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旅行6日目(1月2日)、後編。<br />午前中いっぱい2時間かけて見て回った出島和蘭商館跡を後にし、徒歩で“長崎新地中華街”へ。江戸時代中期に中国からの貿易品の倉庫を建てるため海を埋め立ててできたのが長崎新地中華街で、東門・西門・南門・北門を十字になるよう配置されており、東西・南北あわせて約250mの十字路には石畳が敷かれていて、こちらも今回訪れるのは初めて。<br />到着したのがちょうどランチタイムだったこともあり、どの店にも行列が出来ていたので直感で“老李 長崎ちゃんぽん 中華街店”の行列に並び「ちゃんぽん」を注文してみたところ、出汁が効いたスープとコシのある麺の相性が良くてボリュームも満点だった。<br />その後は、出島と共に海外交流窓口の役割を果たした中国人住居地区“唐人屋敷跡”を散策する。鎖国政策以前は行動制限が無かった中国人も、鎖国政策後は密貿易とキリスト教浸透を防止するため幕府により出入りを厳しく制限されてしまい、1689年に周囲を練塀や堀で囲まれた唐人屋敷が建設され、約9400坪の広さと約2000人の収容能力を持っていたそうで、敷地内に中に入ることを許されたのは出島同様に遊女と托鉢僧だけだった。<br />現在、住宅地の中に土神堂・天后堂・観音堂・福建会館の4堂のみが残されていて当時の華やかさは見る影もなかったけど、土神堂と観音堂では猫たちがのびのびと過ごしていた。

美食と異国情緒漂う2都市で過ごす年末年始旅 in 福岡&長崎★2023-2024 08 6日目【長崎】

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2023/12/28 - 2024/01/06

3217位(同エリア4063件中)

RiE

RiEさん

旅行6日目(1月2日)、後編。
午前中いっぱい2時間かけて見て回った出島和蘭商館跡を後にし、徒歩で“長崎新地中華街”へ。江戸時代中期に中国からの貿易品の倉庫を建てるため海を埋め立ててできたのが長崎新地中華街で、東門・西門・南門・北門を十字になるよう配置されており、東西・南北あわせて約250mの十字路には石畳が敷かれていて、こちらも今回訪れるのは初めて。
到着したのがちょうどランチタイムだったこともあり、どの店にも行列が出来ていたので直感で“老李 長崎ちゃんぽん 中華街店”の行列に並び「ちゃんぽん」を注文してみたところ、出汁が効いたスープとコシのある麺の相性が良くてボリュームも満点だった。
その後は、出島と共に海外交流窓口の役割を果たした中国人住居地区“唐人屋敷跡”を散策する。鎖国政策以前は行動制限が無かった中国人も、鎖国政策後は密貿易とキリスト教浸透を防止するため幕府により出入りを厳しく制限されてしまい、1689年に周囲を練塀や堀で囲まれた唐人屋敷が建設され、約9400坪の広さと約2000人の収容能力を持っていたそうで、敷地内に中に入ることを許されたのは出島同様に遊女と托鉢僧だけだった。
現在、住宅地の中に土神堂・天后堂・観音堂・福建会館の4堂のみが残されていて当時の華やかさは見る影もなかったけど、土神堂と観音堂では猫たちがのびのびと過ごしていた。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 銅座川の橋を渡ると最初に見えてくるのが北門で、北門から南門まで真っ直ぐ続く1本道が“長崎新地中華街”のメイン通りと言っても過言ではない。

    銅座川の橋を渡ると最初に見えてくるのが北門で、北門から南門まで真っ直ぐ続く1本道が“長崎新地中華街”のメイン通りと言っても過言ではない。

    長崎新地中華街 名所・史跡

  • ランチタイムということもあり、北門の先は人で溢れていてどの店も行列が出来ていたので、その前に軽食で腹ごしらえをしておくことに。<br />

    ランチタイムということもあり、北門の先は人で溢れていてどの店も行列が出来ていたので、その前に軽食で腹ごしらえをしておくことに。

  • 北門の斜め右向かいに“中国名菜 京華園”にはテイクアウト専門の窓口があったので、覗いてみるとここは現金のみだけど1個単位で注文可能だった。

    北門の斜め右向かいに“中国名菜 京華園”にはテイクアウト専門の窓口があったので、覗いてみるとここは現金のみだけど1個単位で注文可能だった。

    中国名菜 京華園 グルメ・レストラン

  • 【ハトシ】150円×2<br />ずっと気になっていた長崎名物のハトシ。<br />食パンの間に海老などのすり身を挟んで油で揚げているから、小さめだけど結構厚みがあってジュワっと染み出す油に慄く私。<br />夫はとても気に入っていて、私もサクサクした軽い食感は美味しいと思うけど唇がギトギトになる油感が苦手なので、たぶん人生で最初で最後のハトシだと思う。

