2025/03/11 - 2025/03/12
584位(同エリア2849件中)
T.バイソンさん
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- 旅行記93冊
- クチコミ818件
- Q&A回答2件
- 137,515アクセス
- フォロワー6人
この旅行記のスケジュール
2025/03/11
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車での移動
オピドス 15:50発 → 16:45着
2025/03/12
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電車での移動
8:15発→ イエローライン→ マルケス・デ・ポンバル経由 →ブルーライン→8:32着
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Calçada do Duque
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Alfaia
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アンジョ・アジュール
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ホテル・シルヴァ前の通り
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電車での移動
24番トラム
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電車での移動
11:05 → 地下鉄(ブルーライン)→ 11:06着
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ジョゼ・サラマーゴ広場
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電車での移動
11:23発 → ブルーライン → マルケス・デ・ポンバル経由 → イエローライン → 11:44着
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この旅行記スケジュールを元に
2025年3月に、ポルトガルとスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに夫婦で旅行しました。ポルトガルとスペインは初めての訪問で、現地では、ベルトラのサイトから予約した、Europa Mundo のランドクルーズ【リスボン発着 日本語現地係員とツアーバスで行く、ポルトガル+サンティアゴ・デ・コンポステーラ7日間の周遊ツアー】に参加しました。
パート⑪では、周遊ツアーから戻ったリスボンで、プリンシペ・レアル地区からバイロ・アルト地区、サンタ・カタリーナ地区、そして、シアード地区を巡り、拙稿【小説 de いながら旅】の第1シーズン(ガブリエル・アロンを主人公とするダニエル・シルヴァの小説『報復という名の芸術』をガイドブック代わりに登場人物たちの足跡を辿るバーチャル・コンテンツツーリズム)を実地に追体験したり、ダニエル・シルヴァの『英国のスパイ』、パスカル・メルシエの『リスボンへの夜行列車』及びその映画化作品『リスボンに誘われて』に出てくる場所を巡って取材したりして、小説の舞台となったスポットをリアル巡礼した、リスボンでの最終の観光を紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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オピドスから、車で移動。リスボン市内に入り、2日目の朝に見た、エントレ・カンポス広場の半島戦争の英雄記念碑が見えてきました。
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エントレ・カンポスの3つ星ホテル、VIP・エグゼクティブ・スリーク・ホテルに到着(16時45分)
空港までタクシーで10分 by T.バイソンさんVIP エグゼクティブ スリーク ホテル ホテル
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イチオシ
カンポ・ペケーノ闘牛場
ホテルにチャックイン後、歩いて行ってみました。1892年に完成(2006年改修)した煉瓦造りのイスラム風の建物です。闘牛場の下はショッピングセンターになっていて、小規模なフードコートもありました。カンポ ペケーノ ショッピングセンター
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塔の上に月が出ていました。
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あまりお腹もすいていなかったので、この日の夕食は闘牛場近くのスーパー(コンティネンテ)で簡単に食べられるものを買って、ホテルの部屋ですませました。
空港までタクシーで10分 by T.バイソンさんVIP エグゼクティブ スリーク ホテル ホテル
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このホテルは、空港に近く、部屋から飛行機がよく見えました。
3月12日 -
ポルトガル最終日の朝。朝食の際に撮影したホテルの外観です。
空港までタクシーで10分 by T.バイソンさんVIP エグゼクティブ スリーク ホテル ホテル
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チェックアウトした上で、ホテルにスーツケースを預けて最後の観光に(8時10分)。カンポ・ペケーノ駅で、初日に使ったNaveganteカードに1日乗車券分をチャージして、地下鉄に乗車し、レスタウラドーレス広場へ
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イチオシ
グロリアのケーブルカーに乗車
リスボンのケーブルカー3線のうち、1885年に開業したグロリア線は、レスタウラドーレス広場とサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台下を結んでいます。一般的なケーブルカーと異なり、台車を斜めにして車内の床が水平になる構造です。ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関
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ゆったりとした動きで、約4分で展望台下に到着(8時44分)
