2025/05/29 - 2025/05/30
447位(同エリア4761件中)
玄白さん
コロナパンデミックがおさまって、初めてのワイフとの海外旅行。いつもは我が家の旅は個人手配の自由気儘な旅行スタイルだが、今回は30年ぶりにパックツアーに参加した。なにしろ、トルコ語は”メルハバ”くらいしか知らないし、日本の2倍の国土に散らばる世界遺産を巡るには、自由は制限されるものの、パック旅行の方が効率が良いためである。
2人とも歳をとり、13時間の長距離フライトなので少しでも体の負担を減らすためにビジネスクラスを予約した。ワイフにとっては、初めてのビジネスクラスでのフライトということで大はしゃぎしていた。
まずは、イスタンブール旧市街の定番観光スポットを巡る
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
前回、羽田からの出雲行きフライトで、首都高の交通事故渋滞で乗り遅れてしまったことがあり、今回は余裕を持って羽田空港行き高速バスを利用。
ターキッシュエアラインズは、スターアライアンスのメンバーなので、ANAのラウンジが利用できる。ラウンジで搭乗時間までまったり。 -
ターキッシュエアラインズ0199便にて定刻21:45、直行でイスタンブールへ。
離陸後、まもなく夕食のサービス。 -
着陸2時間前の朝食のサービス
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予定通り4:50にイスタンブール国際空港に到着し、今回のツアーの現地人ガイド、アタカン氏と合流。氏は日本滞在歴5年で、ユーモアを交えた流暢な日本語を話すベテランガイドである。
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朝霧が漂う高速道路を、今日からのイスタンブール新市街にある宿泊ホテルへ向かう
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2泊するホテルは、Hilton Istanbul Bomonti。
アメリカ系ホテル限定なのかもしれないが、チェックインする時、空港と同じ荷物のセキュリティチェックがあった。聞くところによると、9.11以降からテロを警戒して大手ホテルでもセキュリティチェックをやるようになったとのこと。
この後の地方のホテルでは、こんなセキュリティチェックをするホテルはなかった。 -
12時までホテルで休憩したあと、旧市街の観光スタート。
最初に訪れたのは、スレイマニエ・ジャーミィ。ジャーミィとはトルコ語でモスクのことである。オスマン帝国最盛期の16世紀、当時のスルタン、スレイマン1世が、イスラムの著名な建築家ミマール・スィナンに作らせた壮大なモスクである。 -
ドームの前の中庭にて。
中心となる大ドームのまわりに小さな多数のドームを配置するのがイスラム寺院の建築様式である。 -
ミナーレまたはミナレットと呼ばれる独特の塔。塔の数によって、そのモスクの格式がきまるという。スレイマニエ・ジャーミィは4本のミナーレを有する。
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モスク内部に入場。
靴を脱ぎ、女性はスカーフで髪を隠すことが求められる。 -
高さ53m、直径26.5mの大ドームが、当時の最先端の技術で建造された。ヨーロッパのゴシックやバロック様式の教会建築に優るとも劣らない素晴らしい建築様式である。
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イチオシ
高い天井からつるされたシャンデリア
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床の絨毯の模様。一日5回の礼拝のときは、この模様を目印に信者は並んで礼拝をおこなうのである
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巨大な板に描かれたカリグラフィ。8方向にかかげられている。アラビア文字をアートとして描いたものである。
言語を表す文字を芸術の対象としているのは、漢字だけかと思っていたが、アラビア文字も芸術になるのだと再認識。描かれているのはアラーやカリフの名前だという。 -
大ドームの天井の装飾
イスラムの芸術は人物などの具象的なものは対象とせず、幾何学的な繰り返しパターンのデザインである。 -
イチオシ
モスクは旧市街の高台に建っていて、テラスに出るとボスポラス海峡が望める。
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金角湾とボスポラス海峡の合流するエミノニュ付近を望遠にて撮影。
大型のクルーズ船が停泊している。 -
内部見学を終えて、ふたたびモスクの外観をパチリ
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旧市街中心部へ移動。途中、ローマ帝国時代に建造されたヴァレンス水道橋が車窓から見えた。現在は800mほどの部分が遺構として残っている。明日の午後訪れた巨大な貯水池、地下宮殿に水を供給していた。
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スルタンアフメト広場(ヒッポロドーム広場)へ。
エジプトの象形文字が刻まれたオベリスクが建っている。ローマ皇帝・テオドシウスがエジプトのカルナック神殿から16世紀に運び込んだものである。もとは紀元前15世紀、エジプト新王国時代に作られたもので、その当時トルコでは、人類史上初めて鉄器文明を興したヒッタイト王国が繁栄していた。 -
もう一つのオベリスクがある。少し崩れかけたモニュメント”編み込まれたオベリスク”。東ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス七世が、祖父であるバジル一世の戦勝を記念して建てたものだという。
この広場は東ローマ帝国時代は馬車競技場だったという。映画「ベン・ハー」で描かれた、あの古代戦車の競技が行われた競技場であるが、当時の面影は残っていない。 -
ここから徒歩で、スルタンアフメトジャーミィ、通称ブルーモスクへ。
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いざ、モスクの内部へ。宗教施設なので、入場料は無料である。
ドームの周囲を飾るステンドグラスが美しい。 -
壁を埋め尽くすイズミックタイル。よくみると場所によってデザインが異なるが、全体として調和がとれていて、さすが、イスタンブールのモスク建築の最高峰と言われるだけのことがある。
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高さ43m、直径23.5mの大ドームを支える4本の巨大な大理石の柱。そのうち、一本は遠くエジプトのアレキサンドリアから、もう一本はレバノンから運ばれたという。
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装飾に使われたイズミック・タイルは2万枚以上だという。照明の関係で写真では目立たないが、タイルの基調は青色で、そのため、このモスクは通称ではブルー・モスクと呼ばれている。
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イチオシ
