ボーデン湖・黒い森・アルザス・ベルン州の旅1-1　収穫期のヨーロッパを楽しむ旅が始まった！羽田～チューリヒ～メーアスブルク

2014/09/12 - 2014/09/12

2014年9月12日～9月21日、ドイツ～フランス～スイスを巡ってきました。

旅の目的は盛りだくさん。ボーデン湖畔の街を訪れる、黒い森を抜ける、実りの時期のぶどう畑を散策する、アルプスの秋の行事“牧下り”を見る、などなど。

ルートは、フランクフルト乗換でチューリヒ空港へ飛んで、電車でドイツに入り、まず、ボーデン湖から黒い森を北上。メーアスブルク、ドナウエッシンゲン、ゲンゲンバッハは1泊ずつ。ライン川を渡ってフランス・アルザス地方に移動して、テュルクハイムに2泊。バーゼル経由でスイスに入り、スイスに入り、ベルン近郊のキルヒェントゥルネンに3泊。バーゼル空港からミュンヘン乗換で帰国しました。滞在型が好きな私にしては、珍しく宿泊地を転々。

この旅でも、“思いがけず”に恵まれました。メーアスブルクではワイン祭りの開催日に重なり、アルザスではブドウの収穫に出会い、キルヒェントゥルネンではアイガー、ユングフラウを望む部屋に滞在、というように。

ただ、予想していなかった悪いこともありました。ドイツ到着早々、とんでもないドジをやらかしていました…。それが発覚したのが翌日。これにはかなりへこみました。

でも気持ちを切り替えて、旅を楽しんできました！

まずは、チューリヒからドイツに移動した、旅の初日から。

（旅行期間：2014.9.12～2014.9.21）

【アイガーを望むアパート：ベルン・トゥーン・アパートメント】
http://bernthunapartment.jimdo.com/

エリア コンスタンツ(ドイツ)

• 交通手段: 鉄道 船 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2014.9.12（金）羽田〜チューリヒ、コンスタンツ〜メーアスブルク

