2009/12/30 - 2009/12/30
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ドクターキムルさん
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衣張山ハイキングコースと横須賀線名越トンネル上のハイキングコースを歩いてみようと出かけた。浄明寺の小さな十字路の空き地には3棟の家が建っていた。この角を右折して衣張山へと向かった。一番奥で軽自動車とすれ違った。軽自動車が通るのがやっとの特別に狭い道、下水道を通すのがやっとぐらいの狭さだ?が尽きるまで民家があり、その奥は杉林の山道だ。入って直ぐのところに立て看板があった。「No.2ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」。その上にもう1枚の木札が取り付けてあった。「平成巡礼道」。取って付けたような名前の木札ではあるが、何やら仏教臭さが滲み出ている。期待が持てる。早速、この木札の奥にはやぐらが見える。平らな杉木立の中の山道を進むと両側に大岩が見える。切通しだ。ここからは沢伝えに急な登り道に入る。京都清水寺の高台寺山国有林のハイキングコースのようだと思っていたら、何やら違う。切り石の階段だ。斜度のあるところは必ず切り石の階段だ。昔、山中に北条氏の館があったからそこに連なる山道には切り石を積んで階段にし、小石を敷き詰めて舗装してあるのだと思った。それなら鎌倉時代のものか。途中、愛らしい道祖神も見られる。木肌に模様のある椿の花を愛でながら石段を上ると衣張山山頂だ。山頂は平らで広い。見晴らしの良いこの地に別荘か何かがあったのであろうか。傍らに2つの五輪塔とお地蔵さんがある。衣張山を下ると切り石の階段は少なくなり、また小高い浅間山山頂に着く。この山頂は衣張山山頂ほど広くはないが、五輪塔や陶器の仏さまと真新しい石仏がある。展望が開けている。この後の下り道は山桜が多く見られ、桜の頃が想像される。
山を下りるとそこは団地(鎌倉逗子ハイランド)の端の公園で平地が続く。トイレや水飲み場もある。この公園は細長く、到る所にお地蔵さまや小さなお稲荷さんがあり、「平成巡礼道」の風情は続く。しかし、案内板が整備されており、案内板がほとんどない鎌倉とは違う。逗子なのだ。どうやらここからは「巡礼古道」と名を変えるようだ。行政の違いが別の名にしているのであろう。
公園を下ると杉林の向こう側にやぐら群が見える。二段か三段になっているようだ。こうしたやぐらは京都や奈良ではおよそ見られない鎌倉独特の墓制といえよう。鎌倉らしさを強く感じられるところだ。この後、新しい洋館を過ぎると狭い馬の背が続く大切岸の山道になる。途中に岩肌の土が崩落して、道が付け替えられている箇所があった。さらに、石廟もあり、無縁諸霊之碑や五輪塔群が立ち並ぶ広場にでる。ここで、男女3人の若者が宴会のようだ。傍らには猫が欠伸をしている。
広場の下は名越切通しだ。ここも鎌倉らしさを感じられるところだ。衣張山山頂から見えた煙突のある山の麓には斎場があり、ちょうど名越切通しの下に見える。まんだら堂やぐら群へは立ち入り禁止になっていたが、ここも鎌倉らしさを感じられるところだろう。残念。しかし、この名越切通しの山側の斜面にもやぐらが続いている。さらに深く切り立った切通しが見えるが、ここも立ち入り禁止になっており、崩落防止工事が行われているようだ。そのためか迂回路が設けられている。そこにも猫がいる。人を見ると直ぐに逃げ出した。人馴れしていない猫は久々だ。ここを過ぎると名越配水地があり、ハイキングコースの終点である。なるほど、「巡礼古道」と言われる理由が納得でき、ハイキングコースを満喫できた。ここまでは1時間半程度であったが、ここからはどうするか。名越切通しを戻らずに、亀ヶ丘団地から山道を降り、バス通りに出て光明寺団地を抜けて光明寺経由で鎌倉駅に戻った。
平成巡礼道?巡礼古道を通って、衣張山から名越切通しまでを歩いたが、不思議と人3人と猫2匹にしか出会わなかった。鎌倉らしさを感じられる素敵なハイキングコースであり、満足できた。次回は山桜が咲く頃か富士山が見える日を選びたい。
(表紙写真は衣張山山頂のお地蔵さまと五輪塔。横のお地蔵さまが微笑んでいる。)
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衣張山ハイキングコースの入り口。「平成巡礼道」の案内看板が取って付けたようにある。
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ハイキングコースの入り口にあるやぐら。
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やぐらの奥にはさらにやぐら穴が。
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杉木立の中の山道。
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山道両側(左側)の大岩。
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山道両側(右側)の大岩。
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木橋から続く切り石の階段。
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傍らの苔むした岩。
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途中には木の階段も。
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また切り石の階段に。
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切り石の階段が続く。
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どこまでも切り石の階段が続く。
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大岩の傍らには道祖神が。
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なぜか愛らしい道祖神。
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さらに切り石の階段が続く。
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三叉路。
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三叉路の上も切り石の階段が続く。
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途中からの遠望。
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途中にあった椿の木。
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木肌の模様。
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椿の花。
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再び三叉路。
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三叉路の直ぐ上が山頂。
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衣張山山頂。
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傍らの2つの五輪塔とお地蔵さま。
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衣張山山頂からの眺め(江ノ島方面)。
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衣張山山頂からの眺め(逗子方面)。
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衣張山山頂の広場。
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衣張山山頂の広場。かなり広い。
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麓に見える洋館。
