2004/09 - 2010/05
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ドクターキムルさん
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喉が渇いた時に冷たくて美味しい水がいただけたら、この上ない喜びだ。旅先で見つけた古来からの名水や実際に飲んでみて美味しかった水を紹介する。今までに一番美味しかったのは、山形県大鳥池間近で山道脇に流れる沢の水を飲んだときであった。気に入っている清水は新潟県日本国山麓にあるラジウム清水である。10ℓほどポリ容器で持ち帰り、テニスクラブの面々で飲んだが皆口々に美味しいと言っていた。こうした水がペットボトルで売り出されたらきっと買って飲むだろう。
岩手県岩泉にある龍泉洞で飲んだ水は石灰岩が溶け出してカルシウム分が多い。昔飲んだ、新潟県田上町(現五泉市)の大沢鍾乳洞の向かいの沢水の味に似ていると思った。昨年、たまたま鎌倉海蔵寺で会った2人づれのおばさんたちがこの田上から鎌倉見物に来たのだそうだが、聞くとこの沢の水は今ではなくなってしまっているそうだ。地元の人でもなかなか行かないようなところを知っていたので、少し怪訝な顔をしていた。
井戸水・湧水には硬水と軟水があり、日本国内では軟水が多い。この呼び名は、料理や酒造りから来ているようだ。元々、カルシウム(Ca) 、マグネシウム(Mg)は、食品などを硬くする性質があり、カルシウム、マグネシウムが多く含まれ食べ物を硬くする性質がある水を硬水と呼び、成分が少なく食べ物を軟くする性質の水を軟水と呼んでいる。
名水が必ずしも美味しいとは限らず、水温や気温、あるいは運動後で体温が高いとか喉が渇いているとかの条件で水の味も変わる。しかし、コーヒーや炊飯には水道水よりも格段に味が良くなる。世界各国でも生水がそのまま飲める国はさほど多くはないと言われている。幸いなことに日本では全国のどこでも生水として飲まれて来た井戸水・湧水は、誰が飲んでもあたることはない。旅にでたら、旅先での名水をごくんと飲み干したいものだ。
(表紙写真は日本国登山口手前のラジウム清水)
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日本国山麓登山道の「ラジウム清水」上の沢の水場。日本国登山者はここで水を補給する。
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日本国山麓の「ラジウム清水」。夏場でも細ることなくこんこんと清水が湧いている。
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日本国登山口手前のラジウム清水。
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日本国手前の一ノ瀬橋前広場の水場。夏場に飲んでみると水温が1、2度高いか。
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関越自動車道下り谷川PAの湧水(1)。
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関越自動車道下り谷川PAの湧水(2)、(3)。
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関越自動車道上り谷川PAの湧水(1)、(2)。
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関越自動車道上り谷川PAの湧水(2)、(3)。
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村上市大毎吉祥清水(名水100選)。
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龍泉洞(岩手県岩泉町)。
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目黒不動。
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新井薬師の手押しポンプの井戸。東京の水場なので水汲みに来る人が後を絶たない。そのために水量制限がある。
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小浜港の雲城水(名水100選)。
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小浜市滝の水。
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若狭彦神社。
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小浜市妙楽寺参道の湧水。
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盛岡青龍水(名水100選)。
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高山市鍛冶橋袂の湧水。みたらし団子の 「二四三屋」横の社前にある。
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京都松尾大社の井戸「亀の井」。延命長寿の名水と呼ばれている。
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京都大原三千院長寿水。
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京都御香宮(伏見の御香水)。社殿の横の水場には多くの人が水汲みに訪れる。
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京都清水寺音羽の滝。清水寺の名の由来が分かる。
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京都上醍醐の醍醐水。
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大津宇佐八幡宮金殿井。
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名古屋興正寺八本山の霊水。
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島原武家屋敷の湧水。
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出雲神魂神社の手水。
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出雲熊野大社御神水。
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仁科神明宮(信州安曇野)の手水。
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鎌倉瑞泉寺山門横の湧き水。
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鎌倉浄智寺駐車場にある手押しポンプの井戸。甘露の井の上にある。門前に住む古老が毎日飲んでいると言うので飲んでみた。
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鎌倉浄智寺境内の手押しポンプの井戸。
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福泉(鎌倉市今泉3)。福泉バス停傍。茅葺屋根のお宅の湧水である。山裾から湧き出ている。山は昔のままで、宅地開発などされていないが、責任が取れないから沸かして飲むようにと言っているそうだ。しかし、昔からの街道沿いにある水場で旅人の喉を潤してきた湧水だ。