フランクフルト乗り換えでチューリヒ空港へ。そこからコンスタンツに移動。

コンスタンツからメーアスブルクへは、船でボーデン湖を渡ります。

とても寒かったけれど、デッキで湖の景色を眺めながら、ワイン祭りの行われるメーアスブルクへと向かいました。

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 *

飛行機は、0時55分発のフランクフルト行き。夜、家を出て羽田に向かう。

2月のニース旅行は、同じフランクフルト行きで0時55分に飛び立つはずが、雪のせいで空港の椅子に寝る羽目に…。15時間も遅れて出発したのだった。

そのため、何ごとも起きませんようにといつになく緊張。

台風が来て、厄介なことになったらどうしよう。8月の終わりから気温が上がったり下がったりの日々に、風邪をひいたらどうしよう。

ヒヤヒヤしながら出発の日を迎えた。

【ニース・フランクフルトの旅1雪の羽田空港で一夜、15時間遅れのニースへの旅立ち】
http://4travel.jp/travelogue/10946856

羽田のカウンターでキャリーケースを預け、出国手続き。

両替したら、マッサージ椅子！

ところが、足のむくみに効く椅子は1台だけだったのか、座った椅子にはその機能がなくてガッカリ…。次回は絶対、左端の椅子を狙うぞ！

その後はカード会社のラウンジで時間を潰し、搭乗手続きを待った。

飛行機は時刻通りにゲートを離れ、とりあえずホッ。

しばらくして、夜食にサンドイッチが出た。

後は寝るだけのはずが、隣のドイツ人と思われるオジサンのイビキがうるさくて目が覚める。こういう体験、初めてかも。参った…。

6：05の到着予定が早まって、まだ暗い5：35、フランクフルト空港に着陸。

外はあいにくの雨…。

最高気温は17℃らしい。日本と比べるとかなり寒い。

パスポートコントロールを通過したら、長〜い地下トンネルを通ってターミナルAに移動。

（いつも撮ってしまうスタンド）

チューリヒ行きのゲートは、どん詰まりから2つ目のA38だった。

初めてニースに行った時、その後ヴェニスに行った時も、確か同じような場所。

久しぶりに奥の奥まで行く。

ゲートの待合スペースにコーヒーマシンがあり、マキアトをチョイスして一息つく。

7時、外が少し明るくなってきた。

出発は8時というのに飛行機の姿はなく、心配になった7時15分、やっと現れた。

ボーディング・ブリッジが伸びていく様子を興味深く眺める。

あ、スーツケース。あそこに入っているのか。

“Sky Chef”と書かれた車が操縦席の後ろ辺りに横付けすると、男の人が扉を開けて、何か運び出した。

機内サービスの飲み物のワゴンかな？ふ〜む、なかなか面白い。

そうこうしているうちにボーディングが始まり、機内に入る。

飛行機はチューリヒへ向け、離陸。

太陽と雲の様子を楽しむ。

（ライン川？）

チューリヒに近づくと、牧歌的な景色が広がっていた。

やっぱりスイスはいいねー！

雨は降っていないようだ。よかった、よかった！

8：45、着陸。

チューリヒ空港は、ターンテーブルの手前に免税店のある不思議な構造。

前もこんなだったっけ？

荷物を受け取ったら、地下の空港駅へ。

電車は9：48発のコンスタンツ行き。

チューリッヒ国際空港 (ZRH) 空港

スイス国鉄の窓口に並んだものの、ちっとも列が進まない。

券売機でも買えるのかな？列の前のオネエサンに聞いてみる。買えるとのことで、さっそく列を離れて、券売機に向かった。

コンスタンツまで28スイスフラン。支払いをカードにしたいのに、なぜか受け付けてもらえず、前回の旅行の残りのスイスフランが役に立つ。

切符を手に、さらに下のホームに降りる。

電車は定刻通りにやってきた。

窓の外はスイスらしい風景。

2006年7月、チューリヒ空港からシュタイン・アム・ラインに向かったことを懐かしく思い出した。

（停車駅が表示される）

（フラウエンフェルト駅前）

空は次第にどんよりとして、ついに雨が降り出す。

天気予報は外れなかった…。

（ヴァインフェルデンのブドウ畑）

ヴァインフェルデンを過ぎてしばらく、遠くに湖が見えてくる。ボーデン湖だ！

11時前、コンスタンツ駅に到着。

スイスの国境駅クロイツリンゲンから、ドイツの国境駅コンスタンツは、ほんの目と鼻の先の距離だった。

さてと、コインロッカーはどこだ？

駅構内の観光局で、コインロッカーの場所と、メーアスブルク行きの船の乗り場を教えてもらう。

1ユーロのコンスタンツのガイドブックを薦められて購入。

観光案内所（コンスタンツ） 散歩・街歩き

コインロッカーにキャリーケースを押し込んだら、1泊分の荷物を入れたカバンを持って、冷たい雨の中へ傘をさして歩き出す。

駅のすぐ前には、4泊しようと企んでいた“ホテル・ハルム”。かなり大きい。

