鹿児島市内観光②（城山・西南戦争遺構・石橋記念公園）

2023/11/24 - 2023/11/24

2023年11月。７年ぶり？に鹿児島観光を企画しました。

鹿児島は大体指宿に行くのですが、今回はその前にさらに久しぶりになる（というより真面目に観光したことがない）桜島と、こちらも観光していそうでしていない鹿児島市内を加えています。

この旅行記は、鹿児島市内を見渡せる城山とその周辺（西南戦争遺構を含む）、海沿いの石橋記念公園を中心に観光した時の旅行記です。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

中央公園の近くに、西郷隆盛の銅像が建っています。

後ろは西南戦争最後の激戦地・城山です。

西郷隆盛銅像 名所・史跡

中央公園の南西角が照国神社前の交差点。
この交差点が、国道３号・１０号・２２５号（２２６号も）という４本の国道の終点になっています。

それを示す碑がありました。

ちなみに、沖縄本島で有名な国道５８号線の起点は、西郷隆盛の銅像前。

海上航路も国道になっていて、国道としてはつながっているのです。

公園脇に、明治維新の頃の歴史をつづる「時標」もありました。

時標6 「伊地知、吉井、政変について語る」 名所・史跡

鹿児島県中央公民館。

昭和天皇のご成婚の記念事業として起工し、建てられたものです。
西郷隆盛終焉の地の碑も建っていました。

鹿児島市中央公民館 名所・史跡

公民館のあたりから少し引いて、城山と西郷銅像。

バスで、その城山公園に行きました。
カゴシマシティビューが行ってくれます。

市営バスはそのシティビューぐらいしか城山に行かないので（仙巌園あたりも似た感じ）、シティビューは結構混みあいます。

逆に言えば、人口６０万の大都市、鹿児島にして、公共交通機関としてのバスはそのぐらいでしか維持できないという事態です。

日本はどこ行ってもそんな感じですが、世界の国をいくつか巡ると解ります。
これ、おかしいからね。根本的におかしい。

城山公園 公園・植物園

城山からの景色は、もはや説明不要です。

桜島が逆光にならない時間帯を選んでいく方がいいですね。
わざわざお昼ぐらいに行ったのは、そういう理由です。

歩いて城山を降りてみました。

途中の西郷洞窟。
西南戦争で、ここに籠って指揮を執ったそうです。

西郷洞窟 名所・史跡

鹿児島本線が城山の下を貫いているトンネル。
（スゲー田舎に見えますが、鹿児島駅と鹿児島中央駅の間です）

トンネルの上に、西郷隆盛が愛した「天敬愛人」の文字が書かれています。

薩摩義士碑。

道路から少し上がったところにあります。
徳川幕府より課せられた尾張藩内での宝暦治水で命をかけ犠牲となった薩摩藩士を弔う史跡です。

薩摩義士碑 名所・史跡

城山から下ったところが鶴丸城跡。

歴史・美術センターが建っていたり、広いスペースになっています。

鶴丸城跡 名所・史跡

NHKのドラマにも取り上げられた、天璋院篤姫の像です。

天璋院篤姫像 名所・史跡

鹿児島県歴史 美術センター黎明館。
見学してみます。

鹿児島県歴史 美術センター黎明館 美術館・博物館

桜島が陸続きになった1915年の大噴火（鹿児島側からの景色でしょうか）を描いたものですね。

Googleレンズさんは1943年と言い張りますが・・

いちき串木野市で行われる、市来の七夕踊で使われる動物の張り子。

鹿児島と言えば隆盛さん。

残念ながら、弟さんをはじめ権力を握りたい人は、この思想と違うようですね。
明治維新の負の遺産、いまだに日本に残っているように感じます。

昔の天文館通りの風景画。

西南戦争の銃弾の跡。
国立病院機構 鹿児島医療センターの石垣（昔の私学校の跡地）に残っています。

権力のためなら平気で内戦するのは、日本人の国民性かなぁ。
これも今に引き継がれているような。

西南戦争の銃弾跡 名所・史跡

その銃弾跡のすぐ近く。
かごしま県民交流センター。

かごしま県民交流センター 名所・史跡

県政記念館。

自分には高級フレンチレストランに見えました。（実際入ってる）

