2009.7 スイス・ハイキング三昧の旅【９】…大興奮！、憧れのマッターホルン！

2009/07/20 - 2009/07/20

７月２０日（月）　クライン・マッターホルン、フーリ〜ツェルマットハイキング

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本当は、２０日の日記としてスイスからライヴＵＰしたこの１冊で収めるつもりでした。
でも、移動があったり、観光あり、ハイキングありでは１冊に収まるはずはありませんね。

と言うわけで、グリンデルワルトからの移動編とホテル本を１冊にまとめて帰国後別にＵＰしました。
　→http://4travel.jp/traveler/kiyoyuri/album/10365522/

なので、下に載せた本文は微妙にずれた感じがするけど、現地での生の声として私自身も取っておきたいのでそのまま載せておく事にしま〜す♪

とにかく楽しかった気持ちが伝わればいいなぁ〜、と思っています。

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あ〜、何から書いていいのかわからないくらい書きたいことがいっぱい！
でも、いろいろあって忙しくて（要はＣＯＯＰでの買出しなんだけどね…笑）、ただいま午後１０時、やっと夕食です。

ベランダで、マッターホルンを眺めながら…（優越感、笑）

今日の一枚のＵＰはやめようかと思ったけど、やっぱりどうしても感動を伝えたくて…
トップの画像はホテルの部屋からのものです〜♪
やっと日が暮れた今、夜景のシルエットに浮かぶマッターホルンに酔いしれています。

あっ、日本時間では、もう私の誕生日を迎えたんだわ！
こちら現地ではちょうど午後５時でした。
スイスでお誕生日を迎えるべく仕組んだ今回の旅。
記念の写真は撮りましたので、のちほどＵＰしますね〜。
自分で言うのもなんだけど、「ゆんこさん、○○歳おめでとう〜♪」

眠い…
明日はサンライズツアーで４時起きです。
なので、おやすみなさい…　　ムニャムニャ

　　

エリア ツェルマット(スイス)

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

１２時２０分ころホテルに到着。
荷物だけでも置かせてもらおうと思ったら、掃除が終わったのでチェックインＯＫということで、荷物を置き、部屋の窓から急いでマッターホルンの写真を撮ったあと、今日の予定に向けて出発！

シュルーマッテン・リフト乗り場まで向かう途中、ここでもマッターホルンの姿を眺めることが…

ちょっと雲がかかって、きれいな全景は見えませんがそれでも私たちには十分です。

でも、これから向かうところの正面あたりの雲のような気がする…

シュルーマッテン・リフト乗り場からマッターホルン・グレーシャーパラダイス（クライン・マッターホルン）までこのゴンドラに乗っていきます。

スイスカードで一人５３スイスフラン（４８００円弱）

ホテルからは、ポストバスでシュルーマッテン・リフト乗り場に行くこともできるけど、さっきのように景色を眺めながら歩いても１０分ほど。
地図でみると遠そうだけど、町の中心部からでも１ｋｍほどとそんなに距離はありません。

どんどん遠ざかるツェルマットの町並みを眺めながら、５分ほどの空中散歩です。

５分で乗り換えの、「Furi(フーリ)」に到着。

ここはシュヴァルツゼーやフルックなど違う方面に行くゴンドラもあるので乗り場を間違わないように表示をちゃんと確認しなければなりません。

こんな風に、わかりやすい表示になっているので間違えることは無いでしょう。

１８６４ｍのFuriを出発して、８分ほどで２９３９ｍのTrockenerSteg(トロッケナー・シュテーク)まで一気に上ります。

でも、まだその先は続き…
何たって、ヨーロッパ最高地点にある展望台にこれから向かおうとしているのですから！

さすがにだんだんと、周りの山と目線の高さが同じになり…

荒々しい岩肌を眼下に見下ろしながら上っていきます。

真下はこんな感じ。

距離感、高さの感覚がぜんぜんわからない…

TrockenerStegが見えてきました。

それにしても、１０００メートル以上もの高さを８分ほどで上ってしまうなんて凄いな〜。

TrockenerStegに到着。

ここからさらに又乗り換えて、いよいよ「Matterhorn glacier Paradaise」に上ります。

お〜、やっと目的地が見えてきましたね。

あのちょっと尖った山が、Matterhorn Glacier Paladaice（マッターホルン・グレイシャー・パラダイス）　別名　KleineMatterhorn(クライン・マッターホルン・小マッターホルン)です。

