2011/01/05 - 2011/01/05
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TAKEおじさん
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天気も良いので、近いがなかなか行かない鎌倉に初詣?も兼ねてお寺めぐりをした。
自宅から電車で、先ずは北鎌倉へ。ここから、ぶらぶら寺めぐりをする。
円覚寺、東慶寺、建長寺、鶴岡八幡宮、大仏さんの順に歩いた。
円覚寺は、蒙古襲来の犠牲者を供養して建立された禅寺。鎌倉は禅寺が多いがここが中心か。まだ、もみじも残っているのには驚かされた。
東慶寺は昔からの駆け込み寺で有名な尼寺。最近読んだ、井上ひさしの遺作「東慶寺花だより」の舞台。江戸時代の女性は離縁するには縁切り寺に駆け込むしか無かった。ここで、詮議され2年間寺で修行して正式に離縁できる。当時の痕跡は無いか探したが見つからなかった。この寺には、有名人のお墓がいくつも有った。さすがに、文化人の多い鎌倉だ。
お昼は、去来庵でビーフシチュー。通常は大混雑だが今日は空いていた。ビーフシチューは評判どおり旨かった。
建長寺も禅寺で有名。予約無しで無料で座禅を組める。やって見ようかな・・・
特別公開されていた天井画が素晴らしい。京都建仁寺で見た「双龍図」を書いた鎌倉在住の日本画家、小泉淳作の「雲龍図」。建仁寺の前に書かれた、素晴らしい天井画で感激した。
鶴岡八幡宮はさすがに込んでいた。三が日は凄かっただろうと容易に想像される。
大仏さんにも久しぶりに会ってきた。
江ノ電で行ったが楽しかった。胎内にも入ってきた。
鎌倉、寺めぐりまた来よう。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
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北鎌倉からスタート
自宅から東横線、横須賀線を乗り継いで古都鎌倉に来られる。
鎌倉は近いのだが、今まであまり訪れていなかった。初詣も兼ねて、北鎌倉から鎌倉までお寺を見ながらぶらぶら歩く。 -
先ずは円覚寺
北鎌倉駅からすぐの円覚寺を訪れる。
700年前に蒙古軍の来襲にあったが、何とか神風もあり凌いだ。その時の犠牲者の菩提を弔い、1282年(弘安5年)、鎌倉時代後半北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建した。
正月も5日だったので人出も少なくゆっくり見られた。 -
総門の前には
まだもみじが紅葉していたのには驚いた。
12月はさぞかし綺麗だっただろうと思われる。 -
山門(三門)
天明3年(1783年)に再建。
三門は三解脱門(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の執着を取り払って佛殿(涅槃・解脱)に至る門とされている。
この門を通っていかなくては行けない。 -
仏殿
円覚寺の本尊が祭られている。震災で倒壊したが、昭和39年に再建された。 -
選仏場
1699年建立の座禅道場。
ここで仏を選んだのか。 -
中を覗いてみたら
座禅を組める様な畳敷きが。 -
ロウバイが
ちょっと道をそれて、龍隠庵に向かうとロウバイが見事に咲いていた。梅みたいな名前だが梅とは科が違う。 -
佛手柑(ぶっしゅかん)が
これは珍しい佛手柑。仏陀の手に似たという名前の柑橘類だが、ちょっと気味が悪いような・・・
さすが円覚寺。 -
ここにも紅葉が
古都には紅葉や桜がよく似合う。 -
居士林
これも座禅道場。昭和3年に牛込に有った柳生流剣道場を移築した。毎週土曜日午後2時に、ここで座禅会が行われるそうだ。 -
カワセミがいた
森の宝石と云われる美しいカワセミが妙香池の対岸に居た。
よく見ないと分からない。ラッキー。 -
アップしてみる
本当に美しい。宝石のヒスイはこの鳥の羽の色に由来して名付けられた。漢字の「翡翠」は、カワセミ、ヒスイどちらとも読める。 -
飛び立った
飛び立った瞬間を捕らえた。 -
裏門?から
-
方丈
住職の居間だが多くの宗教行事が行われる。
今は、日曜日に説教、座禅が行われている。 -
今度はリス
林の方でガサガサ音がして、よく見たらリスだった。円覚寺は山に囲まれた自然豊かな寺である。 -
洪鐘(おおがね)
正安三年(1301年)、北条貞時が国家の安泰を祈って寄進。鎌倉の三名鐘のひとつで国宝に成っている。 -
東慶寺
円覚寺を1時間以上ゆっくり見た後、踏切を渡って東慶寺へ。
東慶寺は駆け込み寺。600年にも亘って女人救済をしてきた。江戸時代までは、女性からは離縁できなかった。そこで、駆け込み寺に訴え、詮議した後2年の修行でやっと離縁が出来た。
明治に成るまで続いた。
この辺の話は、井上ひさしの遺作である「東慶寺花だより」に詳しい。 -
本堂
小説「東慶寺花だより」の面影を求めて、寺の御用宿など無いか見たが、残念ながら痕跡は無かった。 -
ここにもロウバイ
