2026/08/23 - 2026/08/23
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あおしさん
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太宰治の代表作の1つ、「津軽」
太宰がふるさとの津軽半島の旅を小説化したものです。
太宰が津軽を旅したのは戦時中の昭和19年。
82年経過した今回、「聖地巡り」をしてきました。
初日はクルマで津軽半島を一周してきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR青森駅。
昔の青函連絡船時代の風情ある駅舎は立て替えられてショッピングモールと一体となった大きな駅になりました。
ただ、当時の「あおもり駅」のひらがなの看板は健在でした。
駅前でクルマを借りてスタート。青森駅近くでアクセス抜群、その割にリーズナブル by あおしさんウィークリーホテルチトセ 宿・ホテル
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まずは青森市内からJR津軽線沿いに北上します。
青函トンネル開通後、北海道への新幹線接続特急「白鳥」、寝台特急「北斗星」などが行きかった重要幹線でしたが、北海道新幹線が開通後は、普通電車が1日10往復程度のローカル線に逆戻り。
もっとも現在も北海道と本州を結ぶ貨物列車は健在で、鉄道貨物の動脈です。奥内駅 駅
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奥内駅あたりで津軽線と離れて山道を走って金木町へ。
金木町は太宰治のふるさとの町です。
太宰治の生家「斜陽館」。
太宰は津軽の大地主だった津島家のお坊ちゃんでした。
津島家では、明治時代から代々衆議院議員を選出していて、小泉純一郎政権時代に竹下派に始まる旧経世会の会長だった津島雄二氏は太宰の長女の婿、津島淳現衆議院議員は雄二氏の息子になります。
民主党の元衆議院議員だった津島恭一氏は太宰の大甥、津島淳氏の又従兄になります。
斜陽館見学は後日にして、今日はスルー。太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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斜陽館のある金木町の中心から北に1キロ、芦野公園駅。
桜の木で覆われた駅です。
春になると満開の桜で埋まる「桜駅」になるそうです。芦野公園駅 駅
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「津軽」にも描かれている芦野公園。
園内に大きな池と吊り橋がありました。
太宰は子供の頃や、実家に帰ったときに、この公園にたびたび訪れていたようです。太宰治ゆかりの公園 by あおしさん芦野公園 公園・植物園
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公園内に白色のヒグマが飼われていました。
一時は4匹飼われていたそうですが、現在は1匹だけ生き残っています。 -
太宰の時代の芦野公園駅の駅舎は現在は喫茶店になっていました。
ここでアイスコーヒーで一息。太宰治の時代の芦野公園の駅舎が使われています。 by あおしさん赤い屋根の喫茶店 駅舎 グルメ・レストラン
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店内にはきっぷ売り場など駅舎時代の面影をしのばせるレトロなつくりになっていました。
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「津軽」では最後、太宰が自分のこもりをしてくれた「たけ」(越野タケ)に会いに行くため、まず津軽鉄道で北上している場面で描かれてます。
金城町長が上野駅から芦野公園駅までのキップを求めたときに、上野の駅員に「そんな駅はない」と言われ、怒鳴りつけて探させたとか、若い女性が少年の改札口の駅員にキップを切ってもらって列車に飛び乗ってきていた、などの話です。
店内にあった案内板。 -
一息入れたところで、さらに北上して、津軽鉄道の終点、津軽中里駅。
太宰はこの駅で降りて、さらに1日1本しかない北の小泊行のバスに乗り換えました。
この駅から当時小泊まで満員で立ちっぱなしで2時間かかったとあります。
よほど当時は道路状況が悪かったのでしょう。
現在ではクルマだと約30分、バスでは1時間くらいです。津軽中里駅 駅
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津軽中里駅から北上するとやがて十三湖という湖が見えてきます。
十三湖は日本海とつながっている汽水湖(海水も流れてくる湖)で、平安時代から室町時代にかけてはこの地域の領主だった安東氏が湊を持ち、アイヌや朝鮮、中国との貿易で栄えました。十三湖最寄りの道の駅ですが・・・ by あおしさん道の駅 十三湖高原・トーサムグリーンパーク 道の駅
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十三湖もよりの道の駅の展望台から。
もっともあまり十三湖の眺めはよくなかったです。 -
十三湖の湖面の近くまで行きます。
十三湖の中島戸を結ぶ橋がある場所、十三湖・中の島公園です。中の島ブリッジパーク キャンプ場
