つくばエクスプレスビューの公園で汗だく＆筑波大の卒業は突然に【親子で東京往復記2025年5月編その4】

2025/05/22 - 2025/05/23

　我が子の、年に１回の筑波大病院への通院のため つくばエクスプレスに乗車。つくば市の手間の つくばみらい市にある「みらい平」で途中下車して遊びました。
　毎年５月に訪れる新緑の つくば市は、駅前の変化や「ばんどう太郎」でのランチが楽しみ。我が子にとっては、第２のふるさとと言える街です。

エリア つくば(茨城)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

　みらい平駅で下車。流山や八潮あたりの駅前に比べれば、建物が低く落ち着いた街並みです。新都市も楽しそうだけど、こちらには また違った住みよさがありそう。
　半地下になっている つくばエクスプレスの線路沿いが歩行者専用道になっていて、歩きやすいです。駅前保育園の子どもたちが、お散歩に出てきていました。

みらい平駅 駅

　つくばみらい市は、名前からも想像かがつく通り、平成の大合併で誕生した自治体です。市名に対してはさすがに、賛否両論あった模様。
　合併新市はどうしても「旧町」のイメージが残るものだけど、みらい平の周辺は、旧伊奈町と旧谷和原村にまたがる新しい街。つくばみらい市の象徴的な街区といえそうです。

　茨城県の不動産業界で一大勢力を誇る、一誠商事さん。この看板を見ると茨城県に来た気分になる、珍しい福岡県人は誰だい？ 私だよ。
　我が子の治療中、週末の滞在場所となるアパートを格安で提供してくれた、足を向けて眠れない会社でもあります。

　歩いて５分で、みらい平さくら公園に着きました。「みらい平」の端にあり、南側の田園地帯の眺望がどーんと広がります。

　一直線に伸びる高架橋を走る、つくばエクスプレス！ 快速電車のスピードは早く、大迫力です。
　つくば方面の電車は警笛を慣らしてくれて、子どもへのサービスも満点！ すぐ先は みらい平駅なので、駅で待つ人への警告の意味なんでしょうけど。

つくばエクスプレス 常磐新線 乗り物

　守谷から先の本数は減るとはいえ、１時間に片道６本、往復１２本が通るので、割と頻繁。我が子にも楽しんでもらえたようです。

　最近、遊具の年齢制限のチェックを欠かさない我が子。１～３歳用のブランコには、僕は乗らない！ と強い意志を示しました。
　公園の名物でありシンボルでもある、斜面の幅広すべり台が６～１２歳用で、本当によかった。

　さあ遠慮せずに行ってらっしゃい！
　気温が３０度に迫り、雨が降るか降らないかの湿度まで上がったこの日。我が子は汗だくになり遊んでいました。暑い夏に備え、暑熱順化していこうね。

　砂場には無数のスコップやバケツが。赤ちゃん連れのママに、これ誰のなんですかね？ と聞いてみれば、分からないけど遊ばせてもらっているとか。
　いろんな意味で、子育てには絶好の環境。人口が伸び続けるのも頷けます。

　みらい平駅から、再びつくば駅を目指します。
　つくばエクスプレスは珍しく、近距離でも障害者割引があり、我が子は半額の半額です。窓口で都度申し出るのは面倒だけど、ちょっと運賃が高めな鉄道なので助かります。

　つくば駅に到着。ランチ場所へのバスがかなり少ないので、駅近くの「管路輸送センター」に配置してあるシェアカーを借りました。
　カーシェア会員になっておくと、全国各地で車を「ちょい乗り」できるのが強いです。

つくば駅 駅

　センターは時代を感じるモダンな建物ですが、人の気配はありません。一体、何の施設なんだろう。
　帰宅後調べると、地域内のごみを空気パイプで集める最先端の施設だったとか。過去形なのは、2009年に廃止されたから。未来感のあるインフラはしかし、維持管理が大変だったようです。

　初のプリウスドライブ。ミドルクラスの車なのでちょっと料金が割高なのですが、カーシェアのヘビーユーザーなので、コンパクトカーと同じ料金で利用できます。
　３ナンバーの車自体、滅多に運転することがないので、ちょっと緊張しながら走りました。

　１０分で「ばんどう太郎」つくば学園店に到着。和食メインのレストランで、茨城県を中心に展開しています。
　価格帯はちょっぴり高め。子どもの節目節目の行事でも使われる、ハレの日向けのお店でもあります。

