2024/03/09 - 2024/03/09
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チャムンパスさん
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2024年3月上旬の週末に、秋田県内陸中部の仙北市へ二泊三日の一人旅に行って来ました。
年頭の1月にその時の気分と思いつきで近場の山梨県をぶらりと訪問しましたが、当初の旅の計画はキチンと実行です。
旅行先はまだ未訪問の秋田県にして、今回の旅で東北6県をコンプリート♪( ´▽`)
東京から秋田新幹線を利用して、比較的アクセスのいい角館・田沢湖周辺を旅して来ました。
通常の週末に1日年休を足して、観光客の少ない時期の早春の雰囲気を満喫しようと思いましたが、旅の途中でアクシデントが発生!
楽しみが半減した残念な旅となってしまいました(T . T)
本編は2日目の角館地区の日中の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
この前編は『2024年3月春の週末二泊一人旅~秋田県角館・田沢湖②:かくのだて温泉町宿ねこの鈴さん~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11892245
前回の旅行記を投稿した後、諸事情で後続の旅行記の投稿が遅くなりました。
フォロワーさんが続々と春の桜の開花の便りを投稿される中、私は相変わらず3月初めの旅行記を投稿しています(^^;;
3月9日(土)朝に1泊目のお宿をチェックアウトして、旅の2日目は角館の『外町』地区を散策しました。
当日の朝7時頃は雪は降っていなかったのですが、その後雪が降り出して10時頃には5cm程積雪していました(´Д` )
おまけに前日の夕食の消化不良で、この日は朝から食欲がありませんでした:;(∩´﹏`∩);:田町武家屋敷通り 名所・史跡
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角館市街の南側にあたる外町は、江戸時代は主に商人や職人が住む町人地だった区域ですが、一角の『田町』は上級武士が住む武家地だった場所です。
通りに面して『薬医門(やくいもん)』が建つお宅があります。田町武家屋敷通り 名所・史跡
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雪の積もる田町武家屋敷通りを歩いて、最初に『新潮社記念文学館』を訪れました。
新潮社記念文学館 美術館・博物館
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新潮社記念文学館は仙北市総合情報センター(市立図書館)に併設されています。
日本を代表する文芸出版社、新潮社を1896(明治29)年に創立した『佐藤義亮(よしすけ・ぎりょう)』はここ角館出身です。
彼は東京で成功した後、郷里に出来た図書館に自身の蔵書をはじめたくさんの本を寄贈し、その後歴代の新潮社の社主もこの習慣を続けました。
角館町立図書館を建て替えた時に、佐藤義亮の功績を記念して2000年にオープンしました。新潮社記念文学館 美術館・博物館
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入口から玄関に至る通路の壁に、長部日出雄をはじめ新潮社にゆかりのある小説家が書いた色紙をコピーしたプレートが嵌められています。
新潮社記念文学館 美術館・博物館
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文学記念館の入館料は大人500円、営業時間は9時~17時で、定休日は毎週月曜日と年末年始です。
展示内容は佐藤義亮が新潮社を創設するまでの経緯と、彼と新潮社と繋がりのあった文芸作家達の紹介がメインです。
企画展は過去に新潮社から出版された文芸書籍の表装を飾った、山田申吾をはじめ画家達の絵を今年2024年3月19日まで展示しています。
長らく『新潮文庫』を愛読されている方は、一度は目にされた絵もあるのではないでしょうか。
館内は撮影禁止のため、画像はありません。
※企画展は投稿時点で開催中のため、現在進行形で表記しています。新潮社記念文学館 美術館・博物館
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新潮社記念文学館を見学してから、次の目的地に移動しました。
文学館の真向かいに『和のゐ角館』さんがあります。
田町武家屋敷通りに面した風情のある旅館です。和のゐ角館 宿・ホテル
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門を潜ってその周辺だけを撮影させていただきました。
和のゐ角館 宿・ホテル
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和のゐ角館さんの右隣に次の目的地の『西宮(にしのみや)家』があります。
私の出身の街(兵庫県)と同じ名前で少し親近感が湧きましたが、こちらにも入ってみることにしました。西宮家 名所・史跡
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西宮家は戦国時代に常陸国(現在の茨城県の大部分)を領有していた佐竹氏本家直属の重臣でした。
江戸初期に主家が秋田に転封し、分家の佐竹北家が角館の領主となった時に領主を補佐・監視する立場となりました。
佐竹北家と西宮家は主従ではなく対等の関係であり、角館の殿様にとって気を遣うべき、ある意味『煙たい』存在だったのでしょうね。西宮家 名所・史跡
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西宮家の見学は無料です。
東側の入口から入り、最初に『文庫蔵』を見学しました。西宮家 名所・史跡
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文庫蔵は西宮家に伝わる古文書や骨董品が収蔵されていたそうです。
西宮家 名所・史跡
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文庫蔵の内部は蔵に収蔵されていた品々を展示するスペースとなっています。
西宮家 名所・史跡
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蔵の1階は角館の文化遺産というべき古文書類や、江戸期から戦後にかけて西宮家で使われていた器物を展示。
西宮家 名所・史跡
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蔵の2階にも上がれますよ。
西宮家 名所・史跡
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蔵の2階は冠婚葬祭で使用されたお膳や三宝等を、当時の収蔵状態のまま展示しています。
西宮家 名所・史跡
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文庫蔵の見学を済ませて、西宮家の敷地内にある『れすとらん北蔵』さんへ…