    【ハトシ】150円×2
    ずっと気になっていた長崎名物のハトシ。
    食パンの間に海老などのすり身を挟んで油で揚げているから、小さめだけど結構厚みがあってジュワっと染み出す油に慄く私。
    夫はとても気に入っていて、私もサクサクした軽い食感は美味しいと思うけど唇がギトギトになる油感が苦手なので、たぶん人生で最初で最後のハトシだと思う。

  • 意を決して大混雑の北門⇔南門間の路地を歩くと、両側に構える飲食店はどこも店外まで行列が出来ており迷っている余裕がなく、私のインスピレーションで決めることに。

    意を決して大混雑の北門⇔南門間の路地を歩くと、両側に構える飲食店はどこも店外まで行列が出来ており迷っている余裕がなく、私のインスピレーションで決めることに。

  • “老李 長崎ちゃんぽん 中華街店”はちょうど前を通ったとき、ここだけ列が短かったので私が最後尾のダウンを着た男の子の後ろに並び、夫はこの先の店を偵察に行ったけどやはりここ以外は随分並んでいるようで「並び始めて正解だったね」と電話がかかってきた直後から、後ろにどんどん増えていき他店と変わらなくなってしまった。<br />

    “老李 長崎ちゃんぽん 中華街店”はちょうど前を通ったとき、ここだけ列が短かったので私が最後尾のダウンを着た男の子の後ろに並び、夫はこの先の店を偵察に行ったけどやはりここ以外は随分並んでいるようで「並び始めて正解だったね」と電話がかかってきた直後から、後ろにどんどん増えていき他店と変わらなくなってしまった。

    老李 長崎ちゃんぽん 中華街店 グルメ・レストラン

  • 私の前には3組待ちだったから直ぐかと思ってたのに、店入口まで進んでもMenu前から前進せず。

    私の前には3組待ちだったから直ぐかと思ってたのに、店入口まで進んでもMenu前から前進せず。

  • やっと券売機前まで進んだのは並び始めてから15分後で、席が空いて呼ばれるまでに+10分を要した。<br />17:00以降はクレカや電子マネーが使用可能と書いてあったけど、この時間は現金のみ取り扱いで連続購入が出来ない券売機で購入する。<br />そして行列が短かったのに進みが遅いのは、壁面カウンター席と4テーブルしか席しかないコンパクトな店だから。

    やっと券売機前まで進んだのは並び始めてから15分後で、席が空いて呼ばれるまでに+10分を要した。
    17:00以降はクレカや電子マネーが使用可能と書いてあったけど、この時間は現金のみ取り扱いで連続購入が出来ない券売機で購入する。
    そして行列が短かったのに進みが遅いのは、壁面カウンター席と4テーブルしか席しかないコンパクトな店だから。

  • 【ちゃんぽん】950円<br />【老季炒豚飯】880円<br />【えび水餃(3個)】460円<br />オーナーおふくろの秘伝味と書いてあったえび水餃はシェアで、麺よりもごはんが好きな私は炒飯を、夫はベーシックなちゃんぽんを注文したけどハトシを食べていたからこの量で十分だった。<br />水餃だけ小皿に出てきたのでそのまま食べてみたところ、は何もつけなくてもハッキリした濃い目の味が付いていて海老の風味が美味しく、コクたっぷりな炒飯はシャキシャキした玉ねぎの食感が良くて、高菜が添えられている。<br />ちゃんぽんにはアサリ・蒲鉾・むきエビ・豚肉・すり身・もやし・キャベツ・ニラが入っており麺はコシがあって、2021年GWに東彼杵町の道の駅で食べたちゃんぽんを思い出すと、それよりも海鮮出汁が効いていてスープはスッキリしてるけど少し癖を感じた。

