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はま一号さんのトラベラーページ

はま一号さんのクチコミ全11件

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  • 隠れ家のような寺、至高の仏

    投稿日 2015年01月16日

    宝菩提院 願徳寺 嵐山・嵯峨野・太秦・桂

    総合評価:4.5

    京都を周り尽くした京都通の方にもあまり知られていないような、隠れ家のようなお寺です。ですが戴く仏像はまさに至高の仏、かの有名な国宝・宝菩提院半跏菩薩像です。平安時代前期の仏像を語る上では欠かせない存在でありながら、多様性を特徴とする平安前期においてすら異色の美しさ、リアリティ。目の当たりにすると一層の輝きを感じることができました。

    そうした仏像をこの上ないロケーションで堪能することができます。交通の便は非常に悪く、バスに20分ほど乗った上でさらに15分から20分ほど歩かなければなりません。ルートは桂川駅からバスで洛西高校バス停で降り歩くルートと、向日町駅か東向日駅から南春日町バス停まで行き歩くルートがありますが、私が取った前者のルートはなかなかの田舎道、というか半ば山道でした。スマホがなければ不安になること請け合いです。後者の方がまだ歩く距離は少ないです。しかしどちらにせよ結構な勾配を上ることになるのは変わりありません。

    そしてやっと着いてみると、門には拝観の方以外お断りの文字。セールスでも来るのでしょうか。門にあるインターホンを押して拝観の旨を伝えると、中に入るよう促されてお寺の中へ。ご住職と思しき方が自ら受け付けをしておられます。
    最も小さい寺、などという触れ込みもあるようですが、なるほど本当に小さいお寺です。本尊を祀るお堂はかなり新しいもので、その横にご住職のお宅らしき建物があるきりでした。
    受け付けでの指示の通りそのお堂に入り、自分で灯りをつけます。すると厨子の中に浮かび上がる半跏菩薩像。他にも重文の聖徳太子像や阿弥陀立像などが林立しています。どれも素晴らしいのですが、やはり本尊にばかり目がいってしまうのは仕方がありません。肉身部の女性的な引き締まった柔らかさの表現といい、衣紋の驚くほど巧みで流麗・複雑な構成といい、本当に目を奪われました。
    一度深く拝んだ後は、是非上下左右様々な視点から像を見てみてください。特にこのお寺ならではの鑑賞法として、灯りを数種類自由に点けることができるので、それらを点けたり消したりして見ることをお勧めします。灯りごとに違った表情が見られます。

    着いたのが夕方だったのであまり長居できなかったのが心残りではありましたが、雨や上り坂に耐えて訪れた価値は十分以上に感じられました。仏像が好きな方なら必ず、仏像は詳しくなくても美術に関心がある方ならかなりの確率で、同じ感想を抱いていただけると思います。
    京都の主要な見所は回ってしまったという方に、是非お勧めしたいお寺です。

    旅行時期
    2014年12月
    アクセス:
    1.0
    人混みの少なさ:
    5.0
    バリアフリー:
    2.5
    見ごたえ:
    5.0

  • 御所の隣りに建つ京都の大聖堂

    投稿日 2015年01月13日

    日本聖公会 聖アグネス教会 今出川・北大路・北野

    総合評価:4.0

    大聖堂といっても、名前からイメージするほど大きな建築ではありません。通りに面して建つ鐘楼が堂々として厳かな印象を与えますが、回り込んで全体を見ればそこまで大きくは感じられません。(どうしても京都のお寺と比べてしまうのがいけない気もしますが・・・。中に入れば印象も変わりそうです。)
    大聖堂、正しくは主教座聖堂というのはこちらの教会の立場のことを指すそうです。日本における英国国教会の京都教区の本部にあたるのだとか。ChurchではなくCathedralなんですね。格式高い教会です。こうした教会の組織構造というのは普段の生活では知り得ない知識なので、少し調べてみると面白かったりします。
    私が訪れたのは平日だったので残念ながら開いてはいませんでしたが、日曜には礼拝が行われているようです。外国人の司教様がいらっしゃり、外国の方向けの英語での礼拝もしているのだとか。さすがにそこに潜り込むのは勇気がいりそうです。

    このような教会が御所の向かいに建っているというのが興味深いところです。しかしその静かな佇まいは、他の京都の寺々と同じくらい昔からそこに建っているのではないか、と思わせるほど京都の景色にとけこんでいます。今は烏丸通りを行く人々の目を潤しています。
    寺社だけでなく、洋館や教会が多いという京都のもうひとつの側面を感じることができる教会です。

    旅行時期
    2014年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    5.0
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    3.5

  • 百万ドルの夜景?

