アドリア海沿岸３カ国周遊2008 / ５日目(9/8)後編

2008/09/08 - 2008/09/08

５日目は、ドロミテ最終日にして最大のハイライト。

後編では、ブログレス小屋からフネスの谷に下り、本日の最終目的地サン・マッダレーナまでをお届けします。

サン・マッダレーナから見るガイスラーは北斜面なので、岩壁に日がさす夕刻近くが最も美しいという。
果たして、そのガイスラーの絶景は見れるのでしょうか・・・

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス

ここはブログレス小屋。

西側は広々したアルプです。

バイク（自転車）で来ているツワモノがいます。

これがブログレス小屋。

ここから見るガイスラーもなかなかのもの。

お昼ごはん時でにぎわっています。

牛たちもお食事中。

案内板。

花の案内板もあります。

でも今の時期は花は少なめです。

ちょっと寄り道して、アルプの中を行ってみましょう。

もう一度サッソ・ルンゴを見てみようとアルプの中を上って行ってみましたが・・・

お天気なのに、今日もサッソ・ルンゴはご機嫌ななめのようです。

でも今日の主役はガイスラー。

こちらはとても良い表情です。

気持ちのいいアルプです。

再びブログレス小屋。

そろそろフネスの谷に向かって出発しましょう。

２８番のコースでフネスの谷を目指します。

自転車も通っていいようです。
そう、自転車で来る人がいるのです！

途中で滝を見つけましたが、樹木の陰にかくれています。

ドロミテ地域は断崖が多い割には、意外に目立った滝が少ないように思います。

こんなコースを下りてきてます。

途中で見つけた花。

せせらぎを渡ります。

せせらぎ沿いの道を下ります。

樹林帯の中を行きます。

時々ガイスラーが顔を見せます。

長い下り坂が続き足が疲れてきて、ストックが欲しいと思い始めました。そう、山歩きをしている人の多くはストックを持っているのです。

再びせせらぎ沿いの道を行きます。

フネスの谷のサン・マッダレーナまでの道のりは、思いのほか遠かったです。

突然視界が開けたと思ったら・・・ありました目指す教会が。

なんと劇的なのでしょう、この登場のしかたといったら！

そうそうこの教会です。

ガイスラーをバックに。

でも思っていた構図と少し違うような・・・

屋根のアップ。

サン・マッダレーナの街の方向は一面のグリーンです。

サン・マッダレーナの街の方に歩いて行くと柵の際に踏み跡が、振り返ると・・・

ありました、この構図なのです。

ガイスラーの懐にぽつんとたたずむ教会。

柵の中は立ち入れないので、外から撮ってます。

サン・マッダレーナの街まで下りてきて教会が見えてきました。

実はこちらの教会の方が今日のメインだったりする。

サン・マッダレーナの街。

なんだかそれらしい光景になってきました。

ワクワクします。

教会までもう少し。

急な坂を上りきり、教会に着きました。

ガイスラーをバックに。

いい感じです。

では、最終目的地を目指しましょう。

そして、ようやくたどり着きました。

いつか行ってみたいと思い続けたこの場所に。

最高の気分です。

この雰囲気、空気・・・予想以上です。

おそらく日本のガイドブックにはどこにも載っていないこの場所は、フォートラベルのドンキホーテさんの旅行記によって知りました。

ネットの威力ですね、ドンキホーテさんにはほんとに感謝するしだいです。

さきほどの教会。

いつまでも浸っていたいこの空気・・・

好天にも恵まれて・・・

この幸運に感謝です。

遠くに見える民家。

農村の風景があります。

名残惜しいですがバスの時間が近づいてきました。

もう少し日が傾くまで見ていたいのですが・・・

時々ハイカーが通り過ぎますが、地元の人が散歩していたり、普通の農村の生活が流れています。

花は少ないのですが、花を入れて撮ってみました。

絶景ポイントにはベンチがあります。

教会へ続く坂道。

この方向に絶景ポイントがあります。

左端の木の陰にベンチがあります。

そこがイチオシポイントです。

サン・マッダレーナの街に下りてきました。

バス通りです。

17:55発のバスでこの街をあとにしました。

ブレッサノーネの駅。

18:59発の列車でボルツァーノまで帰り、最高の1日が幕を閉じました。

この旅行記へのコメント （13）

• 川岸　町子さん 2025/07/13 12:42:48

  憧れの風景

  キートンさん、こんにちは(*^▽^*)
  
