琉球・沖縄　師走の暖かいリゾート恩納村と米軍キャンプ・ハンセン社交街 新開地をぶらぶらドライブ旅ー３

2024/12/06 - 2024/12/06

宜野座から国道３２９号線を走り金武町・浜田漁港で一息ついて、以前から気に成っていた金武社交街 新開地を尋ねることにしました。

県内には至る所に米軍基地が点在し、その基地の経済的な恩恵を受けて栄えた門前町と呼ばれる社交街、沖縄では歓楽街や風俗街を一般的に社交街と称する特殊飲食店街が多く存在します。
それらが悪か善かは別として、戦後の米軍占領下・ＧＨＱであった日本では本州も含めて歓楽街や赤線地帯に青線などが同様に存在しました。

金武町もその例外ではなく米軍基地・キャンプシュワブの門前町として昭和３０年代からで、最盛期はベトナム戦争景気による連日夜そこかしこにドル紙幣が舞い降るほどのお祭り騒ぎだったようです…。
当時の新開地はもはや異国状態で、まるで米国そのものだったそうですよ。新開地は国境を超えた社交場であるとまで謳われたそうです。

日本で一番アメリカに近い街、日本で一番アメリカンナイズされた街、日本で一番ヤンキーが似合う街としてこれからもその遺構や文化を守りながら後世に残して欲しいですな。

その後は中部エリアの中核都市のうるま市・石川からリゾート観光の町・恩納村へと向かいます。

撮影使用カメラ　パワーショットＳ９０・ルミックスＦX３７

エリア 恩納・読谷(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Yahoo!トラベル

金武町・歓楽街の中心「金武アクティブパーク」にやって来ました、

イベント会場にも利用される公園で管理棟・無料駐車場・トイレ・ベンチ・自販機などが在り、市民や米兵の憩いの場として利用されています。

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では、適当に町歩きを始めましょう！～、

「社交街：新開地」は米軍基地キャンプ・ハンセンの門前町として共に歩んできた経緯を持つ町並みが続く圧倒的にアメリカンナイズされたディープスポットです。

＊詳細はクチコミでお願いします

金武町 新開地 名所・史跡

横の通りの角に建つのは理容店です、

ＣＵＴＳＴＵＤＩＯではなく、ここは米国らしく”ＢＡＲＢＥＲ”とサインポールも回して欲しい気がしますね？。

斜め向かいにサインポールを発見！、

昔ながらの理容店エンジェルと看板が色褪せ過ぎて経年劣化の哀愁が漂います？…。

並びもスナックかカラオケでしょうか？、

草臥れ具合が何とも言えないほど場末の雰囲気感が凄いです？…、一見さんは怖くてとても入れませんね。

「宮里旅館」ですが既に閉鎖されてます？…、

当時は１０００円旅館としてバックパッカーにも名を馳せた安宿でしたが残念です！…。
せめて誰かが引き継いで継続営業をしてほしかったなぁ！～、心残りです。

通りの色褪せ具合が何とも言えません？…、

当時から南京虫や汚いなどの悪評でしたが１９９０年代のバンコク・楽宮旅社と共にマニアックな連中達で賑わっていた人気の宿でした。
個人的には怖いもの見たさもあってこの手の安宿を辺り歩いていましたね～。

坂道の向こうには海が観えて来ました～、

横文字でアパートメントやさり気無くホテルなどの看板が如何にも基地の門前町・キャンプハンセンにマッチしてます。

通りにいくつも在るベンチです、

米ドルを模した＄１０や＄５に実際とはかなり違った絵が描かれています？…、がユニークで面白いパロディでしょうか？。

壁一面に描かれた壁画です、

如何にもヤンキーが好きそうな１９６０年代の西海岸のドライブインの景観でしょうか？～。
ＴＶドラマで”サンセット７７”を思い出しましたがロサンゼルス・サンセット大通り７７番地に在る探偵事務所が舞台でした。

