2024春 ウズベキスタン紀行 と お金事情　⑨サマルカンド街歩き～その３

2024/03/27 - 2024/04/02

旅５日目サマルカンド最終日
午後にはタシケントへ移動予定だから
思い残すことがないよう朝食を頂きながら
あらためて行きたい場所＆食べたいモノを再確認です

ちなみに昨日お願いした洗濯物は
綺麗に畳んで仕上がっていました

お母さん（勝手に呼んでる）は今日もニコニコ笑顔です

Muzaffar Hotel
２名朝食付で２泊 72.90
洗濯アイロン無し 5.00
　　　計　　　　 77.90USD（11,840円）

エリア サマルカンド(ウズベキスタン)

今朝はビュッフェ形式に並んでいました
昨夜は玄関に靴がたくさんあったから
宿泊客が多いのでしょうね

ちなみにこのホテルは土足厳禁
ほんとお家みたいで快適です

Muzaffar Hotel Samarkand ホテル

オーダーメニューはやっぱり目玉焼き

相方はオートミールを頼みまして
写真右上の真っ白に見えるお皿です
お味見したらほんのり甘い優しいお味でした

Muzaffar Hotel Samarkand ホテル

今日は朝から快晴

お庭のアプリコットが咲きほころんでいます

さぁお出かけしましょう

Muzaffar Hotel Samarkand ホテル

グル・アミールに来ました

ここまではYandex11,000som（132円）

ティムール帝国の偉大なる初代君主アミール・ティムールの廟です
グル・アミールとはタジク語で「支配者の墓」なんですって

なるほど。。イーワーン（入口）も威風堂々としています

入場料１人40,000som（480円）

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

中に入ると正面に青のドームが特徴的な霊廟

この中にアミール・ティムールはじめ
その息子や孫たち（ウルグ・ベクも）といった
ティムール皇家の皆さんが眠っています

ウズベク人にとっては誇らしい歴史の象徴なのでしょう
ここにも多くの人が訪れていました

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

中庭の古井戸

なにか説明書きがあってふむふむと読んだ記憶があるのですが。。
多くの情報量のなかに埋没しました
すみません。。

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

荘厳な建物のなかにあって
ここだけちょっと可愛い

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

イーワーンを裏から見た姿
空の青に映えます

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

霊廟の中に入ると。。黄金の世界

息を飲む美しさです

タイルやムカルナスによる精巧な装飾が
全方位に施されています

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

霊廟の隅には椅子があり
しばらく座って天井を見上げて過ごしました

ですが、ここはそもそも霊廟
静かに祈りを捧げる人たちもいました

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

霊廟を出て別の入り口から入ると展示コーナーが

アミール・ティムールです

ソ連時代に行われた発掘調査によると
アミールの身長は170cm超あって
当時としてはなかなかの大男だったそうです

アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿

グル・アミールのすぐ前の大きな広場の真ん中にも
鎮座されていました

この国を見守っているのでしょう

Yandexで新市街まで来ました6,000som（72円）
目指すはこのお店

７SABER（セーブル）

東京オリンピックの時に話題になったから
ご存じのかたも多いと思いますが

ウズベキスタンのスポーツブランドです

なぜかロゴが「て」。。って？

これって日本人が勝手にワイワイ言っているだけで
「７（セブン）」がデザインされているんですってね

※産経新聞の記事をお借りしました

もう一度。。ちょっと大きく「て」

やっぱり興味持ってしまいますよねぇ
それで来てしまいました

店内は普通にスポーツ用品店
日本で見るのと同じようなラインナップです
写真がなくてすみません

ヨガウェアを購入したかったのですがサイズが無くて

でも何か欲しいと思って買ったのは靴下
裏面にうっすら「て」。。見えるかしら？

１足40,000som（480円）

この国の物価水準からしたらかなり高額の部類かしらね？
何はともあれ「て」を入手でき満足です

Yandex移動12,000som（144円）

ホテルに戻りチェックアウト後に三度目のレギスタン広場へ

サマルカンド観光一番のメインスポットですが
夕方と夜のライトアップに訪れただけで
まだ中には入場していませんでした

