海外旅行再開はやっぱりチェコでしょ！18.ジュールで朝の散歩

2025/01/02 - 2025/01/02

2024年1月2日、旅も大詰め。帰国便が出発するブダペストに行く途中に1泊立ち寄ったジュール。折角なので朝の散歩をしてからブダペストに移動することにしました。すごい濃霧にビックリしましたが観光している間に霧も晴れました。どこも閉まってる時間だろうし、街並みをぶらぶら見るだけでもと思っていましたが、見応えある大聖堂に入ることができて良かったです。
残念だったのは、観光案内所も滞在中は閉まっていたのでホテルでもらった地図だけで、情報が少ないこと。この旅行記を投稿するにあたってちょっと調べてみても、ジュールはなかなか日本語で解説しているサイト、資料がないような気がします。

〈この旅の旅程〉2024年12月26日　CA928　13:50関空－16:10北京首都空港　トランジットホテル泊
2024年12月27日　CA841 北京首都空港3:00－6:20ウィーン空港　バスでブラティスラバへ　ブラティスラバ観光、ブラチスラバ泊
2024年12月28日　鉄道でプラハへ　プラハ泊
2024年12月29日　プラハ観光　プラハ泊
2024年12月30日　バスでヤブロネツ・ナド・ニソウへ　ビーズショップ巡り　ヤブロネツ・ナド・ニソウ泊
2024年12月31日　トラムでリベレツへ　リベレツ観光　リベレツ泊
2025年1月1日　電車でパルドヴィツェへ　数時間観光後、電車でジェールへ　ジェール泊
2025年1月2日　ジェール観光後電車でブダペストへ　ブダペスト泊
2025年1月3日　CA720　ブダペスト空港11:25－機内泊
2025年1月4日　3:35北京首都空港　トランジットホテルで休憩　CA127　北京首都空港12:00－16:00関空

エリア ジュール(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝、この日はホテルの朝食を付けていなかったのでホテル近くのスーパーに朝食を買いに行きました。
バロッシ・ガーボル通り　7:00の様子です。まだまだ暗いです。

バロッシ・ガーボル通り

この辺りはおそらく目抜き通り。観光案内所もこの辺に有ったはず。
滞在中は観光案内所の開いている時間帯ではなかったのでガイドブックももらえず。ホテルでもらった地図だけが頼りでした。

観光案内所 (ジュール) 散歩・街歩き

SPAR szupermarket

スーパーは前夜、夜の散歩の時に見つけていました。
（この写真は後で撮った写真なので明るいです。）
ヨーロッパのスーパーって開店早いですよね。
通りはまだそんなに歩いてる人は少なかったですが、スーパーにはすでにお客さんがチラホラ。そして、ホームレスらしき人が客に物乞いしてるのが印象深かったです。パンの買い方がよくわからなかったけどレジの店員さんもにこやかに対応してくれました。

ホテルに戻って部屋で朝食。オレンジジュースとヨーグルト、パン2種、甘そうなやつとそうでなさそうなやつ。

朝食をすませて窓から外の景色を見てみると

Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

市庁舎が霧で影しか見えない！

すごいな～、ミステリアスな雰囲気だなあと思ってたらスマホ見たら濃霧に関する警告が出てました。
そして体感温度－4℃！！

日本の私が住んでる地域は霧が出ることなんてほとんどないのですが、警報、災害級の霧ってこんなんなのですね。こんな中、車の運転とか怖そう。

バロッシ・ガーボル通り

霧の中街に出ても見え無さそうなのでホテルでダラダラしていましたが、時間も勿体ないので9：15、朝の散歩に出発しました。チェックアウトの時間内に戻ってこれるかはわからなかったので、チェックアウトして荷物を預かってもらいました。

バロッシ・ガーボル通り、まだちょっと霧が残っています。東へ曲がり

National Theatre of Győr / Győri Nemzeti Színház

1ブロック進むと国立劇場。
ここの劇場は近代的なシンプルな外観。

ジュール国立劇場 劇場・ホール・ショー

周囲の建物を見ながらCzuczor Gergely u　ツツォル・ゲルゲイ通りを進んでいくと

昨夜も通りがかったセーチェニ広場　Széchenyi tér

セーチェニ広場　Széchenyi tér

正面の建物の存在感が大きかったですがあれはオフィスが入るビルの様で特に観光客が行くところではなさそうです。ちょうど木の背後あたりにクサーントゥシュヤーノシュ博物館があったようです。

クサーントゥシュ ヤーノシュ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

セーチェニ広場　Széchenyi tér　で一番特筆すべきは広場南側の
ベネディクト会修道士教会 Bencések Loyolai Szent Ignác temploma

