2014/09/15 - 2014/09/15
103位(同エリア643件中)
ぶどう畑さん
2014.9.15(月)ゲンゲンバッハ〜ストラスブール、ストラスブール街歩き、テュルクハイムへ移動
ゲンゲンバッハを後にして、アルザスへと向かいました。
ストラスブールでは、9年ぶりにヴォーバン・ダムからの眺めを楽しみ、プティット・フランスで運河の水位の変わる様子をじっくり観察。
ストラスブールを出発した電車の窓から、ブドウ畑の広がる景色を眺めながら、テュルクハイムにやってきました!
(旅行期間:2014.9.12〜2014.9.21)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6時半、目が覚める。夜中に一度起きたくらいで、わりと眠れた。
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7:10、朝食。
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ライヒシュタットのビュッフェ・メニューは妙に洒落ていた。
イチゴかと思ったら、パプリカ系の野菜にクリームチーズを詰めたもの、というように。 -
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このホテル、朝食の料理は凝っているし、ダイニングも素敵だけれど、どこかアンバランスなんだよね。
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昨日、フロントにいた若者たちは、バイトって感じで心もとなかった。
ランチタイム後のトイレはトイレットペーパーが切れ、ペーパータオルがゴミ箱からあふれていた。
4星ホテルのサービスとは思えないなぁ…。 -
8時、チェックアウト。
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さようなら、オーバー門。
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さようなら、キンツィッヒ門。
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さようなら、市庁舎。
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またいつか来ます!
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月曜日のこの日、お肉屋さんがもう店を開けていた。生活の匂いを感じる。
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ゲンゲンバッハ駅は無人駅で、切符を買うのに、ディスプレイで操作するようになっていた。が、タッチしても反応ナシ…。
この赤い丸の中のボタンは何だろう?押してみたら、DBのセンターにつながったらしく、男の人が画面に出てきた。
そんなつもりはなかったから、戸惑いながら、テュルクハイムまで切符を買いたいと言うと、向こうで操作して、画面が変わっていく。テュルクハイムはないと言われ、コルマールに変更。
ところが、お金を入れる段になったら、マシンが受け付けてくれない。画面の向こうの人は、「左側の機械にお金を入れればよい」を繰り返すけれど、入らないんですよ〜!
様子が分かっているはずなのに、「アウフヴィーダーゼン」通信を切られてしまった…。 -
検札が来たら、言い訳しよう。
思いながらホームに行くと、別の券売機があった。問題なくコルマールまで買えて、ホッ。 -
ホームの向こうの建物は、何の工場だろう?
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あの煙突、随分高い。青空が気持ちいいなぁ。
朝から天気なのは、この日が初めて。煙突の茶色が、空の青に映えていた。 -
しばらくすると、電車が遅れているとのアナウンスが入る。
遅れてやってきたのは、バードグリースバッハ行き。ホームにいた人のほとんどが乗り込んだ。 -
次の8:51のカールスルーヘ行きも遅れていた。
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走り出してすぐ、霧が現れる。
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電車はその中へと進み、あっという間に霧に包まれる。
わぁ〜、幻想的! -
最初は喜んでいたが、遅れていた電車が徐行し始め、焦り出す。
オッフェンブルクでの乗り継ぎ時間が短いため、ストラスブール行きに間に合うかとハラハラ。 -
オッフェンブルクに着いたら、ダッシュ!ストラスブール行きのホームの下に辿り着いたはいいが、階段を上る足が重いのなんの。
やっとこさホームに上がった途端、目の前で扉が閉まった。あぁ、間に合わなかった…。
思った瞬間、隣に立った女の子の手が、ドアの横のボタンにスッと伸びる。扉が開いて、こちらを見てニッコリ。
そっか、自分で開けるんだった。こちらもニッコリ。 -
電車は乗り継ぎ客を待っていたのか、しばらくして出発。とにかく予定通り乗り継げて、大きく安堵。この電車だと、ゲンゲンバッハからストラスブールまで、45分で行けるのだ。
後から、ゲンゲンバッハで見送ったバードグリースバッハ行きでも、オッフェンブルクを通ることがわかる。
どうりで、ほとんどの人がその電車に乗ったわけだ。でも、ドイツ国鉄の時刻表検索では、なぜかその電車は出てこなかった…。 -
やがて、国境駅のケールにやってきた。何度目かのケール。
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ライン川を越えて、フランスに入る。
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(ライン運河)
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(フランス側の国境駅)
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9:34、ストラスブールに到着。
ストラスブール駅 駅
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フランス国鉄のホームに向かい、ロッカーを探す。
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ロッカーは手荷物預かり所の中にあった。
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預ける荷物は、空港のように、X線を通してからロッカーに入れる仕組み。5.5ユーロ。
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駅構内の観光局で地図をもらって、いざ観光!
