2025/06/03 - 2025/06/03
40位(同エリア220件中)
玄白さん
トルコ8泊10日の旅の5日目は、パムッカレから一路カッパドキアまで走破。今回の旅で最も移動距離が長く、約650kmに及ぶ。途中、コンヤのメヴラーナ博物館とスルタンハンという小さな町にあるキャラバンサライ(隊商宿)を見学するというのが、この日のアクティビティである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
パムッカレの宿を出発。車窓から気球が飛んでいるのが見えた。
-
パムッカレの石灰棚に別れを告げる
-
ツアーガイドのアタカン氏によると、今日走るルートは、かつてのシルクロードだった道を走るのだとか。
特にそれは感じさせるようなものは、今のところまだないが・・・ -
昨日以上にバスの乗車時間が長いので、気が向いたときに車窓からの風景を撮影する以外にやることはない。
-
やがて、あちこちに花畑が現れるようになった。ツアーガイド氏によると、ケシの花だという。
ケシの実から採れるポピーシードは食用になるのでトルコ菓子のトッピングに使われる。実から採れる乳液は、ヘロインの原料でもあるので、栽培には国の許可が必要で、種は国から支給され、ケシの実は全量が医療用麻薬の原料として製薬会社に買い上げられる。自家用に利用することは厳禁で、政府により常に監視されているとのこと。
それでも麻薬犯罪件数は15万件にもおよび、反政府勢力クルド労働者党の資金源にもなっているという。国連薬物犯罪事務所からは模範的な管理体制だと評価はされているというのだが・・ -
イチオシ
白い花だけでなく、赤や紫の花もある。
トルコはインド、オーストラリアとならんで、合法的な医療用麻薬の生産国なのである。 -
コンヤの町に近づくにつれてケシ畑が増えてきたようだ。
-
黄色のはケシではないようだ。chatGPTに問い合わせると、この時期に咲く黄色の花はカラシナではないかということだった。
-
ただ、トルコで栽培されているケシは白、赤、紫だが、黄色もあるというので、もしかしたらケシかもしれない。
-
なだらかな丘陵地帯にどこまでも畑が続いている。コンヤ周辺はケシだけではなく、小麦などの一大農業地帯なのである。トルコのパンかごと言われているほどである。
-
コンヤの町の中に入ってきた。
コンヤは人口が230万人の大きな都市で、トルコで5番目に大きい。11~13世紀には、セルジュクトルコ王朝の首都だった。 -
頻繁にトラムが走っている。
-
コンヤの目玉観光スポットは、メブラーナ博物館である。くるくるとひたすら旋回する踊り’セマー’を神に近づく方法だと説くイスラム神秘主義教団’メヴレヴィー教団’の修道院だったところで、教団の創始者ジャラル・アッディーン・ルーミーが活躍した場所でもある。
なお、セマーは2008年にユネスコ世界文化遺産に登録されている。 -
イチオシ
トルコ石の青緑色のタイルで覆われた塔が印象的である。
-
内部に入ると高い天井からぶら下げられたシャンデリアが目に留まった、セマーという秘儀に神秘的かつ荘厳な雰囲気を与える重要な装飾品なのであろう。
-
もう一つのシャンデリア
-
壁の一部がくぼんでいる一角がある。ミフラーブというメッカの方向を示す目印である。礼拝の時は、この方向を向いて祈りをささげるのである。
-
セルジュク朝時代の3代スルタンの棺。実際の遺体は、棺の中ではなく、この真下の地下に埋葬されているのだという。
-
メヴレヴィー教団の創始者、ジャラル・アッディーン・ルーミーの棺。彼は、アフガニスタン生まれだが、モンゴル帝国の侵攻を避けるために西方に移動し、コンヤにたどり着いた。そこで謎の神秘家シャムス・タブリーズィーと出会い、精神的転機を迎え、コーランの理論的解釈ではなく、詩やセマーを通じた神への愛の表現を主張し、イスラム神秘主義教団を創設したのである。
-
アラビア文字のカリグラフィー
イスタンブール旅行記でも書いたが、言語を表現する文字を芸術の対象にするのは、漢字だけではなく、アラビア文字もそうであると今回のトルコ旅行で初めて知った。 -
イチオシ
ドームの天井の装飾
