岳人28号さんのクチコミ(40ページ)全934件

案内板にしたがって、小さな素掘りのトンネルをくぐると、崖の下の墓地の隅に布袋さまの石像があります。おなかをなでると元気がもらえるそうで、参拝者がひっきりなしに訪れては、おなかをなでさすっていました。ここにはリスに手をかまれないよう注意を促す看板があったので、リスが出てくることもあるみたいです。

鎌倉五山の第四位で、かつては大寺院だったのでしょうが、今はその面影は残っていません。印象に残ったのは、参拝者がひっきりなしに訪れてはおなかをなでていく布袋さまの石像や、古民家風の茅葺屋根の庫裏で、庶民的な親しみを感じさせるお寺でした。境内の奥の墓地から山のほうに小道がついていたので登ってみましたが、途中で道がなくなっていて、どこかに通じているようではありませんでした。

わたしが訪れた11月16日時点では、紅葉はまだまだでしたが、境内にはリンドウがたくさん咲いてました。ここは四季折々いろいろな花が咲くようで、入口で拝観料を払うと、花暦のパンフレットを渡されます。アジサイの時期にも行って見たいです。

歴史教科書に鎌倉時代の代表的な建築として出てくる舎利殿（国宝）は、通常、非公開になっており、立入禁止になっている門から辛うじて屋根の一部が垣間見えるだけです。円覚寺のほかの建築は江戸時代以降の比較的新しいものばかりなので、非常に残念。建築にはあまり見るべきものがない印象を受けましたが、方丈庭園と妙香池は風情があって良かったです。ただ、わたしが訪れた11月16日時点では、紅葉はまだまだで、見ごろになるまで、もう1～2週間はかかりそうでした。

涵翠池の北側にあり、日本庭園の栗林公園のなかで、ここだけ南国情緒を漂わせている異色の存在。群生するソテツのすぐ後に真っ赤に紅葉したカイノキ（？）があるため、遠くからでもよく目立っていました。ここのソテツは江戸時代に植えられた由緒あるもので、県天然記念物に指定されています。

栗林公園の西にあって公園に接している標高160ｍほどの小さな山。ふつうは栗林公園の借景として眺める存在で、とくに小高くなっている芙蓉峰や飛来峰から池を挟んで眺める紫雲山は絵になります。また、公園の西縁の紫雲山に接しているところは、風がさえぎられるせいか、紅葉が園内のほかのところに比べ遅くまで残っています。ハイキングの対象になる山としては、あまり認知されてませんが、JR栗林公園北口駅の裏手からハイキング道があって登れるようになっています。

わたしが訪れた12月10日の時点では、さすがに紅葉は盛りを過ぎて散っている木が多く、もう１～２週間早ければなあと思いましたが、「楓岸」と呼ばれるエリアを中心にまだ紅葉がある程度は残っていて、それなりに楽しめました。広い園内のいたるところに池があって、どこを歩いても気持ちの良いところです。ハスが一面に群生している池もあったので、花が咲く夏にまた来てみたいです。

北嶺の遊歩道の北端にあり、バスが発着する南嶺駐車場からは2km余り離れたところにあります。名前から和風の風情ある東屋を想像していたのですが、実際は児童公園にあるようなきのこ型で、名前から受ける印象とのギャップに唖然としてしまいました。展望がすばらしいだけに非常に残念です。遊歩道はここで終わっていますが、ここから先にも急斜面をジグザグに下りる登山道が続いており、岬の突端の長崎の鼻に行けます。

屋島の東側の入り江を隔てて対岸にある五剣山を正面に眺める展望スポット。位置的に西側にある獅子の霊巌とは反対になります。ここは周辺に売店や茶店などはなく、静かです。名前に嶺がつきますが、とくに小高く突き出しているわけではなく、獅子の霊巌と同様、あまり名前が表すような特徴は見受けられません。

高松市街や瀬戸内海を見渡す絶景の展望スポットであり、開運厄除けの瓦投げスポット。投げる小さな瓦が1束200円で売られています。売店でも扱ってますが、自分で箱にお金を入れるセルフ方式のものも。なお、獅子の霊巌という名にふさわしい岩がどこかにあるのでしょうが、それらしいものは見当たりませんでした。