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裏側からの眺め。
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山頂の長椅子。切り石の間に板を渡している。張り紙してある。カギと小銭入れは持ち主に無事戻ったでしょうか?
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遠くには江ノ島が見える。
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実は展望台のすぐ脇にお地蔵さまと五輪塔が並んでいる。
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広場の傍らにはアザミの花が咲いていた。
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広場の傍らには多くの花を付けてアザミの花が咲いていた。
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山頂からの降り道はちょっと急だ。
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ここからは山桜の小道。
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途中からの眺め。
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途中からの眺め。
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山桜の古木の並木道。
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木立のなかの山道。
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またまた山頂に。
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陶器の仏さま?
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浅間山山頂。ここにも五輪塔と真新しい石仏。
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五輪塔の前には水仙の花が咲いている。
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ここには水仙が咲き誇っている。
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山の中腹には団地が広がる。
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山頂からの眺め。ここからも、遠く岬の向こうには江ノ島が見えている。
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降りの山道。
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降りの山道。
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途中には花が咲いた木?
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大木が立ち並ぶ山道。
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山桜の並木道。
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小さな頂。
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山桜の大木。
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降り道。
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切り立った岩。この上にも山道が続く。
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岸壁の向かいには岩穴が開く。
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並木道。
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断崖の上には切り石が置かれている。
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並木のトンネル。
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脇の森の木立。
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霊園の眺め。
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浄妙寺と洋館のパン屋さん。
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はるか遠くの山頂には建物が見える。
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山道には大木が立ち並ぶ。
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大木が立ち並ぶ雑木林。
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大木が立ち並ぶ雑木林。
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雑木林の並木道。
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降りの山道。
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ひさびさの切り石の階段。
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団地の横の公園。
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出口の立て看板。衣張山ハイキングコースの終点。
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公園の看板。ここまでで台湾リスもアライグマにも出会わなかった。台湾リスに出会わないのは不思議なくらいだ。
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公園片隅のお地蔵さま。
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公園には他にもお地蔵さまが。
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公園中央からは降りの階段が。黄金やぐらに続く。
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公園からは天気が良ければ富士山が見える。
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公園がこんなに狭く。
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公園のトイレ。途中にトイレはここだけでした。
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今降りてきた山。
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公園の最後の紅葉。
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公園の看板。名も無き公園は「鎌倉市小ども自然ふれあいの森」。
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この公園で見られる鳥。
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公園傍らのお地蔵さま。
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公園傍らのお稲荷さん?
