ひたすら観光！インドネシア（４）初めてのジャワ島 世界遺産・ボロブドゥール遺跡編

2024/01/14 - 2024/01/14

インドネシアの３つの世界遺産を訪れるツアーに参加しました。リゾートモードはゼロ、ひたすら観光した４泊６日の旅行です。

この旅行記は、３日目にバリ島からジャワ島へ移動し、世界遺産・ボロブドゥール遺跡などを訪れた様子です。

＜旅程＞
1/12 10:10 KIX SQ619 16:05 SIN
17:45 SIN SQ946 20:40 DPS　（ジンバラン泊）
1/13 バリ島観光
　　　＊ティルタエンプル寺院　　　　（ジンバラン泊）
1/14 12:10 DPS GA253 12:45 YIA
ジャワ島観光
＊ボロブドゥール遺跡　　　　　（ジョグジャカルタ泊）
1/15 ジャワ島観光
　　　＊プランバナン寺院群　　　　　（ジョグジャカルタ泊）
1/16 9:50 YIA JT560 12:15 DPS
　　　バリ島でランチ
　　　20:15 DPS SQ945 22:55 SIN　（機中泊）
1/17 1:30 SQ618 8:35 KIX

エリア ボロブドゥール遺跡周辺(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空

この旅行記は、『ひたすら観光！インドネシア（３）ちょっと寂しいケチャ・ダンス ＆ ジンバランお散歩編』からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11889919

バリ島からジャワ島に移動しました。デンパサール発が１２時１０分、ジョグジャカルタ着が１２時４５分、３５分間の短いフライトです・・・！？

というわけではなく、インドネシアには３つのタイムゾーンがあり、ジャワ島は西部時間で日本より２時間遅れ、バリ島は中部時間で日本より１時間遅れなのです。あまり行く機会がなさそうなエリアの東部時間は、日本との時差がありません。

ジャワ島の現地ガイドさんと合流してバスに乗り込みます。

ジョグジャカルタ国際空港 (YIA) 空港

緑が多いジャワ島、バリ島とは違う雰囲気ですね。

あ、大統領選挙に絡んだ政党の旗が沢山立ってます。赤に闘牛のマーク、闘争民主党の旗です。この旗を一番多く見たような気がします。

椰子の木がみっしり。

このやたら立派な馬車の銅像は何かしら？

ピンボケ写真だけど、まさかの手作業に驚いたので載せます。

ベトナムのノンラーのような笠をかぶってますね。

のどかな田園風景でした。

ジャワ島は鉄道網が整備されています。

この何もない風景が良き♪

空港から１時間ちょっと走り、ボロブドゥール遺跡近くのレストランに到着。

２階へ・・・屋根が大きなテントのようです。屋外と同じなので暑い・・・インドネシアで冷房が効いたところはホテル以外なかったような気がする。。。

大皿料理が何品か出てきてシェアしました。お味は美味しいけど、ツアーだと好きな料理を食べられないのが残念ポイント。フルーツはいつもスイカとメロンなんだけど、そんなに甘くなく。マンゴー食べたかったなぁ・・・。

ムンドゥッ寺院
ボロブドゥール遺跡から東に約3ｋｍ離れたところにある、大乗仏教の祠堂。シャイレンドラ朝（８世紀半ば～９世紀前半）の時代に建立されました。

ムンドゥッ寺院 寺院・教会

シャイレンドラはサンスクリット語で「山の王」という意味だそうです。

内部には高さ３ｍの釈迦牟尼仏を中心に、三体の石仏が安置されています。

天井が高い！

右に金剛手菩薩、左に観世音菩薩。

外壁のレリーフも素晴らしいです。鬼子母神かな？

なんだか楽しそう♪

きれいな芝生、整備された敷地です。

バリ島とはまた異なる、ヒンドゥー・ジャワ美術です。

ところどころ薄れてしまっているけど、壮大な装飾レリーフですね。

モノグラムみたいでかわいい(*^_^*)

大きなガジュマルの木がありました。

オーストラリアでは「カーテン・フィグ・ツリー」と言ってたような気がするけど、同じ木なのかな。

パワーがありそうな大木でした。

一周して外観を眺めます。

バリ島ではヒンドゥー教の信者が９割ほどですが、ジャワ島はイスラム教徒が多いです。インドネシア国民の９割近くがイスラム教徒と言われているけど、シャリーアをがっつり遵守する中東のイスラムとはまた違った、ちょっとゆるめのムスリムって感じがしますね。

