2024/10/10 - 2024/10/12
58位(同エリア699件中)
まつじゅんさん
- まつじゅんさんTOP
- 旅行記680冊
- クチコミ1121件
- Q&A回答61件
- 890,818アクセス
- フォロワー160人
この旅行記のスケジュール
2024/10/12
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
初めての立山・黒部アルペンルートの旅、最後Ver.5は黒部峡谷鉄道で、猫又駅までの往復です。
もう少し紅葉が進んでいれば、最高だったのでしょうが、黒部峡谷を進むトロッコ電車から眺める風景は素晴らしかったです。
黒部峡谷鉄道は、2024年の能登地震により、特に鐘釣、欅平地区に大きな被害を受け、斜面の土砂崩れ防止工事や、不安定な岩塊除去等の対策を実施中で、2024年は猫又駅までの折り返しで運行されていました。
欅平の散策は出来なかったですが、猫又駅には特別な体験スポットが用意されていて、十分楽しめましたし、私としては、欅平までなら往復3時間以上はかかりますが、猫又往復なら2時間弱で済み、トロッコ列車と黒部峡谷を楽しむのであれば、今回の猫又往復で十分だったと思います。
例年の欅平往復と、今年の猫又往復の時間差を調整するため、今回のツァーでは岩岳観光が組み入れられたように思います。
乗り物は7つで無く8つですね。
立山・黒部アルペンルート6つ+黒部峡谷鉄道(+ノア)、7つ(8つ)の乗り物と絶景に出会う旅、完結です。
今回は、全5部作となっています。
・Ver.1 富山・高岡市内観光 編↓
https://4travel.jp/travelogue/11942974
・Ver.2 立山 ~ 室堂 編↓
https://4travel.jp/travelogue/11965282
・Ver.3 室堂 ~ 黒部ダム ~ 扇沢 編↓
https://4travel.jp/travelogue/11965296
・Ver.4 白馬アルプスホテル ~ 岩岳ノア ~ 宇奈月温泉 編↓
https://4travel.jp/travelogue/11965320
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」と、富山地方鉄道「宇奈月温泉駅」は徒歩5分程と少し離れています。
黒部峡谷鉄道は、1925年6月25日に日本電力の工事用軌道として開通、1926年10月23日に、日本電力の専用鉄道として猫又駅までの間が開業しました。
歴史を見ていくと、1953年11月16日、関西電力が地方鉄道法に基づく旅客営業を開始し宇奈月駅が開業、1971年5月4日、黒部鉄道が設立され、7月1日の運行開始により、現在に至っています。
以降、駅舎のリニューアル等により、三角屋根の大きく立派な駅舎となっています。宇奈月駅 駅
-
レトロな凸形の機関車を展示したスポット、トロッコ広場です。
黒部峡谷鉄道の始まりは、資材運搬のための専用鉄道でしたが、当初から地元の人達の利便を図るため、「無料便乗」という形で乗車を認めていたようです。
1929年からは、増加する観光客に対応するため、便乗料金の徴収が認められ、一般客の乗車も認められていましたが、1951年に禁止されるまで運用されていたようです。
禁止された理由としては、黒部峡谷はあまりに険しいため、安全性が理由だったようです。
当時の便乗証には。「便乘ノ安全ニ付テハ一切保證致シマセン」との記載があったそうですが、観光用列車として利用したいとの声が強まり、1953年に営業運転を開始しました。
黒部渓谷鉄道と言えば、トロッコ電車という位、有名な路線ですが、12月からは運休となり、4月下旬に一部区間の運転開始され、全線開通は5月中旬頃となります。 -
宇奈月駅の2階には、待合室と歴史紹介コーナがあります。
トロッコ電車の車内では、沿線の見所紹介等の車内放送があり、ナレーションは、富山県出身の女優 室井滋さんがされています。
たくさんのカウンターが並ぶ改札口で、ツァーの人と個人列は分けられて、前から指定車両の号数を告げられて、乗車ホームに向かいます。 -
黒部峡谷鉄道が1974年に導入したEH型機関車を、1993年に増速改造した機関車です。
通常は2両連結で、重連で運行していて、類似形のEDR形を含め現在の主力機関車となっています。
このEHR形は、鉄道友の会が1961年に制定した、ローレル賞を1975年度に機関車では初受賞しています。 -
能登半島地震の影響で、鐘釣駅付近の橋梁被害や、沿線の落石により宇奈月駅~猫又駅間の運転、9月29日以降は全線開通予定と発表されていましたが、当初の見込み以上に被害は大きく、復旧に時間を要することが判明し、2024年シーズンは全線開通は出来ず、宇奈月~猫又駅間の運行となりました。
猫又駅は鐘釣駅の1つ手前の駅となります。 -
車窓からの眺めは最高で、特に右側の席がお勧めですね。
宇奈月駅を出発して、山彦橋を渡ると見えてきたのは、うなづき湖です。
