2025/04/25 - 2025/04/25
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2025/04/25
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「天壇」の観光が終わるとこの日の予定は夕食だけになります。午後3時過ぎにホテルに戻っても仕方ないのでオプションの「雑技団」を申し込みました。1人280元でしたので5,800円くらいです。「雑技団」は21年前に来たときに「朝陽劇場」で観たことがありました。そのイメージが残っていたのですが、さすがに中国のレベルは上がっていて全く違うものを見ているようでした。今回は「崇文区工人文化宮大劇場」という大きな劇場でした。この日は北京市内で交通規制が何度かあったのですが、その理由はロシアから高官が来ているということでした。その高官がなんとこの劇場に来るというので前方の座席は全て立ち入り禁止になってセキュリティの人間が何人も立っていました。見せ方は新しくなっても基本的な演目は同じで「軟体」から始まります。これはクルーズ船でも観ることがありますが、レベルは非常に高かったです。続いて「鑽圏(さんけん)」という輪くぐりです。これも伝統的な演目ですが、ショーの仕立てなどが見た目も美しくなっています。続いて「椅子倒立芸」ですが、その高さには驚きました。あまりの高さにステージの枠から見えなくなりそうでした。再び「軟体」があり、「走鋼絲」という綱渡りです。これがまた一輪車に乗るわ逆立ちをするわ、観ていてハラハラします。続いて自転車を使った「車技」というアクロバットも昔からありますが、コスチュームなどがカッコいいです。最後は球体の辺網の中をバイクで走り回る「環球飛車」でした。通常は5台で周るそうですが、この日はロシアの高官が観に来ているので6台だったそうです。思ったよりも面白かった「雑技団」を観終わって、表で待っているとバスが迎えに来ました。中にはホテルに戻った方も乗っていて、全員揃ったところで夕食のレストラン「金鼎軒」で広東料理をいただきます。このレストランも人気のある店のようで、今回のツアーはそんなレストランが何軒も組み込まれていました。ホテルに戻った後は疲れた妻を置いて隣のショッピングセンターへ行ってみました。前の晩は午後9時を過ぎていたので店のほとんどは閉まっていましたが、この日はまだ午後8時でした。広大なショッピングセンターの中はハイエンドのブランドショップがフルラインナップだったり、高級インテリアのショップやアートギャラリーなど面白い店がずらりと並んでいます。ホテルに戻って妻を呼んでこようかと思ったほどでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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「天壇」の観光が終わるとこの日の予定は終わります。といってもまだ午後3時半です。バスで一度ホテルに戻って午後5時までフリータイムになり、その後再び夕食に出掛けるというのがツアーの日程です。
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1時間ちょっとホテルに戻っても仕方がないのでオプションの「雑技団」を見ることにしました。ホテルに戻る前に参加者はここでバスを降ります。1人280元なので5,800円くらいの参加費です。
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「崇文区工人文化宮大劇場」という近代的で大きな劇場でした。以前行ったのは「北京朝陽劇場」という劇場で、一度観ているので行かなくてもいいかなとも思いました。
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この日は北京市内はいろいろな場所で交通規制が行われていましたが、その理由はロシアの高官が北京を訪問して、その合間に観光もするということでした。その最後がこの劇場だったようで、前方の半分くらいの座席は高官一段と周囲は警備で埋められています。
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まずは男女による「軟体」からスタートします。
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場面は一転して唐時代の宮殿のようなステージに変わります。
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優美な衣装を着た女性が事を奏でます。
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今度は4人の女性による「軟体」が始まります。
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円形のステージは回転しているので観客は座ったまま360度の方向から見ることは出来増しが、演者の方はより集中しなければならないので大変だと思います。
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中国では約2000年前から雑技の文化があったといわれています。古くは敦煌の壁画にも雑技を披露している絵が残っているそうです。
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現在の「雑技」が完成されたのは1950年ごろで、周恩来が中心となって国が上海、北京、天津、武漢にそれぞれ雑技団を置き、その後は外交にも役立てられていきました。
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マルチメディアを駆使したり、国外のディレクターを入れたりする雑技団が増えてはいるようですが、基礎訓練と「静」「穏」「巧妙」「正確」などの基本理念は伝統のままのようです。
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再びステージは唐の宮殿戻りました。
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ステージ上には緑色の支柱が置かれ、その上に女性たちが登っていきます。
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意匠の緑色の意味が分かりました。4人で蓮の葉になりました。自分の全体重を口だけで支えているのは脅威です。
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両手には布製の蓮の葉を持って、さらにそれを回転させています。そしてステージ自体がクルクル回転していきます。
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「鑽圏(さんけん)」が始まりました。頭の上の雉の羽の動きがきれいです。
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「鑽圏」とは鋼鉄のリングのことで、縦に重ねた4つのリングを身体能力の高いパフォーマーが自在にくぐり抜けます。
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まずは4つの高さのリングをいろいろな体勢で潜り抜けていきます。
