2019/02/10 - 2019/02/12
123位(同エリア790件中)
ゆるてつさん
東北地方の冬まつりを2編に分けたオムニバス旅行記。
(オムニバスとは複数の独立作品を組み合わせて一つの作品としたもの)
2021年は感染症対策で中止が多くて寂しい。
前編
上桧木内の紙風船上げ
加勢鳥
太平山三吉神社の梵天
後編
えんぶり
川を渡る梵天
かまくら
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
①「上桧木内の紙風船上げ」(秋田県仙北市)2019年2月
東北/秋田新幹線で田沢湖線の角館へ直行
秋田内陸縦貫鉄道に乗り換え。 -
秋田内陸縦貫鉄道は、元JR角館線、阿仁合線、新に両線を結ぶ鷹角線(仮称)を縦貫する第三セクター鉄道
JR奥羽本線の鷹巣~田沢湖線の角館まで94.2㎞29駅
沿線はほとんどが豪雪地帯の山間部で夏に完乗した事がある。 -
AN2000形気動車の車内はテーブル付転換クロスシート
-
上桧木内で下車
周囲に何も見当たらない無人駅だが当日は関係者が案内をしていた。 -
紙風船は既に上がっていた(左上の光点)。
-
「上桧木内の紙風船上げ」とは
江戸時代の科学者平賀源内が銅山での技術指導のついでに熱気球の原理を使った遊びを村人に伝えたと言われる。
その年の安寧を願って美人画や武者絵など様々に描いて灯火をつけた大きな紙風船を冬の夜空に放つ行事で1974年に復活を遂げた。
周辺は豪雪地帯で寒さにめげず多くの見物客(外国人も)が集まる。
→2021年は中止 -
会場はテント施設のほかに「紙風船館」という観光施設があり
トイレや寒さ凌ぎの休憩に重宝する。 -
上げる前もいい
地上を離れる時に時折歓声が上がるほかは全くの無音。
掛け声も合いの手もお囃子もなく只ひたすら静かにあがっていく。
でも景気づけのつもりか前半ではステージで音楽ライブをやっていた。 -
紙風船は大量の産業用和紙で作られ、タンポ(石油の染みた布玉)の火の明かりが描彩を幻想的な姿に映して中の空気をあたためて漆黒の闇夜に舞い上がる。
-
武者絵がにらみを効かす。
絵の浮かび上がり具合をいかにしてとらえるかで悩む。
うまく撮れればインスタ映えかも… -
冬の夜空に吸い込まれていく
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雪空に乱舞する姿が美しいのだが思うように撮れなかった。
また挑戦したい。寒いのいやだけど… (*_*) -
この日最大の風船(高さ11m)は上がるのか?
-
見事にゆっくりと上がった。
ちなみに風船はタンポが燃え尽きると自然に落下するが雪の上なので心配なく翌日回収されるという。 -
角館行き最終列車
帰りは乗りそこなうと遭難するので命がけ。 -
②加勢鳥(山形県上山市)2017年2月
山形新幹線でかみのやま温泉へ直行 -
上山城でかせどりの祈願式(出陣式)
何と外国の人もまざっている。
地元以外の旅行者でも事前の講習を受けて参加できるという。 -
「加勢鳥」とは
五穀豊穣など幸せをもたらす歳神様を迎える来訪神行事で小正月に行う。
稼ぎ鳥が語源とされ寛永年間に始まったが一時途絶えて1959年に復活した。
→2021年は中止(>_<) -
始まり
「それ、かっかっか~のかっかっか♪」 -
ケンダイというワラの被り物に雪草履をはく。
頭に縁起物として手ぬぐいを締めることもある。
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前日の上山城でかせどりのケンダイを発見!
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城からおりてきて街中へ繰り出す。
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時折雪も舞いかなり寒そうだがそれにも増して……
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加勢鳥に商売繁盛などを願って祝水をかける。
→水商売、火伏せの意味もあるという
これはたまらない! -
ケンダイからこぼれたワラ片は縁起物として持ち帰る。
但しその前に抜いてはいけない。 -
温泉街へ移る
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雪の中で移動を繰り返す。
(武家屋敷付近) -
絶好調!
-
「かせどり かせどり お祝いだ」
「それ、かっかっか~のかっかっか♪」
一度聴いたら忘れられない掛け声で動画も撮ってきた -
温泉ホテルの前では甘酒をふるまわれた。
ここで昼を挟み午後も町のあちこちに出没する。 -
上山温泉では「日本の宿古窯」に泊まる。
「プロが選ぶ日本のホテル旅館」で毎年10位以内の理由が分かった。
→別途クチコミを参照 -
③太平山三吉神社の梵天(秋田市)2020年1月
東北/秋田新幹線で秋田駅まで直行
→別途秋田旅行記も参照 -
「梵天(ぼんでん)」とは
無病息災や五穀豊穣を祈り、神の依り代となる大きな御幣を担いで練り歩き,地元の神社に奉納する小正月行事で主に秋田県各地に伝わる。
太平山三吉神社では先陣争いでもみ合う「けんか梵天」の異名をとる。
→2021年1/16~17挙行、さすがにもみ合いは無く静かに奉納した。
良かったね。 -
法螺貝の音とともに梵天組が登場。
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神社本殿を目指すこの直角カーブが見どころ
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子供梵天の奉納
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次々と奉納に向かう梵天組の面々。
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最後の見せ場、先を争って狭いコーナーへ殺到!!
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ここでもみくちゃになる!(>_<)
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何とか無事奉納
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中では次々と突き刺さってくるような梵天を捌く受け取り人が活躍中。
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奉納を終えた梵天を掛けて終了
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田沢湖高原温泉
プラザホテル山麓荘に泊まる。
→クチコミを参照 -
秋田夏の行事「竿燈」が迎えるロビー
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覆いはあるが風情に富む露天風呂(モノクロ)
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秋田駒ケ岳山麓の水沢温泉からの引湯で源泉かけ流し
さすがに厳冬期は厳しい。
おしまい→後編へ続く
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最後まで御読みいただき御礼申し上げる。
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