時々、ユニークな顔をした像もいて、意識して歩くと面白い。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

しばらく歩いて行くと、ガランと何も無い場所へでる。
その先に見えるのは…

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

ティルタ・エンプルで最初の割れ門。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

左右に配置された櫓の中を、よく見ると…キラキラと黄金に輝く内部の各所に、小さなバロンがいくつも配置されていた。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

割れ門の小さな階段を上がってみると、奥には沐浴場があって人がたくさんいた。
鉄条門が閉まっていたので…

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

ぐるっと大回り。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

沐浴場の足元は、近くで見ると色のついた小さな石が綺麗に敷き詰められていて、模様が描かれていた。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

ギラギラと焼きつくような日差しの中、気持ち良さそうに沐浴を楽しむバリの人々。
透明度は高く、光の加減でグリーンに輝くティルタ・エンプルの尊き水。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

沐浴場には左右に仕切る道が作られていて、大きな沐浴場が女性用、小さな沐浴場は男性用と分かれている。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

万病に効くとぃぅ言い伝えを信じ、願う人々の参拝でいつも賑わうティルタ・エンプル。
作法があり、３回口に含んで３回頭に水をかける…人が多いときはちょっとした行列になっている事も。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

こんこんと湧き出る豊富な泉には、多くの人々を惹きつける魅力がある。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

神聖な場所には勿論、色鮮やかな花で飾ったチャナンが。
インドネシアのお札も一緒に供えてあった。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

この先は有料エリアで１人：6.000Rp。
足首まで露出していなければそのまま入場出来るけれど、バリは暑い国なので多くの人が呼び止められ、サロンと呼ばれる腰巻を着用させられていた。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

サロンは簡単に巻きつけたあと、スレンダンと呼ばれる細長い紐で腰を縛る。
寺院によっては、服装が許容範囲内だとしてもスレンダンだけは必須という場所もあるけど、現地の人がＴＰＯに合わせて教えてくれるし、観光客は着用を手伝って貰える(寄付を要求される場合も有)ので安心。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

入口の割れ門。
割れ門を抜けるとすぐに塞ぐ様に壁があって、外から見るとあれ？って思うけれど、真っ直ぐにしか進めない悪魔の侵入を防いでいるのだとか。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

割れ門の左右から侵入者に目を光らせている神々の像。
細やかな装飾が施された衣装をまとった後ろ姿は、しなやかで美しい。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

中へ入ると中央はガラーンとしていて、周囲に建物が配置されおり…

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

ゴージャスな装飾が施された黄金色に輝く屋根と、真っ白なバリヒンドゥーの神々の姿が印象的な建物。
ティルタ・エンプル自体あまり寺院っぽさを感じないけれど、この場所は神聖で特別な感じがした。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

手に様々な道具を持っていて、同じモノが２つと無いのが特徴。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

僧侶らしき年配者と、教えを受けている若者。
その奥に見えるのは神殿と呼ばれる神聖な建物で、ティルタ・エンプルの心臓に値する神殿になっている。
ここは人々が祈りを捧げる大切な場所。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

1000年以上もの間、絶えず湧き出し続けているという“聖なる泉”。
驚くほど透明度が高く、水中に生えている水草の姿がくっきりと見えた。
水中でトコロドコロ黒く見えるのは、池の底から湧き出ている水の姿で、その数は30ヵ所以上もあるとの事。
緑とブルーの美しさが、聖なる泉の中に“地球”を思わせる。
そして、この聖なる泉から最初に見た沐浴場へとつながっている。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

大きな茅葺屋根の内側は、細やかな細工が印象的な凝った造りになっていて、高床とせり出した花道があり舞台のようになっていた。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

カメラを構えていたら、写してくれと言わんばかりに、バロンの顔にそっと止まったトンボ(笑。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

龍の口に大きな玉が咥えられていた。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

神殿のお供え。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

急須のような形をした味のある入れ物。
恐らく聖水を振り掛けるための道具。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

観光客でにぎわう中、ふと立ち止まると静かで穏やかな時の流れが感じられるティルタ・エンプル。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

出口近くの色鮮やかな扉。
龍とも蛇ともとれる、細長い体をした生き物が恐ろしい形相をしていた。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産

出口から駐車場にたどり着くには、商売っ気たっぷりの土産物屋街を通過しないといけないので早足で。
このあとはゴア・ガジャに移動。
続きは06へ。

ティルタ ウンプル寺院 世界遺産