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8泊10日のトルコ旅もいよいよ最終日。ツアーで唯一終日フリータイムの日である。宿泊先は旅の最初と同じHilton Istanbul Bomonti である。<br />連日の長距離移動で、いささか疲労が溜まっていたので、朝はのんびり起床。まずはホテル近くのスーパーで連れ合いのショッピングの後、ホテルから旧市街へ。<br />ツアーでは予定がなかったリュステム・パシャ・ジャー三ィとイスタンブール考古学博物館を見学した一日だった。

トルコ8泊10日の旅 最終章 ~再びイスタンブール、トルコ史の復習とイスラム美術の粋~ 

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2025/06/06 - 2025/06/06

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旅行記グループ トルコ10日間の旅

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玄白

玄白さん

8泊10日のトルコ旅もいよいよ最終日。ツアーで唯一終日フリータイムの日である。宿泊先は旅の最初と同じHilton Istanbul Bomonti である。
連日の長距離移動で、いささか疲労が溜まっていたので、朝はのんびり起床。まずはホテル近くのスーパーで連れ合いのショッピングの後、ホテルから旧市街へ。
ツアーでは予定がなかったリュステム・パシャ・ジャー三ィとイスタンブール考古学博物館を見学した一日だった。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道 タクシー
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 朝寝坊して遅めの朝食

    朝寝坊して遅めの朝食

  • すっかり日が高くなった。スーパーの開店時間に合わせて、ホテルの近くのスーパーに買い出しに出かける。

    すっかり日が高くなった。スーパーの開店時間に合わせて、ホテルの近くのスーパーに買い出しに出かける。

  • 連れ合いの知人へのバラまき用、自宅用合わせて大量の買い込み。右下の器と塩は、昨日トゥズ湖の売店で買ったものである。

    連れ合いの知人へのバラまき用、自宅用合わせて大量の買い込み。右下の器と塩は、昨日トゥズ湖の売店で買ったものである。

  • 荷物のパッキングをし直して、旧市街へ。<br />始めてタクシーを使うことにした。運転手が英語を全く話さないので、連れ合いのスマホに表示したGoogleMapのとおりの道順で行くようにジェスチャで指示。変に遠回りして余計な料金を請求されないための処置だ。

    荷物のパッキングをし直して、旧市街へ。
    始めてタクシーを使うことにした。運転手が英語を全く話さないので、連れ合いのスマホに表示したGoogleMapのとおりの道順で行くようにジェスチャで指示。変に遠回りして余計な料金を請求されないための処置だ。

  • 最初の目的地はリュステム・パシャ・ジャーミィである。近くまで行ってタクシーを下ろされたのだが、入り口がわからず、しばしウロウロ。<br />なんと入り口はレストランの中にあった。

    最初の目的地はリュステム・パシャ・ジャーミィである。近くまで行ってタクシーを下ろされたのだが、入り口がわからず、しばしウロウロ。
    なんと入り口はレストランの中にあった。

  • このモスクはオスマン帝国のスレイマン一世の宰相だったロクサラ(ヒュッレム・スルタン)の娘婿だったリュステム・パシャが帝国随一の宮廷建築家、ミマール・シナンに建てさせたモスクである。

    このモスクはオスマン帝国のスレイマン一世の宰相だったロクサラ(ヒュッレム・スルタン)の娘婿だったリュステム・パシャが帝国随一の宮廷建築家、ミマール・シナンに建てさせたモスクである。

  • アヤソフィアやスルタンアフメド・ジャーミィのような著名なモスクと違って、訪れる人は、少ない。しかし、何と言っても美しいイズミックタイルがふんだんに使われているモスクの中は一見の価値がある。

    アヤソフィアやスルタンアフメド・ジャーミィのような著名なモスクと違って、訪れる人は、少ない。しかし、何と言っても美しいイズミックタイルがふんだんに使われているモスクの中は一見の価値がある。