県政記念館 （旧鹿児島県庁舎本館） 名所・史跡

そのフレンチレストランではなく・・・

カフェ・マノンさんでランチにしました。

マノン 県民交流センター店 グルメ・レストラン

パンケーキです。
良かった！

お店もゴミゴミしてないので、ゆっくりできました。

鹿児島県の第６代知事・加納久宜知事の頌徳碑。

柳川の立花家の末裔らしいです。
人格者・教育知事として知られていたとのこと。

バスで石橋記念公園に移動しました。

1993年8月の集中豪雨で甲突川に架かる五つの石橋のうち、流失を免れた西田橋など3つの橋を移設し、後世に遺すために整備されました。

石橋記念公園 公園・植物園

石橋記念館。

アーチ石橋の歴史や、使われている技術などを展示しています。

石橋記念館 美術館・博物館

アーチ石橋の構造と模型です。

西田橋。
実際に渡ることもできます。

西田橋の上からの桜島の眺望です。（見える橋は国道１０号）

橋を渡って左手、八坂神社です。

島津家時代からの神社だそうですが、神社本庁管轄のようでしたので、お賽銭は無しで見るだけ。

八坂神社 寺・神社・教会

八坂神社のエリアは、祇園之洲公園になっています。
石橋記念公園とはつながってるようなもんです。

祇園之洲公園 公園・植物園

岩永三五郎之像。

甲突川に五石橋（新上橋・西田橋・高麗橋・武之橋・玉江橋）を架けた方なので、ここに像があるのは凄く納得！

岩永三五郎之像 名所・史跡

公園内の高麗橋の再現建築です。

西南の役官軍戦没者慰霊之塔。

明治政府側の犠牲者の慰霊塔なんですね。
個人的には・・権力と支配欲に溺れた人たちより、西郷隆盛さんの方を慰霊してあげたい。

西南の役官軍戦没者慰霊之塔 名所・史跡

公演のさらに北側は東福寺城跡です。

玉江橋です。
５本の橋の中で一番上流にあった橋です。

角度を変えてもう１枚玉江橋。

玉江橋 名所・史跡

街中に戻って、デパートの山形屋さん。

創業は1751年？1772年？と言われてます。
西洋猿真似建築、もとい、ルネッサンス式鉄骨鉄筋コンクリート造りになったのは１９１６年のことだそう。（最終的には昔の姿を基に1998年に統一されている）

山形屋 百貨店・デパート

丹下梅子生誕地の碑。

日本で２人目の女性農学博士です。

鹿児島ブランドショップ。
山形屋から少し桜島のターミナルの方に行った場所です。

品ぞろえは正直、わざわざ立ち寄るほどでも・・・

鹿児島ブランドショップ (鹿児島店) お土産屋・直売所・特産品

南日本銀行本店。
１９３７年建造の西洋猿真似建築です。

いづろ通電停近くの石灯篭。
こういうものの方が、和のテイストで好きですね。

外から見て、めちゃくちゃ気になったのが、このモスバーガー・マルヤガーデンズ前店です。

なんと、オオタニサンのユニフォームやグッズを多数展示していました。

鹿児島でモスバーガーを経営している役員の方が、オークションでガチで落札したのだとか・・・

１７００万円で落札した逸品もあるそうです。

値段も書いてあるし、これかな？

一応、ユニフォーム見たついでにおやつも食べました。
大谷博物館の入場料みたいなもんすね。

歩いていたら、金運ダルマに会いました。
そこまで金運は上がらなかったです。

その天文館のアーケード。

天文館って感じですね（意味不明）

天文館跡の碑。

１７７９年に、薩摩藩が天文の研究のため「明時館」を建て、藩内の暦をすべてここから伝えたのが始まりと言われてます。

天文館跡の碑 名所・史跡

天文館の少し北側にある。ザビエル公園に立ち寄りました。

ザビエル滞鹿記念碑 ザビエル公園 名所・史跡

公園の北側には記念聖堂。

ザビエル公園自体は、戦後にフランシスコ・ザビエルの来航400年を記念して作られたもので、ここに滞在していたわけではないようですね。

鹿児島カテドラル ザビエル記念聖堂 名所・史跡

ホテルで荷物をピックアップし、中央駅近くでレンタカーを借りて、次に向かうのは指宿です。

レンタカーは２日以内にとどめ、地味に費用を抑えました。
借りる時間、返す時間、結構大事です（笑）

天然温泉　霧桜の湯　ドーミーイン鹿児島 宿・ホテル