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サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台
噴水のある石畳の公園(上)と幾何学式庭園(下)の2階層からなり、サン・ジョルジェ城やバイシャの街並み、テージョ川まで一望できる美しい展望台です。サン ペドロ デ アルカンタラ展望台 広場・公園
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上の公園北側にある噴水です。
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1863年に新聞「Diário de Notícias」を創刊したジャーナリスト兼作家のエドゥアルド・コエーリョの記念碑(1904年設置)があります。
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石畳の床には、ナチス・ドイツに抵抗したフランスのレジスタンス運動の活動家ジャン・ムーランのプレートがあります。1941年に彼がリスボンに滞在したことを記念したものです。
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映画『リスボンに誘われて』では、11分ころに、丘を上ってきたグレゴリウスが水を飲む場面にこの展望台が映りますが、グレゴリウスが使った水飲み場はなくなっていました。
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また、同じ映画の21分ころに、グレゴリウスがサン・ジョルジェ城が見えるベンチで本を読みふける場面がありますが(↓参照)、グレゴリウスが腰掛けたベンチはここではないでしょうか。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-2/#:~:text=%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E3%82%82-,%E3%80%81%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%A7%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%87%E3%82%A6%E3%81%AE%E6%9C%AC%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%81%B5%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A0%B4%E9%9D%A2,-%E3%81%A7%E3%80%81%E5%A4%9C%E3%81%AE -
展望台から、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ通りを南へ向かいます(9時)。
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トリンダーデ・コエーリョ広場
サン・ロケ教会前の広場。教会は、まだ開いていないので、後で訪れます。トリンダーデ コエーリョ広場 広場・公園
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サン・ロケ博物館前に置かれた、アントニオ・ヴィエラ神父の像です。イエズス会の神父として、ポルトガル領のブラジルの原住民の生活水準の改善に尽力した方です。
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広場の中央には、宝くじ売り(カウテレイロ)への敬意を表す像(フェルナンダ・デ・アシス作)があります。
O Cauteleiro Statue モニュメント・記念碑
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広場を東に抜けて階段を下ると、映画『リスボンに誘われて』の10分過ぎに映る、グレゴリウスがロシオ駅から上ってきた階段に行き当たります。グレゴリウスの足跡を、『リスボンへの夜行列車』をガイドブックにした、いながら旅8th(↓参照)で紹介しました。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-1/#:~:text=%E3%83%AD%E3%82%B1%E5%9C%B0%E3%82%92%E5%B7%A1%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%80%81%E8%B7%A1%E3%82%92%E8%BF%BD%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82 -
広場に戻って(9時10分)、ミセリコルディア通りを渡り、バイロ・アルト地区に向かいます。
トリンダーデ コエーリョ広場 広場・公園
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ダ・ケイマーダ通りには、いながら旅1st(↓参照)に登場する、カーザ・デ・ファドの老舗〈Café Luso〉があります。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-1-the-kill-artist-3/#:~:text=%E3%83%80%EF%BD%A5%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%80%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B6%EF%BD%A5%E3%83%87%EF%BD%A5%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%89%E3%81%AE%E8%80%81%E8%88%97%E3%80%88Caf%C3%A9%20Luso%E3%80%89カフェ ルソー 地元の料理
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同じダ・ケイマーダ通りの西側角にあるレストラン〈Alfaia〉です。『英国のスパイ』をガイドブックにした、いながら旅7th(↓参照)で、主人公ガブリエルが協力者ラヴォンとともに爆破テロリストのクインのリスボンのアパートを見に行った際、相棒ケラーがメニューを見ていたレストランとして紹介しました。残念ながら、オープン前でした。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-15-the-english_spy-2/#:~:text=%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%81%E5%9D%82%E3%81%AE%E4%B8%8B%E3%81%AE%E8%A7%92%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%AE%E3%80%88Alfaia%E3%80%89%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%80%82
