2025/04/28 - 2025/04/28
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mitsuさん
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聖ヴィート大聖堂・深部への旅 ~虹色の光に包まれた聖域と、青空にそびえ立つ感動の外観~
聖ヴァーツラフ礼拝堂の余韻に浸りながら、私たちは大聖堂のさらに奥へと進みました。
古い石碑が並ぶ静かな通路を抜けると、1674年製の黒と金の『聖アンナの祭壇』が現れます。
お隣のステンドグラス『聖霊降臨』から差し込む七色の光が祭壇や古い絵画に重なり、まるで「光の絵の具」で包まれたような幻想的な美しさに観光客からも歓声が上がっていました。
広々とした回廊では、巨匠ミュシャの美しい青いステンドグラスと嬉しい再会を果たし、キセラ作のドラマチックな窓や、繊細な『慈悲の業』、その真下にたたずむ貴族の赤大理石の墓碑をじっくりと観察しました。
大聖堂の中央へ出ると、網目模様の天井のあまりの高さに圧倒されます。
聖人の悲しい伝説を描いた絵画の先には、言葉を失うほどきらびやかな「純銀の墓碑」がまばゆい輝きを放ち、石柱の間には見事なライオンの彫刻が横たわる巨大な記念碑が堂々とそびえ立っていました。
黄金色に輝く説教壇や上品なバルコニーを眺めながら、600年もの歳月が紡いだ深い歴史に深く胸を打たれます。
聖ヴィート大聖堂の観光を終え、見事なレリーフの出口から外へ。
まばゆい青空の下で振り返ると、長い歴史を物語る黒い石肌の巨大な尖塔が空へ突き刺さる姿に圧倒されました。
離れて見上げる左右対称の完璧な佇まいに深く感動しながら、私たちは心地よい興奮を胸に、次の目的地「聖イジー聖堂」へと向かいます。
全体の大まかな行程は以下になります。
今日は,★☆★です (^^)/
4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
★☆★4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) プラハへ移動・観光
5/1(木) パリへ移動,観光
5/2(金) パリ観光
5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
礼拝堂の先に進むと、古い石碑がずらりと並ぶ静かな場所に。光に照らされた紋章やチェッカー柄の床が味わい深く、大聖堂が重ねてきた長い歴史を肌で感じて、なんだか厳かな心地になりました。
-
左側の赤大理石の石碑は、ボヘミアの大貴族ロジュムベルク家(ローゼンベルク家)に連なる女性のものです。
パヴロフ出身で、ラウシカ(Rauskaa)家生まれの、マリア・カテジナ・ロジュムベルコヴァ(ローゼンベルク)。主の年の11月に(永眠せり)。
右側の黒い石碑(紋章付きの墓碑)
上部に古いドイツ語の文字が刻まれ、下部には冠を戴いた盾の中に「ライオンと鳥(あるいはグリフィン)」が描かれた見事な貴族の紋章があしらわれています。
1647年に亡くなったボヘミア(Böheimb)の人物のものです。 -
歩みを進めると、細やかな金の装飾が施された、ひときわ荘厳な祭壇が目を引きました。
隣のステンドグラスから差し込む鮮やかな光に照らされ、描かれた聖画がより一層、神秘的な美しさを放っています。 -
黒と金のバロック装飾が渋い、1714年に造られた聖アンナの祭壇。
足元のラテン語を読み解くと、聖母マリアとその母アンナへの祈りが綴られており、絵画の優しい眼差しに深い歴史の温もりを感じました。 -
この作品は、聖ヴィート大聖堂の北側に位置する「聖霊礼拝堂(または聖ルドミラ礼拝堂)」を飾る美しい窓です。
このステンドグラスは、キリストの昇天後に聖母マリアと十二使徒たちが集まり、天から炎のような「聖霊の光(火の舌)」と「聖霊の鳩」を授かる新約聖書の重要な場面を描いています。
鮮烈な赤と青のガラスに彩られた各パネルには、聖霊によって世界中へ伝道する力を得る使徒たちのドラマチックな姿や、この礼拝堂を支援したチェコの伝統都市の美しい紋章群が細やかに表現されています。 -
壁に掛けられた古い絵画に、ステンドグラスを通した七色の光が重なっていました。
まるで光の絵の具で包まれているかのような偶然の芸術が美しく、この場所だけの幻想的な一瞬に出会えた喜びに浸りました。 -
通路を進むと、見事なブドウの彫刻が施された黄金の柵がありました。
その向こう側の壁画にも、ステンドグラスの七色の光が優しく重なっています。先ほどの絵画を違う角度から見守るような、静かなひとときでした。 -
