2025/02/15 - 2025/02/15
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kirinbxxさん
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今回は珍しく仙台に3泊です。主な目的は「せり鍋」を食べること。秋田でもきりたんぽ鍋に入ったとてもおいしいせりをいただきましたが、日本で一番多くのせりを生産しているのは宮城県、そしてその8割は名取市で栽培されたものです。
幸い名取市は仙台市に隣接しているので、仙台市内にせり鍋を売り物にしているお店はたくさんあり、今回はそのうちの2軒で食べ比べることにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
仙台二日目のお昼は、早くから予約してあった海鮮居酒屋どん亭さんへ。営業開始は11時30分、あと数分で開店ですが私たち以外にも待っているお客がいました。
どん亭 グルメ・レストラン
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広瀬通りの向こうを見ると大行列、右に見えているインド料理店の隣に、ラーメン二郎仙台店があったのでした。(現在は別の場所に移転)ほんと、人気があるんですねぇ。
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さて開店。お店はカウンター9席に、テーブルと座敷がありました。今日の私たちは珍しく座敷席です。昼は定食中心、夜は店名の通りの海鮮居酒屋、座敷に貼り出された料理メニューにはカキフライ、ぶり天、鯖バッテラなどがありますが、何より目を引いたのはお酒のメニュー。東北の銘酒がいろいろと楽しめるようです。
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でもここへ来たのはお酒が目当てではなく(もちろん飲みますけど)、こちら。お店のWebサイトにこうありました。
「当店のふぐのコースは、一匹売りとなっております。
お客さまに一匹フグを購入頂き、当店でふぐ料理として提供いたします。
重さにもよりますが、一匹のお値段は20,000円位となります。
コースに使用するふぐ以外の食材は、全て上記の料金に含まれております。」
コースはまずお通し、そしててっさから。お約束の華やかなお皿に盛りつけられて出て来ました。
ふぐを食べるのは何年ぶりでしょうか。懐かしい美味、あっという間になくなりました。 -
つづいてはてっちり。これまた間違いのない美味しさです。
そして唐揚げ。唐揚げという調理方法は優れものですが、とくにフグは美味しいですねぇ。フグは天ぷらでもフライでもなく唐揚げに限ると思います。そしてトドメの雑炊。正直、てっちりは美味しいですが、雑炊を食べるために食べるもの、という気さえしてきます。
久しぶりのふぐ、堪能させていただきました。
気がつけば店は家族連れやカップルで満員、そういえば今日は土曜日ですね。 -
仙台には何度も来ていますが、連泊でのんびりするのは初めてです。時間はたっぷりあるので少しは観光しましょう。外はとても寒いので、博物館に行ってみました。仙台市博物館、昭和36年開館、今の場所に移ったのは昭和61年のことです。
仙台市博物館 美術館・博物館
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博物館の前にあった不思議な彫刻「逓 -昨日・今日・明日-」
「仙台市彫刻のあるまちづくり」事業の「杜の都の彫刻」として設置された彫刻だそうです。 -
常設展観覧券は460円。
シニア割引は仙台市民限定(常設展無料、特別展は多くの場合半額)で、私たちは対象外でした。支払いは現金のみ。身体障害者などは仙台市民に限らずシニアと同等の割引がありますし、留学生や一日乗車券利用者なども割引があります。 -
まとまった資料を仙台伊達家から寄贈されただけあって、充実した展示を楽しめそうです。
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まず年表を確認。上は日本史と日本に関連のある世界史、下は宮城県や東北の歴史年表です。びっしりと書かれた年表が、まとまった史料がしっかり保存されていることの証明ですね。
そして仙台市博物館には所蔵されている品々の1割にも満たない数しか展示されていないそうです。さすが大藩伊達家、というところでしょうか。 -
始まりは縄文時代から。中学2年で習った時は何の興味も持てませんでした。縄文時代の面白さは大人になってしみじみと判るものかもしれません。
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見事にハート形をした顔を持つ土偶。顔の造作や、体の形は東北南部から北関東地域で見つかったハート形土偶たちと同じ特徴だそうです。でもちょっと違うのがちょんまげみたいに飛び出している部分。