    【ちゃんぽん】950円
    【老季炒豚飯】880円
    【えび水餃(3個)】460円
    オーナーおふくろの秘伝味と書いてあったえび水餃はシェアで、麺よりもごはんが好きな私は炒飯を、夫はベーシックなちゃんぽんを注文したけどハトシを食べていたからこの量で十分だった。
    水餃だけ小皿に出てきたのでそのまま食べてみたところ、は何もつけなくてもハッキリした濃い目の味が付いていて海老の風味が美味しく、コクたっぷりな炒飯はシャキシャキした玉ねぎの食感が良くて、高菜が添えられている。
    ちゃんぽんにはアサリ・蒲鉾・むきエビ・豚肉・すり身・もやし・キャベツ・ニラが入っており麺はコシがあって、2021年GWに東彼杵町の道の駅で食べたちゃんぽんを思い出すと、それよりも海鮮出汁が効いていてスープはスッキリしてるけど少し癖を感じた。

  • 南門前の信号を渡って少し歩くと館内町入口部に建つ“唐人屋敷 象徴門(大門)”に辿り着く。<br />江戸時代は館内町を十善寺郷幕府御薬園と呼んでいて、出島と共に海外交流窓口の役割を果たした中国人住居地区になっており、唐人屋敷の範囲は現在の館内町のほぼ全域に及んだそう。<br />鎖国政策以前は行動制限が無かった中国人も、鎖国政策後は幕府により出入りを厳しく制限されてしまい、1689年に周囲を練塀や堀で囲まれた唐人屋敷が建設されたものの総面積は約9400坪で出島の約3倍もの広さがあり、敷地内には木造2階建ての長屋が約20棟立ち並んで、1度に2000人前後を収容できたと言われている。<br />日本人で唐人屋敷に出入りを許されていたのは遊女と托鉢僧だけと記録されているけど、長崎に3-4ヶ月間滞在していた唐人たちは唐寺や茶屋への外出はOKでかなり自由だったため、ポルトガル人とは対照的に長崎人と交流の機会は多かったと推測されている。<br />現在、道路を跨ぐようにに高さ8.7mもある中華門がどっしりと構えている様子は、街並みと何ともミスマッチだけど存在感抜群だった。

    南門前の信号を渡って少し歩くと館内町入口部に建つ“唐人屋敷 象徴門(大門)”に辿り着く。
    江戸時代は館内町を十善寺郷幕府御薬園と呼んでいて、出島と共に海外交流窓口の役割を果たした中国人住居地区になっており、唐人屋敷の範囲は現在の館内町のほぼ全域に及んだそう。
    鎖国政策以前は行動制限が無かった中国人も、鎖国政策後は幕府により出入りを厳しく制限されてしまい、1689年に周囲を練塀や堀で囲まれた唐人屋敷が建設されたものの総面積は約9400坪で出島の約3倍もの広さがあり、敷地内には木造2階建ての長屋が約20棟立ち並んで、1度に2000人前後を収容できたと言われている。
    日本人で唐人屋敷に出入りを許されていたのは遊女と托鉢僧だけと記録されているけど、長崎に3-4ヶ月間滞在していた唐人たちは唐寺や茶屋への外出はOKでかなり自由だったため、ポルトガル人とは対照的に長崎人と交流の機会は多かったと推測されている。
    現在、道路を跨ぐようにに高さ8.7mもある中華門がどっしりと構えている様子は、街並みと何ともミスマッチだけど存在感抜群だった。

    唐人屋敷 象徴門(大門) 名所・史跡

  • 唐人屋敷の入口から1番近いのが、土神の石殿を建立したいという唐船の船頭たちの願いが許され1691年9月に建立された“土神堂”。<br />その後1784年火事で焼失したものの復旧が行われ、幾度にも渡って華僑たちに改修・保存されてきたけど1950年に老朽解体されたため、石殿だけが残っていたのを1977年に長崎市が復元工事を行った。

    唐人屋敷の入口から1番近いのが、土神の石殿を建立したいという唐船の船頭たちの願いが許され1691年9月に建立された“土神堂”。
    その後1784年火事で焼失したものの復旧が行われ、幾度にも渡って華僑たちに改修・保存されてきたけど1950年に老朽解体されたため、石殿だけが残っていたのを1977年に長崎市が復元工事を行った。