扉を押してみましたが開きませんでした。外観のみ。

Frigyláda szobor
ふらふら歩いているとグーテンベルグ広場に素敵な彫刻がありました。
どういう由来があるものなのかはわかりません。

Kenyér köz

これはクリスマス？ウィンターシーズンのライトアップのオブジェ。
夜に見ておきたかった！

Jedlik Ányos u

通りの看板を見るのも楽しい。HOFFMANNはハサミの看板だから散髪屋かな？
自販機がまとまってあるVENDO BOXの前も通り過ぎると

Jedlik Ányos u
向こうに橋が見えてきました。

Dunakapu tér

橋の手前に遊園地が出来てました。ここも夜見たかったなあ。キラキラして綺麗だったんじゃない？と思いましたが1月1日は流石にお休みだったのかな？

ここ、他にも写真を撮ってる人がいたのでそれなりに観光名所？苦笑

Hotel Domus Collis
このホテルに泊まったら部屋から遊園地が見えそうです。

Kossuth-Híd

橋を渡ってみました。でに霧で対岸もぼんやり

Kossuth-Híd

橋の上から東側。川に船が浮いていました。観光用かな。

Kossuth-Híd

橋の上から西側。霧で分かりにくいですが大きな立派な建物が見えていました。
橋の向こうは特に観光地ではなさそうなので、橋の真ん中あたりで引き返し、この立派な建物の方に行ってみました。

Pálffy Miklós és Schwarzenberg Adolf szobra

ドゥナカプ広場にも像がありました。ジェールをトルコから解放した英雄たちを称えるものらしい。後ろに見えているのが先ほど途中まで行った橋。

Káptalandomb
風情のある通りを歩いていくと

Győri Theological College / Brenner János Hittudományi Főiskola
これが、先ほど橋の上から見えていた立派な建物。
大学だったんですね。
こうやって見ると普通に門の向こうに玄関があるように見えますが

Győri Theological College / Brenner János Hittudományi Főiskola

堀のような所に立っているというか、門から玄関は橋を渡るような感じでした。

Püspökvár-Toronykilátó

そのまままっすぐ行くと正面に塔が見えました。
多分、このサイトで「司教の塔」てやつかな？

司教の塔 建造物

Püspökvár-Toronykilátó

素敵なゲート　この門の左に

KARTALANDOMB/CHAPTER HILL

この敷地の地図がありました。この辺一帯が教会の丘？

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

一番存在感のある重厚な建物が大聖堂

大聖堂 (ジュール) 寺院・教会

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

入り口も重厚な感じ　この重そうなドアを押してみると…なんと、開きました。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

これはよくわからない…。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

平日は7:30～12:00、14:00～18:30
日曜は8:00～13:00、15:00～19:00　てことかなあと推測。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

中に入ると圧倒される美しさでした。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

期待していませんでしたが入れてよかった、見ることができてよかった。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

ステンドグラスも素敵です。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

ヴィルモス・アポルの石棺？
ジュールを、そして大聖堂を日本語で解説している資料をなかなか見つけられず、詳しいことはよくわからないのですが、どうもこれは1945年に殉教された「ヴィルモス・アポル司教の石棺」

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

そしてこれは「ラディスラウス1世のヘルマ」
ハンガリー人の最も重要な歴史的遺物の一つらしいです。
珍しいものがたくさんありました。

Basilica of Győr / Nagyboldogasszony-székesegyház, Győri Bazilika

照明も、天井の装飾も、このガラス戸のアイアンもすごく素敵でした。

Millenniumsdenkmal

大聖堂から出て、歩き出すとすぐに大きな記念碑。
どういう謂われがあるものなのか良くわかりませんでしたが、壁にぴたっと張り付いているのは珍しい気がします。たいてい記念碑て広場の真ん中にあって四方八方から見えるのでは？

Szent László-relief

縁から一部が飛び出しているレリーフも珍しいのでは。

Nimród / Vadmentés

わかりにくいですが鹿を腕に抱いている像です。狩猟ではなく救出している様子で、保護と慈悲の象徴となっているそうです。

Várkazamata- Kőtár

その像のすぐ横で写真を撮ってる人がいたので有名な場所なのかな、と思ったら博物館だったようです。

アポル博物館 博物館・美術館・ギャラリー

Győri Kármelhegyi Boldogasszony templom

カルメル教会が見えてきました。その手前の建物も博物館だったようですが、

カルメル教会 寺院・教会

Bécsi kapu tér

修復中？シートで覆われていました。ランプの所だけ隙間が開いて、本物のランプが出ているのがナイス！
よく観光地で見かけるこの等身大のシート、修復中でも建物の雰囲気が伝わってすごく良いと思うのですが、作るの大変じゃないのでしょうか？