これは仙台市南部の大野田遺跡という、およそ3800年前の縄文後期の遺跡からバラバラの状態で発掘されたものを復元した土偶です。左腕はついに見つけることができませんでした。
https://www.city.sendai.jp/bunkazai-kanri/documents/38k.pdf -
陸奥には国分寺もあり、昭和30年から5年間の発掘調査が行われました。
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宮城県は他の大河ドラマでも取り上げられたことはありますが、やはりなんといっても有名なのはこれを着用していたお方です。重要文化財になっている、伊達政宗所用の黒漆五枚胴具足、国の重要文化財です。目を引く前立てが黒によく映えています。
鉄製に漆塗で5枚に分割、兜は筋兜という形式だそうで、政宗が着用したあと、歴代藩主や家臣もこの形式を踏襲したため「仙台胴」とも呼ばれました。 -
正装した伊達政宗。仙台藩では延宝4年(1676)先祖をまつる堂を建て、政宗らの画像を掛ける慣例ができ、この政宗画像もこの時に制作されたものと考えられています。作者は狩野安信。
政宗自身が「親からもらった身体に欠陥があるのは親不孝」と考え、肖像画を描く際には両目を描くように遺言したそうで、瑞巌寺の等身大木像も両眼になっています。
眼帯姿は渡辺謙さん主演のドラマで完全にイメージが定着しましたが、実際にはつけてなかったらしく、江戸時代の作品にはまったく見当たりません。(ドラマより前に出版された漫画には眼帯をつけているものはあります) -
現在の仙台市青葉区一番町と大町の境あたりに、仙台城から延びる大町通と奥州街道が交差するあたりに「芭蕉の辻」と呼ばれる場所があります。当然、仙台城下の中心地となっていてそこに高札場があったそうです。これはそれを五分の四の高さで復元したもの。1682年の忠孝奨励、喧嘩禁止というものから1770年の徒党・強訴・逃散の禁止と密告奨励までの5枚。
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大藩伊達家は多くの「お宝」を所蔵していました。例えばこれは、中国明朝の成化帝の時代(1465年 - 1487年)の景徳鎮を模倣して19世紀に作られた古伊万里の「染付山水紋大皿」です。
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こちらは江戸時代初期の茶入れ。胴に轆轤目が入っているのは珍しいかも。伊達政宗に仕えた仙台藩茶頭、清水道閑という人が「肥後焼」と箱書きを施したそうです。肥後細川家から貰ったりしたんでしょうか。
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青磁鮑型変形皿、型押し成形という技法でアワビの形にした18世紀に作られた古伊万里です。柿右衛門窯で作られた可能性があるそうですが史料はありません。
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左右に仙台藩二代藩主と家臣の甲冑を従え、真ん中に展示されている甲冑には「三宝荒神形兜 具足共 伝上杉謙信所用」とありました。16世紀室町時代に紙や革に漆を塗った張懸(はりがけ)という技法で作られ、三宝荒神といわれる3面の忿怒(ふんぬ)の相を表した兜と具足です。旧上杉家臣で伊達政宗に仕えた登坂式部少輔(上杉二十五将の一人、甘粕景継の実家が登坂家)の子孫から伊達家に献上されたものです。伊達家は関ケ原や大坂の陣の敵側陣営から多くの人材を登用しています。
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伊達政宗と言えば、慶長遣欧使節も有名です。その本当の目的などは諸説あり、確たる証拠もありませんが、メキシコ、スペイン、ローマ、マニラと世界をぐるりと回る長い旅路だったことは間違いありません。
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実際に使節が使った船の詳しい資料もありません。これは、16世紀に登場し、スペイン海軍の主力艦として活躍したガレオン船の模型です。
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仙台は合計3泊、2泊目、3泊目の宿はこちら。スーパーホテルPremier仙台国分町天然温泉です。ここを選んだのはこの温泉と、この日の夕食場所のすぐ近くだから。一人一泊あたり9千円と昨日よりは高いですが、温泉は捨てがたいのです。
スーパーホテルPremier仙台国分町天然温泉 宿・ホテル