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そしてリングの高さはどんどん高くなっていきます。
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6段になりました。
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背面でもこの通り簡単に潜っていきます。
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さらに増えて7段になりました。
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回転しながらでも潜れます。
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最後に決めのポーズで終わりました。
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ステージは江南の風情のある風景に変わります。そこへ1人の男が現れます。
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「椅子倒立芸」だと分かりました。風流な衣装の助手が次々と椅子を持ってきます。
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真正面なので梯子のように見えますが、木製の椅子を組み上げています。そしてそのうえで倒立です。
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もう助手の手では届かないので棒の先に吊るされて運ばれます。
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この椅子は45度に曲げられて置かれ、さらに片手で倒立しました。
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更に椅子はどんどん高くなっていきます。
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45度傾けた上で頭だけで倒立します。慣性系はこれですが、椅子を置いた時点で彼が立つ場所はありません。
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最期は椅子の上にブロックを4つ置いて片手倒立です。椅子の数が多すぎて緞帳の枠を超えてしまい、その姿をカメラで捉え切れません。これは単手頂という技です。
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今度は重ねた碗を持っての「軟体」です。持つと言っても手に持つことはありません。
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頭の上に置いた片手で自分の全体重をバランスよく保ちます。シンプルな技ですが、写真でよくよく見るとその難しさが分かります。
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もう3人の動きを理解しながら観ることさえ困難になってきました。
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2人を乗せたまま体を回転させていきます。
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この間に上の少女2人が足をつくことはありません。
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そしてそのまま女性は立ち上がります。
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これならできそうと思える技は頭の上に碗を乗せるだけだと思います。
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コミカルな「道化」が現れます。清時代の店の奥で主人が居眠りを始めると5人の男女が現れます。セリフはありませんが彼の夢の中なのでしょう。
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姑娘や地主服の男の子たちが可愛らしいです。4歳くらいの時に香港旅行に行った父のお土産が濃紺のシルクの地主服と帽子で、とても嬉しかったのを覚えています。
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道化の様だった1人が綱渡りを始めます。背景の雰囲気がジャン=ピエール・ジュネ監督の「ロスト・チルドレン」という映画っぽくていいです。
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これは「走鋼絲」という演目です。舞台に張られたワイヤーは肉眼では見えません。
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椅子のようなものを置いての倒立です。これはハラハラドキドキです。
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さらに一輪車の上での倒立です。観ているだけで息が詰まりそうです。
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舞台はまた変わってユニフォームにヘルメットを被った女性たちが現れます。ディズニーの映画「トロン」を思い出いで立ちさせるようないで立ちです。
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まずは自転車の曲乗りからスタートです。よい子はマネをしたらダメなやつです。
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高校に上がるまで我が家は自転車を買ってもらえませんでした。サイクリング自転車が流行って5段変速とかウインカーが付いていた時代でした。みんなが持っていても買ってもらえず友人たちの後ろを走っていた記憶があります。みんながやっていた手放し運転はいまだに怖くてできません。
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「車技」というアクロバットも昔からありますが、コスチュームなどがカッコいいです。21年前は衣装などあまり考えられていないようでしたが、映像など多用されてブラッシュアップされた印象を受けます。
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フィナーレが始まりました。どんどん人数が増えていきます。
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衣装が本物の自転車競技みたいなのがいいですね。KEIRINは2000年からオリンピックの正式競技になりましたが、中国はこれを北京オリンピックで押さなかったのでしょうか。北京と天津と上海のチームで金銀銅を独占できたと思います。