東慶寺にもロウバイが綺麗に咲いていた。 -
墓苑は
東慶寺には、文化人の墓が多いのでも知られている。
ちょっと見ただけでも、和辻哲郎、西田幾多郎、岩波茂雄、鈴木大拙、大松博文・・・
さすがは鎌倉である。 -
去来庵で食事
東慶寺から建長寺に向かう途中に有る去来庵で食事する。
昭和初期に作られた和風の別荘建築で、創建当時の趣を残している。運よく、待たずに食べられた。 -
ビーフシチューは旨い
ここのビーフシチューは絶品。評判どおりの美味しさで文句無しで昔ながらの和室で頂く。デザートのチーズケーキも美味しかった。 -
建長寺
鎌倉五山第一位、臨済宗建長寺派大本山である。1253年五代執権北条時頼が建立したわが国最古の禅寺。鎌倉五山とは、禅宗の寺格で、円覚寺は第二位。 -
総門
天明3年(1783年)の建立。1943年に京都の般舟三昧院から移築。
額の「巨福山」の巨の字が下のほうが臣の字に成っている。百貫の価を備えたとして、百貫点と言うそうだ。こんな字作って良いものか? -
三門
楼上に五百羅漢が安置されていて、その下を通ると心が清浄になるそうだ。通って見たけど・・・・。
安永4年(1775年)に再建された。 -
仏殿
芝増上寺の霊屋を、正保4年(1647年)に建長寺に移築した。霊廟建築なので、屋根は入母屋造でなく寄棟造に成っている。 -
法堂(はっとう)
禅宗以外の寺院の「講堂」に相当する建物。文化11年(1814年)の建立。内部には千手観音坐像が安置されている。特別公開で天井画が公開されていた。 -
イチオシ
見事な天井画 「雲龍図」
平成12年、建長寺創建750年記念事業の一環として、鎌倉在住の画家小泉淳作氏によって描かれた見事な龍。足かけ3年に亘る大作である。この後に、京都建仁寺の天井画「双龍図」も手掛けている。「双龍図」はさらにスケールアップしているが、この「雲龍図」も縦約10M、横約12Mに及ぶ巨大な画である。
建仁寺「双龍図」は下記の旅行記参照ください。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10311560/ -
方丈(龍王殿)
総門と同じく、京都の般舟三昧院から移築したもの。中に入ってぐるっと回れる。
大きな部屋では座禅を組める。 -
庭園と得月楼
方丈を回ると庭園がある。江戸時代に改修され、池に島をおき、橋を架け、池の辺には石、松を配した瀟洒な庭園である。得月楼は想見750年を記念して平成14年に建設された。
イスも置いてあり、ゆっくり鑑賞できる。 -
嵩山門(すうさんもん)
西来庵に通ずる参道入り口の嵩山門。ここから奥は修行道場になっており、非公開で立ち入り拝観は出来ない。 -
梵鐘
建長7年(1255年)鋳造、重さ2.7トン国宝。建長禅寺の銘文が浮き彫りにだれている。
建長寺から再び南下して鶴岡八幡宮にお参りに行く。 -
鶴岡八幡宮
武家源氏、鎌倉武士の守護神。
京都の石清水八幡宮を厚く信仰していた源頼義が前九年の役で奥州の安部 氏を平定した後、康平6年(1063)8月、京の石清水八幡宮を鎌倉由比ガ浜郷に勧請し社殿を創建した。
初詣の集客NO1を争う。 -
人出は多かった
1月5日でも、さすがに人出は多かった。とても3が日には来られない。 -
倒れた大銀杏は
平成22年(2010年)3月10日4時40分頃に、強風のために根元から倒れた大銀杏。その後に、若芽がもう2メートルくらい伸びている。樹齢800年とも1000年余ともいわれていた大銀杏、再生成るか。 -
小町通りを歩いて
小町通りはやはり凄い人出。グルメや土産物屋が活況を呈していた。買ったおせんべいを食べながら、鎌倉駅に向かう。 -
江ノ電に乗って
鎌倉から江ノ電に乗って長谷駅へ、大仏さんを見に行く。
江ノ電は1902年(明治35年)9月1日 藤沢 - 片瀬(江ノ島)間を開業。以後順次延伸され、1910年(明治43年)11月14日に小町(鎌倉、)まで開業した。なんとも風情有るローカル線で、路面も走る。我々の乗ったのは300形(305号車)で、木の床だった。 -
長谷駅まで
長谷駅までは僅か3駅で到着する。車内は思ったより込んでいて、江ノ島の方まで行くのだろうか? -
大仏さん
久しぶりに大仏さんに会えた。
この大仏さんは1252年から造立されたらしい。諸説あるそうな。
大仏殿もかつては有った。風雨にさらされて可愛そうだ。 -
男前です
像高約11.3メートル(台座を含め高さ13.35メートル)。重量約121トン。 -
胎内に入った
大仏さんの中は空洞に成っているので胎内に入ることが出来る。真っ暗な急な階段を上がっていく。背中に明かり窓が有り、目が慣れてくると様子が分かる。 -
帰りは「りんどう号」
鎌倉駅と大仏を結ぶレトロ調の京急のバスで2代目。
鎌倉駅まで、江ノ電よりさらにゆっくりと帰る。乗客は少なかった。
これで、鎌倉ぶらぶら歩きは終わり。天気も良く気持ちの良い散歩だった。鎌倉は近いので、また寺回りをしよう。
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