窓の前には、その美しさを写真に収めようとする多くの観光客が集まっていました。
人の波に混ざりながら一緒に見上げると、高い位置から降り注ぐ光が壁をも彩り、大聖堂全体が放つ特別な熱気に包まれるようでした。 -
作品名:『聖霊降臨』(チェコ語名:Seslání Ducha svatého)
作者:カレル・スヴォリンスキー(Karel Svolinský)制作年:1934年~1935年
新約聖書に登場する「ペンテコステ」の場面です。
最上部には天から舞い降りる「聖霊の鳩」が描かれ、中央のメインシーンでは聖母マリアと十二使徒の頭上に炎のような聖霊の光(火の舌)が降り注ぎ、彼らが伝道の力を授かる瞬間が表現されています。 -
ステンドグラスの光が隣の大きな壁画に真正面から投射され、まるで虹色のモザイクのようにきらめいていました。
絵画本来の色彩と光の粒が溶け合う奇跡的な美しさに、時が止まったかのような深い感動を覚えました。 -
きらめく光のエリアを抜け、高い天井が続く広々とした回廊へと進みます。
太い石柱が並ぶ厳かな空間は、歩くたびに床の石畳が優しく響き、多くの人々が行き交う賑わいの中にも、どこか心落ち着く静けさがありました。 -
プラハ城-3に出てきた、アール・ヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ミュシャ(ムハ)が手がけた最高傑作「聖キリロスと聖メトディオス」です。
あまりにも綺麗なのでもう一度見に来ました。 -
アール・ヌーヴォーの巨匠アルフォンス・ミュシャ(ムハ)が手がけた最高傑作「聖キリロスと聖メトディオス」
チェコのキリスト教の始まりと、国の守護聖人たちをテーマにしています。
中央の少年:チェコで最も愛される守護聖人、聖ヴァーツラフの幼少期の姿です。
周囲のキリスト教開祖:9世紀にチェコへキリスト教と文字を伝えた、聖キリロスと聖メトディオスの兄弟が描かれています。
全体の意味:チェコ(スラヴ民族)の歴史とキリスト教信仰の結びつきを、ミュシャ独特の美しい青色で表現した傑作です。 -
「トゥノフ礼拝堂(Thun Chapel)」にある
チェコの著名な芸術家フランティシェク・キセーラ(František Kysela)が、1929年から1934年にかけてデザインを手がけました。 -
このステンドグラスは、聖書(旧約聖書)の詩編第126篇5節にある一節、「涙と共に種をまく人は、喜びの声と共に刈り入れる」をテーマにしています。
左側の「青い世界」:洪水、雹(ひょう)の嵐、火災、病気、怪我、老いといった、人間を襲う「さまざまな自然災害や苦難」の様子が白と青の冷たい色彩で描かれています。
右側の「赤い世界」:燃え盛るような赤やオレンジ色の輝きの中で、苦難を乗り越えて力強く立ち上がる人間の不屈の精神と、その先にある「神の祝福や救い」を表現しています。
人生における深い悲しみや困難のあとには、必ず大きな希望と喜びが訪れるという、人間の苦難と魂の救済をドラマチックな色使いで描いた傑作です。 -
「トゥノフ礼拝堂(Thun Chapel)」にある壁画です
高い壁一面に、細やかなモザイク画がいくつも描かれているエリアに来ました。
まるで歴史の絵巻物を広げたような佇まいで、手前の美しい金の柵やブロンズの胸像と合わさり、独特の厳かな気品が漂っていました。 -
作者:カレル・スヴォリンスキー(Karel Svolinský)題名:『慈悲の業(わざ)』
このステンドグラスは、新約聖書に登場する「7つの慈悲の身体的行為(慈悲の業)」をテーマに描かれています。
画面の各パネルには、「飢えた人に食べ物を与える」「病人を引き受ける」「死者を葬る」といった、人々が互いに助け合う具体的な善行の場面が細かく描写されています。
また、中央の最下部には、この礼拝堂にゆかりのあるチェコの貴族「シュヴァルツェンベルク家」の紋章が組み込まれており、キリスト教の教えに基づいた慈悲の心の大切さを伝える内容となっています。 -
赤大理石(大理石)でできた墓碑(レリーフ)です。
木ではなくボヘミア産の赤大理石被葬者:大聖堂に多大な貢献をしたチェコの貴族「シュヴァルツェンベルク家(Schwarzenberg)」の歴代の人物刻まれているもの
それぞれの碑文とともに、一族の強さや歴史を表す緻密な「家紋(紋章)」が立体的に彫刻されています。
ゴシック様式の大聖堂では、重要な貴族や聖職者の墓碑をこのように壁面に埋め込んで記念する伝統があります。 -
石壁にそっと掛けられていたのは、イエス・キリストの復活を描いた古い絵画。
ひざまずいて祈る甲冑姿の人物や兵士たちのドラマチックな描写が印象的で、額縁の木の温もりとともに不思議と心に残る一枚でした。 -