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ここは、クインの協力者カテリーナが現れるレストランでもあります。
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そして、クインのアパートに見立てた建物がこちら(↓参照)ですが、訪問時は落書きが消され、壁や扉が塗り直されきれいになっていました。
https://inagaratabi.com/wp-content/uploads/2025/04/23020_%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B%E8%BF%91%E3%81%8F.jpgバイロ アルト地区 散歩・街歩き
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こちらは、ガブリエル達が見張りを行ったアパートに見立てた建物です。
更に西へ、坂を上がっていきます(9時17分)。 -
ルース・ソリアノ通りには、『リスボンへの夜行列車』に「青い家」(↓参照)として登場するアマデウ・プラドの診療所の特徴そのままの建物、ホテル〈アンジョ・アズール〉がありました。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-1/#toc13 -
ルース・ソリアノ通りを南へ下っていきます(写真は北向きに撮っていますが。9時22分)
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トラムが通るカルハリス通りに出ます。すぐ近くにビッカのケーブルカーがあります。
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イチオシ
ビカのケーブルカー
いながら旅1st(↓参照)で紹介した、1892年開業の283mのケーブルカー
https://inagaratabi.com/daniel-silva-1-the-kill-artist-3/#:~:text=1892%E5%B9%B4%EF%BC%96%E6%9C%8828%E6%97%A5%E9%96%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E3%83%93%E3%82%AB%E3%81%AE%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BCケーブルカー その他の交通機関
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ケーブルカーの西、マレシャル・サルダーニャ通りを南西へ向かいます(9時28分)。
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この階段(Tv.da Portuguesa)は、映画『リスボンに誘われて』の12分過ぎ、グレゴリウスがアマデウの実家(プラド診療所)を訪ねる場面で映る(↓参照)、グレゴリウスが上ってくる階段です。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-2/#:~:text=%E3%81%93%E3%81%AE%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E3%82%92%E4%B8%8A%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%81%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%89%E3%81%AE%E8%A8%BA%E7%99%82%E6%89%80%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 -
そして、こちらが映画でプラド診療所とされた建物です。
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ヴェライド宮又はサンタ・カタリーナ宮という18世紀の宮殿の建物で、現在は外装も塗り替えられ、〈ヴェライド・パラシオ・サンタ・カタリーナ〉という高級ホテルになっています。
ヴェライド パラシオ サンタ カタリーナ ホテル
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前の広場は、映画『リスボンに誘われて』の85分過ぎ、エステファニアを国外に逃がそうとするアマデウを親友ジョルジェが追いかける場面にも映ります(↓参照)。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-3/#:~:text=%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E6%8B%B3%E9%8A%83%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%81%8C%E9%80%83%E3%81%92%E3%82%8B%E4%BA%8C%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A0%B4%E9%9D%A2%E3%81%8C%E6%98%A0%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 -
イチオシ
広場の南に向かいます(9時37分)。
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サンタ・カタリーナ展望台
テージョ川や4月25日橋、夕方には美しい夕日が眺められることで知られる展望スポットです。Miradouro de Santa Catarina 広場・公園
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対岸のクリスト=レイ像を再び撮影
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『リスボンへの夜行列車』で、グレゴリウスが乗った、テージョ川の南岸カシーリャスへのフェリーが出るカイス・ド・ソドレの船着き場も見えました。