    投稿日 2014年11月26日

    台北101展望台 台北

    総合評価:4.0

    台湾一どころか東アジア一の高さを誇る台北101。二度目の台湾でしたが行ったことがなかったので、思い立って夜21時ごろに滑り込みました。入場の最終時間が21時15分だそうで、運が良かったと思います。
    それでも展望台エレベーター前はかなりの行列でした。エレベーターの周囲を一周ぐるっと回らされ、20分ほどだったでしょうか。行列の横には高級宝石店や赤サンゴのお店(中国文化的に言えば皇帝にとっての瑞祥のモチーフなので、こういう高級店で大変人気なのもむべなるかな、という感じです・・・)が軒を連ねます。私はもちろんスルーです。
    そしてエレベーターで一気に展望台へ。耳が気圧でキンキンします。
    最終に近かったので昇ってみれば人はまばらと言っていいほどでした。日中だったらフロアが人で埋まることでしょうが、広いフロア全体に人が散ってかなり快適に見ることができました。ただお土産屋さんは殆ど閉まりかけていたので、お土産を検討する方はもう少し早く行った方がいいでしょう。
    景色はというと、いわゆる百万ドルの夜景、という感じです。ただ悲しいことに台北においては101が高さにおいてあまりに一強状態なので、競合する建物がなく近隣の建物と距離が離れすぎているためにいっそ迫力には乏しいと言えるかもしれません。昼に行った方が遠くまで見渡せていいかもしれませんね。
    とはいえ勿論高さは申し分なく、高速道路の灯りがはるか彼方まで伸び小さくなっていく様などは見ていて気持ちが良いです。車の絶えた片側三車線の道路なんかも日本とも欧米とも異なるアジアの雑多な趣があり、少し懐かしい感じがします。物淋しい路地裏にオレンジの灯りが差す情景なんかは、憧れはしますが治安的に歩けないような風景なので上から見れるのは嬉しいですね。海外で夜にこういった展望台に昇れるほどの治安の国というのも滅多にありませんから、そういう意味でも貴重な場所だと思います。
    ちなみに下りのエレベーターまでの道にも高級宝石店などがあります。ものすごい数・大きさの宝石やサンゴや玉の数々。見る分には楽しいので存分に冷やかしていきましょう。

    旅行時期
    2014年08月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    3.0
    人混みの少なさ:
    2.5
    展示内容:
    4.0

  • 関西の空の玄関

    投稿日 2014年11月26日

    関西国際空港 関西空港・泉佐野

    総合評価:4.5

    いつもお世話になっております。昼夜を問わず、国内・国外を問わず、殆どあらゆるところに連れて行ってくれます。ごく個人的な記憶と感覚ですが、成田やセントレアに比べ小規模で内部構造が把握しやすく、また混雑度も低いような気がします。
    ただ大阪からはともかく京都からだと少し鉄道アクセスが悪いのが難点ですね。遅ればせながら、最近京都駅から高速バスに乗るのが一番安上がりで簡単だということを学習しました。鉄道各社から横断関空きっぷは出ていますが、やはり大きなトランクを持って三つも四つも乗り換えをするのは行く前から体力を使ってしまいます。