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公園内の散歩道。
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公園内の散歩道脇には水仙の花が並ぶ。
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この公園の散歩道も巡礼古道に組み入れられている。
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ここからの山道は案内が多くなる。ここは逗子市?横浜市の案内よりも洗練されている。鎌倉市内の山道には案内は少ない。
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ここで公園の散歩道が終わる。団地に連なる平地の公園の片隅には自転車が止めてあった。
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公園から名越切通しへ降りる山道。
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頻繁に出てくる案内。
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石段の降り道。
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石段の降り道。
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谷の向こう側にはやぐら群が見える。
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案内。
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杉林の向こうにぽっかり空いたやぐら群が見える。
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杉林の向こうのやぐら群。
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杉林の向こうのやぐら群。
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こちら側の山道はこんな感じ。
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向こうにはやぐら群。
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下にもやぐら群。やぐら群は2段に見える。
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下段のやぐら群。
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2段見えるやぐら群。
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良く見るとやぐら群は3段だ。
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木立の向こうに頂が。
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木立の向こうの頂が大きく。
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山道脇の千手観音のような木。
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雑木の並木道を下りる。
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向こうにはアンテナが立ち並ぶ山頂が。
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アンテナが立ち並ぶ山頂。
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眼下には逗子の町並みが。
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奥の山頂は長柄桜山古墳群?
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眼下の急斜面の畑。
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山道。
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山道。
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前方には瀟洒な洋館が見える。
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三叉路には必ず案内が。ここは逗子だ。
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洋館の下には墓地が並び畑が続く。
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横須賀線も見える逗子市街。
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またまた三叉路に案内が立つ。
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大切岸の山道。手前左側が崩落している。崩落下に迂回路が新設されている。
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向こうに見えるやぐらが畑の物置となっている。
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山道。
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石廟。2つの石廟が傍に残る。
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もう一方の石廟。
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洋館は最近のものだ。
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洋館裏の三叉路の案内。
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洋館横の有刺鉄線の針巡らされた塀の横がハイキングコース。
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木立越から見える洋館。
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木立越から見える洋館。
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ハイキングコースの山道。
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ハイキングコースの山道との仕切りには卒塔婆(塔婆)までも使われている。
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ハイキングコースの山道。
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木立の向こうの紅葉。
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木立の向こうの紅葉。
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椿の生垣の向こうの紅葉。
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耕作放棄された畑。
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無縁諸霊之碑。
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無縁諸霊之碑の傍には男女3人の若者が宴会しており、傍らには猫がいる。
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水仙の花をバックに。
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五輪塔?
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五輪塔群。
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この下が名越切通し。
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名越切通し手前の紅葉。
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名越切通し。
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名越切通しと巡礼古道との交差点の案内。
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名越切通しの標。
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名越切通し。
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名越切通しの岩の上の五輪塔。
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名越切通しに覆いかぶさる倒木。ここを降りると大町方面へ出る。
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名越切通し真ん中にある岩。
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名越切通し真ん中にある2つの岩。
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名越切通し。
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名越切通し脇の椿の花。
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名越切通し脇の木立。
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名越切通し。
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名越切通し史跡看板。
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名越切通し看板。
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名越切通し直下の斎場。
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名越切通し注意看板。
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名越切通し直下の斎場。
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まんだら堂やぐら群閉鎖中の看板。
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閉鎖中のまんだら堂やぐら群への登り道。
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まんだら堂やぐら群への登り道。上に石垣が見える。
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石畳の名越切通しの道。
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石畳の名越切通しの道。
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名越切通しの道脇断崖に根をはる木。
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断崖にはやぐらが見える。
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名越切通しの断崖絶壁。閉鎖中。
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名越切通しの迂回路には猫がたむろしていた。
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名越切通しの断崖絶壁を見下ろす。
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名越切通しの断崖絶壁を見下ろす展望台。
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名越切通しの迂回路。
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閉鎖中の名越切通し下からの様子。
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名越切通し下の看板。
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ここにも案内が立っている。
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団地の花。
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この山道を下るとバス通りへつながる。
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下りるとバス停がある。
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降りてきた山道。ハゲ山という名のようだ。どうやら県有地のようだ。
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