2016/06/16 - 2016/06/20
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PHOPHOCHANGさん
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今年初の海外です。
毎度の事ながら、休みを取りやすい時期が、2月、6月、11月の15~20日って会社に勤めてるので、今回も16日の木曜日から20日の月曜日まで、土日を挟んで休みを2日と1日に分けての出発となりました。
北京往復はいつもの中国国際航空です。息子の住む大阪を往復して来るのとほぼ同じ料金で航空券が買えます。そして、宿泊はANAのマイレージモール経由でbooking.comから行いました。レートの変動は有ったものの、4泊で千元以下ですから、旅行の基本代金は4万円台に収まりました。これに現地での交通費、飲食代と観光にかかるお金が加わります。
結果的にクレジットカードが使えず全て現金払いになったので、使ったのはホテル代含めて2500元と航空運賃です。
出発から帰国まで5日間、7万円台のエコノミーな旅ですが、お蔭様でタイトル通り、色んな人に助けられて楽しんで来ました。
承徳は清の時代の皇帝が避暑地として利用した場所でした。
初中国だった北京独り旅、息子と旅友さん母子(息子が小6の時に上九一色村ツアーで出会い、社会人になるまでの10年、国内外何度もご一緒した方)と4人で参加したクラブツーリズムの上海水郷巡りに続いて、良さげと思ったツアーが承徳絡みだったのですが、一旦予約までしたものの、何かの都合で行かれなくなり、その後全く同様のツアーが発表されないまま、10年以上が経ってしまいました。まぁ、今となってはわざわざツアーに参加しようって気にはなりませんけどね。
去年の11月から父の体調が急激に悪くなり、1月には車椅子無しでは外に出られないほどにまでなって、いきなりの介護を経験する事となりました。それでも父はPHOに、旅行するのを止めるなと言ってくれて、それではと行き先をあれこれ考える余裕の無い中、思い出したのが承徳でした。
結果、父は4月に亡くなってしまいましたが、旅行前に納骨も済ませ、こうして承徳にやって来る事が出来ました。
今日は承徳に在る世界遺産「避暑山荘と外八廟」のうちの避暑山荘を訪れます。かなり広いらしく、1日かけても見切れないって話も聞いています。
その広さたるや、日本最大の庭園京都の修学院離宮の10倍とか。北京の故宮の8倍にもなるそうです。
一応お昼過ぎまで歩き回って、少し遅めの昼食を外でって計画です。
Wikipediaによれば、避暑山荘は、中国河北省承徳市に在る清朝時代の離宮で中国四大名園の一つです。総面積5460平方kmで、周囲の城壁は10kmにも及びます。
承徳は気候が良く、自然が豊かで景色に優れ、また温泉なども在った事から、康熙帝は1703年に此処に離宮を造る事を決定しました。雍正帝の治世を経て乾隆帝治世の1741年から大規模な整備がなされ、着工から87年の時を経て1790年に完成しています。
避暑山荘の建築にあたっては、江南地方の名園・名勝を参考にしたと言われ、蘇州の獅子林や寒山寺、杭州の武陵寺六和塔、鎮江の金山亭、嘉興の煙雨楼などを模して作られた建造物があり、内モンゴルや大興安嶺などから松が持ち込まれ移植されています。また園内の文津閣には四庫全書が収蔵されています。
1994年に世界遺産に登録されています。
避暑山荘は大きく分けて、宮殿区と風景区とで構成されています。
前の旅行記では宮殿区を紹介しました。
http://4travel.jp/travelogue/11147923
此処では風景区の前半、池の周囲をご紹介します
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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池の真ん中に在る島へ渡ってから、右上の3つの道が集まってる所、永佑寺へ行き、その後で上の縁のそば、真ん中辺りに在る展望台へ上ってみようと思っています
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誰も居ない状態で撮りたかったけれど、次から次へと人が来て、文字が隠れないってだけでもやっとの思いでの撮影★
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早速橋を渡って、如意洲へ。
湖の中央、月色江声島の北側に位置する如意洲は面積は3万5000?で、湖景区にある3つの島の中で最大です。何しろ島に渡ったって感覚全く有りませんでした。
此処に建つ楼閣などの建築はほぼ完全な状態で残っており、その造りは非常に精巧なモノが多いのです。中国北方の四合院建築の特徴と、江南地方の庭園の手法を併せ持つ美しい風景が広がっています。
この島には他に、無暑清涼、観蓮所、金蓮映日、水芳岩寿、延薫山館、一片雲、滄浪嶼などの建築があります -
世界遺産の池で貸しボートはどうかと思う‥
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絶対にボートとか無い方が風情有るでしょ
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遊覧船ならまだしも‥。
時間短縮の為に乗れば良かったかなぁ、でも高かったんだよね -
この家みたいな所へ行きたかったのですが、歩いてるうちに忘れちゃって、てか何故か見当たらず
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観蓮所、と言うか蓮見楼ってトコかな。
乾隆帝が妃たち(複数)と共に蓮を愛でた場所です。また、康熙帝は11歳の時に、蓮を愛する詩を一字一句違わず暗唱したと言うエピソードが有ります -
此処に書かれているのが暗唱した詩なのでしょう
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無暑清涼(The house of cool summer)。
1703〜8(康熙42〜7)年に建てられました。
中に誰か居るよ -
涼む人は康熙帝、ってこれじゃ暑いっしょ