縦の通りの角にぜんざい屋こゆきとあります、

どう観ても場末のスナックかカラオケ屋に観えますが違うのでしょうか？…、２階の部屋がどうも気に成りますよ…。

横の通りの飲み屋の色褪せた壁画が並んでます…、

余りにも塗装が剥げ過ぎて元絵が何だか判りません？、それぐらいに年月が経ってしまったのでしょうか…。

更に、こちらはそれ以上に不明で廃業かも？…、

壁面に更にモルタルで看板を付け足したような施工は違法建築では？…、昭和の時代は見て見ぬ振りをしてくれた寛大な行政だったのでしょう。

よく似た造りの店はＢＡＲです、

古代エジプトの絵を描いた看板の中ではどの様なサービス―でもてなすのか気に成りますね？～、まぁいいか？。

ＳＬＯＴとあるので賭博場です、

ヤンキー（米兵）は瓶ビール飲みながらコイン片手にスロットマシンを回すのが好きですからね～、ラスベガスへ行かなくてもここで見学出来ますかね？。

親父が昼間から飲酒してますよ？、

ベトナム戦争時代の最盛期には新開地はヤンキーで溢れ、連日ドル紙幣が舞い降るほどお祭り騒ぎだったと聞きました…、まさに異国だったそうです。

横のこの通りが新開地のメインストリートでしょうか？、

歩いている間に米国の地方都市のダウンタウンに来たような錯覚に陥ります…、がごみが落ちてないのでその違いははっきりしてます。

唯一の日本的な食品店が営業中でした、

出来れば”ＭＵＲＡＴＡ ＳＴＯＲＥ"の看板にオリオンビールのジョッキーオブジェなどが有ればピッタリなのですが？…、現実は懐かしい赤い郵便ポストでした。

ここが有名な「キングタコス金武本店」です、

今や全国区に成った沖縄ソウルフードのタコライスはこの新開地が発祥で、地元客から観光客まで幅広く支持される老舗の人気店です。

＊詳細はクチコミでお願いします

キングタコス 金武店 グルメ・レストラン

空いてるようなので買って行きましょう！、

メニューもシンプルにタコス・タコライス・タコフライライスの３種類にその他。

価格も安いのか高いのか判りませんが、夕食にいただくことにします。

オーダーはタコチキンフライライスチーズ野菜￥１０００をテイクアウトです、

ご覧の通り蓋からはみ出るほどのボリューム感が凄い！、味が濃いので食は進みますが高齢者には多過ぎてお腹もパンパンで食べ過ぎでした…。

横の通りに軍放出品を並べて親父達が寛いでます、

米軍古着屋専門店のようですが、看板を観ればＲＯＢＩＮですがＣが有るので元はＣＬＵＢだったのでしょう？。
雰囲気もそれなりに残っているのが実に面白いです。

二グロディープナな壁画が描かれています、

看板屋とは思えないほど芸術的センスがある方のようですが？、一見さんで入店するにはちょっと躊躇ってしまいますね？…。

通りの角に在る店はカオスを超越してます？…、

余りにも衝撃的なインパクトのある店なので表現のしようがないですね？…、陽が暮れれば更に危険な雰囲気が漂う世界に成るんでしょうか？。

縦の通りから路地を入れば日本的な景観です？、

