2025/09/20 - 2025/09/20
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2025/09/20
この旅行記スケジュールを元に
HISのオプショナルツアーは船に戻って聞いたところでは「スキャグウェイ/Skagway」の港から列車に乗って、国境の手前まで出戻ってくるというルートだったそうです。我々が雨の中バスを乗っていた時間帯だったようであまり景色は良くなかったそうです。我々がバスを降りるとバスは空のまま「スキャグウェイ」の駅へ戻り、我々を迎えてくれるようです。鉄道の係員さんにどの車両に乗るのか尋ねると最後尾の2両に乗ってくださいとのことでした。出発の時間を教えてもらい駅舎の方まで見学してきましたが、特に何があるわけではありませんでした。50人のツアーの半分づつに2両に分かれたようで、最後尾はガラガラでした。一番後ろに座席はストーブの前なのでそこに座ることにしました。さらに最後尾は後方のデッキに出ることが出来るので写真を撮るにはもってこいの車両でした。列車が出発してしばらくするとカナダとアメリカの国境を通過するのですが良い写真が撮れなかったのはちょっと残念でした。車窓の風景はすごいの一言で、進行方向右側の峡谷の向こう側には走ってきた道路も見え、その背後の山の上にはいくつもの氷河が見えました。天気は奇跡的に良くなって、途中からは晴れ渡ったアラスカの風景を楽しめました。後方のデッキは小さな社交場のようになり、皆さん譲り合って写真を撮ったり、どんな旅をしているのか話し合ったりしました。現在は使われずに朽ち果てた木製の橋梁や、鉄道に沿って残っている昔の道を見るとまた「野生の叫び」のことが思い出されてきます。「スキャグウェイ」に向けて高度が下がってくると霧が立ち込めてきて、駅に着く頃にはまた小雨が降ってきました。この後は砂金採りに向かいます。「野生の叫び」の地で砂金採りをしないということは考えられません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
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パスポートチェックの後はバスを降りて列車に向かいます。どの車両に乗ればよいのか分からないので駅員の女性に尋ねると最後尾の2つの車両に乗ってと言うことでした。座席は「お好きな所へどうぞ。」ということです。
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この列車におなじHISのツアーの方たちも乗っているのかと思いましたが、後で聞いてみるともっと早い時間だったそうです。
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最後尾のさらに最後尾の座席に席を取り、後方を眺めてみます。席の後ろにはストーブがあるので一番暖かい席でした。
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いろいろ調べてみると「スキャグウェイ」に戻る際は右側の座席が良いとあったのでいち早く席を押さえました。といってもこの後数人が入って来ただけで車両はガラガラでした。
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写真が撮りたかったので一度列車を降りて後に周ってみました。国鉄時代の古い特急のヘッドプレートのような看板が取り付けてあります。
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ホームにいた駅員さんに尋ねると出発まで数分あったので駅舎の近くまで行ってみました。本当は中まで見たかったのですが、車両から車両へは渡れないので最後尾に戻ることにしました。
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渋い風体の車窓さんです。この後彼の思いがけない行動にびっくりしました。
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特に案内も放送も無く列車は唐突に出発しました。
ホワイトパス&ユーコンルート 散歩・街歩き
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前の車両からは移動してこれないのでこれが全員でした。多分同じクルーズ船のメンバーのはずなのですが、この後話をしていた香港からのご夫婦とは船で出会うことはありませんでした。
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ここまでバスの車窓から眺めていた風景を逆に眺めるのですが、バスと列車では旅情も違い、新鮮な気分で眺めることが出来ます。
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日本でも海外でも出入り口の近い前方の席が好まれるようで、後方の席は人気ありません。
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列車の連結部は窓ガラス越しではなく直接風景を見ることが出来ますが、そのエリアは限られています。ラッキーだったのは最後尾の車両は後方のデッキに自由に出られるということです。
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窓ガラス越しではない景色はやはりより美しく感じます。
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季節的にも9月のアラスカは肌を刺すような寒さでもなく、列車の上でも気持ちよく感じるほどでした。
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快晴の天気は望めませんが雨も降っておらず、遠くまで見渡せたので良かったと思います。
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アッと思った瞬間にはカナダとアメリカの国境であるホワイト・パスは後方に過ぎ去っていました。それでも何とか並んだ旗を写真に収められました。これも最後尾のなせる業です。
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もう1つ最後尾の利点はカーブに差し掛かると前方の車両が良く見渡せるということです。
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線路の脇にはゴールドラッシュの頃の道筋が残されていました。
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このルートはガイドを伴って現在も歩くことが出来るようです。
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「ホワイト・パス・アンド・ユーコン・ルート( White Pass and Yukon Route)」はアメリカ合衆国のアラスカ州スキャグウェイの港とカナダのユーコン準州の州都ホワイトホースを結んでいます。
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この鉄道は1897年のクロンダイク・ゴールドラッシュによって生まれました。ドーソン・シティの金鉱へ向かう探鉱者がよく使う道は、もっとも近い港であったスキャグウェイかそのそばのダイイー (Dyea) から、カナダとの国境の山をチルクート峠 (Chilkoot Pass) またはホワイト峠 (White Pass) を越えていく危険なものでした。
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カナダの当局は探鉱者に対して膨大な量の装備品を準備して入境することを求めたので、入境許可が得られるまで何度も峠を上り下りして装備品を運び上げる必要がありました。ホワイト・パスで使われていた荷役の馬やロバやチルクート峠で使われていた荷物運び人夫よりも効率のよい交通手段が求められていきます。
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3フィート(914ミリ)の狭軌鉄道が選択されたのは、山の岩場を発破を行って道床を確保しなければならない場所で狭軌鉄道は道床幅を狭くすることで大きな費用削減ができました。それでもホワイト・パスの頂上まで到達するために450トンの爆発物が使用されました。また狭軌を採用することにより、より急曲線を採用することができ、これにより地形に沿って走らせるようにすることができて、工事を容易にすることができました。