    旅行時期
    2014年08月
    アクセス:
    3.5
    人混みの少なさ:
    4.0
    施設の充実度:
    4.5

  • 雰囲気や立地は満点!けれどアレルギーの方はご注意を

    投稿日 2014年11月26日

    ホテル マリオズ フィレンツェ

    総合評価:4.0

    2014年2月に二泊しました。
    とにかく雰囲気が抜群で、フィレンツェという街の魅力をホテルで満喫できるほどでした。部屋の壁には中世を思わせる宗教画がかかり、窓にはシンプルなステンドグラス、大きなクローゼットにはゲームに出てきそうな古いカギ。それらが華美なところなく落ち着いた色調でまとめられているのが素敵です。
    そんな古風な雰囲気に反し、お風呂やトイレはかなり新しくきれいなものが付いています。嬉しかったのが、ウェルカムドリンクとして使いきりタイプのインスタントコーヒーと紙コップが人数分、そして電気ケトルが用意されていたこと。日本から持っていったインスタントみそ汁を作って飲んだりもできました。

    フロントの方も明るく気さくで、比較的分かりやすい英語で街の観光地やホテルからの所用時間を教えてくださいました。小さなホテルなのでアットホームな雰囲気なのですが、かといってプロとしての礼儀正しさを忘れない、良い距離感を持った接客だったと思います。
    立地は駅から歩いて十分ほど。ただ最短距離の路地は石畳の凹凸がきつく、大きいトランクではかなり苦労しました。遠回りして駅の表通りの方から回り込んだ方がましだったように思います。またフロントが二階にあり、エレベーターが付いていないのにも中々難儀しました。荷物の大きさ的にしんどいと思ったらフロントの方を呼んだ方が賢明かもしれません。(チップを忘れずに。)それとフロントへのドアは施錠されておりフロントで解錠を管理しているので、着いたら扉のガラス越しに呼び掛けましょう。
    ちなみに小さい通りに面しているので治安が少し心配でしたが、全くと言っていいほど危険は感じませんでした。小柄の女二人組というカモがネギを背負ったような状況でしたが、昼はもちろん夜の8時、9時くらいまでなら安心して帰ってくることができました。

    このように素晴らしいホテルだったのですが、タイトルに書いたようにアレルギー体質の方はご注意ください。私は軽度のアトピーや喘息、埃・動物アレルギーがあるのですが、こちらのホテルで泊まった晩に人生で一番のアレルギー反応が出てしまいました。恐らくシーツに問題があったのだと思います。
    観光で疲れきっていたのですぐ寝つけたのですが、夜中に何度も体中の痒みで眼が覚めました。不思議に思い身体を見てみると、首や腕、太ももなどいたるところが真っ赤に腫れあがっていました・・・。疲れていたのでその後も眠れましたし、翌日は身体が慣れたのか少しましになっていたのでなんとかやり過ごせましたが、日本だったら夜間救急に駆け込みたくなるくらいの症状でした。
    私ほどではないにせよ少し肌の弱い友人は問題がなかったので、相性もあるのかもしれません。

    とても素晴らしいホテルだったので悪いことは言いたくないのですが、やはりアレルギーを持つ方にはお勧めすることはできません。ですがアレルギーのない方には、年齢や性別を問わずお勧めしたいホテルです。

    旅行時期
    2014年02月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    友人
    1人1泊予算
    5,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    3.0
    サービス:
    4.0
    バスルーム:
    4.5
    ロケーション:
    4.5
    客室:
    2.5

  • 京都に時を知らせた午砲台跡

    投稿日 2014年11月24日

    新日吉神宮 東山・祇園・北白川

    総合評価:2.5

    新日吉神社は三十三間堂や智積院の近くの坂を登った先にあります。あまり観光地化されていないひっそりとした神社ですが、拝殿や舞台などは整っています。
    狛犬替わりのお猿さんの像が可愛らしい。写真を撮って待ち受けにすると願いが叶うのだそうです。

    面白いと思ったのは午砲台の跡というもの。どうやら寄贈されたもののようで、明治期に時刻を知らせるために大砲を打っていたものでしょう。関係はありませんがメリーポピンズにそんなことをしているお爺さんがいたな、と思い出したり。