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延薫山館。
皇帝が政務を執り行う場所として使われていた所です -
宮殿区の続きっぽくも有りますね
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皇帝の椅子はいつも黄色を用いています
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水芳巌秀。
皇帝の寝所です。
近寄れませんが、宮殿区のようにガラス越しでは無いので見やすいです -
透かし彫りが凄い☆つか、この厚みに驚愕
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青蓮島に在る煙雨楼(misty rain tower)へ渡ります。人気のスポットです。
如意洲の北側にある青蓮島に建つ煙雨楼は1780年(清の乾隆15年)に、浙江省嘉興の南湖にあった煙雨楼を忠実に模して建てられました。
煙雨楼は南から北へ順に、門殿、2階建ての楼閣が並びます。赤い柱に青い瓦屋根、2階には乾隆帝直筆の“煙雨楼”という額が掛かっています。楼閣の東側にある“青陽書屋”は皇帝の書斎、また西側には“対山齊”という部屋があり、東西それぞれ3間の部屋がありました。これらの楼閣、別間、書斎は回廊で繋がっています。
また、東北の方向には八角軒亭、東南には四角方亭、西南には石を積み重ねた築山があり六角凉亭と名翼亭が建っています。この築山の下方にある洞窟をくぐり石段を登って上がったり、六孔石洞を通り抜けて煙雨楼に到る事も出来ます -
この辺は睡蓮だよね
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わざわざ岩を運んで来て積み上げて造ったのだよね。お疲れ様でございます、ガチで
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岩の中から見たところ
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岩に上ってみたところ。高い所へ上れるチャンスが有れば絶対に逃さないPHOです。煙と同じタイプなので・・
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煙雨楼は澄湖にある建物のうち最も高い建物で、遠く万樹園、熱河泉、永佑寺まではっきりと見えるのだそうです。夏と秋には湖面に蓮の花が咲き乱れ、湖上に霧がたち込める様子はまさに煙雲と呼ぶにふさわしく格別の美しい眺めなのでしょう。
此処でも次々と人が写真を撮るのでらちが明かず、まぁ地味めなご家族を入れてお茶を濁しちゃう事に・・ -
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西嶺宸霞。
宮殿跡です -
水流雲在。
この建物の名前は杜甫の詩から採られています。水と雲の融合の美って感じらしいです。
また禅語にも「雲は閑かにして無心、水は忙しく流れて又無心なり」って解釈が有りました -
湖の北、これに気付かなかったって意味不明なPHO
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でも目指して北上してるんです。途中の景色
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依緑斎。
こちらも杜甫の詩の「名園依緑水」と言う一節から名付けられたモノと推測します -
皇帝の畑?御瓜園
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香遠溢清前の流杯亭、含澄景です。床に水が流れています
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これが床
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香遠益清(Waterside hall of enjoying lotus)。1706年(康熙45年)に建てられました。
香りは遠くまで漂い、ますます清婉になると言う意味ですが、この名は北宋の儒学者周敦頤の「愛蓮説」からの引用のようです -
とっても細いトンボでした、青くて綺麗
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承徳は昔、熱河と呼ばれていました。承徳を流れる武烈河に温泉が流れ込み、冬でも河が凍ることがなかったからだそうです。
ついさっき、東門沿いの塀にぶつかる前にこの近くまで歩いて来てました。水車の写真もその時に撮ってたのです。が、この碑(だけとは思ってなかったので)が見当たらず再度引き返して来ました。でも、これだけとは・・ -
東門が閉鎖されていて、出口方向と矢印が在った方向に進んでったのですが、行けども行けどもこの塀沿いで、結果的に物凄く時間とエネルギーを消費した後、引き返す羽目に・・
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金山をまだ見ていなかったので池沿いを南下しています
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鎮江の金山寺を摸して造られている金山島。
1708年(康熙42年)に島ごと造られました。
金山は長江沿いにある高さ44メートル、周囲520メートルの山で、元々は一つの島でしたが、清の道光年間(1820〜50)に陸続きになりました。
名前の由来は、唐代に法海禅師という修行僧がこの地で金を掘り当てた事によるものです。
金山寺は東晋代の創建で、皇帝が金山寺の夢を見たことから、龍遊寺という名前を賜り、清の康熙帝が南巡した際に江天禅寺の名を賜っており、そのご縁からと思われます -
またも上ってしまいましたw
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この池沿いの道を真っすぐ(南へ)行けば正門出口となる訳ですが、北に見残したところが沢山在るので(何て非合理的)、引き返さなければなりません。
暑いのに、続く・・
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