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前方を眺めていてびっくりしました。渓谷を渡る橋の橋脚が崩れています。
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この光景を見て昔観た「カサンドラ・クロス(The Cassandra Crossing)」という映画を思い出しました。ジュネーブ発ストックホルム行きの国際列車へと逃げ込んだテロリストが最近に感染し、列車の行き先を変更して隔離施設に向かう途中で「カサンドラ・クロス」と通称される橋梁を通過させて列車もろとも乗客を事故に見せかけて殺してしまおうというものでした。
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ソフィア・ローレン、リチャード・ハリス、バート・ランカスター、マーティン・シーン、O・J・シンプソンが出演し、1970年代のヨーロッパの世界情勢の空気感が感じられる単なるパニック映画を越えたものでした。
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列車のルートは橋を通過しなかったので良かったです。
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午前中の列車に乗ったHISのメンバーによると雨が降っていたこともあり、風景を楽しめなかったようでしたが、昼近くになるとだいぶ天候も回復したようです。
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この峡谷も氷河による浸食で形成されたのだと思うと自然の力の凄さを感じます。
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車両の中ではガイドさんの説明が放送されていますが、表にいるとその放送は全く聞こえません。
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香港からのおばさんがわざわざ表に出てきて「あの最上部に氷河が見えるわよ。」と教えてくれました。
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大体270度の景色が目の前に広がっているので後方のデッキから目が離せません。
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大きな渓谷以外にもいくつもの峡谷が現れては消えていきます。
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スキャグウェイ川も蒸留だとこのような細く急流の姿を見せてくれます。
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クマの1党でも見えないかなと思いますが、野生動物の姿はありませんでした。
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天気はどんどん良くなり、晴れ間も見えてきました。
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車掌さんがやってきて一番後ろのストーブの上に皮手袋を置きました。作業をしているうちに濡れてしまったのだと思います。何度かひっくり返していると革のいい匂いが漂ってきます。
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沿線のいたるところに看板が建てられていて、それぞれに歴史があり、車内に置かれているパンフレットにその説明が書かれていました。
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ブラック・クロス(Brack Cross)は1898年に発破事故で2人の鉄道両同社が500トンの花崗岩の下に埋もれてしまい、黒い十字架が彼らの位置を示しているそうです。
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進行方向左側は崖になっていて景色を端子むことは出来ませんが、油断しているとこのような滝が急に現れたりします。
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線路を見ていると確かに狭軌鉄道だということを感じます。以前はよく見ていた「世界の車窓から」を最近見ていないことに気が付きました。
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ロッキー・ポイントは景観の良い馬首でハーディング山と氷河とスキャグウェイまでの景観が見わたせるようですが、最後尾からだと看板しか見えません。
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スキャグウェイ川の流れもかなり緩やかになり、水の量も増えてきました。
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そろそろ終点も近いのだろうと感じます。
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岩がゴロゴロした川岸にヘリコプターが着陸していました。道路の無いこの辺りではヘリコプターが移動には便利なのだと思います。
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雪が降りだす前のこの季節が一番水の量が少ないのだと思います。
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デンバーからはデンバー・グレイシャー・トレイルという人気のあるハイキングコースがあるようです。赤い貨車はWP&YRのものだそうです。
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標高が下がるにつれて天気がどんどんと悪くなってきます。天気が悪くなっているのではなく、低く垂れこめた雲の中に降りてしまったようです。
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先ほどバスの中から見えた鉄道基地まで戻ってきました。
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蒸気機関車の姿も見えます。5月の英国の旅でワイト島で蒸気機関車に乗れなかったことを思い出してしまいます。
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ここに来て再び小雨が降ってきました。
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列車の中でアメリカ側のパスポートチェックがありました。
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時間があったら機関車たちの写真を撮りたいところです。
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列車は駅まで行くことは無く車両基地の脇で乗客を降ろしました。
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お迎えのバスがホームまで入ってきていました。おばあちゃんはここまで空身のバスを飛ばしてきたのでしょう。
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この後は近くの「Alaska 360's Dredge Town」という施設で砂金採りを体験します。多分そこでBBQランチになるのだと思いますが、詳しい説明は無いのでちょっと不安です。
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古いタイプの2両編成の駆動車です。
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ちょっと値段は高かったけど、このエクスカーションに申し込んでよかったと思います。
スキャグウェイ観光案内所 その他の観光・遊ぶ
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