2008/12/30 - 2008/12/30
916位(同エリア1325件中)
ぬいぬいさん
明治22年に開港された門司港は、北九州の工業の発展ともに大陸貿易の基地となり、最盛期は、月に200隻もの外港客船が入港し、年間600万人の乗降客があり、街には商社や銀行などのビルが建ち並び、夜の盛り場には、洋行客相手の店も多く、門司港の街を九州の表玄関として、華やかに賑わいを見せていました。
その後は北九州の工業の衰退、関門トンネルの開通、飛行機の発達による航路での旅行者の激減により徐々に門司の町は寂れていきました。
それから100年、潮騒やカモメの声は昔のまま、昔ながらの建物とあたらしい建物が混ざり合い、新しくて懐かしい門司港に生まれ変わりました。粋でモダンな街、何かほっとする懐かしさを感じさせてくれる街、門司港。この街、好きだなあ・・・。
- 交通手段
- 自転車 JRローカル 徒歩
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門司港の駅を降りるとすぐ目の前にあるこの建物、旧門司三井倶楽部。ハーフティンバーの複雑に重なり合った切妻屋根が印象的です。
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関門トンネル人道で見つけたアインシュタインのイラスト。何で門司にアインシュタインが関係するのか不思議に思ったのですが、ここで謎が解明されました。
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この建物は大正10年(1921年)三井物産門司支店の社交倶楽部として建築されたものです。
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翌、大正11年にアインシュタイン夫妻がここに宿泊したそうです。それで門司にゆかりのある有名人としてアインシュタインだったのですね。
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年末の旅でどこに行っても休み続きで、建物の中が見れないものばかりで下が、ようやくここに来てはじめて内部見学をすることができました。
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いきなりトイレからの紹介になってしまいました。
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男子トイレはこんな感じ。女子はさすがに入れませんでしたが、前の写真のような感じになっているのでしょう。
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一地方支店にこれだけの社交倶楽部をつくったということは、当時の門司の支店としての格付けの高さと、街の繁栄度を表していますね。
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もともとこの建物建てられたのはこの場所でなく、大正10年に門司区谷町でした。
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昭和24年に旧国鉄の所有となり、「門鉄会館」として昭和62年まで利用されていました。
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国鉄の分割、民営化により精算事業団の所有となり、その後北九州市に無償譲渡され国の重要文化財に指定されました
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その後「門司港レトロめぐり海峡めぐり推進事業」において、門司港駅前に平成3年に移築され公開されています。
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設計者したのは 松田昌平 大手建築事務所の「松田平田設計」の創業者の一人です。
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大正11年11月17日、講演のために来日したアインシュタイン博士夫妻が福岡での最後の講演 のため、三井倶楽部に宿泊しました。。
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この部屋に泊まったアインシュタインご夫妻の写真が飾られています。
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内部はアールデコ調の仕上げとなっています。
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アインシュタインの自筆のサインが。SAKAYEYA
?サカエヤ?何でしょう・・・? -
ここに宿泊したアインシュタインは、第二の故郷スイスへ帰ったようだと喜び、裏山に登ったり港を散策したりして休暇を楽しんだといいます。
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「できることならここに永住したい」とそんな言葉を発するほど居心地が良く気に入ったようです。
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日本での滞在はここを最後に、門司港から棒名丸で次の目的地上海に向けて出航しました。
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宿泊したその部屋は当時のままの姿に再現され、アインシュタインメモリアルルームとして公開されています。
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アインシュタインがこの後訪れた上海では、浦江飯店(プージャンホテル)にもアインシュタインが宿泊したという部屋があり、入り口に説明プレートが飾られていました。
旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/nuinui/album/10191212/ -
今回の旅、年末年始と言うこともあって、どこに行っても休館続きで外観だけしか見れずに寂しい思いをしてきましたが、ようやくここに来て思う存分建物を楽しむことができました。
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トイレとバスルームは一体ですが、ちょっと広すぎない?これって落ち付かないのでは?
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レトロなセピアカラーが良く似合う建物です。
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洋館にはやっぱり暖炉がつきものですね。
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木製のサッシは温かみがあっていいもんですね。
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ここでは結婚式もあげることができるようです。大正浪漫漂うこの場所であげる挙式もいいもんですね。
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2階の一部は関門ゆかりの作家・林芙美子の資料室になっています。生前使っていたゆかりの品などが展示されています。
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花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき・・・
林芙美子 -
洋館の見せ場は階段周り。
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何気ない手摺のつやつやの頭の部分にも歴史を感じさせるもんがあります。
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そして漆喰の階段室の天井、照明器具の根元の装飾もいいですね。
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1階エントランスホール入口の欄間には帆船を描いたス
テンドグラスがはめ込まれて港町門司港の華やかな時代を今に伝えています。 -
ハーフティンバーの英国チューダー様式の外観は、木部のダークブラウンと白い窓とシックな壁色とのコントラストが見事です。
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