  • 一日5回の祈りの際、メッカのカーバ神殿の方向を示すミフラーブという窪み。モスクには例外なく必ずある。美しいイズミックタイルで装飾が施されている。

    イチオシ

    一日5回の祈りの際、メッカのカーバ神殿の方向を示すミフラーブという窪み。モスクには例外なく必ずある。美しいイズミックタイルで装飾が施されている。

  • こちらは信者の出入口

    こちらは信者の出入口

  • 床は美しい模様が施されたトルコ絨毯が敷かれている。<br />下段はイズミックタイルの文様。左側のオレンジ色の花はチューリップである。チューリップというと、オランダを連想するが、チューリップの原産地はトルコ(アナトリア高原)であり、トルコの国花なのである。

    床は美しい模様が施されたトルコ絨毯が敷かれている。
    下段はイズミックタイルの文様。左側のオレンジ色の花はチューリップである。チューリップというと、オランダを連想するが、チューリップの原産地はトルコ(アナトリア高原)であり、トルコの国花なのである。

  • 青・白・赤・緑の様々な繊細な花柄やアラベスク模様のイズミックタイルが美しい。イスラム美術の傑作と言っても良いだろう。<br />このタイルの赤は、現代の技術をもってしても出せないと言われている。

    青・白・赤・緑の様々な繊細な花柄やアラベスク模様のイズミックタイルが美しい。イスラム美術の傑作と言っても良いだろう。
    このタイルの赤は、現代の技術をもってしても出せないと言われている。

  • 堂内の八方向に、タイルで描かれたカリグラフィーがある。マホメットや歴代のカリフの名前だと思われる。アヤソフィアでは、大きな木製の板に描かれていたが、ここではタイルに描かれている。<br />言葉を表す文字が芸術の対象となるのは、漢字やひらがなだけかと思っていたが、アラビア文字も芸術表現の対象だというのは、トルコに来て初めて知った。

    堂内の八方向に、タイルで描かれたカリグラフィーがある。マホメットや歴代のカリフの名前だと思われる。アヤソフィアでは、大きな木製の板に描かれていたが、ここではタイルに描かれている。
    言葉を表す文字が芸術の対象となるのは、漢字やひらがなだけかと思っていたが、アラビア文字も芸術表現の対象だというのは、トルコに来て初めて知った。

  • ドームの内装は、幾何学的な対称性に満ちたデザインで、とても美しい。<br />観光客が少ないので、静かな環境でイスラム美術をじっくり鑑賞できる。

    イチオシ

    ドームの内装は、幾何学的な対称性に満ちたデザインで、とても美しい。
    観光客が少ないので、静かな環境でイスラム美術をじっくり鑑賞できる。

  • ミンバル。金曜礼拝(ジュムア)や祝祭日(イード)などの際に、イマーム(導師)が説教を行うために上がる場所である。

    ミンバル。金曜礼拝(ジュムア)や祝祭日(イード)などの際に、イマーム(導師)が説教を行うために上がる場所である。

  • イスラム建築独特のアーチ構造。

    イスラム建築独特のアーチ構造。

  • わずか数人の観光客しかいないので、自由に堂内の撮影ができる。

    わずか数人の観光客しかいないので、自由に堂内の撮影ができる。

  • 派手ではないが、窓はステンドグラスになっている。

    派手ではないが、窓はステンドグラスになっている。

  • モスクの外側の回廊

    モスクの外側の回廊

  • リュステム・パシャ・ジャーミイの見学を終えて、旧市街中心部に徒歩で向かう。<br />写真はイェニ・ジャーミイである。<br />ここはパス。

    リュステム・パシャ・ジャーミイの見学を終えて、旧市街中心部に徒歩で向かう。
    写真はイェニ・ジャーミイである。
    ここはパス。

  • トルコのアイスクリームを売る露店。トルコのアイスクリームは、もちもちした粘りがあるアイスクリームである。ドンドゥルマというらしい。粘りの元はサーレップというトルコに自生するラン科の植物の根(球根)を乾燥・粉末にしたものだという。カッパドキアで一度味見をしてみた。

    トルコのアイスクリームを売る露店。トルコのアイスクリームは、もちもちした粘りがあるアイスクリームである。ドンドゥルマというらしい。粘りの元はサーレップというトルコに自生するラン科の植物の根(球根)を乾燥・粉末にしたものだという。カッパドキアで一度味見をしてみた。

  • 観光都市らしく、あちこちに土産物の店がある。

    観光都市らしく、あちこちに土産物の店がある。

  • トプカプ宮殿の城壁の一部か?