宇奈月ダムにより、堰き止められたダム湖で、エメラルドグリーンの湖面に、湖面橋の鮮やかな赤を映す湖の緑が綺麗です。
水が少し白みを帯びているのは、花崗岩質が溶け込んでいるからだそうです。←室井さんに教えて頂きました。 -
もう少し進むと、新柳河原発電所が見えてきます。
湖上に浮かぶ、ヨーロッパのお城をイメージした建物ですが、発電所です。
1927年建設の、柳河原発電所が宇奈月ダムの完成により水没することになり、1993年に、下流側へ70m移動し「新柳河原発電所」として建設されました。新柳河原発電所 名所・史跡
-
新柳河原発電所は、上流の出し平ダムから取水しており、41,200kWの発電量です。
建物内に、資材等を運搬する線路が入っていくのが見えますね。
黒部峡谷鉄道が走る黒部峡谷は、黒部川中~上流にあるV字谷で、立山連峰と後立山連峰の間を分けるように北上する、黒部川が花崗岩質の岩石を下刻して形成した日本一深い急峻な谷で、日本の秘境百選の一つにも挙げられています。
中部山岳国立公園の一角にあり、国の特別天然記念物(天然保護区域)及び特別名勝に指定されていて、清津渓谷、大杉谷と共に、日本三大渓谷に選定されています。 -
ダム湖には、「猿のつり橋」という、ダム湖に掛かるサルが対岸へ渡れるように作られた吊り橋があります。
サル専用のですので、手摺は無く、単にロープが架かっているだけにしか見えませんが、猿にとっては重要な、移動動線のようです。黒部峡谷鉄道 (トロッコ電車) 乗り物
-
後曳橋です。
高さ60m、沿線で最も深く険しい谷に架かる橋で、スリリングな景観は圧巻との事ですが、それよりも、その深い渓谷を走る「シュポシュポ」と走る、トロッコ電車の方がスリリングな気がします。後曳橋 名所・史跡
-
出し平ダムです。
高さ77m、幅136mで、黒部川は急流で流れ込む土砂の量が多く、ダムの機能を維持するために、日本で初めて土砂を流すためのゲートが備えられました。
北アルプスを源流とする黒部川は、急峻な地形と豊富な水量が水力発電に適し、大正から昭和にかけて多くの発電施設が作られてきました。
その中でも、自然と一体化した電源開発の究極として、「日本の20世紀遺産20選」に、?部川?系の発電施設群として黒部ダムや・黒部川第四発電所らと共に、構成資産になっています。出し平ダム 名所・史跡
-
以前TVで見た、冬季歩道が線路と並行してありました。
黒部峡谷鉄道の運休期間中、関西電力では電力の安定供給の為、冬の間もダム水路員は交替で24時間、ダムの監視を行っています。
黒部峡谷鉄道の運行時は、鉄道を利用できますが、冬季の運行終了後には、逓送さんが毎日2人1組で、生鮮食料品や業務書類等、3~5kgの荷物を背負い、物資を「冬期歩道」や狭いトンネルを通り、宇奈月温泉~出し平ダム間の約10kmを、約2時間かけて、徒歩で運搬されているらしいです。?
過酷な環境下でも、電気の安全・安定供給に努める勤務員、その人達を支える方々の努力で、電気は我々の所に、届けられているのですね。 -
途中駅はいくつかありますが、工事専用の駅も多く、乗降はできずに列車のすれ違いを行うというシーンも、何度かありました。
工事の作業員の方々が乗った電車や、資材を積んだだ電車ともすれ違ったりして、実際には観光用途だけではなく、現在も電力開発、治山作業に使われている現役の産業鉄道なのですね。 -
紅葉は、残念ながらまだまだ先という感じです。
お話を聞くと、今年は2週間位遅れているとの事ですが、夏の猛暑等で、葉が枯れてしまい紅葉しない、という恐れもあるそうです。 -
終着の猫又駅に近づいてきました。
右岸に、富山県の建築百選にも選ばれている、黒部川第二発電所で、建屋は建築家 山口文象氏だそうです。
左の赤い鉄橋は目黒橋といい、建物の直線的なデザインとは対照的な、角を曲線としたデザインになっています。
1936年完成で、出力は72,000KWで、完成当時は東洋一を誇った発電所で、こちらも、日本の20世紀遺産20選の構成施設です。 -
2024年の終着駅、猫又駅到着です。
こちらで折り返し運転となりますが、出発まで20分位の時間がありました。
本来は、標高358mの位置にある、関西電力黒部川第二発電所(猫又発電所)の業務目的で造られた駅で、工事関係者や発電所所員達の宿舎のある、関西電力専用駅で、一般客の利用は出来ない駅でしたが、2024年10月5日から鉄道線の復旧までは、トイレ休憩も設置され、折り返し時の休憩所として、ホームも100mに延長され、乗降が可能となっています。
また、ホーム付近に高さ3.6 mの展望台、猫とネズミのパネルを取り付けたフォトスポット等が整備されていました。
日本の鉄道駅で唯一、駅名に「猫」の文字が入ることから、2010年代以降のネコブームでは、注目されている駅のようです。猫又駅 駅
-
建築屋さんは、重機を見ると、ついつい気になってしまいます。
話しを聞くと、重機を分解して電車で運搬し、再度組み立てているそうです。
今の時代、重機が無いと、工事は進まないですが、大阪城築城の頃は、人力で行っていたのですから、考えるだけで凄いですね。 -
