越前朝倉氏の歴史

2025/08/29 - 2025/09/02

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館。
戦国大名朝倉氏の権力と栄華、時代の最先端をゆく都市の姿など、戦国時代の越前と一乗谷の様子が紹介されています。

エリア 福井

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

8月31日（日）旅3日目
観光案内所で「福旅」を購入。3,100円。
パンフレットをいろいろ選んで持っていたら、恐竜の描かれた袋に入れてくれました。

福井・永平寺エリアの公共交通きっぷと主要観光施設の入場券がひとつになった交通パスで、大本山永平寺と一乗谷朝倉氏遺跡を回る対象路線が１日乗り放題。
大本山永平寺・県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館・一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並・名勝 養浩館庭園の入場券付き。
復原町並の受付で提示すると、ノベルティ（小さな巾着袋）がもらえました。

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館へ。
福井駅西口から京福バス乗車25分（朝倉・永平寺ダイレクトバスなら16分）で到着。

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館 美術館・博物館

9:48～11:11
一乗谷朝倉氏遺跡資料館 見学。
発掘調査等で出土した遺物にもとづいて誕生したキャラクターが出迎えてくれました。

シシカゲ
寺院・町屋地区で見つかった獅子をかたどった目貫（刀飾り）がモデル。

おコマ
御所・安養寺跡でみつかった笏谷石製の狛犬がモデル。

1階ガイダンス
朝倉氏の歴史と遺跡発掘のあゆみが、大型映像やガイダンスマップで紹介されています。

博物館展示ガイド／個人無料／予約不要／毎週土・日・祝／展示解説60分

訪ねたのが日曜日で解説が始まるところだったので、しばらくガイドさんの後をついて館内を回りました。パネルを眺めるだけより、わかりやすくて良かったです。

朝倉氏は但馬国朝倉庄出身の武土。南北朝時代に越前に入国し、越前朝倉氏の歴史が始まりました。

応仁の乱を契機として越前国を治める戦国大名となり、以後5代100余年の治政を保ちましたが、天正元年 (1573) 織田信長との戦いに敗れ、 朝倉氏は滅亡。城下町も灰儘に帰しています。

初代孝景が説いた一乗谷に重臣を集住させることや、能力による登用、国内の人材を育成することの大切さを歴代当主が受け継ぎ、越前の発展と安定に注力したそうです。

1階 遺構展示室

流通拠点・川湊「一乗の入江」の一角とも考えられる石敷遺構の露出展示。戦国時代、川を使って運ばれた品物が集まり売買される川湊があったと伝わるそうで、当時の様子について解説する映像も流れていました。

2階 出土品ギャラリー
朝倉氏の歴史と城下町一乗谷について、約170万点の出士品をもとに展示紹介。

日本初トイレ遺構。戦国時代 16世紀。
町屋の裏側にある溜桝と称する石積施設から出土した金隠しによって、この石積施設が便所跡であると確認されています。

生活用品、職人の道具、武器武具、遊芸の道具などや、古文書、絵図も展示されています。

医師の屋敷跡から出土した輸入陶磁器。戦国時代 16世紀。

朝倉駒
朝倉館跡の外濠から174枚の将棋の駒が出土し、共伴した木簡から永禄年間（1558～70）のものであることが判明。1点だけ出土した酔象・太子駒から、現在の将棋の一段階古いタイプであることが推定されているそうです。

室町幕府から奉公が認められた際に使用できる毛氈鞍覆・白傘袋。

城下の町並みを1/30スケールで再現した城下町ジオラマ。

5代当主の朝倉義景が暮らした朝倉館の一部を原寸で再現。

のちの将軍足利義昭をもてなした24畳敷きの十二間。

福井・勝山 石がたり
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