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部屋はとてもコンパクトにまとまっています。
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天然温泉うるおい美人の湯、夜通し利用できるのが便利です。
そしてこの立派なコインランドリー。 -
この日の夕食は、何か月も前から予約して楽しみにしていたお店でのセリ鍋です。そのお店があるのは国分町2丁目。国分町といえば、東北地方随一の歓楽街。ホテルかを出て国分町通りを目指して歩きだしてすぐに出会った、悪趣味な建物。パリのエトワール凱旋門ですねぇ、これ。まぁ、大阪の新地や京都の祇園にも昭和の頃にこの手の悪趣味な建物はありました。要するに繁華街の雑居ビルです。入口には客引きがうろついていました。
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当時何かと物議を醸していたホストクラブの堂々たる看板など、いかにも歓楽街という風情でした。
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お目当ての店も雑居ビルの1階にありました。
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阿古という名の居酒屋さんです。
阿古 グルメ・レストラン
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食べに来たのはせり鍋。予約開始その日に電話してせり鍋をお願いしておきました。せりに加えるのは鳥か、真鴨。幸運なことに真鴨が入荷していたので、ここは真鴨せり鍋以外の選択肢はありません。
日本酒も宮城県を中心にいろいろ揃っています。 -
寒い東北の夜はまずは熱燗から。突き出しとともに戴きました。
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お店は女将さんが一人で切り盛りしていました。ほどなく登場したのが、真鴨と白葱とせりの根っこ。真鴨と葱が主役のせりをどのように引き立ててくれるのか、とても楽しみです。
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そしてせりの軸と葉の部分も到着。
この器もいいですねぇ。 -
鴨の肉と白葱をぐつぐつと。
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・・・・・美味なり。思わず唸ってしまうほどの美味。
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定義山の三角揚げも頼んでみました。やはりこういう食べ方なら我が家は栃尾のあぶらげの方が好みですね。もちろん、まずいわけではありません。
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せり鍋の〆はカレーか卵雑炊かを選べますが、我が家は雑炊にしました。
せりの根っこについての情報を仕入れてからもう数年、ついに「せり鍋」を、それも絶品と言って良いものを食べることができました。幸せとはこういう事を言うのでしょう。 -
さて、我が家の本当の〆はこれからです。
京都発祥の中華料理チェーン、餃子の王将。私たちは二人とも学生時代の4年間を京都で過ごしているので、餃子の王将には随分とお世話になりました。三条大橋で配っていた餃子の割引券に。 -
メニューがとても豊富でびっくりします。ワインまであるんですねぇ。
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しっかり食べた後にわざわざ入った餃子の王将で食べるものは当然これ、餃子です。実は某番組で見た、最近開発されたという「にんにくゼロ生姜餃子」というのを試してみたかったのです。ありがたいことに「ジャストサイズ」と銘打った3個1皿のものがあったので普通の餃子とひと皿ずつ。
・・・・・・うーん。なんだか普通の餃子も今一つだし、生ビールも・・・・はずれ。2階席だからかも?生姜餃子の真価はまた今度、調理場が見えるくらいのところで試してみます。 -
随分賑やかな、と思ってみると「花座」とありました。魅知国定席 花座、という定席寄席だそうです。三大都市圏以外としては唯一の定席寄席のようですね。さすが仙台。
魅知国定席 花座 名所・史跡
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出演者のお名前でしょうか、提灯に灯がともってとても良い雰囲気でした。この日は昼夜ともとても美味しい料理に満足し、仙台の歴史にもたっぷりと浸れた良い一日でした。
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