2026/08/10 - 2026/08/10
24347位(同エリア24745件中)
サバーイさん
バンコク旧市街の南端、ファランポーン駅近くの古くて歴史的な街並みが残るソンワットからタラート・ノイまで、再開発が進み、もっとも観光客を集めるエリアの一つを歩いてみました。
かつてチャオプラヤー川西岸のトンブリー地区にあった王都が、現王朝ラッタナコーシン朝の成立を機に川の東岸に遷り、それまで現在の王宮の一帯に定住していた華人たちが川下に移住することによって、バンコク旧市街は拓かれていきました。現王朝成立とラーマ1世の即位である西暦1782年にバンコク旧市街の開発は端を発することになります。
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みなさん、こんにちは。サバーイです。
私はいま、MRTのワット・マンコン駅1番出口に来ています。
目の前はプレーンナム通り。まっすぐ歩くとヤワラーにぶつかります。 -
この辺りはチャイナタウンでも最もにぎやかなエリア。
さらにヤワラー通りを渡ってチャオプラヤ川の方向へ進みます。 -
お洒落な店構えが見えてきたら、もうソンワット通りです。
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福建省などからの華僑の人たちが住む華人の街ですが、最近すっかり若者の街と変貌を遂げました。
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ついこの前までこんな廃れた路地でした。(写真は2024年のもの)
かつてはソンワット通りから川の船着き場へと物資を運ぶために作られた細い作業用の通路の一つでした。路地の両側には、一階が店舗や倉庫、二階が住居となったシノ・ポルトガル様式やヨーロッパ風の美しい「ショップハウス」が建設され、中国系やインド系の商人たちで昼夜を問わず大活気に満ちていました。 -
1950年代に入り、バンコクに近代的なコンテナ港(クロントーイ港)が完成すると、物流の中心は水上から陸上へと完全に移行しました。川沿いの古い桟橋や倉庫は時代遅れとなり、ソンワット・レーンを行き交う船や労働者の姿は激減。その後数十年間、この路地は「古い乾物問屋がひっそりと営業を続ける、観光マップにも載らない静かな裏路地」として、時代の流れから取り残されることになります。
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そのソンワット・レーンが生まれ変わり、いまや「世界で最もクールな通り」に選ばれるまでに。ここは路地の入口ですが、出入りする人たちで大混雑です。
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建物の入り口を抜けると別世界。リノベ―トされた路地が川沿いまで続きます。
2016年頃から国内外のストリートアーティストたちが、路地裏の古い壁に巨大なアートを描き始めたことで若者の注目を集めるようになりました。 -
さらに2022年、この街で生まれ育った若いクリエイターや起業家たちが地域活性化プロジェクト「MADE IN SONG WAT」を立ち上げました。
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彼らは歴史ある建物の外観や無骨な雰囲気を壊さずにそのまま残し、内部だけをモダンにリノベーションして、カフェ、セレクトショップ、アートギャラリーを続々とオープンさせました。
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かつてスパイスや米の袋を積んだ大八車が行き交っていたここ、ソンワット・レーンは、今では100年前のレトロな建築、最新のタイ・ポップカルチャー、そして代々続く老舗の乾物屋が境界線なく混ざり合う、世界中探してもここにしかないユニークな空間として生まれ変わっています。中国風の伝統的な建築様式や、倉庫の無骨な骨組みといったレトロな雰囲気をそのまま残しつつ、モダンで洗練された空間へと生まれ変わりました。
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わずか20mほどの路地の先にはチャオプラヤー川の船着き場。かつては大型の蒸気船や荷船が次々と接岸し、タイ各地や海外から運ばれてきた米、ハーブ、スパイス、魚介類、乾物などがソンワットレーンなどの路地を通って陸揚げされました。
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一流ブランドのテナントショップも店を構えています。
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ソンワット通りに戻ります。
古い問屋街の街並みの中に、洗練されたカフェやアートギャラリー、ハイセンスな雑貨店が点在しています。 -
その中心が Soul Songwat。築約100年の古い倉庫をリノベーションした複合コミュニティスペースです。
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中国人貿易商、ソウ(Sou)家が所有していた一連の倉庫を利用しています。
改修にあたっては、元の構造を壊すよりも、できる限りそのまま残すことが重視されました。木製の梁、古いレンガ造りの壁、中央の中庭は貿易商時代の名残をとどめています。 -
1階は飲食店、2階にはセレクトショップが並びます。
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2階へはこのレトロな荷物用のエレベーターでも上がれます。
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タイ・コーヒー会館の倉庫だったアトリウムを改築したもの。二階の木製廊下に中国建築の名残あり。
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そこに無骨な鉄骨の天井が組み合わせられ、サイバーパンクなムードが漂っています。
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施設を奥へ進むと、チャオプラヤー川に面した開放的なウッドデッキテラスが広がっています。
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対岸にはアイコンサイアムをはじめとするトンブリサイドの高層建築が並びます。川沿いの景色を眺めながら寛げる空間になっています。
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小粋な路地。
ココナッツアイスに刻んだ甘栗をトッピングした冷たいスイーツが美味でした。 -
築100年以上の歴史ある古い建物をリノベーションして作られており、1階が数席だけの小さなカフェスペース Pieces Cafe and Bed。
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歴史的な2階建てのショップハウス(伝統的な長屋建築)です。
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Maha pho Riverviewの壁面にはタイのレトロな古いポスターや広告が一面に敷き詰められており、多くの人が記念撮影。
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MAHA PHO RIVERVIEWはオープンスペースで、入口には昔の宣伝ポスターやステッカーがぎっしり貼られた壁があり、レトロ感満点です。右側にはソンワット通りのタイ語表記「ソンワット」が書かれています。
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タイのポスターに交じって、「男は黙ってサッポロビール」。懐かしい!