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ストラスブールは、これが4回目。
初めて訪れたのは2005年8月。フランクフルト空港から、ルフトハンザのバスでやってきた。ストラスブールに3泊して、コルマールも観光した。 -
ドイツのマインツへ移動するのに、DBのシュトゥットガルト行きに乗った時、もうここに来ることはないだろうと思っていた。
でも、コルマールに行く電車から見た、ブドウ畑の続く景色が忘れられなかった。
それがアルザス再訪の原動力になったのだから、縁って不思議。 -
今回、ストラスブールに来た目的は、ヴォーバン・ダムから運河を眺めることと、プティット・フランスの散策。
本当は、イル川クルーズ船から見上げた“サント・ポール教会”にも行きたかったし、“アルザス・ア・タブル”でランチもしたかった。
が、いろいろ考えて、11:51発の電車でテュルクハイムに移動することにした。約2時間の短い観光。 -
駅前からメール・キュス通りを行くと、イル川にぶつかる。
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え〜と、ヴォーバン・ダムは…。あれ?右の奥に見えているのがそうなんだ…。
これまでの旅行で何度か目にしていた所がヴォーバン・ダムだった。
初めての観光で利用した、ミニトレインでダムに案内され、位置がつかめていなかった。 -
サン・ジャン通りを行き、
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橋を渡ろうとした、ちょうどその時、クルーズ船がやって来て、川の端に設けられた水路に入る。
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すると、後方の扉が閉まり、水位がどんどん下がっていく。
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前のとびらが開くと、船は再び、イル川に進み出す。
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水位の変化はクルーズ船で体験した。
それをプティット・フランスで眺めるのが今回の目的の1つなのだが、ここで見れるとは思わなかった!偶然に感謝! -
船の人に手を振り返し、遠ざかる船を見送る。
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橋を渡り切った所で、9人の日本人のグループに出会う。
コルマールに滞在してアルザスの村を巡り、今日はストラスブールに泊まるそうだ。
これも何かのご縁と一緒に記念撮影。どうぞ、よい旅を! -
イチオシ
彼らと別れて、9年ぶりのダムに向かう。
ヴオーバン ダム 自然・景勝地
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(ダムの下の通路)
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階段を上がって、ダムの上へ。
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イチオシ
そこには素晴らしい眺めが待っていた!
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川の中州に建つ2本の大きな塔、橋も川面に映っている。遠くには大聖堂。
絵になる景色に心が呆ける。 -
ダムを設計したヴォーバンは17世紀の軍人。フランス国王ルイ14世に使え、数々の要塞を建築した。
(ミニトレイン) -
コルマールからフライブルクへ行く途中にある、ヌフ・ブリーザックの要塞もヴォーバンが造ったそうだ。
(ヌフ・ブリーザックの要塞)
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=29791479 -
イチオシ
では、プティット・フランスに行こう!
川の中洲のヴォルテル通りを行く。 -
イチオシ
ホテル・プティット・フランスの所で右に曲がって、サン・マルタン橋に出る。
運河沿いの木組みの家は、たくさんの花で飾られていた。 -
プティット・フランスに来るのは3回目。
2005年8月は、ミニトレインとイル川のクルーズ船で通った。
それだけでは飽き足らず、一通りストラスブールを観光したら、ゆっくり散策して、川岸から運河の水位の変化を見たいと思っていた。プティット・フランスでは、水位の変化を間近で見られるのだ。
でも、夕食の予約の時間が迫り、思惑は外れる…。 -
リベンジで2009年5月に再訪した時は、プティット・フランスに着いた途端、雷が鳴りだした。
空が急に暗くなって、夕立に気配に、やむなく観光を切り上げたという経緯がある。
(2009年5月のストラスブール観光)
http://4travel.jp/travelogue/10796205 -
ラッキーにもすぐにクルーズ船がきて、水路に入る。
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後ろの扉が閉まると、
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さっきの橋とは逆に、水位が徐々に上がってくる。
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船のヘリが通路と同じ高さになり、前の門が開く。
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船が出ていくのを見送った観光客は、三々五々に歩き出す。
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あぁ、面白かった!
