バルカン半島7か国周遊10日間（3）世界遺産・ボヤナ教会、リラの僧院

2024/08/10 - 2024/08/10

２日目（観光初日）は、ブルガリアの観光です。ブルガリアの面積は、11.09万平方キロメートルと日本の約3分の1。国土の3分の1を山岳地帯が占め、バルカン半島の最高峰であるムサラ山（標高2,925m）があります。首都はソフィア。通貨はレフでした。午前中は、まずソフィア（ブルガリア）市内を観光しましたが、続いて30分ほどバスで移動。世界遺産のボヤナ教会を訪れました。その後、リラへ向かいますが、途中、昼食。ブルガリア正教の総本山、世界遺産・リラの僧院を観光しました。
その後、国境を越え、本日は北マケドニアの首都スコピエに宿泊です。

エリア リラの僧院周辺(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

バスに乗って、ソフィアを出発。
次の目的地、世界遺産・ボヤナ教会に向かいます。

セルディカの遺跡 史跡・遺跡

ボヤナ教会には、30分ほどで到着。

ブルガリアの首都ソフィア郊外のヴィトシャ山。このヴィトシャ山の麓に立つのが1979年に世界遺産に登録された「ボヤナ教会」です。

緑あふれる公園内を歩いていくと石造りの質素な教会が見えてきます。

教会は小さいので２５人全員入ることはできず、半分に分かれて入場しました。私は後半だったので、まず外を見てまわることに。

ここはブルガリア帝国時代には王侯貴族の別荘地として利用されていて、ボヤナ教会は王家の礼拝堂として建造されたもの。ここは時代の異なる3棟の複合体で、10世紀後半～11世紀初頭の東翼の初期教会、13世紀に増築された第2次ブルガリア帝国時代の中央の教会、19世紀に加えられた西翼の教会に分かれています。

ボヤナ教会 寺院・教会

内部には各時代のフレスコ画が描かれていて、特に中央の教会は、当時の貴族カロヤンによって寄進されて建造されました。壁には89の場面に240もの人物が描かれているという圧巻の内容。東方教会でよく描かれる聖ニコラオスの生涯は19もの場面が描かれていて、カロヤンと妻のデシスラヴァも描かれているのも特徴です。その後、14世紀、16 ～17世紀、19世紀にも フレスコ画は追加。さらに20世紀には教会は大幅に修復され、当時の姿を現在に残しています。

中は撮影禁止なので、日本語のガイドブックを購入しました。

ガイドブックより
キリストの堂々たる画像が描かれています。

ガイドブックより
入口の上の聖母マリアとキリスト像など

フレスコ画の量と質は圧巻でした。

教会中部の南側、1259年の壁画

19世紀の教会の建設に尽力したエレオノーラ王妃のお墓。
ボヤナ教会を出て、また2時間ほど移動します。

途中のレストランでランチです。

食事中、同じツアーの方々とお話をしますが、今回は割と年齢高めバルカン半島などというマイナー地区を回るだけあって、皆さん100～200ヵ国回っているベテランばかりでした。

生ビールが美味い！！

ポークカヴァルマという豚肉の煮込み料理。

隣には川が流れており、涼しげ。

デザートに、壺に入ったヨーグルト

ランチのレストランから15分ほどで、リラの僧院に到着。

門をくぐっていくと・・・

美しい聖堂が目に入ります。

リラ修道院 寺院・教会

1833年の火事で唯一残ったフレリョの塔。14世紀当時のままの塔です。これはセルビアの貴族フレリョ・ドロゴボラの寄進により造られたものです。

フレリョの塔 建造物

敷地内の重要な建築物である聖堂は、19世紀半ばに建設されたものです。建築家はペタル・イワノビッチで、1834年から約4年の歳月を必要としました。

聖堂の周りに堂々とした姿で建っている4階建ての建物は、僧の住居となっています。

聖堂の周りのフレスコ画は美しく圧倒的。

地獄の絵は下の方にぐるっと描かれていました。

リラの僧院の歴史は10世紀まで遡ります。イヴァン・リルスキという一人の僧が、ブルガリア皇帝ペタル1世(927年-967年)の時代に周囲の援助を受けながら小さな教会を作ったのが最初と伝わっています。

14世紀になると、フレリョ・ドラゴヴォラ王の支援で現在の建物がほぼ完成します。

聖堂内部は撮影禁止となっています。

大天使ミカエルの図。

描かれているのは36の聖者やリラ地方の生活様式など。ザハリ・ゾクラフを含む当時のイコン画家が無償で描いたとされますが、具体的にどの部分を誰が描いたかという特定はされていません。

イコン画には聖人や天使の他、聖書の中の出来事やたとえ話が多く描かれています。平坦な壁だけでなくあらゆる方向に沿ったアーチに、隅々まで聖書の中の人物が数多く登場します。

中央の四桝分に聖母子像が、その周りには32人の聖人像が描かれている、フレスコ画です。

完璧というほど状態よく残され、壁から天井までイコン画は細部までしっかり描かれています。

カトリック教会などの西方教会と比べ、東方教会ではイコンを大切に扱っているようです。

ブルガリアの世界遺産は、文化遺産が7件、自然遺産が3件。今回、文化遺産2件に訪問することができました。

暑いからかネコ寝てます。

こっちはトラ。すやすや・・・

ちゅーる開けると飛び起きて、夢中。

こちらのにゃんこもちゅーるに夢中。

売店がありました。

はちみつ（左側）買いました。値段忘れてしまいました。非常に安かったのですが、値段は忘れてしまいました(笑)。なんの花の蜜か聞いたところ「近くの森の色々な花」とのこと。ちなみに右側はベラート（アルバニア）で購入したバラのはちみつです。

こちらのお水、とても冷たく美味しい。
1時間ほどの見学を終え、北マケドニアの首都スコピエに向け出発です。

途中、ブルガリアの出国審査、北マケドニアの入国審査で約1時間。トイレ休憩のためにガソリンスタンドによるなどもあり、約4時間半のドライブとなりました。

やっとスコピエに到着。新しい大きな建物が多い街です。

スコピエには2泊予定なのですが、ここで今晩止まる予定のホテルが電気が通じないため、急遽、別のホテルに変更とのこと。

夕食は元々、宿泊予定だったホテル（BEST WESTERN TURIST)でとることに。電気が通じないのにレストランは？だったのですが、エレベーターが故障中ということがわかりました。

地元のワイン（白）を飲みます。甘く飲みやすい。

メインはお肉
眠くなってきました。

本日から2泊するホリデーインです。

ホリデイ イン スコピエ バイ IHG ホテル

部屋もきれいで、風呂は有り難いことにバスタブもありました。本日も爆睡です。