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十三湖を過ぎると日本海が見えてきました。
日本海沿いに北上します。 -
やがて小泊という集落に到達しました。
ここも古代から港町として栄えました。
太宰が来た頃もにぎわっいたことが描かれています。 -
小泊の町に「小説『津軽』の像記念館」があります。
太宰とタケが再開した場所には、2人の銅像と石碑があります。
記念館には太宰の「津軽」に関する資料などが展示されていました。太宰の小説「津軽」で太宰と子守のタケが再開した場所 by あおしさん小説「津軽」の像記念館 美術館・博物館
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太宰がタケを訪ねたとき、タケは地元の運動会の観戦に来ていました。
当時の運動会の会場は現在は私立学校の校庭になっています。
この校庭にも太宰の記念碑がありました。
「…運動場のまんなかを横切つて、それから少女は小走りになり、一つの掛小屋へはひり、すぐそれと入違ひに、たけが出て来た。たけは、うつろな眼をして私を見た。
『修治だ。』私は笑つて帽子をとつた。
『あらあ。』それだけだつた。笑ひもしない。まじめな表情である。でも、すぐにその硬直の姿勢を崩して、さりげないやうな、へんに、あきらめたやうな弱い口調で、『さ、はひつて運動会を。』と言つて、たけの小屋に連れて行き、『ここさお坐りになりせえ。』とたけの傍に坐らせ、たけはそれきり何も言はず、きちんと正座してそのモンペの丸い膝にちやんと両手を置き、子供たちの走るのを熱心に見てゐる。…」。
小説を読んだころは、タケはおばあさんのイメージだったのですが、当時まだ40歳でした。
太宰の11歳上だったようです。 -
小泊らさらに竜飛岬に向かって日本海沿いを北上していきます。
旧小泊町の道の駅です。海岸沿いにあり景色がいいです by あおしさん道の駅 こどまり 「ポントマリ」 道の駅
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竜飛崎へ向かう道路はヘアピンカーブの連続でなかなかの難路。
でも、途中登り切ったところからの日本海はとてもきれいでした。眺瞰台 名所・史跡
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竜飛崎は明日以降に回ることにして、今日はスルーして三厩の町へ。
三厩にある義経寺です。
源義経は奥州平泉で非業の死を遂げたとされていますが、伝説ではこの地まで生き延びて、岩窟にいた3頭の駿馬を得て北海道へ渡ったとされ、「三厩」の地名の由来とか。
お堂には源氏の家紋である「笹竜胆(ささりんだう)」もありました。義経寺 寺・神社・教会
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義経寺から見た三厩の街並み。
太宰はこの三厩から竜飛崎まで歩いて目指しましたが、その際にこの寺に寄っています。
「石段を登り切つた小山の頂上には、古ぼけた堂屋が立つてゐる。堂の扉には、笹竜胆(ささりんだう)の源家の紋が附いてゐる。
私はなぜだか、ひどくにがにがしい気持で、
『これか。』と、また言つた。
『これだ。』N君は間抜けた声で答へた。
むかし源義経、高館をのがれ蝦夷へ渡らんと此所迄来り給ひしに、渡るべき順風なかりしかば数日逗留し、あまりにたへかねて、所持の観音の像を海底の岩の上に置て順風を祈りしに、忽ち風かはり恙なく松前の地に渡り給ひぬ。其像今に此所の寺にありて義経の風祈りの観音といふ。」 -
三厩の町から南下してきて、蟹田の町へ。
太宰の中学時代からの旧友「N君」(中村貞次郎氏)の家跡。
「津軽」ではこの地でN君と待ち合わせして、一緒に竜飛崎まで向かうことになりました。
彼は当時蟹田町議会議員などを務めている町の名士で、生涯の友でした。
最近までN君の家は現存していましたが、老朽化したため、取り壊されたそうです。蟹田駅 駅
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蟹田の桜の名所・観瀾山公園。
ここの高台にも太宰の記念碑があります。
太宰が自殺した8年後の昭和31年に建立されました。
この記念碑の建立に尽力したのもN君でした。観瀾山公園 公園・植物園
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観瀾山公園から見た蟹田の街並み。
太宰は竜飛崎に向かう前にN君、そのほかの人達と桜の花見に来ています。
「その山は、蟹田の町はづれにあつて、高さが百メートルも無いほどの小山なのである。けれども、この山からの見はらしは、悪くなかつた。その日は、まぶしいくらゐの上天気で、風は少しも無く、青森湾の向うに夏泊岬が見え、また、平館海峡をへだてて下北半島が、すぐ真近かに見えた。東北の海と言へば、南方の人たちは或いは、どす暗く険悪で、怒濤逆巻く海を想像するかも知れないが、この蟹田あたりの海は、ひどく温和でさうして水の色も淡く、塩分も薄いやうに感ぜられ、磯の香さへほのかである。…」 -
蟹田からは日本海と逆側の陸奥湾に沿って青森市へ南下しました。
今日も泊りは青森のホテルです。JR津軽線 乗り物
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