こういうところの見物が終わると、必ず帰り道にお土産物屋が並んでいるんだけど、いつも素通りなのが残念。ガラクタみたいな中からちょっとした物を見つけるのが楽しいのに。バリのティルタエンプル寺院でマグネットを買っていたら、あっと言う間に置いて行かれて焦って追いかけたしね(^0^;)

そして、ついにやってきましたボロブドゥールに！

外国人の入場料は455,000ルピア（約4,400円）！草履と靴を入れる袋代込み( *´艸｀)　草履のデザインは何種類かあったような。たぶん現地人は5万ルピアぐらいだと思う。日本も富士山とか、在住者以外からもっと徴収すれば良いのに。

おおっ、世界遺産・ボロブドゥール遺跡のお姿が見えました！

ボロブドゥール史跡公園 広場・公園

何気に遠いです(´・ω・｀)

世界最大級の仏教遺跡、「ボロブドゥール寺院遺跡群」として世界遺産に登録されています。これは文句なく世界遺産でしょ！(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン

世界遺産は、ボロブドゥール遺跡、先ほど見学したムンドゥッ寺院、そしてパウォン寺院の３つで構成されていて、どれも同じような時期に建造され、位置的には一直線に並んでいます。

夕方に来たからまだ暑さがマシだけど、炎天下だとヤバいと思うので、日中の見学は避けた方が良さそうです。階段がいっぱいあるし、しんどいかと。

階段の途中から振り返ったところ。自然の小さな丘に盛り土をして建造されているので、眺め良し♪

膨大な数の安山岩ブロックが積み上げられています。

では見学スタート。

半数以上の仏像の頭が盗難や地震で失われています。東側は阿閦如来がブミスパルシャ・ムードゥラ（悪魔を払う印相）を結んでいます。

回廊にはレリーフがぎっしりと彫られています。

第一回廊から第四回廊までありますよ。

ガイドさんの説明はあんまり聞いてなかったけど、釈迦の一生などが描かれていました。

上段・下段、あらゆる壁にびっしりとレリーフがあって感心します。

あ、あの仏様はお顔がご無事で！

印相がはっきり見えないけど、たぶんこれは南側。ヴァラ・ムードゥラ（願いをかなえてくれる印相）を結ぶ宝生如来です。

職人さんの数もものすごかったに違いない。

犬？猿？？

方形の下部構造（回廊の部分）の上は円形の構造になっていて、全体的には内部に入れない（内部空間がない）ピラミッドのような構造になっています。ドローンで撮らないと全体像はわかりにくいですね。

おもしろい顔を発見。

アップで。

これはたぶん象を撮ったような気がする。

これは、「出産のためルンビニ園に向かう摩耶夫人（お釈迦様のお母さん）」の場面。

回廊を時計回りに進んでいます。

これまたユニークな・・・(@_@)