    トプカプ宮殿の城壁の一部か?

  • 次の目的地、イスタンブール考古学博物館へ。<br />トルコは、ヒッタイト、ヘレニズム文明、ローマ文明、ビザンチン文明、セルジュク朝、オスマン帝国と、東西の文明が重層的に興亡を繰り返し、その痕跡が各地に残るタイムカプセルのような国である。今回の旅でその一部を巡ってきたが、ここで復習の意味で、考古学博物館を訪れたのである。

    次の目的地、イスタンブール考古学博物館へ。
    トルコは、ヒッタイト、ヘレニズム文明、ローマ文明、ビザンチン文明、セルジュク朝、オスマン帝国と、東西の文明が重層的に興亡を繰り返し、その痕跡が各地に残るタイムカプセルのような国である。今回の旅でその一部を巡ってきたが、ここで復習の意味で、考古学博物館を訪れたのである。

  • 建物の入り口に設置された、 ベス神(Bes) の大理石像。ベス神 は古代エジプトの守護神であり、家屋や出産、子供たちの保護を担う小柄な神だという。

    建物の入り口に設置された、 ベス神(Bes) の大理石像。ベス神 は古代エジプトの守護神であり、家屋や出産、子供たちの保護を担う小柄な神だという。

  • ローマ、ビザンチン時代の大理石の彫刻の数々。<br />特に写実的な多くの女神像、女性像は見飽きることがない。<br />左上:古代ローマの一氏族の女性像。紀元前1世紀ごろ作。トルコ西部のギリシャ植民都市マグネシア・アド・メアンドルムで出土。この植民都市は、紀元前6世紀ごろからヘレニズム時代、ローマ時代に栄えた<br />右上:ローマ帝国五賢帝の一人、ハドリアヌスの像。<br />左下:女神像 ギリシャ神話では九人の女神がいるが、誰かは特定されていない<br />右下:美の女神アフロディテ(ビーナス)の像 紀元後二世紀の作で、ミレトスで出土

    ローマ、ビザンチン時代の大理石の彫刻の数々。
    特に写実的な多くの女神像、女性像は見飽きることがない。
    左上:古代ローマの一氏族の女性像。紀元前1世紀ごろ作。トルコ西部のギリシャ植民都市マグネシア・アド・メアンドルムで出土。この植民都市は、紀元前6世紀ごろからヘレニズム時代、ローマ時代に栄えた
    右上:ローマ帝国五賢帝の一人、ハドリアヌスの像。
    左下:女神像 ギリシャ神話では九人の女神がいるが、誰かは特定されていない
    右下:美の女神アフロディテ(ビーナス)の像 紀元後二世紀の作で、ミレトスで出土

  • 川の神 オセアヌスの像<br />この世界を取り囲む大洋を司る神で、ポセイドンとは別の神

    川の神 オセアヌスの像
    この世界を取り囲む大洋を司る神で、ポセイドンとは別の神

  • 右:クレオパトラの彫像 二世紀半ばの作<br />左:コルネリア・アントニアの像 二世紀半ばの女性像で個人としての情報は残っていない

    イチオシ

    右:クレオパトラの彫像 二世紀半ばの作
    左:コルネリア・アントニアの像 二世紀半ばの女性像で個人としての情報は残っていない

  • 左上:女神ティケの像。ギリシア神話における「運命・幸運・都市の繁栄」を司る女神<br />右上:美の女神アフロディーテ(ビーナス) 6/2に訪れたエフェソスで出土した。二世紀中ごろの作<br />左下:月の女神アルテミス 二世紀中頃の作でリビアのベンガジで出土した。<br />右下:これもアルテミスの像 アメリカのアポロ計画に次ぐ現在進行形の月探査プロジェクトの名前でもある

    左上:女神ティケの像。ギリシア神話における「運命・幸運・都市の繁栄」を司る女神
    右上:美の女神アフロディーテ(ビーナス) 6/2に訪れたエフェソスで出土した。二世紀中ごろの作
    左下:月の女神アルテミス 二世紀中頃の作でリビアのベンガジで出土した。
    右下:これもアルテミスの像 アメリカのアポロ計画に次ぐ現在進行形の月探査プロジェクトの名前でもある