    最寄り駅からも遠く辿り着くまでの坂がかなり急なので安易におすすめはできませんが、三十三間堂や智積院なんかを周って時間が余ったらどうぞ。

    旅行時期
    2014年10月

  • 高野山信仰を辿る道

    投稿日 2014年10月29日

    高野参詣道町石道 高野山周辺

    総合評価:4.0

    友人に誘われ高野山町石道(ちょういしみち)を登ることに。高野山への登山道の中でも一番古く険しい、弘法大師空海が開いたとされる道です。金剛峯寺の根本大塔を始点として、ふもとの慈尊院までの22kmの道のりに一町(109m)ごとに一基、合計180基の町石という道しるべが並んでいます。3mほどの石製の卒塔婆である町石には根本大塔をゼロとしてそれぞれに数字が降られており、参詣者はあと道のりがどのくらいの距離であるかを知ることができます。
    運動神経はおろか体力・持久力に無いことに昔から定評のある私としては、勢いで決めた初登山だったので不安どころの話ではありませんでした。
    結果としては、ズタボロになりながらもなんとか登り切ることができました。かかった時間は8時間ほど。真夏に近い季節で、最後の一時間に大雨に降られたことを考えても厳しい道のりでした。
    ですが登り切れたのは普段小学生向けのキャンプ体験を指導してらっしゃる方がいたことが大きいです。その方なしでは絶対に不可能でした。登山雑誌などでは初心者でもぎりぎり登れる道として紹介されているようですが、本当にぎりぎりです。(とはいえ、壮年の男性が一人で悠々と私たちを追い越していくことが何度かあったので、慣れている方には本当に易しい道なのでしょう・・・。)本当に傾斜が急なのは最初と最後の一時間なので、それをあらかじめ知って心構えをしておけば幾分楽かもしれません。ちなみに挙げた写真では比較的歩きやすそうな道が映っていますが、これは写真を撮る余裕があったのが楽な道の時だけだったからです・・・。
    しかし登山の苦しさは実りある苦労でもありました。急な傾斜を過ぎ山の尾根近くをそって蛇行する中盤は、自然の変化を見る余裕ができてとても楽しかったです。よく見れば様々なキノコが生えていますし、早くも柿や栗がなっているところもありました。また植生や石質も多様に変化していきました。石質ひとつ取ってみても、和歌山城の石垣にも使われている青石や、もっとキラキラした欠片の入ったもの、丸みをおびて平板なもの、白地に褐色の線状模様が入っているものなど、入れ替わるように変化していき驚きました。
    鎌倉時代から残る町石をひとつひとつ数えながら辿っていくのも楽しいです。空海や過去の巡礼者の人々が同じ景色を見ながら登っていったことを思うと感慨深い。密教というのは山岳信仰と深く結びついていますから、真言密教を学ぶ上でとても大事な感覚を得られたようにも思います。

    私のように軽い気持ちで行くことはお勧めしませんが、登山が好きな方、自然に興味が好きな方、仏教や修験道に興味がある方にはお勧めです。虫がそれはもうそこかしこにいますし身体にもくっついてきますので、虫が嫌いな方は・・・我慢するか断念するかしましょう。

    旅行時期
    2014年09月
    利用した際の同行者
    友人
    アクセス:
    3.0
    人混みの少なさ:
    5.0
    バリアフリー:
    1.0
    見ごたえ:
    4.0

  • 小さいけれど賑わう神社

    投稿日 2014年10月20日

    錦天満宮 二条・烏丸・河原町

    総合評価:3.0

    錦天満宮は錦市場の端、新京極に位置しています。新京極のアーケード街に埋もれるように立つ境内は狭く、その中にいくつかの拝殿や御手水などがぎゅうぎゅう詰めに並んでいます。
    錦市場や新京極をまわる観光客がひっきりなしに訪れ、鳥居やたくさんの提灯を写真におさめては、おみくじを引く姿が見られます。
    面白いのはおみくじの仕組み。箱の中に機械じかけの獅子がおり、人が前に立つとセンサーで反応し動きます。おみくじの種類を選べば、それを加えてクレーンゲームのようにこちらへ通じる穴へ落としてくれるのだとか。妙に遊び心があって楽しい仕掛けです。

