中国の風景さんのクチコミ(68ページ)全2,038件

ホテル近くの西湖畔、少年宮から今日は逆回りで歩いていきます。西湖の東湖畔には１から６までの公園他多くの公園が並んでいます。特に涌金公園は綺麗な公園です。遊歩道にある長い橋がとても美しい。季節柄柳も芽を吹いて綺麗です。そろそろ西湖十景の一つ「柳浪聞鶯」に近付いてきました。

今日の夕飯は屋台街の河坊街へ行って見ましょう、何か昔とは変わってしまったようです。出来たばかりの地下鉄１号線安定駅で下車、西湖大道へ出ます。すぐに南宋御街へ出ます。南宋御街は昔の建物を再建して街並みを作り、商店街を形成しています。途中で河坊街を横切りますが、昔とは違い綺麗な商店街に変わっています。更に南宋御街を進み鼓楼に出ます。更に南に進むと中山南路に出ますと路の片側に屋台が並んでいます。昔は狭くて歩くのも大変でしたが今は整然と管理されています。屋台は売り手と買い手の距離が無いのが楽しい。立ち上る湯気、目の前で調理するのが屋台の特徴。若い人に人気の屋台、手頃な値段で食べ歩けます。

西湖十景の「南屏晩鐘」は雷峰塔の向かいにある浄慈禅寺の鐘を撞くと杭州市内に響いたという。この情景は「南塀晩鐘」と呼ばれ、西湖十景の一つに数えられている。浄慈禅寺に入ると右手に鐘楼があります。中に入って二階に上がると鐘を見る事が出来ます。お金を払うと鐘を撞く事も出来ます。自ら「南屏晩鐘」を体験できる、西湖十景の中ではもっとも近い情景に会える場所です。説明によれば当初の鐘は戦争で焼けてしまってもうないが、日本の曹洞宗が1986年に新しい鐘を寄進したそうです。蘇州の寒山寺の除夜の鐘が有名ですが、ここ杭州の浄慈禅寺の浙江省旅游局主催による除夜の鐘撞きイベントが行われているので体験して見たらいかがでしょうか？

蘇堤を渡りきり南山路に出ると西湖十景の「雷峰夕照」に向います。蘇堤から雷峰塔が良く見えます。「雷峰夕照」とは長橋公園から夕日に映える雷峰塔、それが西湖の湖面に映る姿を見る事です。残念ながらここでも「雷峰夕照」を見る事が出来ませんでした。2003年に雷峰塔が新しく落成し、西湖湖畔の何処からでも雷峰塔を見る事が出来るようになりました。次の機会には雷峰塔が黄金に輝き、それを湖面に映す倒影を見てみたいものです。西湖十景は雪の降った翌日の晴れた日、秋の月の綺麗な晩だとか条件が多い、そんな日は何処でも美しいのだ。まあ、そんな条件の中、夕日は遭遇する可能性が高いが上手く旅行中に遭遇する確率は低い、西湖十景もＰＭ２.５の影響は南宋の時代には考え付かなかったようだ。

「三潭印月」から蘇堤の船着き場へ戻って来ました、船着き場の向かいが西湖十景の「花港観魚」の入口です。蘇堤の南側、楊公堤と南山路の交差するところにある公園。たいへん広い庭園で「曲院風花」と同じように池が多くあります。建物は池に面して建てられています。池の景色を楽しんでもらう為、紅魚池の鯉を見る、これが名前の「花港観魚」です。「花港観魚」の売りは５００種以上の牡丹が植えられている牡丹園ですが牡丹は終わりました。でも柳の緑が美しいのが今の時期です。

蘇堤の途中にある船着き場から乗合船で西湖十景の「三潭印月」に渡ります。入場料が掛かります。西湖の真ん中に浮かぶ島の中に池があり更に島がある。「田」の字型の島。西湖に浮かぶ島で最も有名。島には池がたくさんありそこに「九曲橋」が架かっている。島
の外側を行く遊歩道で一周出来ます。島の南の湖上には３基の石灯籠が立っていて満月の夜に船から見る情景が最高とされています。この西湖十景の「三潭印月」と言われる観月を見る事が出来ません。

「曲院風荷」の次の西湖十景は「蘇堤春暁」です。「曲院風荷」と「蘇堤春暁」は橋で繋がっています。蘇堤は蘇東坡が杭州知事を務めた時に西湖浚渫工事で取り上げた泥で堤を築いたことで、「蘇堤」と名付けました。長さは2.8キロで、西湖の南北を貫いています。途中に蘇堤を船が横切る為に多くの橋が造られています。途中で「三潭印月」へ行く船着き場があります。またここは西湖十景の「花港観魚」の入口でもあります。西湖十景の中で只一つ季節が合った所でもあります。春の柳の芽が吹くのが見所です。