    土神堂 名所・史跡

  • ここは唐人屋敷の中で1番最初につくられた御堂で、門を潜ると直ぐに石橋が架けられており、中華色が一気に濃くなった。<br />正面から写真を撮っていると向かって左側にいた夫が何度も呼び寄せるので行ってみたところ…<br />

    ここは唐人屋敷の中で1番最初につくられた御堂で、門を潜ると直ぐに石橋が架けられており、中華色が一気に濃くなった。
    正面から写真を撮っていると向かって左側にいた夫が何度も呼び寄せるので行ってみたところ…

  • まだ子猫サイズの可愛い三毛猫がちょこんと座っていた。<br />人間に興味があるようで手が届くところまで近づこうとするけど、ぴょーん!と跳ねて距離を取ったりして動き周り元気いっぱい。

    まだ子猫サイズの可愛い三毛猫がちょこんと座っていた。
    人間に興味があるようで手が届くところまで近づこうとするけど、ぴょーん!と跳ねて距離を取ったりして動き周り元気いっぱい。

  • ベンチ下にいた同じサイズのキジトラ猫は警戒心が強くて、時折2匹でじゃれ合うけど人間とは一定距離を保ちたいようで私たちを観察していた。<br />観光開始したばかりなのに、小さな三毛猫に足止めを食らって動く気が無くなった夫を置いたまま御堂に向かう。

    ベンチ下にいた同じサイズのキジトラ猫は警戒心が強くて、時折2匹でじゃれ合うけど人間とは一定距離を保ちたいようで私たちを観察していた。
    観光開始したばかりなのに、小さな三毛猫に足止めを食らって動く気が無くなった夫を置いたまま御堂に向かう。

  • 中国らしい左右の丸窓。

    中国らしい左右の丸窓。

  • 中には農業・商売の神様が祀られていた。

    中には農業・商売の神様が祀られていた。

  • 石橋を渡って戻ってくると夫はまだ三毛猫と遊んでいたけど、キジトラ猫はどこかへ隠れてしまったみたい。

    石橋を渡って戻ってくると夫はまだ三毛猫と遊んでいたけど、キジトラ猫はどこかへ隠れてしまったみたい。

  • 最後にもう1度正面からの写真を撮ろうとしたところ、スッと姿を現したキジトラ猫が見送ってくれた。

    最後にもう1度正面からの写真を撮ろうとしたところ、スッと姿を現したキジトラ猫が見送ってくれた。

  • 土神堂の右側の道を進んでいくと、階段道が続いていた。<br />この辺りは下町らしさが感じられる雰囲気が漂っているけど、正月2日目で人の気配がなく、観光客にも全然すれ違わないので異様に静か。

    土神堂の右側の道を進んでいくと、階段道が続いていた。
    この辺りは下町らしさが感じられる雰囲気が漂っているけど、正月2日目で人の気配がなく、観光客にも全然すれ違わないので異様に静か。

  • 階段道の両脇にある店舗のシャッターには、唐人屋敷跡らしい図柄のアートが施されている。

    階段道の両脇にある店舗のシャッターには、唐人屋敷跡らしい図柄のアートが施されている。

  • 龍と鳳凰の迫力ある図柄や、日本を目指し大海原を進む唐船の図柄もあった。

    龍と鳳凰の迫力ある図柄や、日本を目指し大海原を進む唐船の図柄もあった。

  • 階段を上がり切った突き当りに突然現れるのは、航海安全の女神:媽祖神を祀る“天后堂”。<br />

    階段を上がり切った突き当りに突然現れるのは、航海安全の女神:媽祖神を祀る“天后堂”。

    天后堂 名所・史跡

  • 門柱は石造りだけど、両端をクニャっと曲げられた不思議なデザインの門。<br />敷地内は緑が多いけど雑多な印象だった。

    門柱は石造りだけど、両端をクニャっと曲げられた不思議なデザインの門。
    敷地内は緑が多いけど雑多な印象だった。

  • この観音堂は1736年に南京地方の人々が航海安全を祈願し、天后聖母を祀ったのが起源と言われていて1790年に重修され、1906年に全国の華僑の寄付で建てられた。<br /><br />