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この展望台は、ルイス・デ・カモンイスの「ルシアス」に登場する神話の巨人アダマストルの像があることから、「アダマストルの展望台」としても知られています。
サンタ・カタリーナ通りを西へ向かいます(9時45分)。 -
花模様のかわいいタイルの建物の前を通ります。〈モンテ・ベルヴェデーレ・ホテル・バイ・シアデュ〉というホテルです。
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映画『リスボンに誘われて』の11分過ぎに映る(↓参照)、グレゴリウスが宿泊したホテル〈シルヴァ〉前の通りです。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-1/#:~:text=%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%8C%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%80%81%E3%80%8CSilva%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%9C%8B%E6%9D%BF%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%A7 -
この建物が〈シルヴァ〉だった建物です。
サンタ・カタリーナ通り、マレシャル・サルダーニャ通りを戻ります(9時50分) -
階段を下りて、ビッカのケーブルカーが通る坂へ向かいます(9時55分)。
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イチオシ
ビカのケーブルカーの中間地点辺りです。
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映画『リスボンに誘われて』の11分過ぎに(↓参照)、グレゴリウスがこの坂を横切ります。
https://inagaratabi.com/pascal-mercier-night-train-to-lisbon-1/#:~:text=%E6%AC%A1%E3%81%AB%E3%80%81-,%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%8C%E9%80%9A%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9D%82%E3%82%92%E6%A8%AA%E5%88%87%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,-%EF%BC%8811%E5%88%86%EF%BC%99
カルハリス通りに戻って、東のルイス・デ・カモンイス広場へ向かいます(10時過ぎ)。ビカのケーブルカー その他の交通機関
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ルイス・デ・カモンイス広場
2回目の訪問。カモンイスの代表作である国民的叙事詩「ウズ・ルジアダス」をテーマにしているという、広場のモザイクがしっかり見えました。カモンイス広場 広場・公園
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広場西側から24番のトラムに乗車し、サン・ロケ教会へ向かいます(10時17分)。
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サン・ロケ教会
10時24分に到着。外観の写真は開館前のものです。教会の由来等は、いながら旅1st(↓参照)で紹介したとおりです。豪華な内部を追体験しました。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-1-the-kill-artist-3/#:~:text=%E6%9C%88%E6%BB%9E%E5%9C%A8%E3%81%97%E3%81%9F-,%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BD%A5%E3%83%AD%E3%82%B1%E6%95%99%E4%BC%9A,-%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99サン ロケ教会 寺院・教会
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内部は、単一の身廊で、翼廊のないシンプルな構造(講堂教会と言われるスタイル)です。
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礼拝堂等は、教会のリーフレット掲載のこの見取り図の番号に従って紹介します。
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右側の身廊です。
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イチオシ
教義の聖母礼拝堂(図1)
教義の修道会(兄弟会)によって1643年に着工、1688~95年にバロック様式で完成。中央に、教義の聖母として祈願される、幼子イエスを抱く聖母マリア像、両側に、聖母マリアの両親である聖ヨアキムと聖アンナの像、下側に、イエスの死を表す横臥像があります。大理石に金箔を施した豪華な装飾です。 -
聖フランシスコ・ザビエル礼拝堂(図2)
1643年にマニエリスム様式で建造。金箔が施されたザビエル像は、17世紀初頭に彫刻家ジェロニモ・コレイアが制作した布張りの木製のものです。側壁の絵画は、ポルトガルの画家ホセ・デ・アヴェラル・レベロによるもので、左側が《インドへ出発する聖フランシスコ・ザビエルに謁見するジョアン3世》、右側が《イエズス会の最初の神父たちをポルトガルに派遣する教皇パウロ3世》です。 -
イチオシ
サン・ロケ礼拝堂(図3)
16世紀末に建造。中央に、巡礼者の姿をしたこの教会の守護聖人サン・ロケの像、その左右に、聖ヤコブと聖セバスティアンの像。左側の絵画は、1580年頃のガスパール・ディアスによる傑作《サン・ロケへの天使の出現》。 -
壁面は、フランシスコ・デ・マトスによる1584年のマジョリカ焼きのタイルで覆われています。
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聖体礼拝堂(図4)
1894年に建てられた、鉄製の柱廊玄関 -
礼拝堂は、1636年に設立。中央に聖母被昇天を表すバロック様式の像。側壁の絵画は、有名なポルトガルの画家ベント・コエーリョ・ダ・シルヴェイラによるもので、左側が《聖母被昇天と戴冠式》、右側が《聖母の死》です。
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メインチャペル(図5)