岳王廟の前にあるのが西湖十景の一つ曲院風荷です。蘇堤と楊公堤の間に挟まれた湖水の中の庭園です。湖水を利用して蓮の名所に成っています。とても大きな庭園で園内にはたくさんの蓮が植えられている。蓮の見ごろは７、８月頃。ここでも季節が合いません。また静かな園内にはスターバックスを始め多くの茶館もあり、のんびりと龍井茶を楽しむこともできます。

新西湖十景に入った岳飛廟。南宋時代の名将岳飛は金との戦いで戦功を挙げた。これを嫌った奸臣の秦桧夫婦の偽りの諫言により投獄され、毒殺された。岳飛３９歳の若さである。その後、冤罪が証明されてからは名誉が回復され、1221年には岳王廟が建てられた。
武官で有名なのは三国志に出て来る蜀の劉備の義弟関羽ですが、それに次ぐのが武官の岳飛です。関羽と岳飛を祀った関岳廟もあります。この悲劇の英雄、岳飛を偲んで民間人が奸臣の膝間付いた姿の秦桧夫婦の半裸の鉄像が置かれています。後の世の民衆が岳飛の無
念を思いこの像を作った。年配の民衆はこの像に唾を吐きかけていきます。錆びて壊れるとまた作り、未来永劫恨みを晴らすのです。隣に秦桧の腹心2人の半裸の鉄像が、膝間付いた姿で置かれている。秦桧夫婦と同罪なのです。これを見ても岳飛の民間の人気の程が解ります。

「断橋残雪」の次の西湖十景は「平湖秋月」です。その名の通り秋の月の綺麗な夜に西湖の畔の楼閣から眺める景色なのだが、丁度良い季節に来ることは難しい。白堤が孤山に到達した所に、西湖の畔に楼閣が建っています。この楼閣から西湖の水面と同じ高さで西湖を眺め、秋の月が映るのを眺めるのでしょう。通常はここでゆっくりお茶を飲みながら西湖を眺めて、雰囲気を味わったら如何でしょうか、対岸はＰＭ２.５霞んで見えないのが
残念です。

西湖観光には過去何度も来ました。ツアーで部分的に急いで廻ったり、上海から日帰りで、時間が無いので自転車を借りて廻ったりで西湖の良さは解りませんでした。今回は杭州城市内のみの６泊７日、観光したのは４日と半日です。西湖に３日半、じっくりと歩いて廻りました。残念ながら雪の降った日、中秋の名月の日、蓮の花が満開の日、夕焼けの綺麗な日など西湖１０景の指定日に見る事は不可能です。晴れた日でもPM2.5の関係で西湖の対岸は霞んでいて雷峰塔も霞んで良く見えません。また上に登っても西湖対岸や、杭州市内も霞んでいます。ホテルから歩いて行きました。西湖に着いたところは少年宮です。最初の西湖十景は「断橋残雪」です。ここは雪が降った後の晴れた日、白堤の上に雪が残り白い帯となる景色が最高と言われています。近年温暖化で西湖に雪が降る事が珍しい、最近では13年1月6日に雪が降ったらしい。画像検索して見ても「断橋残雪」の名前の通りはめったに見られません。

武林夜市は杭州市の地下鉄１号線風起路駅下車、Ｂ出口を出て孩児巷を西へ進み、武林路の交差点が中心となります。武林路沿いには飲食店、靴市場が近いので靴を扱う店が多い、龍遊路を西に進むと西湖の畔へと出ます。地下鉄１号線は杭州駅と高速鉄道の杭州東駅を結んでおり中間が風起路駅です。地下鉄２号線（工事中）は風起路駅で交差する為、今後商業地域として発展するでしょう。風起路駅Ｂ出口前には大きなビル工事をしており、延安路沿いにもショッピングビルが多く見られます。夕食を食べに出かけて見ました。

水墨画や書を書かれる方が使われる落款、プロから素人まで落款の最高級はここ西冷印社の物、印鑑の素材、書体、篆刻の三つが揃った三絶は国宝物です。私の手許にある三国志切手冊子に使われている落款もここ西冷印社の物を使っています。また安野光雅絵本三国志で使われた落款も作家自ら西冷印社に出向き作られたものだそうです。呉昌硯は清朝末期から近代まで活躍した文人です。画家でもあり書家でもあり篆刻家でもありました。詩・書・画・篆刻の四つの分野に秀でており「四絶」と称賛され、中國で最高の芸術家と言われています。1903年、葉銘、丁仁・王・呉隠らと西湖湖畔に西冷印社を設立し初代社長となりました。中国で最高の落款を作る所が西冷印社です。