ばんどう太郎 つくば学園店 グルメ・レストラン

　キッズフレンドリーなのが嬉しく、メニューに「盛大にちらかして下さい（意訳）」と書かれていることに、ほっとするパパママも多いのでは。
　近所にあったら嬉しいお店です。

　僕は、10食限定・1,419円のまる得ランチをオーダー。揚げたての天ぷらも、お店で手打ちの蕎麦も、一つ一つおいしいです。
　我が子にはお子様ランチを食べてもらいつつ、大人の味も少しずつ取り分けました。年に１度のお楽しみ、おいしく頂きました！

　ヨメさんと我が子を筑波大病院で降ろし、僕はシェアカーを返却してバスで駆けつけたら、もう診察に入っていました。診察室内で、急いで合流。
　治療後５年半、経過は問題なし。来年からは、電話診療でもいいのでは…という提案をもらったところでした。

　この数年は「近況報告」みたいなもので、電話でも済むんじゃ？ と思っていたから、願ったり叶ったりの提案。
　ただ突然のことで、ここに来て先生たちに会うのも最後なのか…という寂しさの方が先立ちました。２ヶ月の入院、25回の治療を支えてくれた、僕ら家族にとって忘れられない病院です。

　今回で最後と分かってたら、前・後泊にして、つくばの思い出の地を巡っていただろうと思います。まぁ通院とは関係なく、季節を変えて遊びに来ればいいんですけどね。
　５年半、筑波大病院にも つくば市にも、大変お世話になりました。我が子の第２の故郷のますますの発展を、お祈りしています！

　関東鉄道バスに乗って、つくば駅に戻って来ました。
　５年半前はデパートもスーパーも撤退した直後で、買物に苦労した つくば駅前。再誘致に成功した商業施設が、どうか続いてくれますように。子どもの病気と戦う、家族のためにも。

つくば駅 駅

　つくばエクスプレスの快速電車に乗って、都内に戻ります。

つくばエクスプレス 常磐新線 乗り物

　研究学園駅南の自動車研究所では、自動運転バスの実験の真っ最中。テレビ取材も入っていました。
　やっぱり つくばは、未来への夢を描く街であってほしいです。

　北千住で東武に乗り換え。我が子に東武東武と言い聞かせていたので、半蔵門線の電車が現れたら大笑いしていました。

北千住駅 駅

　東武の駅って、古く味わい深いものが多いです。ちゃんと手入れがされているので、単にお金をけちっているわけではないのだろうと理解しています。

亀戸水神駅 駅

　夕方５時前に、亀戸に戻って来ました。
　宿舎には戻らず、ネットで予約した もんじゃ焼きのお店に直行です。

おこげ グルメ・レストラン

　ちょっと早い晩ご飯。人気店のようで、平日なのに、６時前にはほぼ満員になっていました。

　最近、料理しているところを見るのが大好きな我が子。若い店員さんの、華麗な手さばきを楽しんでもらいました。
　九州ではあまり もんじゃを食べる機会もないけど、柔らかく、野菜をたくさん食べられて、子どもにもぴったりの食べ物と思います。お腹いっぱい、食べたね！

　明けて５月23日は九州へ帰る日。昨夜からの山手線の不通が続き、朝９時には運転を再開するも5分毎の運行。通常運行の京浜東北線は満員で、どうにか親子で潜り込みました。
　駅弁屋「祭」で各地の名物駅弁を買い込み、10時12分の「のぞみ23号」で帰路につきます。N700S系、増えたね。

東京駅 駅

　東京から品川にかけて、「ゆりかもめ」やモノレールなど、我が子も大好きな乗り物が車窓を飾ります。
　パパとしては、2025年4月5日で廃止された東京高速KK線の「廃道跡」が気になるところ。高架下のテナントは維持、道路は公共空間として再生されるとかで、今後が楽しみです。

　我が子は前々回に続き、チキン弁当を自らセレクト。思い出の味なんだね。

　大人は海鮮系の弁当に舌鼓。５時間の新幹線も、家族の有意義な時間です。

　博多で「さくら」に乗り換え。やっぱり万博のステッカーを見て、ニコニコしていました。
　午後４時過ぎに、我が家へ到着。パパは服を着替え、シェアサイクルで職場の歓送迎会に駆けつけたのでした。

九州新幹線 800系 さくら 乗り物