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2人の選手が一組のスキー板を使ってジャンプを行い、空中で抱き合うなどを競うスキージャンプ・ペアという架空のスポーツ競技が世界各国の映画祭などで上映されたことがありましたが、彼女たちのトラックでのレースは見てみたいです。
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最期は「環球飛車」です。ステージ上には金網で造られた鋼鉄の球体が現れます。雰囲気はメル・ギブソン主演の映画の「マッドマックス・サンダードーム」を思い出させます。
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金網の球体の中をLEDのライトの付いたバイクと衣装の男たちが爆音を轟かせながら走り回ります。この辺りはやはり映画の「トロン」を思い出させます。
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バイクの数はどんどん増えていきます。どういったタイミングで中を走っているのか見当もつきません。
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通常は5台で見せているようですが、この日はロシアの高官が来ているということで6台だったとガイドさんが後で教えてくれました。
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最後に全員がステージに集まってフィナーレです。
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思ったよりも何杯も面白くなった「雑技団」でした。
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出演した女性たちがロビーでパンダの人形を売っていました。素晴らしかったと伝えると喜んでくれました。
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劇場の前で待っているとホテルから迎えのバスがやってきました。オプションに参加しなかった方々もすでに乗っています。
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この日の夕食は「金鼎軒」という有名なレストランです。24時間営業で安くて美味しい広東料理の店です。ツアーの案内には点心料理となっていました。
金鼎軒 (地壇店) 中華
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店内に祭壇があるのは中国のレストランの常ですね。道教の神様を祀る店が多いですが、ここでは仏陀が祀られていました。
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店内はこんな雰囲気です。料理が出る前にビールを2本注文します。この店は1本30元と大都市の値段です。
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「皮蛋粥」は文字通りの料理ですが、ここの皮蛋は美味しかったです。
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焼き餃子は1人1個。このままで十分美味しいです。北京オリンピックの頃は弟がNHKのスタッフで撮影の担当で来ていたことがあります。友人と2人で餃子屋に入って1人1つ2種類の餃子を注文したら「多すぎる。」と言われたそうです。それを押し切って注文したら餃子が100個くらい出てきて止められた意味が分かったそうです。餃子の注文は昔から伝統的な中国の飲食店では個数ではなくて重さで注文します1斤は500グラムでこれは皮の重さです。それに餡を包んだら50個くらいになるわけです。
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広東風のシンプルな蛋だけのチャーハンは油をほとんど使っていないようで美味しいです。
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シンプルなレタス炒めは炒飯に合います。
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オイスターソースを加え、コク深い旨みがやみつきになる甘口タイプの潮州豆腐です。
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玉ねぎと椎茸とピーマンと豚肉を炒めた料理も炒飯が進みます。写真にはありませんがキャベツと豚肉炒めや北京風の棒餃子もありました。池袋に「蘭蘭」という北京家常菜の店があり、そこの棒餃子が美味しいのを思い出しました。「どっちの料理ショー」で黒酢酢豚を紹介した店でもあります。
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最後にエビ餃子でお腹いっぱいになりました。食事が終わってホテルに戻るバスに乗るときにガイドさんがこの店からもらった「酸梅湯」のドリンクを内緒でくれました。いろいろマニアックな質問ばかりしていましたが、嬉しそうに答えてくれていたのでそのせいだと思います。
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夕食後はホテルに戻りました。既に午後8時30分でしたが隣のショッピングセンターに行くことにしました。
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妻は疲れたので「行かない。」と冷たいお言葉。
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閉店まで30分ほどなので上の階のお客さんの姿は少ないです。巨大なフロアにはアンティークショップや雑貨店、インテリアの店にはたくさんの茶器も並んでいます。台湾の「瑠璃工房」など好きなブランドの店もあります。
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パブリックスペースには近くのが同で扱っているAndre Tanの作品が掛けられています。シンガポール生まれの作家で、ここで初めて知りましたが、なかなか面白い作品です。
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アトムの連続がエッシャーのだまし絵のように見えてきます。
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こちらはミッキーマウスとドラえもん。
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ミッキーとアトムとピカチュウが1つの画面の中でケンカしないのが不思議です。
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1つの作品が68,000元なので150万円くらいです。この旅行前に棟方志功の作品を2点買ったばかりなので止めておきます。
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翌日はmぉ宇少し早くホテルに戻ってくるので妻を連れてこようと思いました。部屋に戻って檸檬堂を2本空けて翌日に備えます。
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