2025/07/19 - 2025/07/19
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+mo2さん
この旅行記スケジュールを元に
今年(2025年)の7月の3連休は、大仏大好きな甥っ子のともちゃん(小4)が唐招提寺の手がいっぱい生えてる仏像が見たいということで、奈良に行くことにしました。
1日目のスケジュールです。
①新薬師寺
②元興寺(世界遺産)
③興福寺(世界遺産)
④奈良国立博物館、ランチ
⑤春日大社(世界遺産)
⑥東大寺(世界遺産)
⑦蓮長寺(日蓮宗宗門史跡)
⑧ホテルへ
甥っ子と奈良の旅(3)は、④奈良国立博物館の仏像館です。なお仏像館にて展示している同館の所蔵品および撮影OKマークのある作品については、令和5年5月16日(火)より個人が楽しむ目的での写真撮影が可能となっていました。なお、作品の解説は同館HPより参照しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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興福寺のあとは、奈良国立博物館です。
鹿の親子。興福寺 寺・神社・教会
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奈良国立博物館は奈良公園の一角にあって、東大寺、興福寺、春日大社などに隣接しています。ゆったりとした環境のなかで仏教美術の魅力とその背景にある豊かな歴史、文化のすばらしさにふれることができます。
仏像館が充実しています by +mo2さん奈良国立博物館 美術館・博物館
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仏像館は、飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財を含む常時100体近くの仏像を展示する、国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示施設です。
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「誕生釈迦仏立像」飛鳥時代 7世紀
右手が湾曲して頭に触れています。大きめの肉髻と大ぶりの目鼻立ちや、肩幅が広く肉身の抑揚をあまりつくらない点は、朝鮮半島・三国時代の金銅仏を思わせます。素朴な小像ながら存在感を持ちます。 -
「釈迦如来立像(出山釈迦立像)」南北朝時代 14世紀
釈迦は出家後、山に入り六年間苦行を試みたが、苦行では悟りを開けないことに気づき、山を降りたといいます。この説話にもとづく出山釈迦像は中国や日本の禅宗で重要視され、水墨画などに多く描かれます。近年、出山釈迦像は絵画、彫刻の別なく、成道会の本尊であったという指摘があります。彫刻の場合は、置物や根付などの近世の作例は比較的多いが、中世にさかのぼるものはまれです。剃髪した低い肉髻に痩けた頰、肋骨の浮き出た胸や丸まった背中の釈迦の姿は、悟りに至る道へと歩み始める様子が迫真的に表現されています。三重県津市の福蔵寺伝来。 -
「不動明王立像(不動明王および二童子立像のうち)」平安時代 12世紀
不動明王の気品のある忿怒相や豊かにふくらんだ腹部。柔らかな質感の衣には平安時代後期の特色が認められます。着衣に施された彩色と截金を交えた華麗な文様も見どころ。奈良の吉野山に伝来しました。 -
「大威徳明王騎牛像」平安時代 12世紀
六面六臂六足で水牛に跨る大威徳明王像。五大明王の一尊とされるほか、独尊像として造立される場合もありました。怨敵調伏を目的として礼拝されることが多いが、わが国では平安時代以降、戦勝祈願のための修法がしばしばおこなわれました。本像は独尊だった確証はないが、像容や大きさが共通する金銅製の大威徳明王像として、京都・地蔵院像(重要文化財、現所在不明)や同・妙法院像、個人蔵像が知られます。これらは誇張の少ない穏和な作風を示しており、遺品が平安後期に集中する点も注目されます。像本体と水牛は別製で、別鋳の六臂を蟻枘留めとします。 -
「五大明王像」平安時代 10~11世紀
小像ながら、平安時代にさかのぼる彫像の五大明王がそろう貴重な遺例。カヤの一木造で、京都・教王護国寺(東寺)講堂の五大明王像のような、いわゆる弘法大師様を踏まえた形をとるが、軍荼利明王が左脚を高く跳ね上げて片足立ちとする点は、彫像としては珍しい。各像の動感ある姿勢に破綻はなく、作者の技量の高さがうかがえます。やや大ぶりな目鼻立ちは、京都・醍醐寺五大明王像のような九世紀末から十世紀初頭の忿怒形に通じるが、浅い衣文の彫りや誇張を抑えた体軀の表現から、十世紀末から十一世紀初頭の制作とみるのが穏当でしょう。 -
「誕生釈迦仏立像」飛鳥時代 7世紀
腹の出た胴長の体部と、裾が広がった短い裙に短い足のアンバランスな体型がユーモラスです。朝鮮半島の三国時代・新羅彫刻の流れを汲むか。右手の欠失は惜しまれますが、明るい表情が魅力的な作品。 -