スナックが２軒並んでますが、民謡花笠となんだ浜とはこの辺りだけは邦人相手の社交街なのでしょうか？。

更に進めば向こうには金武湾が観えます～、

位置的には下辺りは浜田漁港で、周辺一帯が丘陵地帯の上に基地と共に町が広がったようです。

横の通りに戻って振り返った所です～、

一方通行なので進入禁止の標識は有りますが駐停車禁止が無いのは社交街だから？、それとも米軍に気を使った警察署の心遣いかも？…。

更に進めばどうやら社交街の外れです？、

町並みの雰囲気が随分と地味に成って来ました…、この辺りは邦人を相手にする店なのでしょうか？、実際には日本人オンリーも有ると聞きました。

では通りを戻ってアメリカンナイズを続けます～、

壁画的にはラテンアメリカのメキシカーナを思い浮かべるようで？、南部テキサス辺りとは違ったインパクトある雰囲気です。

縦の通りの路地を眺めたところです～、

ラテンアメリカンの町並みを彷彿させるニカラグアやホンジュラスを懐かしく思い出しました…、あの頃はパワーもあったのですが今は衰えましたね…。

この横の通りにはパームツリーがありますね？、

そして、店が左側ばかりに集まり、反対側は普通の家屋にリホームされた感じです。

何やらその経緯に謂れがあるようですが？。

縦の通りとの角にもアメリカンナイズあり！、

元レストラントミーですが既に廃業と成りディープな町つくりを一役買っています。

アクテイブパークの通りを国道へ向かとゲートが誇らしげ？、、

この路地だけは整備されたタイル張りの歩道に成っています、基地のゲートへ通じるがゆえに自治体が忖度をしたのかどうかは判りませんが釈然とはしないです？。

「ＣＡＭＰ ＨＡＮＳＥＮ」のＧＡＴＥ２です、

現在は閉鎖してるようで他のゲートへ移転ですかね？、以前来た時はここが正門の様で随分と賑わっていました。

大きなクリスマスツリーが展示されてます、

てっきり米軍の費用で賄ってると思ったら協賛と書いてあるで地域の企業や商店に団体などが資金を出しているようです。
米軍はどこまで日本を金づるだと思っているんだと腹が立ちますね！…。

左手に在る「ＧＡＴＥ１」と言う店です、

ここもキングタコス同様に新開地のタコライス文化を築いてきた名店ですが、前面にはピッツァやバーガーなどが一押しの様で鞍替えしたのでしょうか？。

GATE1 グルメ・レストラン

で「社交街・新開地」の表玄関に成る歩道です、

この通りの左手にタコライス元祖・発祥店 パーラー千里が在りましたが惜しくも閉店に成りましたが現在はキングタコスがその味を引き継いでいますのでご安心を。

角に在るレトロなレストラン「６６ Dｉｎｅｒ」です、

映画のセットの様な佇まいはチェックのタイル張りと派手な看板屋が目を惹きます。

夜に成ればイルミネーションがド派手に輝くアメリカンダイナーです。

そのドン突きからの景観です、

緩い下り坂に成っているのが判ります、両側には現役のＢＡＲはちょっと如何わしく危険な雰囲気がムンムンしますす？…、で後ろには超有名なCｌｕｂ Ｓｈｕｎｇｒｉｌａが在ります。