    この観音堂は1736年に南京地方の人々が航海安全を祈願し、天后聖母を祀ったのが起源と言われていて1790年に重修され、1906年に全国の華僑の寄付で建てられた。

  • 先程の土神堂よりも広い堂内。<br />かつて唐人たちは唐船で季節風に乗って海を越え日本に辿り着いたので、航海の安全を祈って媽祖像を船内に祀り、日本に到着するとこの天后堂へ運んでいた。<br />その様子は媽祖行列として、現在のランタンフェスティバルでも再現されている。

    先程の土神堂よりも広い堂内。
    かつて唐人たちは唐船で季節風に乗って海を越え日本に辿り着いたので、航海の安全を祈って媽祖像を船内に祀り、日本に到着するとこの天后堂へ運んでいた。
    その様子は媽祖行列として、現在のランタンフェスティバルでも再現されている。

  • 天后堂は三国志の関羽=関帝も併祀しているので、別名:関帝堂とも呼ばれる。

    天后堂は三国志の関羽=関帝も併祀しているので、別名:関帝堂とも呼ばれる。

  • 天后堂前の道を進んでいくと、ゆるい坂の突き当りに赤レンガの建物が見えてきた。

    天后堂前の道を進んでいくと、ゆるい坂の突き当りに赤レンガの建物が見えてきた。

  • “観音堂”の特徴的なアーチ型石門は、唐人屋敷があった頃のものと言われている。

    “観音堂”の特徴的なアーチ型石門は、唐人屋敷があった頃のものと言われている。

    観音堂 名所・史跡

  • 石門の上には燕尾服の毛皮を着たハチワレ猫が寛いでいた。<br />唐人屋敷跡エリアは車が入れない細い路地が多いため猫が多い地域としても有名らしく、すばしっこくて写真には撮れなかったけどシッポが曲がった尾曲がり猫も何度か見かけた。<br />ちなみにこの猫はシッポは曲がっていないけど極太で、ちょん切ったように短い。<br />

    石門の上には燕尾服の毛皮を着たハチワレ猫が寛いでいた。
    唐人屋敷跡エリアは車が入れない細い路地が多いため猫が多い地域としても有名らしく、すばしっこくて写真には撮れなかったけどシッポが曲がった尾曲がり猫も何度か見かけた。
    ちなみにこの猫はシッポは曲がっていないけど極太で、ちょん切ったように短い。

  • 向かい合う2匹目のハチワレ猫。<br />ここは大人の猫ばかりで人間興味は無いけど、猫同士追いかけ合って楽しそうに走り回っていた。

    向かい合う2匹目のハチワレ猫。
    ここは大人の猫ばかりで人間興味は無いけど、猫同士追いかけ合って楽しそうに走り回っていた。

  • 太陽光が強すぎてエグい逆光に泣かされる。<br />観音堂前は荒れ気味だけど芝になっており、カラーコーンで仕切られたその隣は保育園の敷地になっていた。<br /><br />

    太陽光が強すぎてエグい逆光に泣かされる。
    観音堂前は荒れ気味だけど芝になっており、カラーコーンで仕切られたその隣は保育園の敷地になっていた。

  • 堂内からひっそり出ようとして私に見つかったキジトラ猫。

    堂内からひっそり出ようとして私に見つかったキジトラ猫。

  • 1737年に建立されたと思われる天后堂は、1784年に焼失したものの1787年に再建され、その後何度かの改修の後に1917年に長崎在住の中国商人により改築された。<br />

    1737年に建立されたと思われる天后堂は、1784年に焼失したものの1787年に再建され、その後何度かの改修の後に1917年に長崎在住の中国商人により改築された。

  • 向かって右に観世音菩薩・左に関帝が安置されていて、基壇には材同士の互いの合端をなじませて材同士の隙間を無くし、並べたあとの見栄えや雨漏りを防ぐ効果も期待できる合端合せの技法が見られることから、沖縄的な要素もうかがえる。<br /><br />

    向かって右に観世音菩薩・左に関帝が安置されていて、基壇には材同士の互いの合端をなじませて材同士の隙間を無くし、並べたあとの見栄えや雨漏りを防ぐ効果も期待できる合端合せの技法が見られることから、沖縄的な要素もうかがえる。

  • 長崎新地中華街は大混雑だったのに、今まで見学した3堂で1度も他の観光客に遭遇しないことに驚きつつ、次の案内が観音堂から続く住宅街方向を示していたので歩いて行く。