宇奈月駅と欅平駅の、ほぼ中間に位置しています。
猫又折り返しの期間限定で、トロッコ電車乗車の人が、事前に愛猫の写真をメール送付しておくと、写真付き「名誉助役任命書」と「缶バッジ」がプレゼントされるようです。
「猫又」の由来には、諸説あるようですが、昔、猫に追われたネズミが、駅の近くにある「ねずみ返しの岩壁」に阻まれて登れずに引き返し、ネズミを追ってきた「猫も又」引き返したという事が、地名の由来と言われています。
ネズミも登れない岩壁、それほどまでに切り立った渓谷、という事でもあります。 -
黒部渓谷鉄道の車両は、トロッコだけでない事を、初めて知りました。
私達が乗って来たのは、開放感のある窓が無い、所謂トロッコ電車で、普通客車だそうです。
進行方向に向かって、横に一列4人掛けのベンチシート、オープンですから、雨天時はカッパ等の着用が必要のようです。
もう一つは、リラックス客車で、窓付(開閉可能)で、横一列3人掛けの座席は、進行方向に転換できます。
乗降口を拡大したバリアフリータイプの客車もあるそうですが、冷房設備はないとの事です。
片道600円の追加料金、との事ですが、渓谷を楽しむのなら、普通客車が良いですね。 -
少し紅葉が見られた笹平駅も、関西電力専用駅です。
山の上に見えるのは水路橋で、猫又から新柳河原発電所まで、送水専用橋です。
この近くに黒薙温泉という、峡谷最古の温泉宿があり、日帰り入浴、食事、宿泊もできるそうです。
黒薙駅で降りて、宿に向かう人がいましたが、一寸羨ましいですね。笹平駅 駅
-
下が山彦橋、その上にトロッコが走る新山彦橋が見えます。
ここまで来ると、宇奈月温泉駅までもう少しです。
往復2時間程の、トロッコも今回の旅も終盤です。
2025年4月1日追記:
2025年の営業運転開始日は4月20日で、運転区間は2024年と同様の、宇奈月駅~猫又駅間となるようです。
これは、鐘釣地区での追加対策工事が必要となり、当初計画より期間を要するためとの事で、復旧工事は2026年中の完了を目指すそうですが、黒部峡谷鉄道の全線開通時期を見通せる状況には、ならないようです。
楽しみにしている「黒部宇奈月キャニオンルート」(黒部ダムと欅平を結ぶルートで、黒四発電所の建設等の日本電力、関西電力が工事用ルートとして整備したルートを、2018年の関西電力と富山県が締結した協定により、一般開放・旅行商品化を予定している。)も開始は2026年以降となりそうです。
それまで、健康で元気に過ごし、吉報を待ちましょう。山彦橋 名所・史跡
-
宇奈月温泉を17時前に出て、若栗ICから北陸自動車道経由で富山駅に向かいます。
富山駅には1時間程で到着、18時41分発のつるぎ45号に乗車予定です。
1時間程あるので、富山駅で車内で頂くお弁当や軽いお土産を物色、福井の焼きサバ寿司のお店「若廣」で購入しました。
順調に来ていた今回の旅ですが、ここでアクシデント発生、小松駅を発車しようとしたら扉に異常信号が出たとの事で、1時間近く修理・点検に時間を要しました。
敦賀を20時3分着の予定が、21時少し前に到着です。
乗り換え予定のサンダーバード48号は、21時8分発でしたので、何とかギリギリに乗車することが出来ました。
最初、予定表見た時は、また敦賀で改札から出ることは出来ないし、1時間程何して時間を潰すか考えていたので、その時間が無くなり、こういう時の為の待ち時間かと思いましたが、名古屋方面から来た同じツァーの方々は、バタバタしていました。
添乗員さんは大変ですね。きときと市場とやマルシェ スーパー・コンビニ・量販店
-
京都には少し遅れて22時10分着、大阪駅22時40分過ぎに無事到着、阪急に乗り換え24時少し前に、無事自宅に帰還しました。
お土産に、白馬アルプスホテルから奥能登珠洲産のコシヒカリと、トラピックスから記念のマスキングてーむを受け取り、「立山黒部アルペンルートと黒部峡谷トロッコ電車7つの乗り物絶景に出会う3日間」完結です。大阪駅 駅
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- 164-165さん 2025/04/24 06:40:28
- トロッコ電車
- まつじゅんさん おはようございます。
いつも応援いただき有難うございます。
私も2022年10月12日に乗ったので懐かしく拝見しました。紅葉には少し早かったです。拝見して懐かしく思い出されます。楽しかった思い出ばかりなのでもう一度行きたい気持ちです。知らなかった内容が多く、感心しました。ぼーっと見ているだけではだめですね。
【164-165】
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まつじゅんさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
もっと見る
宇奈月・黒部峡谷(富山) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
1
23