あらためて快晴の空の下美しいメドレセに向き合いましょう

それにしても快晴過ぎて眩しいっ
せっかく通りすがりの人に写真撮ってもらったのだけど
ぜ～んぶ細目になってました（笑）

レギスタン広場は美しい３つのメドレセ（僧院）に囲まれています
入場料１人65,000som（780円）

さすが本丸
他よりも断然高いです
2023年発行の地球の歩き方には50,000somと書いてあるのですが
インフレに吊られているのでしょう

建物はあちらこちら崩れかかっていたりタイルが剥がれたり
それらの維持修復のための資金であれば当然なのでしょうね

レギスタン広場 広場・公園

まずは左側
最も古いウルグベク・メドレセへ

この旅行記の中で幾度となく登場した
アミール・ティムールの孫であり第４代君主ウルグ・ベクが
1420年に建てたメドレセ

学者としての顔も持つウルグ・ベクは
自身もここで教壇に立ったそうです

今回の旅の行く先々で登場してきたウルグ・ベク
不勉強な私にははじめて認識した名前だったのですが
しっかり記憶に焼き付きました

ウルグベク メドレセ 史跡・遺跡

ウルグベク・メドレセの中庭

ここでもアプリコットが咲き誇っている
きっとこの国ではどこにでもあって
一番身近な春の花なのでしょうね

この中庭を取り囲むようにある建物
１階にも２階にも小部屋が並んでいて
各部屋で学生達が学び暮らしたそうです

今は各部屋にお土産物屋さんがあります

ウルグベク メドレセ 史跡・遺跡

レギスタン広場正面に立つティラカリ・メドレセ

ティラカリ メドレセ 史跡・遺跡

「ティラカリ」とは「金箔」の意味だそうで
なるほどドーム内部の装飾がキラキラして美しい

グル・アミールの黄金よりは青が効いて少し落ち着いた印象があります

ティラカリ メドレセ 史跡・遺跡

この天井装飾が一番奇麗かも

メドレセというよりお城だわ

この柄でマキシ丈のスカート作ったら
エキゾチックな装い完璧ね。。
って、僧院に対して失礼ですね。。すみません

ティラカリ メドレセ 史跡・遺跡

内部の展示で当時の学問風景

。。。こたつ。。だよね？
中にはやっぱ火鉢置いてたんかな？

ティラカリ メドレセ 史跡・遺跡

右側に立つシェルドルメドレセ

偶像崇拝が禁止されているイスラム教では珍しく
正面入口上部に動物のようなモザイクが特徴的です


今日も多くの人が訪れているレギスタン広場
結婚の記念写真だったり
民族衣装着て動画撮るユーチューバーと思しき人だったり
ウズベク人、欧米系、アジア系
多種多様な人たちが集っています

シルクロードの役割は終えたけれど
人類・文化の交差点としての役割は
これからも担っていく場所なのでしょうね

シェルドル メドレセ 史跡・遺跡

お昼の時間です
今日は買い食いしなかったからモリモリ食べれそうです

訪れたのは昨日昼と同じ Chorsu Chaihana（チョルスー・チャイハナ）

昨夜あらためて検索してみたら
ここのプロフもなかなか美味しいらしいんです

オーダーしたのは。。
プロフ　１
ケバブ（肉団子）と野菜のショルパ　１
計45,000som（540円）

ノン、ピクルス、お茶は付け合わせサービスです
このノン１切れで５枚切食パン１枚分くらいのボリュームです

このピクルスは唐辛子がピリッと効いたキャベツ
サマルカンドではプロフには必ず添えるもののようです

ブハラのプロフと違いサマルカンド・プロフは“牛”
いかにもすね肉のような塊がよく煮込まれていて
ほろほろとほどけていきます
黄にんじん・ひよこ豆は同じような具合ですが
レーズンは控えめの量
そして、油分がより多い！

この油分を緩和してくれるのが先ほどのキャベツの酢漬け
単品で食べると酢がキツい感じがするのですが
合わせて頂くとちょうどよい感じになるのです

なるほど。。美味しいです

ケバブ（肉団子）と野菜のショルパ

この肉は牛肉のようです
昨日もそうでしたがよいお味のスープです
じゃがいもはやっぱり美味しい
もしかしたらウズベキスタンの特産物とか？

今日は辿りつきました。。アイスクリーム！
バニラとストロベリーのＷ乗せで7,000som（84円）

この写真のアイスクリーム。。すぐにも垂れてしまいそうでしょう？
。。。垂れないんです！！
とっても濃厚でしっかりホールドされているのです
そしてもぉ。。。と～っおても美味しいのです

チーズ・ヨーグルト・バター・牛乳・アイスクリーム
私的には「ウズベク来たら食べなきゃ損☆TOP5」

うまいうまいと食べていたら
どうやら周囲に影響してしまったようで
店内の食事を終えた客たちが
次々とアイスクリーム・コーナーに向かって行きました

今日のサマルカンドは雲一つない青空
春にしては恵まれたお天気です

２泊したことでこの街を充分に堪能できました
やり残したのはサマルカンド・ワインを頂く。。かな？
訪れたお店がいずれもワインを置いていなくて
味わうことができませんでした

それでも、それがあるから「またいつの日か！」と思えます
新市街に行くと街のあちらこちらが大規模な建設工事中で
次に来るときはまた違った印象になるかもしれませんね

旧市街だけはずっとそのままであって欲しいなぁ

ウルグベク メドレセ 史跡・遺跡