*:.。.:* ゜( n´∀｀)n゜*:.。.:*

西向きに並んでいるのはディヤナ・ムードゥラ（瞑想中であることを表す印相）を結ぶ阿弥陀如来です。

上層の円壇にたどりつきました！大ストゥーパの周囲を小ストゥーパが取り囲んでいます。

この格子状のベルのような形をした小ストゥーパが、ボロブドゥールって感じだわ。

各ストゥーパの中には仏座像が安置されているんだけど、中をのぞいたらお顔がないものが多くて。フタを開けて盗っていったのかしら・・・？

直径16mを超える巨大な最上部のストゥーパは、仏教世界の中心である須弥山を象徴しているそうな。内部に何も入ってないんだって。

外側を眺めるとこんな感じ。三方を3,000ｍ級の火山に囲まれています。

見学用に格子のカバー（なんて言うのかわからん）を取り除いて仏像を見せてくれているところがありました♪

ボロブドゥール寺院遺跡群 史跡・遺跡

円壇のストゥーパにいらっしゃるのはすべて釈迦如来だそうで、ダルマチャクラ・ムードゥラを結び、全方向に向いて真理を説く様子を表しています。

写真はがんばって人のいないタイミングで撮りましたが、それなりに見物客がいましたよ。

大乗仏教の世界観を表す巨大な曼荼羅のようなボロブドゥール、なんだかとっても気に入ってしまいました。来れてよかった。

レリーフでストーリーを説明している下層部より、この上層部が好きだな。

ジャワ島のガイドさんは写真撮影が上手でした。（バリ島のガイドさんは・・・笑）

名残惜しいですが、そろそろ下ります。

けっこう急なので気を付けて下りましょう。おそろいのTシャツを着た学生の集団は上がってこず、下からの見物だけだったみたいです。

おもしろい顔の君、バイバイ('ω')ノ

最後は北側から出たと思うんだけど、この写真では手をかざす印相が確認できず。ついでに、方壇の最上部は全方向で毘蘆遮那如来が配されていて、ヴィタルカ・ムードゥラ（仏陀が説法をしている時の印相）を結んでいます。

・・・てなことを、行く前に勉強しておけば（そして話をちゃんと聞いていれば）もっと詳しく見たんだけど、旅行記書きながら「へぇ～」っと思っているようではダメですね( *´艸｀)

いやぁ～、良かったわ。

最後に振り返って。イギリス占領下の1814年に発掘されるまで、約千年もの間、火山灰と密林の中に埋もれていた・・・ってのが想像できる風景だね。

あのおそろいのTシャツを着た子たちのガールズグループが遠慮がちに一緒に写真を撮ってほしいと声をかけてきました。ジャカルタから来た、とか言ってたかな。とってもキュートなムスリムガールズでした*:.。.:* ゜( n´∀｀)n゜*:.。.:*

＊SNSへの掲載OK、というかむしろ載せてくれと言われた。

珍しいお花をパチリ。

ボロブドゥールの猫さん発見！(=^・^=)

ストゥーパの小さな置物を持ってどこまでも追いかけてくる少年を振り切って帰りました。中にちゃんと仏陀が入っていて５００円ぐらいだったので、昔なら買ってたかもしれないけど、家の中が世界の置物だらけなので、もう買うのをやめました。

ここが現地人用の入り口だったのかな？

ヒジャブの上から帽子をかぶっている子がいますね(((ｕдｕ*)ｩﾝｩﾝ

翌日の行程に入っていたバティックのお店に寄ってホテルへ。バティックはベッドカバーにできるサイズがあれば欲しかったんだけど、テーブルクロスぐらいのサイズまでしかなくて・・・。

ジョグジャカルタで泊まったホテルと世界遺産・プランバナン遺跡を訪れた様子は次の旅行記で('ω')ノ

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2024/04/03 20:15:31

  ３つのタイムゾーン

  こんばんは、pacorinさん
  
  インドネシアに３つのタイムゾーンがあるってこと、知りませんでした。
  確かに、広大な敷地の国ですものね～
  でも、3つにも分かれているんだ～。
  
  ボロブドゥールは、いつか絶対に行きたい場所。
  やっぱり、この迫力はすごいですね。
  夕方でもまだまだ暑さが残っているって、
  おっしゃるように、昼間の観光はしんどそうだ。
  ツアーだと食べたいものが食べられない、、、
  あ～、そうだよなぁ～って、再認識。
  ボロブドゥール遺跡の近くに泊まって、
  遺跡巡りだけをツアーで行くのが良いのかな～、
  あ、マジで行きたくなってきた！！続きも楽しみにしています。
  
  
  　　たらよろ

  pacorinさん からの返信 2024/04/03 23:02:38

  Re: ３つのタイムゾーン

  たらよろさん、こんばんはー
  
  インドネシアのタイムゾーン、意外ですよね。わたしも今まで「バリ島」、「ビンタン島」とピンポイントでしか訪れたことがなく、ひとつの旅行で島間を移動したことがなかったので、知りませんでした。地図を見ると確かに横にひろがってはいるけど。
  
  ボロブドゥールはとても良かったので、ぜひ素敵ホテルに泊まって現地ツアーか車チャーターで行かれてください。わたしは夕方に訪れましたが、写真で見ると、朝靄の中のボロブドールも幻想的な雰囲気で良いなと思いましたよ♪
  
  pacorin