    こちらの天満宮は朝8時から夜8時半まで開いています。小さい神社なので見るものがたくさんある訳ではありませんが、錦市場観光のついでに寄ってみてはいかがでしょう。お土産屋の群れの中に突然現れる神社の姿は、京都の町らしさを味わわせてくれます。

    旅行時期
    2014年10月

  • 金曜日はナイトミュージアム

    投稿日 2014年10月19日

    京都国立博物館 東山・祇園・北白川

    総合評価:4.5

    先週、鳥獣戯画展へ行ってきました。昼は平日でも二時間以上待たされるという盛況ぶりですが、夜は一度も待たされることなく快適に見ることができます。京都国立博物館は普段は5時閉館ですが、金曜の夜は夜8時まで開館しているのです。
    午後4時に博物館に到着し、最近オープンした平成知新館へ。本館の鳥獣戯画展の方はこの時点で合計一時間待ちでした。この時間でも十分空いている方でしょう。因みに知新館の方も国宝・重文大盤振る舞いの展示となっております。特に伝雪舟の四季花鳥図の迫力は素晴らしい。雪舟はネームバリューが先行しすぎではないか、という認識を改めねばなりませんでした。力強い筆致の木々の枝と繊細で緻密な鳥の表現が見事に融合しており、隅々まで工夫が行き渡っていることが分かります。四季の花鳥を一双にまとめる構成もさすがの一言です。
    ただ知新館は順路が分かりにくいのが不親切ですね。一階の隅にある絵巻コーナーなんて、ともすれば見落としてしまいます。餓鬼草子など展示品は素晴らしいので勿体無い。

    そして軽く知新館を周り、6時頃本館の鳥獣戯画展へ。特に並ぶこともなくすんなりと入れました。メインが鳥獣戯画なので他の展示品などは少なめなのですが、高山寺及び明恵所縁の品々もありそれらも興味深かったです。
    鳥獣戯画は普段我々が見知っているのは甲巻が主で、それ以外の巻にも多くのバリエーションに富んだ内容があるのに驚きました。擬人化された動物やそうでない動物が戯れる様子、当時の平民と思しき人々が将棋で遊ぶ様子など、案外テーマも画風も統一性がありません。でもそれが面白い。卓越した筆致や素朴な筆致など、白描だからこそ作者の個性が明確に表れているのが分かりました。

    閉館の8時までいましたが、その頃には人も減り存分に味わうことができました。人の多い時には絵巻の展示は立ち止まってはいけないそうなので、やはり人の少ない時を選んで行くのが正解かと思います。

    旅行時期
    2014年10月
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    5.0
    人混みの少なさ:
    5.0
    展示内容:
    5.0
    バリアフリー:
    4.0

  • 旅館のような宿坊

    投稿日 2014年10月17日

    高野山別格本山 宿坊 西門院 高野山周辺

    総合評価:4.0

    高野山に登山に行った折、泊めていただいたのが西門院さんです。宿坊というのは質素なイメージがあったのですが、HPの写真を見ればまるで旅館のような立派さ。本当に写真の通りなのだろうか・・・?と、失礼ながら半信半疑で伺いました。
    結論としては写真の通りの快適さ、清潔さでありながら、かつ宿坊としての歴史や風格を感じられる素敵なお宿でした。母屋から繋がる建て増しされた新館は、部屋やお風呂はこじんまりとしていながらも新しく快適で、旅の疲れを癒してくれます。部屋にはテレビもお茶もお茶受けもあります。何より嬉しかったのがご飯がとても美味しいこと。精進料理は少なくて味が薄い!と聞いていたので覚悟していったのですが、普通の旅館に劣らない量と味でした。旅館のものよりもお肉を使わないという制限があるので工夫が凝らされており、品数も多く食べきれないほどです。(比喩です。完食しました。)
    宿坊ならではの素晴らしさは、門や建物が古く立派であること、そして朝のお勤めとして読経の見学ができることです。真言密教の奥深さに触れようと高野山に訪れた私としては、朝の読経はとても心惹かれる体験でした。見学は自由参加なのですが、疲れた体をおして朝早くに母屋の本堂を訪れました。前日に宿泊の手続きや部屋のお世話をしてくださった方々が、朝には袈裟を纏って厳かに読経をなされます。ろうそくを灯し香を焚いたお堂の中は、宗教の場としての静かな祈りの空気で満ちていました。本尊や壇が置かれた間とは区切られた空間で静かにそれを聞き、読経が終わった後にはお焼香をさせていただきます。私のような不信心な身であっても、生活の一部に宗教があるということがどのようなことなのか、体験することができました。今の日本の生活では、法事などを含めても感じることのできない感覚だと思います。
    宿坊に泊まらせていただくのは初めてのことなので、こうした体験が他の宿坊でもごく普通に味わえるものなのかは分かりません。ですが旅館としての快適さと宿坊の魅力、双方を十分に満喫できて、とても満足のいく宿泊となりました。