  ご無沙汰してます。
  こちらの旅行記を見落としていて、失礼しました…。
  
  いつもながらキートンさんのお写真は、本当に素晴らしいです(*^▽^*)
  どのあたりを歩かれて、どうやって憧れの風景にたどり着かれたのか、私も一緒に楽しませて頂きました。
  ジグソーパズルにこの風景が使われているのは、全く知らなかったです。
  
  実は私、先月の21日に行ってまいりました。
  当日は
  ヴェローナ→ボルツアーノ→フィエ・アッロ・シーリアル（この村に宿泊、荷物を置いて）→ブレッサノネ→サンタ・マッダレーナ→宿へ戻る
  日没が21時頃なので、一日がとても長い時期でした。
  翌日はシウジ、翌々日はセチェーダからクリスチャーノ方面へ下り、その翌日はカレツッア湖
  ドロミテに魅了されました！
  撮影した写真多くて、まだ全部見ていません（苦笑）
  　　　　　　　　　　　　町子

  キートンさん からの返信 2025/07/13 19:15:21

  RE: 憧れの風景

  こんにちは、お久しぶりです、町子さん。
  先月イタリアに行かれてたのですね。
  日の長い初夏で、観光やハイキングには良い時期ですね。
  暑くはなかったですか？
  私も大好きなサン・マッダレーナ、それにドロミテの各方面、楽しめたのではないでしょうか。
  メインの表紙の写真も新たにサン・マッダレーナになったのですね。
  サン・マッダレーナ以外は私が行けなかったところが多くて、旅行記を拝見するのが楽しみです。
  それでは、また。
  
  キートン

• sanaboさん 2019/04/24 22:19:20

  憧れのサン・マッダレーナ☆彡

  キートンさん、こんばんは
  
  ご訪問、ご投票をいただきまして、ありがとうございました。
  10年くらい前、ジグソーパズルにはまっていた頃に
  まさに表紙のお写真のパズルを作り、今も部屋に飾っています。
  いつかこの憧れの風景を見たいと思っているのですが
  キートンさんはそれを実現され羨ましく旅行記を拝見しました♪
  今でこそ4トラの方々も訪れてますが、キートンさんがいらしたころは
  まだそれほど知られてはいませんでしたよね。
  旅行記の中でも、ガイドブックには載っておらず
  ドンキホーテさんの旅行記でお知りになったと書かれていらっしゃり
  やはりそうだったのかと思いました。
  まさにキートンさんたちはさきがけだったのですね☆彡
  美しいお写真の数々、楽しませていただきました^^
  
  sanabo
  
  
  

  キートンさん からの返信 2019/04/25 00:03:43

  Re: 憧れのサン・マッダレーナ☆彡

  こんばんは、sanaboさん。
  書き込みありがとうございます。
  
  実は私もサン・マッダレーナから見るガイスラーの風景を初めて見たのはジグソーパズルでした。
  そのあまりの絶景に魅了されたのですが、その場所がどこなのかがなかなかわかりませんでした。
  そしてようやくそのポイントが判明したのが、フォートラベルの旅行記を読んでのことでした。
  
  確かに10年以上前はガイドブックに載っていなかったので、訪れる日本人は少なかったと思いますが、それだけにその風景を実際に見た時の感慨はより深かったです。
  
  スイスアルプスに比べると交通の便はあまりいいとはいえない地域ですが、苦労しても行く価値はあるところですよ。
  花の季節の初夏や黄葉の秋は特に良いと思います。
  
  長らくジグソーパズルはご無沙汰しているのですが、そういうところに旅のヒントが見つかることありますよね。
  
  では、また。
  
  キートン

• じゃが♪さん 2012/06/20 21:33:16

  なんだこの光景は！

  こんにちはー。
  
  旅行記の写真が、あまりにもきれいで、一枚一枚じっくりみさせていただきました。
  青空が広がる中、
  背景の山がドロミテ山塊で、
  手前がきれいに整備された緑一面の牧草地帯。
  糸杉と教会が、絶妙に配置されていて、ただうっとりです。
  世の中には、こんな素晴らしい場所があるなんて。
  この絵葉書のような小道を歩けるなんて、本当に最高ですね。　（＾＾）
  