四国八十八ヶ所の第八十四番札所で、平安前期作の本尊と鎌倉末期の建築の本堂は国重要文化財という由緒あるお寺ですが、境内で一番目立っているのは、本堂横の大きな二体の狸の石像がお稲荷さんの狐のように鳥居の前に立つ蓑山大明神。弘法大師が屋島の山中で道に迷ったとき、蓑笠をかぶった老人の姿に化けた太三郎狸＝蓑山大明神が、大師を道案内したという伝説から、屋島寺境内の守護神とされているとか。しかも、狸の蓑山大明神の祠の奥には、狐の屋島稲荷もあって、犬猿の仲と思われた狸と狐が、ここでは仲良く同居しています。

JR屋島駅、ことでん屋島駅から屋島ドライブウェイの終点にある南嶺駐車場にバスが1時間に1本運行されています。運賃は大人・こども共通で100円と格安。ケーブルが廃止されて、かえって便利になったといえるかもしれません。山上には舗装された遊歩道が尾根に沿って整備されていますが、平行して舗装されていない山道もあります。忠実に尾根をたどっているのは山道で、一部には両脇が切れ落ちて細くなっているところもありますし、溶岩台地らしいごつごつした岩場もあり、景色も良くて、なかなか楽しい道でした。

とにかく建物と緑豊かな周辺の雰囲気がすばらしいです。展示内容に興味がもてなくても、その雰囲気を味わえただけで十分満足でした。

文学館ですから展示内容は作家の原稿が中心で、よほどの文学通でないと興味をもてないと思いますが、1階のビデオコーナーで上映されていたビデオは、鎌倉にある有名作家ゆかりの場所などをわかりやすく紹介していて、これを見た上で鎌倉観光のプランを練るのも良いのではないかと思いました。ここの他にも古い立派な洋館が近くにあるらしいことも、このビデオで知ることができましたし。

地図上にある標高1151ｍの早雲山にいく道はありませんが、ロープウェイ早雲山駅のすぐそばに、箱根駒ケ岳・神山・大涌谷に通じる登山道の入口があります。ここからの登山道は、標高1000mの大涌谷より標高が低いせいか、大涌谷周辺ではすっかり散り果てていた紅葉が、まだ多少残っていました。標高750mの登山口から標高差450mほどをひたすら登っていき稜線上に出ると、木々の間から富士山が見えるようになります。このあたりに、まず駒ケ岳に通じるお中道への分岐、次いで神山に登る道と大涌谷へ下る道との分岐があります。

ロープウェイ早雲山駅の前の広場は見晴らしがよく、明神ヶ岳、明星ヶ岳などの山々がよく見えます。

園内には、世界各国のいろんな種類のバラが植えられています。それぞれ品種名を書いたプレートがあるので、一つ一つ名前を確かめながら見て回ると、オードリー・ヘップバーンとか、ヘンリー・フォンダなど有名人の名前がついてるのもあって面白いです。ばら祭りは５月中旬ですが、バラは秋にもたくさん咲いています。

城址公園の松川に面した一角に、池や東屋のある日本庭園があり、その池にかかる朱塗りの橋です。この庭園が城址公園内で最もきれいで風流なところでしょう。あいにく、前日来の大雨のせいか池の水はにごってましたが…。水夏も木陰があって涼しく、くつろげます。

城址公園内にある美術館で、銅瓦葺きのいかにも城の一部のような外観をしています。展示内容も、わたしがいったときは「近世京都画壇の絵師たち」というのをやっていて、円山応挙をはじめ、江戸時代の風流で写実的な風景画や花鳥画が多数展示されており、城の中の美術館にふさわしいものでした。

りっぱな桜並木が続く松川べりの遊歩道に、抽象・具象さまざまな彫刻作品やゆかりのある万葉集の歌碑が設置されています。設置場所を表示する案内板もあるので、一つ一つさがして見て回るのもおもしろいでしょう。桜の木陰で夏でも涼しく、気持ちよく散策できます。

両岸に枝振りのりっぱな桜並木が続いています。大きな桜ばかりなので、岸辺の遊歩道はずっと木陰になり、真夏でも涼しくて気持ちよく散歩できます。舟橋という舟形の橋があったり、彫刻や万葉集の歌碑があったりして、見所も豊富。水面に下りられる階段もところどころあります。

ホテルの窓から見えた変わった形の塔が、市役所の展望塔だったとは、少々驚きました。窓に面したベンチもあって、景色を見ながらくつろげる良い展望台です。望遠鏡がよくあるコイン式でなく、ぜんまい式で無料なのも粋な計らいだと思います。