作品名:『最後の審判』(チェコ語名:Poslední soud)
作者:マックス・シュヴァビンスキー(Max Švabinský)
制作年:1937年~1939年。 -
『最後の審判』
大聖堂の南側の大きな壁面(南翼廊)に鎮座する最大級のステンドグラスです。
新約聖書の「ヨハネの黙示録」をテーマにしており、中央で赤い衣をまとったイエス・キリストが審判を下しています。
下部には天国へ召される清らかな人々(左側)と、
地獄の業火へ落ちていく罪人たち(右側)の姿が、鮮烈な色彩の対比でドラマチックに表現されています -
大聖堂の中央へ出ると、そのあまりの高さに多くの人が足を止めてカメラを向けていました。
遥か上方の窓から差し込む外光が、美しい網目模様の天井や石柱をまぶしく照らし、空間全体の圧倒的な広がりを体感しました。 -
(ネポムツキー殉教の絵)
この絵の左側にヴァーツラフ4世の王妃がヤン・ネポムツキー司祭に懺悔をしている場面。
右側は王が、王妃の懺悔を教えないヤン・ネポムツキーを追求している場面。左より真ん中にヤン・ネポムツキー司祭がカレル橋から突き落とされる場面が描かれています。 -
前回の絵画に続き、通路を進むと純銀で作られた見事な墓碑が現れました。
赤い天蓋の下、十字架を掲げて祈る聖ヤン・ネポムクの姿は言葉を失う美しさ。バロック様式の極みとも言える煌びやかな空間に、深く胸を打たれました。 -
先ほどの聖ヤン・ネポムクの墓碑を、少し斜めから見上げる位置に回ってみました。
純銀の像に周囲の光が反射し、宙を舞う天使たちの躍動感がより鮮明に。どの角度から見ても完璧な美しさに、ただ感嘆するばかりです。 -
銀の墓碑を後にし、磨き抜かれた床が美しい広々とした通路を進みます。
大きな石柱の間にそびえ立つ、彫刻が見事なモニュメントを多くの人が見上げていました。大聖堂のスケール感を改めて実感する、素敵な景色です。 -
『レオポルト・シュリック伯爵のバロック式墓碑(記念碑)』です。
このモニュメントは、赤大理石のピラミッド状の碑を中心に、華麗な白大理石の彫刻群が配置された18世紀のバロック式墓碑です。
碑の中央には巻き髪をしたシュリック伯爵の肖像があり、その最上部ではラッパを吹く「名声の天使」や幼子天使たちがドラマチックに表現されています。
左右には伯爵の功績を称える「正義」や「美徳」の女神像が立ち、土台部分には勇敢さを象徴する力強いライオンの彫刻が横たわっています。中世ゴシック様式の大聖堂の中で、バロック芸術の華々しさを今に伝える堂々とした記念碑です。 -
歩みを進めると、細やかな木彫りの装飾が美しい説教壇が目に飛び込んできました。
その奥に佇むステンドグラスからの光に照らされ、空間全体がまるで黄金色に輝いているかのよう。大聖堂の奥深い美しさを象徴するような、神聖な眺めでした。 -
通路をぐるりと回り込むと、等間隔に並ぶ木のベンチと、幾重にも重なる美しいアーチが見渡せました。
奥に見える白い石造りの精緻なバルコニーのような装飾が格調高く、その上品な佇まいに心惹かれました。 -
ステンドグラスの下の壁に、この大聖堂の構造や歴史を示す大きな金属製の案内板を見つけました。
建築の平面図が立体的に描かれていて興味深く、何百年もの歳月をかけて造られた壮大な歩みに改めて感銘を受けました。 -
このステンドグラスは、1935年に制作されたチェコやキリスト教の重要な「聖人たち」の生涯と奇跡を描いた作品です。
各パネルには、剣を持つ「聖バルバラ(上段中央)」、
信仰に生きた「聖ラドゥルフス(中段中央)」、
病人に慈悲を尽くした「聖エリザベト(下段中央)」などの姿が、それぞれの歴史的な逸話とともに細やかに描写されています。
キリスト教の教えと聖人たちの尊い行いを伝える、非常に色鮮やかで美しい窓です。 -
圧倒的な美しさに包まれた大聖堂の旅を終え、重厚な石彫りの出口から外へと踏み出しました。
扉の上を飾る見事なレリーフに見送られながら、心地よい興奮とともにプラハ城のさらなる魅力を求めて歩みを進めます。 -
外に出て改めて見上げると、青空に鋭く突き刺さるような大聖堂の巨大な尖塔に圧倒されました。
年月を経て黒ずんだ石肌が、長い歴史の重みと威厳を物語っています。そのあまりのスケールの大きさに、ただただ見惚れるばかりでした。 -
さらに離れて振り返ると、二つの巨大な尖塔と中央のバラ窓が左右対称に美しくそびえ立っていました。
抜けるような青空と、重厚なゴシック建築のコントラストが実に見事で、その完璧な佇まいに深く胸を打たれました。
聖ヴィート大聖堂を出て外観をじっくりと観察後、聖イジー聖堂に入ります
つづく
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