「小形独尊倚像塼仏(大分県虚空蔵寺跡出土)」飛鳥時代 7世紀
小さな画面の中に、椅子に座り右手を胸前にあげる如来像を表します。足元には二頭の獅子が向き合って座ります。このような小品は、大きな塼仏と組み合わせて堂内に貼り並べ、千仏洞のような空間を演出したとみられます。 -
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「如来坐像」中国・漢~中国・北魏 4~5世紀
中国で本格的に仏教が受容され始めた五胡十六国時代の金銅仏。これらはガンダーラの仏像様式を源流としつつも、左右対称の衣文構成や、両手を組んで手の甲を前に向けて腹前に置き、あたかも拱手するかのような印相などに、中国化した要素が現れるのが特徴です。大きめの肉髻や肩が張った量感のある体軀といった特徴が一致し、本像と同じ雛型から造られたと思われる金銅仏が数例存在します。台座までを一回の鋳込みで造り、像の体部まで中空とします。衣文線や手指などの細部は鏨で陰刻します。 -
「二仏並坐像」中国・北魏 6世紀
『法華経』「見宝塔品」に説かれる、地中から湧出した宝塔内で多宝と釈迦の二仏が並坐した場面をあらわしたもの。『法華経』が説かれる場で起こるこの奇跡は、同経の功徳を視覚化した主題として好まれたようで、五世紀後半から六世紀前半頃の年紀をもつ金銅製の二仏並坐像が、中国・山東省で数多く発見されています。全体を一回の鋳込みで造り、鏨で像の細部や銘文を刻出します。素朴な造形だが、鏨の線は力強い。『法華経』の説く造仏功徳の実践として、庶民階級により造像されたものとみられ、北魏仏教造像の様相を物語る遺例でもあります。 -
「如来立像」朝鮮半島・統一新羅 8世紀
卵形で張りのある頭部と、切れ長の目と小さい口の面貌や、腹と太ももの部分に円弧を反復する簡略で力強い衣文表現、台座の反花の先を反転させる表現は、八世紀の統一新羅様式の特徴です。 -
「十一面観音立像」平安時代 12世紀
もと奈良・新薬師寺に伝来した十一面観音像で、一時期、本尊薬師如来像の脇侍として安置されていました。頭部が極端に小さい長身痩軀のプロポーションに個性があります。平安時代の南都で流行した板光背が附属します。 -
「如来三尊像」中国・唐 8世紀
陝西省西安市宝慶寺伝来の石仏群の一つ。中尊の肩幅が広く胸を張った腰の細い体型や、脇侍の三屈法(トリバンガ)の姿勢は、インド風を消化した初唐期の様式を示すものです。 -
「十一面観音立像」中国・唐 8世紀
陝西省西安市宝慶寺伝来の石仏群のうち、七点ある十一面観音像のひとつ。細長い石に独尊の十一面を彫り込んだ仏龕であるが、本像の特徴は、右手に「滅罪」の二字が刻まれた方形の印章を持つ点です。印章は千手観音の持物中にあるが、十一面観音の持物としては儀軌にない。しかし、石仏群がもと所在した光宅寺七宝台が武則天(則天武后)政権の翼賛の目的で造られたものであることから、滅罪の印は十一面観音に求められた現世利益的性格をより明確にあらわしたものといえます。均整のとれた作風がこの時代の特徴を示します。 -
金剛力士立像(吽形・阿形)奈良・金峯山寺
奈良県吉野町に位置する金峯山寺の重要文化財 木造金剛力士立像2軀を、令和3年(2021)2月23日(火・祝)から特別公開しています。この金剛力士像は、金峯山寺仁王門(国宝)に安置される像高5メートルに達する巨像で、国宝・重要文化財に指定されているものの中では東大寺南大門像に次いで2番目に大きい像です。 -
金剛力士立像(吽形・阿形)奈良・金峯山寺
像内の銘文より南北朝時代の延元3年(1338)から翌年にかけて奈良を拠点に活動した仏師である康成によって造られたことがわかっています。同像は令和元年(2019)の夏に仁王門の修理のために搬出され、同年から2か年をかけて公益財団法人美術院によって保存修理が行われました。 -
「伽藍神立像」鎌倉時代 13世紀
手を大きく振って疾駆する姿から「走り大黒」と呼ばれていたが、近年の研究では禅宗寺院を護る伽藍神とされ、寺院内で修行を怠る者がいれば、その者に釘を刺して懲らしめる役割を持つといいます。 -
「女神坐像」平安時代 11世紀
大袖衣を右衽に着て正面を向き、胸前にて両手を袖内で合わせて趺坐する女神像。神像でありながら、頭頂に花形飾りをあらわす点は比較的珍しい。頭・体幹部はヒノキ材の割矧造ですが、両体側を割り矧いだうえでさらに前後に割り矧ぐ、やや特殊な構造をとります。別材製の両脚部は後補。強さをとどめた目鼻の彫り口などから、十一世紀頃の制作と推定されます。頭髪には墨を塗り、肉身は素地に白色の彩色を施す。着衣部は白下地に丹を重ね、朱で輪郭を描いた四弁花文を散らしています。 -
「僧形神坐像」平安時代 10世紀