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イチオシ
3回目にして、ようやく川岸に並ぶ木組みの家をゆっくり眺め、じっくり川岸から水位の変化を観察できた。
天気にも恵まれて、満足、満足! -
さて、次はギャルリー・ラファイエット。
ギャルリー・ラファイエットなら、キャリーケースを置いているに違いない。
確かこの道を行けば…。 -
細い路地を行くと、思ったとおり、トラムの走る通りに面したギャルリー・ラファイエットの脇に出る。
ところがそこには旅行用品を置いておらず、どうしよう…。
(キャリーケース事件の顛末)
http://4travel.jp/travelogue/10983594 -
クレベール広場の周りならあるかもしれないと向かったものの、カバン屋はなかった。
そろそろタイムアップ。 -
ダメモトで、トラムの通りを、以前食事した“アルザス・ラ・タブル”前の停留所まで歩いたが、やはり店はない。
スイスのベルンに望みをかけよう。やってきたトラムに乗る。
(クレベール広場沿いのパッサージュ) -
ストラスブールにデパートはないのだろうか。思った時、プランタンの前を通過。クレベール広場を過ぎたところだった。プランタンならキャリーがあったかな…。
まぁ、今は別に困っていないし、ベルンできっと見つかる。だって、スイスの首都だもの。
ほどなく、地下のトラム乗り場に到着。相変わらず薄暗くて、味気なかった。 -
電車の時間まで15分ある。ルフトハンザバスの停留所を確認したい。
観光局で聞いたら、あっちのほうと指さすだけ。もう少し親切に教えてくれたってよさそうなもんに…。 -
言われた方向に行ってみると、あった!ルフトハンザの黄色いマーク。
バス停で数人の人が待っていた。 -
コインロッカーから荷物を出して、7番線に向かう。
11:51のバーゼル行きは入線していた。進行方向を確認して、アルザスのブドウ畑が見える側に座る。 -
ストラスブールを出発して、セレスタ辺りから、
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ひときわ高い山の頂に、かすかに建物が見えてきた。
オー・クーニクスブルク城だ! -
おや、あれはリボーヴィレの城…?電車から見えるんだ!
とすると、丘の上の集落はツェレンベルクかな? -
ブドウ畑の丘が連なる様子を食い入るように見つめながら、
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12:22、コルマールにやってきた。
コルマール駅 駅
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テュルクハイムを通るMetzeral行きは12:44。
待ち時間にスイス行きの切符を買っておこう。以前、窓口が混んでいて、予定していた電車に乗れなかったことがある。
この旅の最終目的地“キルヒェントゥルネン”の最寄り駅、トゥルネンまでを買いたかったが、駅が見当たらないということで、その先のトゥーンにする。コルマール駅 駅
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Metzeral行きで検札があって、切符をコルマールまでしか買えなかったことを言う。
では、コルマール〜テュルクハイム間の料金を払ってくださいとなり、1.9ユーロ払う。 -
やがて、ブドウ畑の丘が見えてきた!
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帰ってきたよ〜!!
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12:57、テュルクハイムに到着。
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橋には花が飾られていた。
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横断歩道近くにも花。こんなに花いっぱいのテュルクハイムは初めて。
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そうか!テュルクハイムは“花の村”に登録されていたっけ。
アルザスには“花の村”がいくつもあるが、これまで花の時期に来たことがなく、ようやくその意味が分かる。 -
村の入口、フランス門の手前には夜警のオブジェ。
観光シーズンの5月〜10月に、黒いマントを羽織り、ランプを持った夜警が村を周る。 -
門には赤い扉ができていた。
フランス門 建造物
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門の上には、相変わらずコウノトリ。
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イチオシ
ウキウキと門をくぐり、
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イチオシ
テュルクハイムの村の中へ。
テュルクアイム旧市街 旧市街・古い町並み
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イチオシ
メインストリートも、いつになく華やか。
ところが、あれれ…?予約したオーベルジュが見当たらない…。そ、そんなはずは…???テュルクアイム旧市街 旧市街・古い町並み
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5年ぶりのオーベルジュ・デュ・ブランドは、壁がレンガ色に塗り替わっていた。
無意識のうちに緑の建物を探していた。あぁ、驚いた!
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この旅行記へのコメント (2)
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- dankeさん 2015/04/18 21:33:50
- 青空が眩しい
- ぶどう畑さん、
テュルクハイム版、待っていました(^o^)。
ところでおすすめしないと言われていたホテル、残念ですね。いいスタッフを雇えば大成功する可能性もあるのに。
いや〜、青空にお花と木組みが生えること。ストラスブールもまた訪問できて良かったですね。私もヴォーバン、好きなんです。フランス各地にあるヴォーバン要塞をめぐる旅も面白そう。3か月くらいかけてしてみたいな。
そういえばオーベルジュの壁は、私の行った時も今写真を見たらレンガ色でした。私はぶどう畑さんの3週間前に行っていたけど、その間にペンキ塗り直したかと思っちゃいました。ハハハ 次も楽しみにしています。
- ぶどう畑さん からの返信 2015/04/19 19:58:43
- RE: 青空が眩しい
- dankeさん
アルザスでは、本当に天気に恵まれて、どこもかしこも輝いているようでした!
この旅行の初日は雨だったけど、考えてみれば、それ以外はそこそこ天気に恵まれて、ラッキーでした。
> フランス各地にあるヴォーバン要塞をめぐる旅も面白そう。3か月くらいかけてしてみたいな。
ほほぉ、面白そう。論文書けちゃいますね。私はフランス語分からないし、ダメだけど。
今度、アルザスに行くことがあったら、コルマール近郊のヌフ・ブリーザックへ行ってみたら。バスで行けますよ。
#アルザスでは、エギスハイム、カイゼルスベルク、毎度おなじみのニーダーモルシュヴィールを訪れます。ちょっと予告。(^^)
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