  • 紀元前5~4世紀の壺。ロードス島で発掘された。ロードス島には、イアリソス, カミロス, リンドス の3つの都市国家が存在し、民族系統はドーリア系ギリシア人だと言われている。

    紀元前5~4世紀の壺。ロードス島で発掘された。ロードス島には、イアリソス, カミロス, リンドス の3つの都市国家が存在し、民族系統はドーリア系ギリシア人だと言われている。

  • アレキサンダー大王の石棺。<br />レバノンのシドン近郊で発見された紀元前4世紀末の豪華な大理石棺で、アレキサンダー大王が彫刻されているためその名で呼ばれているが、アレキサンダー大王の棺というわけではない。周囲に見事な彫刻が施されていて、この博物館のハイライトのひとつである。

    アレキサンダー大王の石棺。
    レバノンのシドン近郊で発見された紀元前4世紀末の豪華な大理石棺で、アレキサンダー大王が彫刻されているためその名で呼ばれているが、アレキサンダー大王の棺というわけではない。周囲に見事な彫刻が施されていて、この博物館のハイライトのひとつである。

  • アレキサンダー大王の石棺と同じく、レバノンのシドンで発掘された。紀元前5世紀後半の作らしい。この石棺の側面の彫刻も精緻で素晴らしい。

    アレキサンダー大王の石棺と同じく、レバノンのシドンで発掘された。紀元前5世紀後半の作らしい。この石棺の側面の彫刻も精緻で素晴らしい。

  • レバノンで発掘された人型棺。紀元前5世紀のもので、古代エジプトの影響を受けている。

    レバノンで発掘された人型棺。紀元前5世紀のもので、古代エジプトの影響を受けている。

  • 紀元前6世紀のミイラ

    紀元前6世紀のミイラ

  • 考古学博物館の見学を終え、ぶらぶらとアヤソフィアやスルタンアフメドジャーミィ方面に向かう。

    考古学博物館の見学を終え、ぶらぶらとアヤソフィアやスルタンアフメドジャーミィ方面に向かう。

  • Seven Hills というカフェレストランの屋上に大勢の人がいるのが目に入った。昼飯時でもあり、このレストランで一休みすることにした。

    Seven Hills というカフェレストランの屋上に大勢の人がいるのが目に入った。昼飯時でもあり、このレストランで一休みすることにした。

  • 海に近いので、上空を海鳥が飛び回っている。

    海に近いので、上空を海鳥が飛び回っている。

  • 屋上のカフェからは、アヤソフィアがよく見える。

    屋上のカフェからは、アヤソフィアがよく見える。

  • 反対側にはスルタン・アフメド・ジャーミィの眺望。<br />

    イチオシ

    反対側にはスルタン・アフメド・ジャーミィの眺望。

  • 2つの著名なモスクを眺めながら、エフェスビールで喉を潤す。<br />ここはオススメのカフェである。

    2つの著名なモスクを眺めながら、エフェスビールで喉を潤す。
    ここはオススメのカフェである。

  • 夕方、ツアー会社のバスで、イスタンブール空港に送迎してもらうことになっているので、早めにHilton Hotel にもどることにした。帰りは地下鉄を利用。<br /><br />長かったトルコの旅も終了。深夜2:00のトルコ航空198便で羽田に向かう。<br />30年ぶりのパックツアーだった。効率良く広いトルコの各地を回れたのは良かったが、自由な行動が出来ないのは、やはり、我が家の旅行スタイルには合わない。良かった点、ちょっとストレスが溜まった点、両方が混在した8泊10日のトルコ旅だった。<br /><br />~完~

    夕方、ツアー会社のバスで、イスタンブール空港に送迎してもらうことになっているので、早めにHilton Hotel にもどることにした。帰りは地下鉄を利用。

    長かったトルコの旅も終了。深夜2:00のトルコ航空198便で羽田に向かう。
    30年ぶりのパックツアーだった。効率良く広いトルコの各地を回れたのは良かったが、自由な行動が出来ないのは、やはり、我が家の旅行スタイルには合わない。良かった点、ちょっとストレスが溜まった点、両方が混在した8泊10日のトルコ旅だった。

    ~完~

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