両肩を覆う衣を着て正面を向き、右足を外にして結跏趺坐する僧形神像。尊名不詳ながら、剃髪とする点や両手首の矧面から想定される両手の構えが京都・教王護国寺(東寺)像や奈良・薬師寺像など平安時代前期の僧形八幡神像と共通します。ヒノキの一材より彫出する一木造で、内刳は施さない。これに別材製の両脚部を矧ぐが、矧面がゆるく前向きの弧を描く点や、厳めしさをとどめた顔立ち、耳輪の上端が尖った強さのある耳の彫り口に、十世紀の仏像彫刻と通ずる特色が認められます。 -
「伊豆山権現立像」鎌倉時代 14世紀
伝来不詳ながら、袍の上に袈裟を懸ける独特の服制から、伊豆山権現像と考えられる。近年の年輪年代調査で一一四五年という原木伐採の上限年代が示された。その作風には、やや素朴なおもむきがあります。 -
「男女神像」鎌倉時代 13世紀
顎鬚(あごひげ)のある男神と、垂髪の女神で対となる。体部に衣文を刻まない表現など、平安時代の神像彫刻に一般的な表現である。両像とも正面を向かず、動きのある姿勢をとり、表情にも生動感がある。 -
「蔵王権現立像」平安時代 11世紀
右手を振り上げた蔵王権現と見られるが、両手足を失い表面が朽ちている。眼を見開いた力強い表情や、胸や腹の抑揚ある表現は古様が感じられ、蔵王権現の彫像の中では、最古級の作例と思われるます。 -
「蔵王権現立像」平安時代 12世紀
蔵王権現は、役行者が吉野金峯山で感得したと伝える山岳信仰の代表的尊像。山岳寺院の過酷な安置条件に配慮してか金属造の遺品が多い。激しい動勢のうちに平安後期特有の穏やかで端正な作風を示します。 -
「十二神将立像・毘羯羅大将立像(子)」鎌倉時代 13世紀
戦前まで神奈川県横浜市の太寧寺に伝来した一具。表情や身振りに少しずつ変化をつけながら軽妙にまとめる構成は巧みで、頭上に戴いた十二支獣の性格を面相に投影させる手法も効果をあげています。 -
「十二神将立像・招杜羅大将立像(丑)」鎌倉時代 13世紀
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「十二神将立像・真達羅大将立像(寅)」鎌倉時代 13世紀
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「十二神将立像・摩虎羅大将立像(卯)」鎌倉時代 13世紀
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「十二神将立像・波夷羅大将立像(辰)」鎌倉時代 13世紀
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「十二神将立像・因達羅大将立像(巳)」鎌倉時代 13世紀
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「狛犬」鎌倉時代 13世紀
神社の社殿に安置されることの多い獅子と狛犬は、口の開閉と角の有無によって判別されますが、本像は頭上に一角を有し、口を閉じることから狛犬とわかります。上歯列と犬歯をむき出し、両前足を真っすぐに立てて正面を睨む姿は古様で、平安時代後期の獅子と狛犬に共通します。たてがみを立体的にあらわさず、体に密着するように流れる表現も平安時代の作例に認められますが、姿勢に応じた筋骨の写実的な描写から、鎌倉時代も早い頃の制作と考えられます。来歴や対をなしていた獅子の詳細は不明ですが、優れた作行はしかるべき神社にあったことを思わせます。
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「獅子(文殊菩薩像台座)」平安時代 11世紀
もとは文殊菩薩像の台座の獅子ですが、本像のように口を閉じて正面を向く例は少ない。丸く大きく飛び出た眼や、上に立った耳、丸く張りのある胸などの表現から、11世紀の制作と考えられます。 -
「獅子(文殊菩薩像台座)」平安時代 11世紀(横から)
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「獅子」鎌倉時代 13世紀
かつて背上に文殊菩薩像を乗せていた獅子。いま文殊像の所在は知られません。寄木造で内刳を施すとみられますが、表面仕上げがよく残るため構造の詳細は明らかではありません。 -
「獅子」鎌倉時代 13世紀(横から)
体部は青色、たてがみをはじめ毛並みは緑色に塗ったうえで毛筋を截金線であらわします。背中の敷物は、彩色の花文のなかに金泥で飛鳥を描いた華やかなデザインが目を引きます。四肢をバランスよく配し、筋肉の隆起を微妙な起伏でとらえた姿態は自然で、精悍な表情も相まって鎌倉時代らしい実在感にあふれています。わが国の動物彫刻のなかでも屈指の名作です。 -
破損仏像残欠コレクション①
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破損仏像残欠コレクション③
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破損仏像残欠コレクション④
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