2024年3月春の週末二泊一人旅～秋田県角館・田沢湖④：駒ヶ岳温泉さん～

2024/03/09 - 2024/03/10

2024年3月上旬の週末に、秋田県内陸中部の仙北市へ二泊三日の一人旅に行って来ました。



年頭の1月にその時の気分と思いつきで近場の山梨県をぶらりと訪問しましたが、当初の旅の計画はキチンと実行です。

旅行先はまだ未訪問の秋田県にして、今回の旅で東北6県をコンプリート♪( ´▽｀)

東京から秋田新幹線を利用して、比較的アクセスのいい角館・田沢湖周辺を旅して来ました。

通常の週末に1日年休を足して、観光客の少ない時期の早春の雰囲気を満喫しようと思いましたが、旅の途中でアクシデントが発生！

楽しみが半減した残念な旅となってしまいました(T . T)

本編は2泊目の田沢湖地区の宿泊先の滞在記です。

エリア 田沢湖・乳頭温泉郷(秋田)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この前編は『2024年3月春の週末二泊一人旅～秋田県角館・田沢湖③：春雪舞う角館『外町（とまち）を散策』～』です。
https://4travel.jp/travelogue/11893760

旅の2日目の3月9日（土）の午前中は前日に続き角館の街を観光していましたが、当日は積もる程の降雪と私自身の体調の問題で、当初の予定よりも早く宿泊先に向かうことにしました。

前日は除雪が済んでいた角館駅前の歩道に、雪が積もっていました。

角館駅 駅

13時50分発の東京行きの秋田新幹線『こまち28号』に乗車しました。

田沢湖線の普通電車の運行本数は非常に少なく、自然に秋田新幹線の利用へ誘導されます（苦笑）

角館駅 駅

こまち号に乗車する1番線は秋田内陸縦貫鉄道の角館駅に隣接しています。

JRの駅構内と自由に行き来することは出来ませんが、ホーム上から内陸縦貫鉄道の終点、鷹ノ巣駅行きの普通列車を見ることが出来ました。

角館駅 駅

全席指定のこまち号ですが、盛岡～秋田間は座席を指定しない特定特急券で乗車できます。

特定特急券では空いている席があれば座ることが出来、この区間は東京～仙台～盛岡間と違って閑散としていました。

前日の夕食の消化不良で朝から何も食べていませんでしたが、角館駅のNEWDAYSで買い求めた『ぼだっこ（秋田言葉で塩辛い鮭）』のおにぎり1個を車内で頂きました。

秋田新幹線 乗り物

14時4分頃に秋田新幹線で1駅隣りの田沢湖駅に到着し、ここで下車しました。

田沢湖駅 駅

田沢湖駅は秋田県を代表する観光地、田沢湖および乳頭温泉郷の玄関口であるとともに、駅の近くに仙北市の行政の中心である市役所があります。

春先のこの時期は観光客がさほど多くなく、駅構内は比較的閑散としていました。

田沢湖駅 駅

田沢湖駅前のバスロータリーから14時20分発の乳頭蟹場（がにば）温泉行きの羽後交通バスに乗車しました。

しかしバスは秋田新幹線と接続しているため、下りの秋田行きこまち号の到着の遅れで、出発が予定時刻の10分後になりました。

路線バス (羽後交通) 乗り物

宿泊先最寄りの『休養センター前』バス停で途中下車し、付近に待機されていた本日2泊目のお宿『駒ヶ岳温泉』さんの送迎用のマイクロバスに乗り換えました。

旅館に到着してフロントでチェックインの手続きを済ませてから、客室のキーを受け取って2階の『しらかばの間』に行きました。

内装は至ってシンプルな6畳の和室です。

じゃらんで予約したプランは『しらかばの間』で、一人泊の基本料金は11,500円（入湯税込）でした。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

客室内に洗面所はありますが、トイレはありません。

共用のトイレを使用しますが、ウォシュレット付きのトイレは2階にはなく1階にあります。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

クローゼットの中にセーフティボックス（金庫）があります。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

普段の旅でしたらお宿に着いて暫く休憩してから、お風呂に入りに行きますが、当日はそんな気分になれませんでした。

浴衣に着替えて自分でお布団を敷いて、横になって休んでいました。

宿泊料金に布団のセッティング費用は含まれておらず、民宿と同様に宿泊客自身で布団を敷きます。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

チェックインの時に夕食の開始を18時30分から、併せて分量少なめとお願いしていました。

客室で18時過ぎまで寝ていて、1階の食事処に行って夕食を頂きました。

今回は飲み物類はお茶にして、お料理のみを頂きました。

（左側）前菜（八幡平ポークの低温調理・柚子胡椒風味、うど炒め、酪豆腐）
（右側）紅鱒の洗い

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

（左上）八幡平ポークの陶板焼き
（右上）紅鱒の行者菜焼き
（左下）山の芋鍋
（右下）大根と比内地鶏のそぼろ餡かけ

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

シメにあきたこまちのご飯と香の物が出てきましたが、どのお料理も一口二口口にするだけで、殆ど残してしまいました。

そばや最後のデザートは頂かずに、客室に戻りました。

調理をされたお宿の方達には、大変申し訳ないことをしてしまいましたm(_ _)m

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

客室に戻って布団の上でまた寝ていましたが、23時30分頃に目が覚めました。

駒ヶ岳温泉さんは有名な乳頭温泉郷『鶴の湯温泉』さんの系列館で、20時から鶴の湯温泉の入浴ツアーがあったのですが、今回は参加できずとても残念です。

駒ヶ岳温泉さんのお風呂にもまだ入浴していなかったので、24時前に入浴することにしました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