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錦帯橋袂の湧水(山口県岩国市)。
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角館古城の城山登り口の湧水。この石碑の少し上に湧水がある。
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湖南善水寺の善水元水。
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戸塚公園(横浜市)の湧水。木の根元から湧き出ていて、これでは汲むのだ大変だ。
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若狭神宮寺閼伽水(あかみず)。これ以降は実際には飲んではいない井戸水・湧水。
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秋篠寺前「香水閣」。
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赤坂湧水(横浜市栄区小菅ヶ谷4)。
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上総堀の井戸(鎌倉市岩瀬)。いわせ下関青少年広場にある。生で飲んだが温く、どん臭い味だ。地元の人たちからは「生では飲まない方が良い」と言われた。それ以前にこんな沼地に良くある金臭い水は最低レベル以下というよりは規格外であろう。
これまでに10回程度をここを通ったが水を汲みに来ている人はいなかった。地元の岩瀬の人たちもここの井戸水は汲まないのだという。かつての田圃の井戸が飲用に適することなど有り得ないことだが、近くの80歳のお婆ちゃんに聞くと、水汲みで列が出来るほどだという。中には店に出す水として汲みに来る人も多いという。もし、これが本当ならおかしなことだ。食材の味を殺してしまう不味い水を天然水といって出す方も出す方だが、それに文句も言わない客の舌もどうかしていよう。 -
光長寺(横浜市栄区飯島町)の手水。山からの湧水だ。
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鎌倉石清水の井。
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日蓮乞水(日蓮水)(鎌倉市大町5)。
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鎌倉銚子の井。
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鎌倉名越の道路沿いにある「銚子の井」(鎌倉十井)。
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日蓮聖人御硯水の井戸(鎌倉市大町4)。
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鎌倉佐助稲荷霊狐泉。
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鎌倉銭洗弁天。
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鎌倉海蔵寺十六の井戸。
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鎌倉海蔵寺にある「底脱の井」(鎌倉十井)。
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鎌倉明月院「瓶の井(つるべの井)」(鎌倉十井)。鎌倉十井のなかでは今でも水を汲める井戸だ。
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鎌倉雪ノ下にある「鉄ノ井」(鎌倉十井)。
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蛇苦止の井(鎌倉・妙本寺)。若狭局(2代将軍源頼家の妻)が身を投げたという井戸。
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鎌倉材木座にある「六角の井」(鎌倉十井)。
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鎌倉材木座にある「六角の井」(鎌倉十井)。
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鎌倉極楽寺坂切通下にある「星月の井(星月夜の井)」(鎌倉十井)。
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扇ノ井(鎌倉十井)(鎌倉市扇ガ谷2)。平成の初め頃までは飲めたという。今はゴミが浮いており、庭の鑓水に使われているようだ。
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鎌倉扇ガ谷にある「泉の井」(鎌倉十井)。
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鎌倉浄智寺にある「甘露の井」(鎌倉十井)。
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鎌倉浄智寺にある横井戸。
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鎌倉浄智寺にある横井戸に立てられた看板には、
「横井戸
山の水をためて用水に使うため、かなり古い時代に掘ったものと思われます。三十数年前まではコウモリの棲家になっていました。」
とある。 -
梶原別邸跡にある梶原井戸(鎌倉市十二所)。
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梶原太刀洗水(鎌倉五名水)。
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鎌倉夫婦池公園の防空壕からの湧水。
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鎌倉夫婦池公園の湧水。
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硯の池(鎌倉・腰越満福寺)。
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「義経公手洗い井戸」(鎌倉・腰越満福寺)。
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行基菩薩御加持瑠璃光水(鎌倉・腰越満福寺)。
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坂本日吉大社亀井霊水。四角い石柵で囲まれている。
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坂本日吉大社亀井霊水。中は六角井戸だ。
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村上城井戸。
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大清水(おおしょうず)(福井県勝山市)。飲めると思っていたが、ごみが浮いていたので飲まなかった。
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