    長崎新地中華街は大混雑だったのに、今まで見学した3堂で1度も他の観光客に遭遇しないことに驚きつつ、次の案内が観音堂から続く住宅街方向を示していたので歩いて行く。

  • 辿り着いたけどレンガ壁しかなく、裏側に出てしまった様子。<br />

    辿り着いたけどレンガ壁しかなく、裏側に出てしまった様子。

  • 駐車場からみても扉が閉ざされていて入れそうにないので、GoogleMapで確認して坂道をどんどん下がっていくと…

    駐車場からみても扉が閉ざされていて入れそうにないので、GoogleMapで確認して坂道をどんどん下がっていくと…

  • なんと車道を挟んで、土神堂の斜め向かいに出た。<br />そして電柱に大々的にこんなにも沢山の“福建會館”という看板が出ていて脱力。

    なんと車道を挟んで、土神堂の斜め向かいに出た。
    そして電柱に大々的にこんなにも沢山の“福建會館”という看板が出ていて脱力。

  • 階段の上に建つ正門は三間三戸の薬医門形式で、中国風の要素も若干含んでいるけど組物の形式・軒反りの様子、絵様(梁や木鼻などに施される彫りの浅い彫刻)の細部など主要部は和様の造りとなっており、和中の併存の様式からも日中交流の歴史が凝縮されているのを感じた。

    階段の上に建つ正門は三間三戸の薬医門形式で、中国風の要素も若干含んでいるけど組物の形式・軒反りの様子、絵様(梁や木鼻などに施される彫りの浅い彫刻)の細部など主要部は和様の造りとなっており、和中の併存の様式からも日中交流の歴史が凝縮されているのを感じた。

    福建会館 名所・史跡

  • 1868年に福建省泉州出身者により八門会所が創設され、その後1897年に建物を全面的に改築した際に福建会館と改称されたそうで、華麗な木彫りのある珍しい小屋組が特徴。<br />会館本館の建物は原爆により倒壊したため、正門とこの天后堂のみが現存しているけど立派。<br />

    1868年に福建省泉州出身者により八門会所が創設され、その後1897年に建物を全面的に改築した際に福建会館と改称されたそうで、華麗な木彫りのある珍しい小屋組が特徴。
    会館本館の建物は原爆により倒壊したため、正門とこの天后堂のみが現存しているけど立派。

  • 敷地左側には中国革命の父と呼ばれる孫文の銅像が立っていて、孫文は1897年に訪れて以来9回も長崎の地を踏んでいる。<br />

    敷地左側には中国革命の父と呼ばれる孫文の銅像が立っていて、孫文は1897年に訪れて以来9回も長崎の地を踏んでいる。

  • 4堂の中でも1番大きな建物なだけあり堂内も1番広く、合間も熱い信仰を集めているのか手入れが行き届いていた。

    4堂の中でも1番大きな建物なだけあり堂内も1番広く、合間も熱い信仰を集めているのか手入れが行き届いていた。

  • 下から見上げたときは気付かなかったけど、正門の屋根中央に壷が乗っている!

    下から見上げたときは気付かなかったけど、正門の屋根中央に壷が乗っている!

  • 長崎新地中華街まで戻って、そこから散策がてら浜町アーケードを通過。

    長崎新地中華街まで戻って、そこから散策がてら浜町アーケードを通過。

    長崎新地中華街 名所・史跡

  • 元旦は休みだったのけど2日から営業している“浜屋百貨店”のデパ地下で夜ごはんの買い物を済ませることに。<br />

    元旦は休みだったのけど2日から営業している“浜屋百貨店”のデパ地下で夜ごはんの買い物を済ませることに。

    浜屋百貨店 百貨店・デパート

  • 一旦HOTELに戻って荷物を置き、市電:大波止から2駅先の長崎駅前に移動したのが17:00。<br />

    一旦HOTELに戻って荷物を置き、市電:大波止から2駅先の長崎駅前に移動したのが17:00。

    長崎駅 (長崎県)