横の通りは異なった雰囲気がして成りません？…、

老朽化した店構えに侘しさが加わり哀愁じみたものは歓楽街お決まりの風俗街の様相です…。
やたら窓に鉄格子が目立つのもお決まりの景観なのでその名残でしょうか？。

入口のタイル張りは風俗店の特徴を醸し出してます、

時代背景を勘案すれば赤線及び青線～、特殊飲食店の鑑札を挙げれば公然として営業が可能ですから、戦争帰りの米兵を相手にこの世の春だったのでしょう！。

この通りには何件もの風俗店跡が在ります…、

その後の法律の施行で飲食店や旅館などに転業せざるを得なかったと思います？、これは日本だけでは無く世界中同様に基地とは切り離せないことです。

途中で見つけた路地アパートです…、

小汚い路地の奥に在る入口の階段を上がる部屋とは？…、普通では考えられない様な空間が待っているようで、怖いもの見たのさの誘惑が止まらないのです…？。

巨大な建物が「ゴールドホール」です、

壁面に大きな輪が幾つも重なり合ったデザインが印象的な外観からして元はクラブかその類だと判りますが？、現在は怪しい施設に成っているようです…。

では、アクテイブパークへ戻りましょう！～。

ゴールドホール グルメ・レストラン

走行中見つけた「ビッグワン石川店」に立ち寄ります！、

ＴＶＣＭの魅川憲一郎氏で見たデイスカウントショップですが、価格も思ったほど安くないのは昨今のデイスカウンターの傾向でしょか？…。買うものが有りませんでした…。

旧国道銀座通り交差点角「タウンプラザかねひで石川市場」です、

昭和生まれには旧石川の地名が心に響きますね…、水やおやつを買っていきます。

同敷地内に在った弁当総菜屋・丸正もちょっと見て来ます～。

タウンプラザかねひで 石川市場 グルメ・レストラン

次の目的地「恩納村博物館」に着きました、

リゾート観光地として人気が高い恩納村にあって真面目な歴史と民俗資料展示施設は見学の価値ありです。

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恩納村博物館 美術館・博物館

整備された施設内の博物館らしい雰囲気です、

小さな自治体の割に余程の財政が豊かとみえてこれだけの施設に税金が使えるとは実に羨ましい限りです！？…。
入館料は無料と観光客にもその恩恵が受けられるのは有難い。

では、順路に沿って見学しましょう！～、

正面には鮮やかな家形の神輿ではなく棺でしょうか？…、人が乗るには小さ過ぎるので担ぐのであればそうかなぁと思いましたが？、知っていれば教えて下さい。

第１展示室は自然の恵みを紹介～、

海の恵みを求めてスーの仕事は小舟に乗って沖での竿釣りでしょうか？、それともサンゴ礁が続く豊かな海で海藻や貝などを獲るのでしょうか？。

アンマーは磯で仕事をしてます、

銛で小魚などを突いて食卓に並ぶ食材を狙っているのでしょうか？、現在では殆どこのような様子を見掛けなく成りました…。

田畑の恵みから様々な道具が展示してます、

木を伐り土を耕し作物を植え収穫をする為の民具はその地に合ったものがあります。

お婆ー二人で糸を紡いています～、

この写真を観るだけで琉球の人々の暮らしが垣間見られるようでこの時代に旅をしたかったなぁ？～と彷彿します。

横には衣装・着物が展示されてます、

庶民が暮しの中で着る衣装は絣を自然の素材で染め上げる色の風合いが何とも素敵ではありませんか？。

第２展示室は人々の暮らしの様子を紹介～、

暮らしの移り変わりを民具を通じて展示されています、ランプや提灯に沖縄を代表する楽器・三線もあります。

食を通じて民具が展示されてます、

豆腐作りのトーフウーシーにアジマーとトーフウーキーはなるほど！、また、日常の食事とハレの日の食事のメニューが判り易くて重箱の重ねとは豪華です。

第３展示室は恩納のみちを紹介～、

県道の開通から恩納村の成立を現代から過去へと遡る様に展示されてます。特にリゾート沖縄の原点が山田温泉に在ったとは知らなかったです？…。

そして、昭和２０年の米軍上陸による沖縄戦です、

結果的に敗戦による米国の占領下になり、県道は軍用道路１号線として山側は米軍基地に成り海側は米軍専用ビーチと変化しました。

更に歴史を遡ります～、

明治時代には米国ペリーが恩納村に来ているんですね？、意外と知られてない事実です。
展示以外にもシアタールームでの祭祀や伝統芸能が映像で見れますよ！。

隣接する「なかゆくい市場おんなの駅」です、

道の駅では無く恩納村のおんなの駅で紛らわしいですがほぼ同様の施設で、多くの観光客で賑わっていますよ。

＊詳細はクチコミでお願いします

なかゆくい市場おんなの駅(恩納村農水産物販売センター) 道の駅

売店・飲食のフードコーナーは省きます！（余りにも客が多過ぎ？）、

先ずは農産物コーナーですが、地物の特産野菜や加工品などが所狭しと並べられていました。

島西瓜や島バナナは人気商品の様で品薄状態に成っていました。

ことらは島パイナップルがいっぱいです、

”甘くて美味しいですよ！”とお兄さんがセールスしています、昨今は輸入品が安く成って来たので割高感がするのですが国産は安心感が一番です。

野菜コーナーは普通に安いです、

胡瓜・キャベツ・玉葱から葉物野菜まで取り添えていますが、珍しいのはサトウキビを観て沖縄を感じます。

華やかな印象がする土産品コーナーです、

県内産のお酒・ジュースや調味料からお菓子に惣菜まで取り揃えていましたが、ここでもインバウンド効果が大きい様で中華系・韓国系の言葉しか聞こえない？…。

この後は、師走の暖かい想い出の真栄田岬・残波岬と基地の町 コザ吉原社交街をぶらぶら歩き旅旅ー４へ続きます