2024年 早春　久し振りのロンドン ⑨今日は ”帝国戦争博物館”へ

2024/01/30 - 2024/02/07

街歩き5日目です。
今日は、まず”帝国戦争博物館”へ向かいます。
こちらは第一次世界大戦の記録を残す博物館として設置され、その後の第二次世界大戦や現代に至るまでの戦争の歴史が見られます。

観覧してみると、どちらかというと淡々とした展示で、敵も味方も無く当時の兵器や関連する情報や事情を伝えてくれているように感じました。

写真は、博物館の建物と前庭に展示されている大砲。

エリア ロンドン(イギリス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

今朝の私は少なめの朝食。でもフルーツはタップリでした。

ホテル最寄り駅からサークルラインでエンバンクメントへ行き、ベーカールーラインに乗り換えて、二つ目のランベスノースで下車します。

駅からは、徒歩約400ｍほどで博物館に到着です。
乗り換えなどがスムーズだったので、開館時間にはまだ少し間があります。

建物前に展示されている大砲が大迫力です。このサイズは戦艦の主砲ですね。
あとで調べたら、イギリス海軍の”戦艦ラミリーズ”に装備されていた38.1cm主砲でした。

この博物館は人気があるらしく、開館直前には入館を待つ人の列が出来ていました。
入館時には荷物チェックがありますが無事通過。
入り口横に無料(返金式)のロッカーがありますので、手荷物を置いて観覧出来ます。
もちろんロッカーを使いました。

入場すると、そこが大きな吹き抜けのホールで、航空機が吊られています。
いきなり、「スピットファイア」と「桜花」が重なるように視界に入ります。

ドイツ軍がロンドン攻撃に使用した「V2ロケット」(今風に言えば弾道ミサイル？)もあります。

日本軍が使用した戦闘機「ゼロ戦」(三菱零式艦上戦闘機)の残骸。
紙の様に薄い外皮に驚きました。(私が以前見た「ゼロ戦」は復元されたきれいな状態のものだったからです)
物資の無い日本が、これで防弾装備と大馬力のエンジンを搭載した敵機と戦っていたなんて、精神論で大切な命を費やした戦争だったのだと、ここで改めて思うのでした。

説明には、「終戦から50年後、アメリカの考古学者が太平洋のタロア島の密林で、この錆びた日本の戦闘機の残骸を発見した。」とあります。

この「桜花」は、太平洋戦争末期に開発された日本軍の特攻兵器で、実戦にも投入されました。

「スピットファイア」はイギリスの戦闘機で、第二次世界大戦で使用された名機の一つです。

「スピットファイア」は、液冷式のエンジンを搭載したスマートな機体が特徴です。
日本にも「飛燕」という液冷機がありましたね。

ソビエト(当時)の「T34/85中型戦車」。85は85ｍｍ砲装備を指します。

当時の動画が残っているものは、ディスプレイでも見ることが出来ます。

イギリスの「ランカスター四発戦略爆撃機」、ドイツに対する反撃で活躍しました。
(展示は、胴体前半部を切り取ったものです)

ドイツの「BMW R75 側車付きバイク」。軍専用モデル。
インディジョーンズに出て来るような？

イギリス空軍の「ソッピース・キャメル」”複葉式戦闘機”。

さりげなく置かれた、広島に投下された原子爆弾「リトルボーイ」の予備ケース。
これを見た人がどのような気持になるのか？なんて考えてしまうのは、私が日本人だから？

イギリスで開発された世界初の実用垂直離着陸機ホーカー・シドレー ハリアーから発展した「ハリアーⅡ」。

1.5時間ほど掛かって観覧を終えましたが、最後にに入り口近くのショップに寄って買い物です。「スピットファイア」が描かれた、マグとショッピングバッグです。

退出後にもう一度大砲に近付いてみますが、黄色の物が砲弾で人と同じ位の大きさでした。こんな大きい物が何千メートルも飛ぶんですね。

門を出る手前にCAFEがありましたので、ここでひと休みします。
ラテの普通サイズが、3.3ポンド(約660円)でした。
さらに、支払いはカードオンリーでした。

ひとまずランベスノース駅に戻ります。