次は隣の中山公園内にある清行宮遺址を見て廻ります。これは屋外ですので傘をさしての見学となります。行宮とは、皇帝もしくは天皇の、行幸時あるいは、政変などの理由で御所を失陥しているなどといった場合、一時的な宮殿として建設あるいは使用された施設の事を言うそうです。現在建物等残っておらず台座の基礎石が並んでいます。場所的には西湖が目の前に広がる風光明媚な場所です。

浙江省博物館、西湖美術館、次は西湖博物館に行きました。西湖博物館の中に文瀾閣と言う蔵書楼があります。日本語の案内書には次のように書かれています。
文蘭閣：文蘭閣は本と閣が共存している清代宮廷監督で造られた｢四庫全書｣の著名な蔵書楼で、清の乾隆49年(紀元1784年)に初めて建立され、乾隆年間に｢｢四庫全書｣を収めるために、全国で造った七つの国営蔵書楼の一つで、江南三閣のなかで唯一に現存するものである。西湖北端の小島孤山には清代四庫全書館の一つ文瀾閣があります。孤山路２６号

生憎初日は雨で始まりました。寒さも厳しく建物内の博物館巡りをする事にしました。最初は西湖畔の浙江省博物館へ行きました。 次は隣の浙江西湖美術館です。孤山路周辺には多くの博物館等が集まっています。浙江西湖美術館についての案内書はありません。今までに日本人の画家も個展を開いた事があるらしい。まだ新しいようで、内部は綺麗です。

生憎初日は雨で始まりました。寒さも厳しく建物内の博物館巡りをする事にしました。最初は西湖畔の浙江省博物館 です。中国の博物館員は日本人に対して良く聞きます。この時代に日本は何をしていたか？私は「新幹線が走っていました。」と答えます。浙江省博物館は1929年に建てられ、浙江省内で最も大きい、収蔵、陳列、研究を一体とする総合的な人文科学の博物館である。収蔵文物は10万余りで、建築は江南地域の特色を持つ単体建筑と廊下を組み合わせて、「園の中に館があり、館の中に園がある」というと独特な布局となって、湖光山色の間に存在してあり、地上の楽園の杭州の新たな文化観光スポットと言われています。住所：浙江省杭州市西湖区孤山路25号

茨城空港発着の春秋航空で上海へ行く為、毎回、石岡駅で乗り換えています。常磐線や空港バスの本数が少なく不便な駅です。駅も古い木造の駅です。駅前にコンビニすら無く、今年に入りパン屋（喫茶あり）も無くなってしまいました。このイメージの悪い石岡の街並みをテレビで紹介されました。歴史もあり当時の建物も多く残されていて、保存する為、街ぐるみで商店として活用して街並みを維持する努力をしている事を知りました。上海の外灘の歴史建築と同じ考え方です。帰りの便は１２時２０分着ですので石岡の街並み見学に立ち寄りました。丁度３月３日まで「いしおか雛巡り」も開催されていて、一挙両得で楽しめました。看板建築とは木造家屋の表向きをモルタルで洋風に仕立てる、言わば映画のセット見たいな建物です。

茨城県のつくばみらい市にあるワープステーション江戸は時代劇の撮影所でＮＨＫエンタープライズが運営する処からＮＨＫ、大河ドラマを中心に撮影しています。現在は、2014年1月5日より放送されているNHK大河ドラマ第53作である『軍師官兵衛』の撮影が行われています。ロケ施設内には江戸城を中心に展開される威風堂々の趣「江戸城ゾーン」、時代の息吹をを感じる東京の街並み「下町オープンセットゾーン」、庶民の営みとにんじょうが伝わる長屋の佇まいを再現「長屋オープンセットゾーン」、江戸の「生業」を支えた大店群「江戸町屋ゾーン」、数々の歴史ドラマ、名作のステージ「宿場オープンセットゾーン」で構成されています。日本人の心のふるさとである江戸時代を楽しく体感すること
ができる謳い文句になっています。
〒300-2306 茨城県つくばみらい市南太田1176
入場料４００円 ９：３０～１６：００、休館日　月曜日。

今回は友人３人と紅葉の蘇州、特に世界遺産の名園の紅葉を見たくやって参りました。浦東空港から直接蘇州へ行く事が出来る長距離バスを利用いたしました。去年も利用したのでバスターミナルへ行きましたら何もありません。案内表示もありません。広い駐車場を
探しました。高速鉄道の方が早いと思われますがホテルまでの時間はバスの方が早いのです。ホテルは格安の海友客桟。上海市内は外国人不可ですが、蘇州は宿泊出来ます。最近の円安と物価高のダブルパンチにも動じない９９元（１６００円）です。セルフ式ですが快適に過ごせます。ネットコーナー（無料）や洗濯場（有料）があり設備も整っています。場所も繁華街に近く地下鉄の駅に１分と便利です。
漢庭酒店と海友客桟は同じ系列ホテルで同一の建物の２階を使用しています。但し入口は別です。