Rába Kettős híd

カルメル教会の前の広場（Bécsi kapu tér）から西に行くと橋がかかっていました。

Rába Kettős híd

ラーバ川に架かるラーバケトーシュ橋？（読み方がわからない。）
これ以上行っても住宅街のようなので引き返しました。

Győri Kármelhegyi Boldogasszony templom

橋からカルメル教会を見るとこんな感じ。
ここから旧市街に入るという雰囲気がします。

Óratorony

ラーバ川沿いに風情のある時計＋気圧計がありました。
なんか絵になる。

Kazinczy Ferenc utca

この辺りは前夜も通った通りですが、明るいと建物がよく見えます。
夜景は夜景で雰囲気があって好きですが･･。

Kazinczy Ferenc utca

塔の部分がイボイボしてるのが目を惹きました。

Virágpiac tér

クリスマスツリーを見るとなぜか幸せな気分になるので年が明けてもまだ残っているのはありがたいですが、きっとこの後、片付けられたんでしょうね。

Baross Gábor út

バロッシ・ガーボル通りの素敵な建物１
角の丸みが好きです。

Csónakos-szobor

アラニ・ヤーノシ通りとバロッシ・ガーボル通りの交差点に大きな像がありました。ボートに乗った少年。
どういう謂われがあるんだろう。これも謎です。
ジュールは像が多かった印象があります。

Baross Gábor út


バロッシ・ガーボル通りの素敵な建物２
塔やその前の装飾やが綺麗です。

ホテル ラバ シティ センター Danubius Hotel Rába

ホテルに戻り荷物をピックアップしてジュール駅へ向かいました。

ジュール駅

券売機で切符購入。出発まで40分以上ある。暇だなあ

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

ということで、そうだ、市庁舎の内部を見学できないかな？と行ってみました。駅から徒歩1分。

市庁舎の隣の建物も政府関係のお役所のようでした。
セント･イシュトバーン通り側の市庁舎前広場。ホテルの部屋空も見えていた所です。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

市庁舎。こういう吊り証明好き。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

ハンガリー語でジュール市庁舎と書いてあるのだろうか･･･。
ドアも素敵！

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

回転扉の向こう（余談ですが堀ちえみの「りぼん」、わかる人いるかな～）が
すでに丸い照明で雰囲気の良さそう

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

入りました。綺麗です。正面の階段に吸い込まれそうになりますが、横にいた警備員さんに入って良いか聞いたところNo,とのことだったので、中には入らずに入口付近から写真だけ撮らせてもらいました。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

天井の装飾も、淡いクリーム色、もえぎ色、ピンク色の色合いも素敵です。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

壁側にはクリスマスツリー。
柱毎に像がある。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

この石碑には何が書いてあるのか･･･。読み取れたのはフランツ・ヨーゼフと1898年だけ。世界史ちゃんと勉強しておけば良かった。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

一旦外に出て、裏側（Révai Miklós u.側）に来ました。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

こちらの方が、真ん中部分の出っ張りが印象的です。

ジュール市庁舎　Győr Town Hall / Győr Megyei Jogú Város Polgármesteri Hivatal

荘厳な建物に後ろ髪引かれながら駅に戻りました。

ジュール駅

後々写真を見返すと、切符を買う時の券売機の画面にプラットフォーム番号もでていたのですが、この時はうっかりしててこの掲示板に自分が乗る電車が出るまで待ちました。
ずっとパタパタがひっきりなしに動いてる音を聞いていると懐かしく、心地よかった。思わず動画に撮ってしまいました。

数年前に地元の駅のパタパタが電光掲示板に変わる直前、結構な鉄道ファンが写真や動画を撮りに来てたのを思い出しました。ニュースにもなっていたし、パタパタ、日本じゃもうあんまり無いのでは。

ジュール駅

パタパタに表示されたホームに電車が入って来ましたが、ホームの表示が違ったので不安になって周りの人に聞いたらやっぱりこの電車で合っているようなので乗り込みました。

ジュール駅

乗り込んでもなかなか発車しない。
どうもここで折り返す電車だったようで、ホームの表示は最初到着の時刻が表示されていたのかもしれません。そのうちに出発時間の表示に変わっていました。

ジュールで予定以上にゆっくりしてしまったためさっさとブダペストに行きたいところ、出発も数分遅れ、電車は各駅停車で運行している間にもっと遅れて到着は20分ぐらい遅れていたと思います。
車内に現在地を表すモニターがあったのは土地勘がない所を移動している時に安心できます。日本の電車もあれば良いのに。

あと、印象に残っているのは向かいに座っていた中学生か高校生ぐらいのカップルがやたらいちゃついていたこと。どこの国にもいるんだなあ。

次の旅行記はブダペストです。