繊細な植物唐草文様が放射状に広がり、円形の枠組みに収められている。セルジューク朝やオスマン帝国の伝統技法による幾何学模様と植物モチーフが調和し、無限に続く宇宙観が表現されているのだという。 -
ドームの天井からは、豪華なシャンデリアが吊り下げられている。
-
ムハンマドのあごひげが納められた聖なる箱。仏教でいえば、仏舎利のようなものだろうか。
-
手が込んだ装飾が施されたコーランや詩集
-
メヴラーナ博物館の隣りにあるセリミエ・ジャーミィ
-
セリミエ・ジャーミィの正面。16世紀のオスマン帝国時代にスルタン・セリム2世の命により建設された。
-
少し離れると、博物館のトルコ石の青緑色の塔が見えてくる。
-
イチオシ
メヴラーナ博物館の見学を終え、再びバスでの移動。コンヤからカッパドキアに通じる道路は、かつてのシルクロードであった。中間点付近にスルタンハンという小さなな町があり、ここにキャラバン・サライ(隊商宿)がある。トルコに現存するキャラバン・サライで、最も大規模なものである。
キャラバン・サライというとテント泊に毛が生えたような簡素なものかと思っていたが、高い石造りの塀に囲まれた要塞のような作りである。 -
中庭には、2階建ての小さな礼拝所がある。中庭の左側は、隊商の商人たちの宿泊する部屋やラクダ小屋になっていて、右側は食堂など共通施設になっている。
-
食堂などがある右側の回廊。当時は、隊商を組んで旅をしている商人たちの情報交換の場でもあったろいう。
-
食堂の壁に掛けられていた金属性の絵皿のようなもの。いずれも西域の文化が感じられるようなデザインになっている。
-
この字型の門の反対側中央の空間。ここも奥が祈りの場所だったらしい。
-
ここは、今では歴史的価値があるトルコ絨毯の展示場になっている。
-
年代ものの絨毯だが、解説には19世紀の作と書いててある。
-
いよいよ、今夕からメインイベント、カッパドキアだ。
~続く~
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
トルコ10日間の旅
-
前の旅行記
トルコ8泊10日の旅 その6 ~絶景ではあるが、観光公害のスポット、パムッカレ~
2025/06/02~
パムッカレ
-
次の旅行記
トルコ8泊10日の旅 その8 ~美しき馬の土地へ~
2025/06/03~
カッパドキア
-
トルコ8泊10日の旅 その1 ~飛んでイスタンブール♪~
2025/05/29~
イスタンブール
-
トルコ8泊10日の旅 その2 ~初夏の風が心地よいボスポラス海峡クルーズ~
2025/05/31~
イスタンブール
-
トルコ8泊10日の旅 その3 ~オスマン帝国の遺産と東ローマ帝国の優れた建築技術に圧倒される~
2025/05/31~
イスタンブール
-
トルコ8泊10日の旅 その4 シュリーマン「古代への情熱」の遺跡&エーゲ海のリゾート、アイワルクで一泊
2025/06/01~
トロイ遺跡周辺
-
トルコ8泊10日の旅 その5 ~古代歴史絵巻が繰り広げられたエフェソス~
2025/06/02~
エフェス遺跡周辺
-
トルコ8泊10日の旅 その6 ~絶景ではあるが、観光公害のスポット、パムッカレ~
2025/06/02~
パムッカレ
-
トルコ8泊10日の旅 その7 ~トルコのシルクロードを行く~
2025/06/03~
コンヤ
-
トルコ8泊10日の旅 その8 ~美しき馬の土地へ~
2025/06/03~
カッパドキア
-
トルコ8泊10日の旅 その9 ~奇岩の大地で空中散歩~
2025/06/04~
カッパドキア
-
トルコ8泊10日の旅 その10 ~ここは「スターウォーズ」のタトゥイーンか?~
2025/06/04~
カッパドキア
-
トルコ8泊10日の旅 最終章 ~再びイスタンブール、トルコ史の復習とイスラム美術の粋~
2025/06/06~
イスタンブール
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
コンヤ(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ トルコ10日間の旅
0
35