    最後に、高野山を登ってきて泥だらけのびしょ濡れになった私たちを快く受け入れてくださってありがとうございました。

    旅行時期
    2014年09月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    友人
    1人1泊予算
    20,000円未満
    アクセス:
    2.5
    コストパフォーマンス:
    3.5
    客室:
    4.0
    接客対応:
    4.0
    風呂:
    3.0
    食事・ドリンク:
    4.5
    バリアフリー:
    3.0

  • 夜の伏見稲荷を歩く

    投稿日 2014年10月15日

    伏見稲荷大社 伏見

    総合評価:5.0

    京都の伏見稲荷は修学旅行などで行ったことのある方も多いかと思いますが、伏見稲荷の魅力を存分に味わいたいのなら夜に行くのをお勧めします。
    伏見稲荷は神社ですので、拝観時間というのはありません。なので行こうと思えば丑三つ時に参ることだってできるのです。
    私は電車の時間があったので、20時から22時くらいにかけて訪れました。鳥居の続く階段にはぽつぽつと街灯が立っており、懐中電灯などを持たずとも山頂まで歩くことができます。ちなみにお手洗いはふもとにしか無いので、登る前に寄っておくといいでしょう。
    観光客は殆どおらず・・・といっても時間を考えれば案外多く、滞在中に5、6組とすれ違いました。肝試しに来たような大学生のグループや欧米人の方が多かったように思います。
    しかしもちろん日中と比べれば圧倒的な人の少なさ。すれ違う人の姿も音も鳥居に隠されすぐ消えてしまいます。空恐ろしいほどの静かな空気の中、隙間なく並び立つ鳥居をくぐり階段を上っていきました。鳥居のトンネルの外に立つ街灯によって、鳥居の柱が環状に影を伸ばします。それらが階段の凹凸に重なり、不思議な格子模様ができあがっていました。
    動くものが見えて驚き振り向くと、子猫の群れが戯れていたりもしました。伏見稲荷は猫の絶好の住処のようです。他にも私が行った6月にはたくさんの蛾が街灯に集まっていました。何故か私たちの後を追うように着いてきます。普段なら悲鳴を上げて脱兎のごとく距離をとるところですが、灯りが鳥居の朱色に反射した光にぼんやりと浮かび上がる蛾の姿は、幻想的なものに見えました。・・・とはいえ、虫の苦手な方は季節を選ぶことをおすすめします。寒いですが冬ならいないと思います。
    そのような仲を山頂まで登って降りるのにかかったのは二時間ほど。階段自体は緩やかなのでそこまで体力は使いません。途中、京都の夜景を一望することもできます。昼に京都観光をして体力が余っている方は、夜の散歩にお参りしてみてはいかがでしょう。

    旅行時期
    2014年06月
    利用した際の同行者
    友人
    アクセス:
    3.5
    人混みの少なさ:
    4.0
    バリアフリー:
    1.0
    見ごたえ:
    5.0

はま一号さん

はま一号さん 写真

  • 旅行記

    0

  • クチコミ

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  • QA回答

    0

  • アクセス数(2014年10月15日登録)

    2,061アクセス

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