それにしても、春先の秋田の雪はよく降ります。れすとらん 北蔵 グルメ・レストラン
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れすとらん北蔵さんは、蔵を改造した飲食店です。
蔵の入口前に造られた店舗スペースの中に入ると、中はとても暖かい(*'▽'*)れすとらん 北蔵 グルメ・レストラン
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蔵の内部も蔵の構造そのままに、モダンなイメージで綺麗に改装されています。
れすとらん 北蔵 グルメ・レストラン
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温かい飲み物を、と思って『ダッチコーヒー』税込480円を注文して頂きました。
れすとらん 北蔵 グルメ・レストラン
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11時からランチを注文できます。
角館に伝わる佐竹北家ゆかりの『お狩場焼』を頂けますが、当日は何も食べたい気がしない…れすとらん 北蔵 グルメ・レストラン
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れすとらん北蔵さんで休憩を取ってから、西宮家の見学を再開しました。
西側の『米蔵』に入館しました。西宮家 名所・史跡
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角館では風雪から作業をする人を守るために、蔵の入口の前に建屋を建てるのが一般的なのでしょうかね…
西宮家 名所・史跡
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西宮家の米蔵の1階は、現在はショップになっています。
店内のあちこちに雛飾りや吊るし飾りが飾られていて、外とは一変して華やいだ気分になりました。西宮家 名所・史跡
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蔵の2階では町の有志の方達のパッチワークの作品展が開催されていました。
西宮家 名所・史跡
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イチオシ
丹念に作られた、いい作品が並んでいましたよ。
西宮家 名所・史跡
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イチオシ
春先の角館は雪の降り積もる日もありますが、雛飾りを見ていると春はもうすぐそこ、という気持ちになりますね。
西宮家 名所・史跡
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西宮家を出るとまだ激しく雪が降っていました。
こんな日は自由に街を出歩けないです。西宮家 名所・史跡
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西宮家のお隣の休憩所『まち駅立町』に入り、室内で暫く雪が小降りになるのを待ちました。
ストーブの熱で暖かい室内では地元の年配の住民の方達が、世間話に花を咲かせていました。 -
雪が止んだところでまち駅立町を出て、次に『安藤醸造本店』さんを訪れました。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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安藤醸造さんは幕末の1853(嘉永6)年創業の味噌・醤油醸造店です。
1883(明治16)年に建てられた煉瓦造りの蔵が、老舗を感じさせます。安藤醸造 本店 名所・史跡
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お店に入ると、ここでも雛飾りがお出迎え。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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安藤醸造さんに伝わる雛飾りも含まれているのでしょうか、中には豪華なものもあります。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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華やかな雛飾りに目を奪われがちですが、古い商家の佇まいもしっかりと見学しました。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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お店の奥の『蔵座敷』も公開されていて、そちらにも入ってみました。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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蔵座敷の中に敷かれた畳の上に座り、趣きのある襖絵と雛飾りに暫く見入っていました。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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安藤醸造さんは味噌や醤油の他に、お店で製造された麴や甘酒、漬物等を販売されています。
お土産に真空パックの秋田名産の漬物『いぶりがっこ』と、今回の旅で食べ損ねたお狩場焼で使われる山椒味噌を買い求めました。安藤醸造 本店 名所・史跡
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イチオシ
安藤醸造本店さんの『文庫蔵』の内部は、休憩スペースになっています。
安藤醸造 本店 名所・史跡
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角館観光の最後に『松庵寺(しょうあんじ)』を訪れました。
江戸初期の佐竹氏の秋田転封と佐竹北家の角館統治に伴って、常陸国から移設された曹洞宗の禅寺です。松庵寺 寺・神社・教会
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境内には江戸中期の角館藩士で、解体新書の挿絵の作者『小田野直武』の墓があります。
今回は境内の中には入らずに、参道右手に建つ直武の石碑を見て角館を後にしました。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2024年3月春の週末二泊一人旅~秋田県角館・田沢湖④:駒ヶ岳温泉さん~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11896845松庵寺 寺・神社・教会
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田沢湖・乳頭温泉郷
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