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2016年に開催された「BUKRUK Urban Arts Festival」で制作された、ベルギーのアーティストROAによる「2頭の象」。迫力満点の大作。
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この雰囲気の中だと、絡まった電線ですらアートに思えてくるから不思議。
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現在のソンワットエリアはこの辺まで再開発が進んでいます。
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この三差路を左に真っすぐ進むと、ジュライロータリーにぶつかります。
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この辺りからしばらくは昔の面影が強く残ったエリアです。
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ソンワット通りで最も目立つ、タイの有名伝統薬ブランド「五蜈蚣標(タカブ / TAKABB)」とストリートアーティストのコラボレーションアート。
タイで90年以上愛されている老舗の咳止め薬ブランド(のど飴)の広告アートです。キャラクターが着ている服の模様や背景によく見ると、ブランドの象徴である赤いムカデ(蜈蚣)がポップに服のデザインになっています。 -
これは2年前のもの。壁画自体が代わったことと、壁画を見やすくするためか、電線が取り払われたことが分かります。
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築100年を超えると言われる伝統的な中国式の旧邸宅の門です。門の上部に書かれているゴールドの文字「タウィーポン / Thawephon」は、この建物(タウィーポン・ビル)の名前、またはかつてここを拠点にしていた商号や家族の名称を示しています。
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入植した福建系移民のグループが、自分たちの心の拠りどころとして、また商売の繁盛と安全を祈願するために共同で建立したのがこの「仙公宮」です。
ラーマ5世の治世である1871年頃、中国の福建省から渡ってきた多くの熱心な道教信者の実業家たちが、このチャオプラヤー川沿いの運河近くに入植しました。 -
彼らはここで、使われなくなった古い機械やエンジンを買い取り、解体して再利用可能な部品を販売するビジネスを始めました。これがタイ初の中古エンジン・パーツビジネス(Junk yard)となりました。 このコミュニティが非常に繁盛したため、タイでは「古い機械や中古の自動車部品、およびそれらを扱う市場」のことを、この神社にちなんで「シアンコン(Siang Kong / セーンコン)」と呼ぶようになりました。
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昔ながらのショップハウスが保存状態良く残っています。軒先には赤い中国提灯が吊るされており、そのまま仙公宮につながっています。
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ソンワット通りとジャランクルン通り、それにカオラム通が交わるカオラム・ロータリー。ここにはランドマークといえるロボットが立っています。
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近隣の職人さんが自動車のスクラップや中古パーツを溶接して手作りした、映画『トランスフォーマー』のオプティマス・プライムの等身大フィギュアです。
ここから先は古い自動車の中古パーツ店や町工場が集まるノスタルジックなエリア(タラート・ノイ)へ入っていきます。 -
その前にロータリーを左折して、ヤワラーの中華門の方へ寄り道してみましょう。
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ワット・トライミットという黄金仏で有名なお寺です。
今回は外からの参拝です。 -
中華門のあるロータリーのお寺のすぐ横にあるKHIRIというタイティ―のお店。
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甘くてオレンジ色が特徴的なタイの伝統的なミルクティー(チャーイェン)を、プレミアムなクオリティへと進化させたと評判のお店です。
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様々な茶葉や甘さをアレンジできます。
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細かく削られた濃厚なタイティー氷の上に、クリームやココナッツのクリスピーロール、カカオパウダーをまとったメレンゲドームなどがトッピングされた On Cloudというメニューがイチ推しとのこと。
フォトウォークの前半はここまでです。後半もまたお付き合いください。
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