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明治22年に開港された門司港は、北九州の工業の発展ともに大陸貿易の基地となり、最盛期は、月に200隻もの外港客船が入港し、年間600万人の乗降客があり、街には商社や銀行などのビルが建ち並び、夜の盛り場には、洋行客相手の店も多く、門司港の街を九州の表玄関として、華やかに賑わいを見せていました。<br />その後は北九州の工業の衰退、関門トンネルの開通、飛行機の発達による航路での旅行者の激減により徐々に門司の町は寂れていきました。<br />それから100年、潮騒やカモメの声は昔のまま、昔ながらの建物とあたらしい建物が混ざり合い、新しくて懐かしい門司港に生まれ変わりました。粋でモダンな街、何かほっとする懐かしさを感じさせてくれる街、門司港。この街、好きだなあ・・・。<br />

レトロな門司港の街並み~旧門司税関~

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2008/12/30 - 2008/12/30

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旅行記グループ 近代建築散歩(九州編)

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ぬいぬい

ぬいぬいさん

明治22年に開港された門司港は、北九州の工業の発展ともに大陸貿易の基地となり、最盛期は、月に200隻もの外港客船が入港し、年間600万人の乗降客があり、街には商社や銀行などのビルが建ち並び、夜の盛り場には、洋行客相手の店も多く、門司港の街を九州の表玄関として、華やかに賑わいを見せていました。
その後は北九州の工業の衰退、関門トンネルの開通、飛行機の発達による航路での旅行者の激減により徐々に門司の町は寂れていきました。
それから100年、潮騒やカモメの声は昔のまま、昔ながらの建物とあたらしい建物が混ざり合い、新しくて懐かしい門司港に生まれ変わりました。粋でモダンな街、何かほっとする懐かしさを感じさせてくれる街、門司港。この街、好きだなあ・・・。

交通手段
自転車 JRローカル 徒歩

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  • 旧門司税関庁舎は明治45年、妻木頼黄の設計により建てられました。

    旧門司税関庁舎は明治45年、妻木頼黄の設計により建てられました。

    北九州市旧門司税関 名所・史跡

  • 建物は門司港レトロ地区の中心、第一船溜北側にあります。<br />建物は第二次世界大戦で空襲を受けて損壊した後は,<br />倉庫になっていたようです。

    建物は門司港レトロ地区の中心、第一船溜北側にあります。
    建物は第二次世界大戦で空襲を受けて損壊した後は,
    倉庫になっていたようです。

    門司港レトロ地区 名所・史跡

  • しかし老朽化が進み、やがて屋根がなくなり、2階が崩れ落ちて廃墟と化していました。

    しかし老朽化が進み、やがて屋根がなくなり、2階が崩れ落ちて廃墟と化していました。

  • 内部は随分手を加え改修しています。

    内部は随分手を加え改修しています。

  • 「門司港レトロめぐり、海峡めぐり推進事業」の目玉事業としていったん解体して建設しなおした建物です。<br /><br />

    「門司港レトロめぐり、海峡めぐり推進事業」の目玉事業としていったん解体して建設しなおした建物です。

    門司港駅

  • 何枚かの建築当初の写真をもとに12億円の予算を投じ、残存部分の外観を再現したそうです。

    何枚かの建築当初の写真をもとに12億円の予算を投じ、残存部分の外観を再現したそうです。

  • 復元した際にコンパクトになったようですが、もともとの庁舎は今よりもはるかに大きかったようです。

    復元した際にコンパクトになったようですが、もともとの庁舎は今よりもはるかに大きかったようです。

  • 漆喰の剥げ落ちた内部の煉瓦の壁

    漆喰の剥げ落ちた内部の煉瓦の壁

  • 中央のスライスしたアンマンのような形をしたものは椅子かと思いきや、どうやらオブジェのようです。

    中央のスライスしたアンマンのような形をしたものは椅子かと思いきや、どうやらオブジェのようです。

  • 内部は大きな吹き抜けの大空間で、独立した木組みを新たに入れて床を設けています。

    内部は大きな吹き抜けの大空間で、独立した木組みを新たに入れて床を設けています。

  • このアーチ型にくり抜かれた開口はもとからのものなのか・・・?

    このアーチ型にくり抜かれた開口はもとからのものなのか・・・?

  • 寄棟に組まれた瓦葺の屋根は木組で支えられています。

    寄棟に組まれた瓦葺の屋根は木組で支えられています。

  • こちらは設計者と建物のプロフィールについてのコーナーです。

    こちらは設計者と建物のプロフィールについてのコーナーです。

  • 設計者の妻木頼黄は私の大好きな旧横浜正金銀行本店(現神奈川県立歴史博物館)や横浜の赤煉瓦倉庫の設計者でもあり、日本の近代建築の生みの親、ジョサイア・コンドルの弟子でもあります。

    設計者の妻木頼黄は私の大好きな旧横浜正金銀行本店(現神奈川県立歴史博物館)や横浜の赤煉瓦倉庫の設計者でもあり、日本の近代建築の生みの親、ジョサイア・コンドルの弟子でもあります。

  • 当時の設計図が展示してありました。

    当時の設計図が展示してありました。

  • この吹き抜けなかなかいい感じです。

    この吹き抜けなかなかいい感じです。

  • こちらからは昨夜の夜の姿。

    こちらからは昨夜の夜の姿。

  • 赤煉瓦の建物のライトアップって素敵だと思いませんか?

    赤煉瓦の建物のライトアップって素敵だと思いませんか?

  • 上からのスポットもあったりでちょっと明るすぎる感じがしないでもないですが。

    上からのスポットもあったりでちょっと明るすぎる感じがしないでもないですが。

  • 北側の後ろから中がのぞけます。

    北側の後ろから中がのぞけます。

  • 第一船だまりの向こう岸に浮かぶ姿

    第一船だまりの向こう岸に浮かぶ姿

  • おまけはこちら。バックの高層マンションの前に建つこれ、新しい建物で歴史的建造物ではないんです。

    おまけはこちら。バックの高層マンションの前に建つこれ、新しい建物で歴史的建造物ではないんです。

  • 国際友好記念図書館で、1階は「大連アカシア」という中華レストランが入っています。

    国際友好記念図書館で、1階は「大連アカシア」という中華レストランが入っています。

  • モデルとなった建物は明治35年に大連に帝政ロシアが建築した東清鉄道オフィスとして使用したドイツ風の建物です。

    モデルとなった建物は明治35年に大連に帝政ロシアが建築した東清鉄道オフィスとして使用したドイツ風の建物です。

  • 北九州と大連の友好都市締結15周年を記念して平成7年に複製建築したものなんです。

    北九州と大連の友好都市締結15周年を記念して平成7年に複製建築したものなんです。

  • 外を見た限りではとてもレプリカとは思えないつくりで、すっかりだまされてしまいました。

    外を見た限りではとてもレプリカとは思えないつくりで、すっかりだまされてしまいました。

  • なんちゃって歴史的建造物と気付いたのは、帰って旅行記をまとめた時。

    なんちゃって歴史的建造物と気付いたのは、帰って旅行記をまとめた時。

  • これは裏口側のデッキ それでもこの建物なかなかいい味出していていいですね。

    これは裏口側のデッキ それでもこの建物なかなかいい味出していていいですね。

  • 夜も一段ときれいです。

    夜も一段ときれいです。

  • 旧税関と向かい合った姿は見事です。

    旧税関と向かい合った姿は見事です。

  • こちらが本家本元の大連の東清鉄道汽船会社事務所

    こちらが本家本元の大連の東清鉄道汽船会社事務所

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