巨大な4本の大理石の柱が、アーチ構造を利用してドームを支えている様子が分かる。大理石の柱は、”象の足”とも呼ばれている
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イチオシ
シャンデリアとステンドグラスが幻想的な雰囲気を作り出している。
シャンデリアの途中にぶら下がっている楕円形の物体はダチョウの卵である。卵が腐ると、人間にはわからない匂いを発し、これが虫や蜘蛛が近づくのを防いでいるのだという。いにしえの防虫剤だ。 -
大ドームの前の中庭からの眺め。
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2017年から修復工事が行われ、場所によっては新しい材料で修復されたという。
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次に隣のアヤ・ソフィアに向かう。
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広場では焼きとうもろこしや、シミットというドーナツ状の胡麻パンを売る屋台が出ている。
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人気の観光スポットとあって、ブルーモスクもアヤソフィアも、ものすごい人出である
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海が近いので辺りをカモメが飛び回っている
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アヤ・ソフィアに入場する。
ビザンツ帝国時代にギリシャ正教の寺院として建てられ、13世紀にはローマカトリックの教会として使われた。コンスタンチノープル陥落後は、イスラム教モスクとして利用され、周囲にミナレットが増築された。1935年になって政教分離政策を採るトルコ共和国政府により、キリスト教とイスラム教が混ざりあった建築物として博物館とされた。2020年にエルドアン大統領によって、再びモスクに戻されたという歴史的経緯がある。 -
イチオシ
高い天井から吊り下げられたシャンデリアと壁に掲げられた歴代カリフの名前が書かれたカリグラフィが印象的だ。現代では、シャンデリアの光源はLEDになっているが、当時はオリーブオイルや獣脂のような油性燃料だったので、毎日明かりを灯す作業は大変だっただろう。
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一つのシャンデリアにたくさんのランプが取り付けられている
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2階回廊の天井。
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黄色が基調の天井や壁の装飾。ところどころ、装飾がはがれている部分もあり、長い歴史の経過が感じられる
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イスラム教では偶像崇拝を禁じているため、キリスト教の壁画は、アヤソフィアがギリシャ正教の本山からイスラム教のモスクに替えられた時、漆喰で塗りこめられていた。1931年に、アメリカの調査隊によって、再発見され、一躍脚光を浴びることになった。
アフガニスタンのタリバンが2001年にバーミヤンの大仏を爆破したような徹底した壁画の破壊ではなく、漆喰で塗りこめた程度で済まされたのが不幸中の幸いであった。 -
1コンスタンティノープルに残る唯一最古のモザイク画。聖母子と皇帝ヨハネス2世コムネノス、皇后イリニが描かれている
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この壁画には、コンスタンティヌス9世と皇后がキリストに捧げ物をしている様子が描かれている。1042年から1055年頃の作と言われている。
イスラム寺院でありながら、キリストやマリアの像が掲げられているのに、奇妙な感覚を覚える -
3つの見どころが多いモスクを見学したあと、旧市街の東端のエミノニュへバスで移動。
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ここから旧市街と新市街を結ぶガラタ橋を徒歩で散策。橋は路面電車と自動車、歩行者の道路となっている。
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橋からは新市街のランドマーク、ガラタ塔がよく見える。6世紀ごろ灯台として使われ、東ローマ帝国時代には牢獄や天文台としての役目があったようだ。
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ガラタ橋の歩道は、いつも釣りをする人で賑わっていて、イスタンブールの風物詩の一つになっている。
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新市街側のガラタ橋の袂にあるカラキョイからテュネルを結ぶ世界で一番短い地下鉄。イスタンブール一の繁華街、イスティクラークまでわずか一駅、3分の乗車である。
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イスティクラークの街並み。新宿と銀座を合わせたような繁華街である。
こういう場所は苦手な玄白であるが、ツアーの旅程に組み込まれているので、勝手に離脱することはできない。 -
夜になれば、こんなしゃれた街灯に灯がともり、絵になる光景になるかもしれないが・・・
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高級店や露店が連なる。
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歩行者天国で、大勢の人が行き交う中をトラムが走っている。
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あわや、歩行者と電車が接触するのではないかと心配になるほど、距離が近い。
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今日の夕食は、シルケジ駅構内にあるレストランである。
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この駅は、有名なオリエント急行の終着駅で、構内にはアガサ・クリスティも食事をしたというレストランが入っている。今晩の夕食は、このレストランで摂る。
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料理の写真を撮るのを忘れた。
レストラン内にはオリエント急行が走っていた頃の写真も飾られているが、大勢の客が食事をしているので、勝手に席を離れて写真を撮るのは憚れた。 -
オリエント急行が発着したであろう駅のホーム
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イチオシ
夕日に照らされたイスタンブールの街中。この日の歩行数は23,000歩だった。
~続く~
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