  じゃが♪
  

  キートンさん からの返信 2012/06/20 22:25:51

  RE: なんだこの光景は！

  こんばんは、じゃが♪さん。
  
  フネスの谷からガイスラー山塊を見たこの風景は、ドロミテのイメージとしてポスターや旅行のパンフなどにもよく使われているんですよ。
  私は20年近く前にこの風景のジグソーパズルを持ってました。
  でもこの場所って有名観光地ってわけではなく、長い間どこなのかわからなかったのです。
  もちろんガイドブックに載っているわけではなかったのですが、フォートラベルの旅行記がきっかけで場所が判明しました。
  
  実際にこの景色の場所にたどり着けた時の感激は、今までの旅のなかでも一番だったかもしれません。
  
  多くの人に行ってもらいたい、でも観光地化はされることなく今のまま静かな村であり続けて欲しい場所です。
  
  機会があれば是非訪れてみてください。
  
  では、また。
  
  キートン

• takemoさん 2011/02/05 23:55:34

  感動しました。　

  またまた、こんばんは。
  
  前日の最後の写真が青空だったので、「これは！」と期待して拝見させて頂きました。
  
  出てきた写真は、「キートンさんの（プロフィールの）教会」ですね。
  キートンさんの心の風景だと思っていましたが、本当に綺麗。
  昔々から変わらぬ景色は、ある意味タイムトラベルですよね。
  
  如何でしたか？
  むかしむかしは？
  
  さらに負けずと素晴らしいのが、その後の景色。
  
  ネットのおかげもあって訪ねられた場所。
  本当に便利でいい時代ですよね。
  ドンキホーテさんから、キートンさんに繋がって、私もいつかここに立ちますよ。
  キートンさんが座ったベンチで何を感じるか。
  今から楽しみです。
  
  旅行は、そこに行って景色を見るだけではなく、いろんなことの繋がりを含めた、沢山の思いが生まれるのが大好きです。
  まさに「人生は旅」、心の師と出会えます。
  
  キートンさんが、ここに行けて本当に良かったと思いました。
  
  それでは、また〜。
  
  takemo
  

  キートンさん からの返信 2011/02/06 14:19:38

  RE: 感動しました。　

  またまたこんにちは、takemoさん。
  
  よくぞ気付いてくれました！
  そう、その教会が私のプロフィール写真です。
  
  サン・マッダレーナのベンチから見た教会越しのガイスラー山塊の風景は旅行のパンフレットのイメージ写真やジグソーパズルでも使われる絶景なのですが、この場所を訪れるツアーはまだ少ないようですね。（この写真を載せといてこの場所を訪れないのは半分サギではと思うのですが・・・）
  
  この旅行記を見てresponseさん（↓↓のコメント）が同じコースを歩かれたとのコメントをいただいた時はこのうえない喜びでした。
  しかもヴェネチアから日帰りの超ハードスケジュールを強行したそうです。
  自分が感動した場所にクチコミで訪れた人が共感してもらえるのはとてもうれしいことです。
  ぜひとも行ってみて下さいね。
  でも５年後は先だな〜
  
  キートン

  takemoさん からの返信 2011/02/07 01:13:19

  RE: RE: 感動しました。　

  またまたまた、こんばんは〜。
  
  > この旅行記を見てresponseさん（↓↓のコメント）が同じコースを歩かれたとのコメントをいただいた時はこのうえない喜びでした。
  > しかもヴェネチアから日帰りの超ハードスケジュールを強行したそうです。
  
  おっ！
  ここにも繋がりがあったのですね。
  
  > 自分が感動した場所にクチコミで訪れた人が共感してもらえるのはとてもうれしいことです。
  
  そうですよね。
  responseさんのところにもお邪魔してみましたが、キートンさんのお名前がしっかりとありました。（＾＾）
  同じことに感動して貰える方がいるのは、なぜかとても嬉しいですよね。
  