  • 長崎駅直結“長崎街道かもめ市場”内の突き当りにある“かもめ横丁”にやってきた。

    長崎駅直結“長崎街道かもめ市場”内の突き当りにある“かもめ横丁”にやってきた。

    長崎街道かもめ市場 お土産屋・直売所・特産品

  • かもめ横丁内には幾つか店が入っているけど正月ムードで大混雑していて店選びに迷っていたところ、中でも1番活気がある“立ち呑み たたんばぁ”にちょうど2人分のスペースが空いたので、夫が早速場所を確保。<br />かもめ横丁中央付近にあるので壁は無く、店を囲うようにカウンターが配置されておりネーミングにも入っているように立ち飲み席だけで、支払いは現金のみで料理が到着したら自分のカウンター前に置かれた割れている茶碗にその場で入れる。<br />【ワイン(白)】300円<br />【よこやま 純米吟醸無濾過生原酒】800円<br />【焼売(3個)】100円<br />【チャンジャ】100円<br />ワイン・日本酒・チャンジャは即出てきたけど、焼売だけがいつまで経っても出てこないため、つまみが無いと飲めない私は待ってみたけど10分過ぎても気配がないので、スタッフの1人に声を掛けたら「すぐに出します」と店長らしき男性に伝えてくれた。<br />周りはどんどん提供されていくのに、そこから5分以上過ぎても私の焼売が出てこないのでもう1度お願いしたら2分も経たずに提供されたけど、混んでるとはいえ立ち飲みで1品に20分弱待たされるのは割に合わないので結局1杯ずつで店を後に。

    かもめ横丁内には幾つか店が入っているけど正月ムードで大混雑していて店選びに迷っていたところ、中でも1番活気がある“立ち呑み たたんばぁ”にちょうど2人分のスペースが空いたので、夫が早速場所を確保。
    かもめ横丁中央付近にあるので壁は無く、店を囲うようにカウンターが配置されておりネーミングにも入っているように立ち飲み席だけで、支払いは現金のみで料理が到着したら自分のカウンター前に置かれた割れている茶碗にその場で入れる。
    【ワイン(白)】300円
    【よこやま 純米吟醸無濾過生原酒】800円
    【焼売(3個)】100円
    【チャンジャ】100円
    ワイン・日本酒・チャンジャは即出てきたけど、焼売だけがいつまで経っても出てこないため、つまみが無いと飲めない私は待ってみたけど10分過ぎても気配がないので、スタッフの1人に声を掛けたら「すぐに出します」と店長らしき男性に伝えてくれた。
    周りはどんどん提供されていくのに、そこから5分以上過ぎても私の焼売が出てこないのでもう1度お願いしたら2分も経たずに提供されたけど、混んでるとはいえ立ち飲みで1品に20分弱待たされるのは割に合わないので結局1杯ずつで店を後に。

    立ち呑み たたんばぁ グルメ・レストラン

  • ドリンクMenu。<br />Menuにないような、夫が飲んだ壱岐島の日本酒など選んでくれるけど、説明は丁寧なのに値段が不明(後で瓶の首に掛けてある札の色で価格が分かることを知ったけど、金額は教えてもらえないまま注がれたので後味悪い)なので、口コミを見ると接客意見が分かれていることにも納得した。

    ドリンクMenu。
    Menuにないような、夫が飲んだ壱岐島の日本酒など選んでくれるけど、説明は丁寧なのに値段が不明(後で瓶の首に掛けてある札の色で価格が分かることを知ったけど、金額は教えてもらえないまま注がれたので後味悪い)なので、口コミを見ると接客意見が分かれていることにも納得した。

  • つまみも激安だけど値段相応の少なさなので、アルコールメインでちょっとだけつまみたい人向け。<br />もう少し飲むつもりだったけど気分が乗らないため、かもめ市場内で土産を幾つか購入して、再びHOTELのある大波止へ市電で戻ったのが18:00過ぎ。<br />明日は長崎で丸1日過ごせる最後の日なので、ずっと行きたかったペンギン飼育種類数が世界1の“長崎ペンギン水族館”へ出掛ける予定。<br />続きは09へ。

    つまみも激安だけど値段相応の少なさなので、アルコールメインでちょっとだけつまみたい人向け。
    もう少し飲むつもりだったけど気分が乗らないため、かもめ市場内で土産を幾つか購入して、再びHOTELのある大波止へ市電で戻ったのが18:00過ぎ。
    明日は長崎で丸1日過ごせる最後の日なので、ずっと行きたかったペンギン飼育種類数が世界1の“長崎ペンギン水族館”へ出掛ける予定。
    続きは09へ。

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