宿泊棟から廊下を通って、大浴場のある建屋へ移動…

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

男女別の大浴場の入口前の湯上り処は広く、古民家風の佇まいで気持ちが落ち着きます。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

湯上り処にはマッサージチェアや、日帰り入浴客用の貴重品を入れるロッカーを完備しています。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

駒ヶ岳温泉さんの大浴場は、原則滞在中いつでも利用することが出来ます。

この時間帯の男湯は、誰も利用していませんでした。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

浴室に入ると右手に掛け湯の湯槽があります。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

洗い場は5ヶ所で全てシャワー付き。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

内風呂の浴槽はストレスフリーで10人程入れる大きさです。

浴室の佇まいがまさしく湯治場で、今日一日食欲不振でテンションダダ下がりの私は思わずニッコリ笑ってしまいました♪( ´▽｀)

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

当時の内風呂の湯温は湯口付近が43℃のチョイ熱、その他の場所は42℃の適温でした。

夕食もろくすっぽ摂っていませんでしたので、長湯は避けて身体を少し温めるだけにしました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

内風呂のある浴室から、併設する露天風呂にも行ってみました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

露天風呂もかなり広いですが、入ってみると湯温が38℃程のかなり温めで温まるのにかなり時間がかかりそうでした。

浴槽の大きさの割に投入する湯量が少ないのでしょうね。

夜間の外はかなり寒かったので直ぐに出て、改めて内風呂で身体を温め直しました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

駒ヶ岳温泉さんの源泉の泉温は52℃、泉質は中性のカルシウム・マグネシウム・ナトリウム－硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。

お宿では掛け流しで利用されています。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

旅の3日目、最終日の3月10日（日）は7時30分頃に目覚めました。

窓の外を見るとかなりの雪が積もっていました。

いつもの温泉旅なら朝起きたらすぐ朝風呂のルーティーンですが、今回は前日殆ど何も食べていなかったので朝風呂は朝食を頂いた後に入ることにしました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

8時に前日の夕食会場と同じ、1階の食事処にやって来て…

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

夕食と同じ窓際の席で朝食を頂きました。

3日目は前日よりも体調が改善し、食欲も普段通りではありませんが回復していました。

お腹が空いていましたので、前日満足に夕食を摂れなかった分よく味わって朝食を頂きました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

籠の中の卵は温泉卵ではなく生卵でした。

ご飯に掛けてTKGで頂きました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

普段の旅の朝食で摂る量よりも少なめでしたが、とても美味しい朝食でしたよ。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

朝食を頂いた後はチェックアウトまでに、遅めの朝風呂に入りました。

駒ヶ岳温泉さんには貸切風呂が2ヶ所あり、主屋から離れた場所に2つ並んであります。

貸切風呂は空いていれば予約なしで利用できるシステムですが、大浴場と違い利用時間は限られていて、宿泊当日は16時～22時と翌朝6時～9時です。

行ってみると丁度左側の『木の湯』から宿泊客の方が出てこられましたので、そちらを利用することにしました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

貸切風呂は渓流に面していて、川のせせらぎを聴きながらお風呂を楽しめます。

木の湯の浴槽は六角形で、入ってみると昨日の大浴場の露天風呂程ではありませんでしたが、かなり温かったです。

湯口付近だけ少し温かかったのでそこから暫く動かなかったのですが、やはり直ぐに出て大浴場に移動して内風呂で身体を温め直しました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

今回の2泊目のお宿では、満足に温泉を楽しむことが出来なかったのが心残りでした。

身支度を整えてから、出発までに館内を撮影して回りました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

9時30分頃に1階のフロントに降りて、チェックアウトの手続きを済ませました。

当日の体調の改善をことを伝え、前日の夕食の席でご心配をおかけしたことを改めてお詫びしました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

お風呂の紹介で触れましたが、駒ヶ岳温泉さんは日帰り入浴も受付られています。

入浴料は大人700円（宿泊当時は600円）・子供250円、営業時間は9時～19時です。

今回の旅では夕食で食べ損ねてしまいましたが、毎週土曜日のお昼は食事処でお宿ご自慢の手打ちそばを頂けるそうですよ。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

送迎用のマイクロバスの準備が出来たとの連絡が入り、外に出ました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

建物の外に出ると、雪が降っていました。

この辺りは角館や田沢湖駅周辺よりも標高が高く、積雪量も多かったです。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

マイクロバスに書かれた『鶴の湯』の文字を見て、いつかリベンジするぞと心に誓いました。

駒ヶ岳温泉 宿・ホテル

前日に下車した休養センター前バス停で降ろして頂き、3日目の旅を開始しました。

お宿の皆さんには滞在中、大変お世話になりました。

本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。

この続きは『2024年3月春の週末二泊一人旅～秋田県角館・田沢湖⑤：春を待つ田沢湖・乳頭温泉郷蟹場（がにば）温泉～』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11897498

路線バス (羽後交通) 乗り物