ふと、横を見ると窓ガラスにヒビが〜〜！

大丈夫なんでしょうかね…
大丈夫なんでしょう、きっと！

スキー場が見えます。

ゴンドラ乗り場にも、スキーが立てかけてあったけどまだ滑れるんですね〜。
さすがスイス！

ウンタラー・テオドール氷河

ゴンドラの両側には、４０００ｍ級の大迫力の山々。

こんなところを１０分もかからないで楽々いけるようにしたスイスは凄い！

切り立った岩壁。

この写真ではよく見えませんが、実はこの岩の途中に人がいるんです！

よくわからないけど、ロッククライミングと言うものでしょうか…
びっくりです！

いまだにこの目で見ているのが信じられない景色です。

氷河の中に、水溜り…
もちろん湖くらいの大きさはあるのでしょうけど…

氷河が溶けているのは、やはりよろしくないのでしょうね。

さぁ、Matterhorn　Glacier Paradaice に到着しました。

ここは３８８３ｍ。
ツェルマットの町（１６２０ｍ）から、４０分もかからないであっという間についてしまいました。

ユングフラウヨッホに行ったときもそうだったけど、トンネルを歩くと平衡感覚がおかしくなり、ちょっとふらふらします。

ユングフラウヨッホよりもさらに３００ｍほど高いので、さらに慎重に行動します。

わぉっ！
一面に広がる雪とアルプスの山々。

眩しい〜！
空気がきれい〜！

３８００ｍもの高さに立ってるのが信じられないくらい、元気な私です。

寒さはそんなに感じませんでした。
風もなく穏やかだからでしょうね。
しかし、サングラス、日焼け止めは必須です！

左手に、こんもりと雪をかぶった山、Breithorn(ブライトホルン)。

やはり積雪量は半端じゃないですね。

ザイルで体をつないだ人たちが帰ってくる…

どこかの山に登ってきたのかな。

うん、目をよく凝らしてみると、はるかかなたに１列になって並んで歩いている人たちが見える！

うわぁ〜、あんなところにもいる〜！

さっき左手に見えていたBreithornに、登っているようです。

道なき道。
雪が崩れそうでみているほうが怖い。

肝心のMatterhornはと言うと…

残念ながら雲の中…
やっぱり下から見ていた雲が、ちょうど邪魔していました。

それではそろそろ戻ろうかと振り返ると…

なんだかまだ上のほうに、展望台があるみたい。

でも、あんな階段を上っていくの？
さすがに、この標高であの階段登りはきついでしょう！と言うことで断念。

初日から高山病になりたくないですもの。

トンネルを戻り始めたら、何？「Vieu Point」？
それも、エレベーターの表示が…

何だ、もしかしたらエレベーターでさっきのところにいけるのね。

ということで、エレベーターに乗ります。

凄〜い！
さっきよりかなり見晴らしがいい。

下に見える町並みはツェルマット？

ツェルマットの町は、マッター谷にあると言うことだけど、その谷の姿がはっきりわかります。
周りの山が高すぎるせいでかなり深い谷の底です。

さっき、登っている人たちが見えたBreithornもこんなに大迫力！

有名な山々なのでしょうが、私には一つ一つの名前を確認する根気はありません…＾＾；

ただ美しい、それだけで十分です。
二つの三角の山の両方から氷河が流れているのも見えます。

この景色をこの目で見られただけで感動ものです。

で、再びMatterhornですが、やはり雲に隠れて見えません。

さっきから雲はぜんぜん動かないので、待ってても見えないでしょうね。
残念…

記念写真用(？)のパネルがあったので、一応ここで証拠写真。(*≧∀≦)

Matterhornが写っていれば、最高なんですが。
この展望台はそんなに広くないので、激混みです。
ここはベスト・ポイントなので順番待ち…
写真はやっと撮れました。