主祭壇の中央下には、17世紀中頃に造られた、金箔で装飾された多色木材の聖母子像。祭壇の上には、左手に地球儀を持つ幼子イエスを描いた、17世紀の円形の油絵。両者の間の玉座は、聖体拝領が行われない通常時は、イエスの命名(割礼)、羊飼いの礼拝、受胎告知、ゴルゴタの丘、復活、聖霊降臨、聖母被昇天を描いた7枚の絵画が典礼暦に従って順番に展示されるようです。祭壇の左右2段の壁龕には、イエズス会の創始者である聖イグナチオ・ロヨラ、聖フランシスコ・ザビエル、聖ルイス・デ・ゴンザーガ、聖フランシスコ・ボルハの像が置かれています。 -
左側の身廊です。
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洗礼者ヨハネの礼拝堂(図6)
ジョアン5世の命により、建築家ルイージ ・ヴァンヴィテッリとニコラ・サルヴィの指揮の下、1742~47年にローマで建設され、教皇ベネディクト14世によって奉献された後、解体してリスボンに輸送され、かつて聖霊礼拝堂だった場所に組み立てられました。貴重な材料や豪華な大理石が使われており、教会建築の中で最も豪華で美しい礼拝堂の一つと言われています。中央の祭壇画には、ヨルダン川で洗礼者ヨハネがイエスを洗礼している様子が描かれています。 -
慈悲の聖母礼拝堂(図7)
ゴルゴタの丘をテーマにした礼拝堂でもあり、中央の祭壇には、十字架に架けられたキリストとピエタ像、左右の側壁には聖ロンギヌス(右)と聖ヴェロニカ(左)の像が置かれています。 -
イチオシ
聖アントニオ礼拝堂(図8)
ポルトガルで人気のある聖人の一人、聖アントニオ(リスボンの守護聖人で、イタリアのパドヴァで亡くなったことからパドヴァのアントニオとも呼ばれる)に捧げられた礼拝堂で、16世紀に造られた、布張りの木製の聖アントニオと幼子の像が置かれています。側壁の絵画は、17世紀末の《聖アントニオと幼子》と《聖アントニオの切断された足の奇跡》です。 -
聖家族礼拝堂(図9)
1634年に建造。祭壇画は、アヴェラール・レベロの《博士たちの中のイエス》、側壁の絵画は、アンドレ・レイノソによる《東方三博士の礼拝》と《羊飼いの礼拝》です。 -
聖遺物の祭壇(図10a)
16世紀以来の聖遺物が箱に収められて、メインチャペルの両サイドの祭壇に飾られています。こちらは男性のものを収めた左側の祭壇です。 -
聖遺物の祭壇(図10b)
こちらは、女性のものを収めた右側の祭壇です。 -
聖三位一体の祭壇(図12)
1622年に王室工事監督官のゴンサロ・ピレス・デ・カルヴァリョとその妻が家族の墓として依頼されたマニエリスム様式の祭壇です。 -
階段の主の祭壇(図15)
ゴルゴタの丘への道行きの途中で十字架の重みに耐えきれずに倒れるイエスを描いた19世紀の像が置かれています。この像は、年に1度行われる「グラサの受難の行列」のため、キリストの十字架の道行きを模して7か所のポイントに立ち寄りながら、サン・ヴィセンテのグラサ修道院まで行列するようです。 -
イチオシ
天 井 画
4つのアーチに支えられた樽型ヴォールトと3つのドームがあるように見せかけるトロンプ・ルイユ(騙し絵)になっており、フランシスコ・ベネガスが1584~86年に描かれたものに、アマロ・ド・ヴァレのが中央のメダリオン(聖十字架の高揚)と周囲の聖書の物語の絵画を追加しました。 -
オルガン
1784年にオルガン製作者アントニオ・ザビエル・マシャド・エ・セルベイラの工房で制作され、1844年にサン・ペドロ・デ・アルカンタラ修道院の教会から移転したものです。 -
ミセリコルディア通りを下ります(10時40分)。
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バイシャ・シアード駅へ向かいます。
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ルイス・デ・カモンイス像
3度目の登場です。ルイス デ カモンイス広場 広場・公園
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アントニオ・リベイロの像
バイシャ・シアード駅前のシアード広場の南側に置かれている像です。長年シアード地区に住んでいたことから「シアード」と呼ばれていました。シアード像 モニュメント・記念碑
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バイシャ・シアード駅から、地下鉄でテレイロ・ド・パソ駅へ(11時5分)
バイシャ シアード駅 駅
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テレイロ・ド・パソ駅から北へ向かいます。
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ジョゼ・サラマーゴ広場
2日目に強風雨のため思った写真が撮れなかったので、リベンジの再訪(11時15分) -
子供の遊具が2か所ほど設置されている以外は、植樹がされているだけの緑の公園ですが、『英国のスパイ』にガブリエルが監視道具を受け取った場所として出てくる「テージョ川沿いの緑の公園」として、いながら旅7th(↓参照)で紹介しました。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-15-the-english_spy-2/#:~:text=%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BC%EF%BD%A5%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B4%E5%BA%83%E5%A0%B4%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%80%82 -
ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴに因んで名付けられ、銘板はありますが、それ以外には彼を記念したインスタレーション等は見当たりませんでした。
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因みに、この広場をGoogle検索したところ、乃木坂46の五百城茉央さんの写真集を撮影した場所だそうです。
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テレイロ・ド・パソ駅に戻って、地下鉄でホテルに戻ります(11時23分)。
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カンポ・ペケーノ駅に到着すると、小雨模様でした(11時44分)。
預けたスーツケースを受け取るため、ホテルヘ
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