  > ぜひとも行ってみて下さいね。
  > でも５年後は先だな〜
  
  きっと、キートンさんも忘れた頃ですよ。
  もっと遅れる可能性もありますが、気長にお待ち下さい。（笑）
  
  子供の頃からドライブが好きなので、きっと車で回るでしょう。
  少し違った視点から、少し違う時間を過すと思います。
  
  では、また〜。
  
  　takemo

• responseさん 2010/04/13 20:48:15

  サン・マッダレーナ村

  キートンさん
  
  
  初めまして。レスポンスと申します。
  
  昨年駅で見かけた旅行会社のパンフレットを見て、
  ｢ここに行きたい!!｣
  と思い、
  
  検索したところ、キートンさんの旅行記に出会うことができました。
  
  そして昨年８月にキートンさんと全く同じ行程でこの経験を体験させていただきました。
  
  海外に一人で行くことが初めてだったのでとても不安でしたが、
  何とか行くことができました。
  
  行程と致しまして、非常に時間がなかったため、
  朝５時ベネチア発→ボルツァーノ→オルティセイ→セチューダ
  →ブログレス→マッダレーナ→ブレッサノーネ→ベネチア０時過ぎ着
  
  の行程で行って参りました。
  
  
  あまりに綺麗な場所だったので、もっと長くいたかったです。
  いつかまたあの場所に大切な人と行きたいと思います。
  
  次の旅程も現在考え中なので、また参考にさせていただきます！

  キートンさん からの返信 2010/04/14 00:46:34

  RE: サン・マッダレーナ村

  こんにちは、レスポンスさん。
  掲示板に書き込み、ありがとうございます。
  
  私の旅行記を参考に同じコースを歩いていただけたとは、とてもうれしく思います。
  天候には恵まれたのでしょうか？
  セチューダからブログレス小屋までのコースは荒れていませんでしたか？
  また、旅行記を拝見できればうれしいです。
  
  ベネチアから日帰りであの行程を消化したとは、かなりの驚きです。
  私も比較的ハードスケジュールで計画する方ですが、この行程でいけば私なら翌日はバテて観光どころではなくなっていたと思います。
  
  サン・マッダレーナ村から見るガイスラーの山塊はポスターやジグソーパズルでよく目にしていましたが（そのジグソーパズルは長い間部屋にかかっていた）、イタリアのドロミテまではわかっても、ドロミテのどこなのかが長い間謎でした。
  その謎が解けたのはフォートラベルで見つけた旅行記のおかげでした。
  実際にその地に立って、その風景は期待を裏切らないどころか期待以上のもので、今まで生きてきた中で一番感動的な風景といっても過言でないくらいです。
  何時間見ていても飽きない風景ですよね。
  
  私が旅行した訪問地がどの程度お好みに合うかどうかわかりませんが、また少しでも参考にしていただければ幸いです。
  
  キートン

• oneonekukikoさん 2009/09/08 14:47:28

  マッダレーナ村

  キートンさん
  
  何回かお邪魔しておりますが
  書き込みは初めてです。
  宜しくお願いしたす。
  
  フネスの谷
  マッダレーナ
  
  目に焼き付いてます。
  
  今回のドロミテ行きでは
  １度はフネスに宿泊を考えたのですが
  情報の多いシウジにしました。
  旅行前にこちらを拝見していたら
  絶対フネスでした。
  シウジもとても気持ちよくゆったりできましたが
  もし、もう１度ドロミテ行きのチャンスが巡ってきたら
  絶対フネスの谷宿泊にします、
  
  
  もっぱらリフトやロープウェイを利用の
  怠け者ですが
  キートンさんの通ったコースを
  画像でご一緒させていただきました。
  
  oneonekukiko

  キートンさん からの返信 2009/09/08 19:31:38

  RE: マッダレーナ村

  こんにちは、oneonekukikoさん。
  書き込みありがとうございます。
  
  フネスの谷の情報って少ないですよね。
  私は宿泊を予約し易いボルツァーノに取って、バスでオルティセイへ、ゴンドラとロープウェイでセチューダに上りそこからハイキングでブログレス小屋経由でフネスの谷まで下りました。
  
  ジグソーパズルやポスターなどでよく見かける、ガイスラーをバックにマッダレーナの教会を中心にした風景を実際にこの目で見たかったのですが、それがドロミテのどこなのか長年わからずじまいでした。
  ネットの情報でその場所がフネスの谷であることを知り、昨年フネスの谷からあの景色を見るためドロミテを訪れました。
  
  フネスの谷から見るガイスラーの山並みは北斜面になるので、日中は逆光気味になります。なので夕暮れ時が最も綺麗に見えるので、夕方６時頃のバスが来るまでギリギリねばってあの風景を見てました。
  もしフネスの谷に宿泊していたら、暗くなるまで眺めていたでしょうね。
  
  またドロミテを訪れる機会がありましたら是非立ち寄ってみてください。
  
  キートン