ガイドブックでよく見かける、十字架とキリストの像。

青空のグラデーションがなんとも言えない…

さて、Matterhornを見る事はあきらめて、下界へ降りることとしますか。

再び、ゴンドラに乗り一つ目の駅TorockernerStegまで行き、そこで昼食をとることに。

今回、スイス・ハイキングの旅の私の目的は、あちこちの山小屋でそのレストラン独自の「スープ」を食べること！

しかし、Grindelwaldでは一度もその目的はかなわず…

ここZermattに来て初めて念願のスープをTrockenerStegで味わうことが出来ました。

ちょっとミネストローネっぽい感じ。(一人前８スイスフラン＝７２０円位)
体も温まるし、気持ちもほっとして、癒されます。
パンは、好きなだけいただけるけど、二人で３枚あれば十分です。

レストランの窓から、こんな贅沢な景色を眺めながら…

さっきかかっていた雲がまだ同じ場所にとどまっているようです。
角度が変わると、こんなにも違うんですね。

食事の後、ちょっと外に出て撮影タイム。

Matterhornとの間にはさえぎる山もない、本当にMatterhornそのものの姿だけが見えます。

間にはテオドール氷河があると言うことですが、一面と言うわけではないのですね。
ここも氷河の後退、崩壊、と言う自然の警告があるわけですね。

山の右側のちょっと肩のようになって見えるところに建物が見えます。

ここが明日登る予定の「ヘルンリヒュッテ」のようです。

うっ、登りたくない…Σ(･ω･ﾉ)ﾉ

このTrockenerStegは、何か工事中のようで(どうやら新しいレストランが今秋できるようです)、ヘリコプターで資材を運んでいます。

たった何分か見ている間にも何機ものヘリコプターが入れ替わり立ち代りやってきます。

どこまで行くのかずっと目で追ってる暇人夫婦でした。＾＾；

TrockenerStegから見た「ウンタラー・テオドール氷河」

TrockenerStegのゴンドラ乗り場。

ゴンドラが発車するまでの間は、展望台代わりですね。

私たちが乗り込んだゴンドラは、上がってくるゴンドラを待って出発します。

切符はZermattまでの往復を買っていたけど、帰りはFuriで降り、ここからハイキングスタートします。

Firi（フーリ）からZermattまで、４．５ｋｍ、１時間半ほどのコース。

まずは、右上の表示にあるZmutt(ツムット)方面を目指して歩きますよ〜。

あ〜、なんて気持ちのいい風景なんでしょう。

さっきまで、雪山だのごつごつした山肌や氷河を見ていたのが別世界のような気がします。

歩き始めていきなりお花攻撃で、足が止まります。

黄色いお花は、タンポポの種類のようですね。

紫の花：リヌプ・アルピヌム(シュクコンアマ)　アマ科
白い花：ダウクス・カロタ(ノラニンジン)セリ科ニンジン属

上品な組み合わせ〜。

凄く特徴がある花なんだけど、名前がわからな〜い。

そのピンクの花はこの辺で一番見かけました。

道路わきがこんな風にずっとピンクのお花の壁が続きます。

Zmutt、Zermattの方向が白地に赤線が入ってきました。
ちょっと大変なのかしら？

でも、標識があるたびに方向を確認できるので助かりますね。

向こうに、小さな村が見えてきました。

牧草刈りをしている様子も見えます。

はるかに見える山々は、ミシャベル山群。

発電所のようなところを通り過ぎ、ぐるっと回り込んだらこの橋に出てきました。

おっと〜、結構深い谷川ですよ〜！

他の人にとってははなんでもない橋でも、私は幅２ｍくらいあるの真ん中をビビリながら歩きます。＾＾；

ここZmuttは標高１９３６ｍ、Furiの１８６４ｍよりちょっと高いけど、そんなに登ってきたと言う感じはしません。

ゴールのZermattまで、１時間と１時間２０分の２つのコースがあるけど、私たちは時間の短い川沿いのコースを行きます。

Zmuttの集落。

こげ茶色の板張り、石造りの屋根(これが夫のお気に入り)、ネズミ返しのある高床式の納屋など昔ながらの建物が立ち並んでいる集落です。