本当は、コンスタンツを拠点にして、アチコチ足を延ばしたかった。

が、旅行4ヶ月前の時点でコンスタンツ駅周辺のホテルが取れず、メーアスブルクに泊まることにしたのだ。

駅前の歩道は、線路の下をくぐって船着場へと続いていた。

その歩道から駅のホームに上がれるようにもなっている。

電車を降りた時、ホームに船着場への矢印があって、ん？と思った。なるほど、こういう導線になっていたのね。

観光局で教えてもらった船の時間は12：05。約1時間ある。

キャリーケースを預けて身軽になったとはいえ、1泊分の荷物はあるし、雨は降ってるし、寒いしで、雨をしのげる暖かい場所に避難したいと思いながら、桟橋へと向かう。

あっ、あれがインぺリアか。桟橋の終わりに、かなり大きな女性の像。

船のチケットを買ったら、行ってみよう。

はて、チケット売り場は？

桟橋の中ほどに券売機があり、どうやって買うのだろうと眺めていたら、「どこへ行きたいんですか？」女の子に声をかけられた。

「メーアスブルク」答えると「この機械で買えるのは観光船のチケットなので」と“Fahkarten（切符売場）”の文字のある建物を教えてくれた。ありがとう！

桟橋を引き返し、切符売場へ。片道5.7ユーロ。戻りの切符は、明日、メーアスブルクで買うように言われる。

では、インぺリアの像。

右手に皇帝、左手に教皇をかかげたインぺリアは、ゆっくり回転していた。

湖には噴水が上がっていた。雨の日の噴水はもの悲しい。

あの白い建物は、シュタイゲンベルガーホテルかな？

レイクビューのシングルを奮発してもよかったのだけれど、空きがなかった。

（駅の方向）

（宗教会議の舞台となった和議の館）

和議の館 史跡・遺跡

そのうち、一艘の船港に入ってきた。

メーアスブルクへ行く“ウーバーリンゲン号”だった。

12：05、出航。

灰色の湖へと進み出した船のデッキから、

遠ざかるコンスタンツを眺める。

25分もすると、メーアスブルクの様子がわかるようになってくる。

湖に沿って並ぶ建物の上のほうには、お城らしい建物。旧城に違いない。

（カーフェリー乗り場）

どんどんメーアスブルクの街が近づいて、12：35、船着場に到着。

この旅行記へのコメント （2）

• frau.himmelさん 2015/03/08 20:09:47

  いよいよ始まりましたね〜

  ぶどう畑さん、こんばんは。
  
  いよいよ始まりましたね。
  チューリッヒからコンスタンツに行かれたのですね。
  この後の旅の軌跡は、何やら私の6月の旅の参考になりそうな予感。
  黒い森辺りに行きたいと思っていますので。
  
  楽しみにしていますって言っていいものか、コメントの端々に何かが起こりそうな雰囲気ですね。
  
  でも、何はともあれ、何事もなく無事に到着してよかったですね。
  次の旅行記を楽しみにしています。やっぱり言っちゃった・・。
  
  himmel
  
  

  ぶどう畑さん からの返信 2015/03/09 21:30:35

  RE: いよいよ始まりましたね〜

  himmelさん
  
  投票をありがとうございました！
  この旅行記が終わらないうちに、次の旅行に行ってと、旅行記に追いかけられています。(汗;
  というわけで、まだ、全部書けていないのですが、とりあえずドイツ編をアップしようかと。
  
  > 楽しみにしていますって言っていいものか、
  ぜんぜんオッケーです。(^^)
  どうにかなるもんだって、今後の旅の参考になりました。どうぞ、お楽しみに！
  
  さて、「シニア男女3人組ドイツ王道の旅　☆まさかのアクシデント前日、なんとかホーフブロイハウスには行きました」拝見しました！
  こちらでのコメント、失礼します。
  
  himmelさんは、お二人にミュンヘンを見せてあげられなかったと思っていらっしゃるようですが、あの青空のもとの市庁舎、賑やかなヴィクトリアーリアン広場、そして、ホーフブロイハウスでの食事。充分って気がします。(笑)
  
  あの旅行がhimmelさんの次の旅行のきっかけになったように、今度はあそこを見たいとか、もう一度ここに行きたいとかが、旅の原動力になりませんか？
  私はお二人に「また行きたい！」と思って欲しいなぁ。ドイツには見どころ、いっぱいあるし。
  
  ホーフブロイには常連さんの席があるんですか？知らなかった。
  あのジョッキを見て、昔の写真をチェック。私もその席に座ってたかも。(^^;
  バンドにわりと近い席でした。
  Myジョッキ持ってるんだ！とは思ったけれど、常連席だとはツユ知らず…。
  民族衣装を着たオジサン、オバサンがテーブルに優しく迎えてくれったってことは、恵まれてたのかな？
  
  次のご旅行は6月ですか？
  ヨーロッパの気候の良い時期で、しかも日が長いし、羨ましいです！