日本で言うとさしづめ、「白川郷」？

集落の中には、２軒ほどのレストランがあると言うことですが…

中には、堂々と日本語の看板も出ていました。
本当にどれだけ日本人が多いんだ〜？！

Zmuttの集落を抜けると、再び気持ちのよい道を歩きます。
なだらかな下りなので、楽だけどひざには結構来ています。＾＾；

もうひとつ、Zmuttから高台に上がるコースもあります。

Matterhornがよく見えるポイントなのでしょうね。

昔の姿の絵とともに解説があるようです。
これこそ、日本語の解説が欲しいです。(笑)

その場所から見た、Matterhorn。

相変わらず、雲がかかってる…。

あちこちで見かける「ネズミ返しの小屋」

下から上がって来たネズミは、丸い(ここではオレンジ色)台に阻まれ小屋の中に入ることは出来ないのでした〜。

先人の知恵！

ちょっと中を拝見。

現在は使われていないようですね。

「ツムットの鼻」

Zmuttから見るMatterhornは、山頂部分しか見えないことから「ツムットの鼻」と呼ばれているらしい。
ちょっと傾いた曲がった鼻ですね。( ´艸｀)

ここでも木製の十字架と、キリストの像。

この花もよく見かけましたね〜。

「セドゥム・ルペストレ」　ベンケイソウ科
　
　５００ｍ〜２５００ｍの間で咲くらしいので、この辺ではごく一般的なのかもしれませんね。

桜のつぼみのような感じだけど…

さぁ、Zermattまで後２０分です！

もうひと頑張りだ〜(●'д')bﾌｧｲﾄ

このとき時刻は、午後５時。

日本時間で言うと、２１日になった瞬間です。

そう、２１日は私の誕生日♪
一足早く、まずは日本時間での記念写真です。

Matterhornがちょうど見えない場所だったので、Zermattの街をバックに。

この後１５分ほどでZermattの街に入りました。

グリンデルワルトからの移動編と、この後のホテル編はこちら
　→http://4travel.jp/traveler/kiyoyuri/album/10365522/

この旅行記へのコメント （4）

• はなかみno王子さん 2009/07/21 07:05:34

  ○○才誕生日おめでとう

  ゆんこさま
  
  スイスで迎えたお誕生日、気分上々でしょうね。
  一生一度の、この年の誕生日思い出深いものに
  してくださいね。
  
  はなかみno王子

  ゆんこさん からの返信 2009/07/22 04:35:49

  RE: ○○才誕生日おめでとう

  王子さま、メッセージありがとうございます。
  
  本当、贅沢ですよね〜、スイスで誕生日だなんて！
  今日はレストランで、ピアノ演奏の方が「ＨＡＰＰＹ　ＢＩＲＴＨＤＡＹ」を演奏してくれ、客さんからもおめでとうと声をかけられました。
  半分以上日本人でしたけどね＾＾；（せっかく四つ星ホテルにしたのに！）
  
  でも、今日は朝５時からのサンライズツアーもあり、午後４時まで歩き回るというハードな行程をこなしていました。
  体はぼろぼろですが、後二日、がんばります。
  
  　　　★ゆんこ★

  はなかみno王子さん からの返信 2009/08/18 22:55:09

  RE: ○○才誕生日おめでとう

  ゆんこさま
  
  遅くなりましたが、今一票投票しました！
  「仕組まれた誕生日の旅」また来年も楽しみですね〜
  
  王子

  ゆんこさん からの返信 2009/08/19 16:28:15

  RE: RE: ○○才誕生日おめでとう

  王子さま
  
  ありがとうございます〜♪
  「仕組まれた誕生日」ですか。(笑)
  そう、今年は確かに仕組みましたが…
  この旅行記の一番最後の写真、日本時間で誕生日を迎えた瞬間です。(*-∀-)ゞ
  
  来年は、どうなるでしょうね〜。
  
  旭岳まであと一ヶ月ですね。
  ご予定は決まりましたか？
  お会いできるといいですね。
  
  　　　★ゆんこ★