指宿で砂蒸し温泉三昧

2023/11/24 - 2023/11/26

2023年11月。７年ぶり？に鹿児島観光を企画しました。

鹿児島は大体指宿に行くのですが、今回はその前にさらに久しぶりになる（というより真面目に観光したことがない）桜島と、こちらも観光していそうでしていない鹿児島市内を加えています。

この旅行記は、旅行の本命の指宿とその周辺観光。
毎晩、そして帰る日の朝もしっかり砂に埋まってきました。

また、貝汁やカツオなど、南鹿児島の美味しいものも食べたり、南鹿児島で忘れてはいけない、繰り返してはならない戦争の遺構も見学しています。

エリア 指宿(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー JALグループ 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

鹿児島市内から、レンタカーを借りて指宿まで１時間少々のドライブです。

宿泊したのは、指宿で初めて宿泊する休暇村。
なお、色々宿泊したかったので、２泊目は違うホテルに泊まっています。

休暇村 指宿 宿・ホテル

１泊２食付プラン。

鹿児島豚の角煮や地魚の刺身、地魚の薬膳鍋、桜島鶏の香草焼などで構成される玉手箱御膳。ご飯やサラダなどはハーフバイキングでの提供でした。

食事にはビールは付けませんでした。

だって、ご飯を食べて一休みしたら、砂に埋まるという大事な用事がありますから・・・

指宿に来たら、時間さえあれば砂に埋まるべきです！

砂むし会館「砂楽」 温泉

指宿の休暇村は、海沿いのいい場所に立地しています。

温泉の質ですが、上にある砂蒸しあたりだと透明なのですが、その北側の休暇村やシーサイドホテルだと塩化物泉のやや黄金色に濁った湯になります。

その真ん中の白水館は・・・お値段的に宿泊したことがないので不明ですｗ

魚見岳のふもとに位置しています。
今回は魚見岳まで登るのはパスしました。

魚見岳 自然・景勝地

翌日。

山川港の道の駅「活お海道」からスタートです。
ランチも良いのですが、この日はお土産だけ買って次へ。

道の駅 山川港活お海道 道の駅

次に向かったのは、指宿近郊で大地の息吹を最も感じることのできる場所の一つ、山川ヘルシーランド。

ここには、東シナ海や開聞岳を見渡しながら温泉に入れる「たまて箱温泉」があります。

逆光に完全にならない午前中に行く方が、景色がいいです。
（開聞岳も西側ですし）

ヘルシーランド 温泉

隣には、山川製塩工場跡がありました。

温泉の煙と、昔ながらの製塩田の景色が良かったです。

その先に砂蒸しがあるのですが、がけ崩れなどの影響で一時休業になっていました。２０２５年中の開業を目指して、ヘルシーランド全体の改修が入るようです。

開聞岳、きれいですね。

西大山駅。

西大山駅 駅

ここは、日本最南端の駅になります。

一応、東西南北は制覇したはず。

北：稚内
東：東根室
南：西大山
西：佐世保

駅には、幸せを届ける黄色いポストが設けられています。

幸せを届ける黄色いポスト 名所・史跡

駅の近くには、「かいもん市場 久太郎」という小規模なお土産屋さん兼食事処があります。こちらも立ち寄りました。

ここしかお店がないこともあり、結構人がいました。

かいもん市場 久太郎 お土産屋・直売所・特産品

ランチを食べるために、枕崎お魚センターへ。

お魚センターは工事中。

枕崎お魚センター 市場・商店街

ここの「貝汁定食」が大好きだったのですが、メニューから消えていました。

仕方なく？お刺身とフライの定食に。
美味しかったですけどね。

レストランは２階。
１階はこのような海産物や海産物加工品の物販コーナーになっています。

枕崎市かつお公社の方にも行ってみました。

こちらにも、お魚のほかに南鹿児島の名産品を売っていました。

枕崎市かつお公社 お土産屋・直売所・特産品

枕崎駅。

日本最南端のJR駅・・ではないですが、日本最南端の始発・終着駅です。
はじっこフェチ的には、訪れて見たかったのです。

枕崎駅 駅

本土最南端の始発・終着駅の碑がありました。

小さいながらも、立地条件をしっかりアピールする駅だなと思いました。

枕崎も稚内も制覇しましたよ！

万世特攻平和祈念館。

特攻隊と言えば知覧が有名ですが、こちらも特攻隊が飛び立った場所（万世飛行場）です。

昭和18年夏から19年末にかけて建設された陸軍最後の特攻基地の跡地に、平和への想いを込めて建てられたものです。

万世特攻平和祈念館 美術館・博物館

墜落した特攻機の残骸の展示です。

米軍は、若くして特攻機に乗せられて命を失った若者を丁寧に弔ったとのことです。
一方の日本軍は、何を考えて前途ある若者を飛ばしたのでしょうね。

万世飛行場の施設が、今の地図に合わせて説明されています。

物産センターに立ち寄り、カフェで休憩して次に行きました。

かせだ物産センターるぴなす グルメ・レストラン

慟哭・誓いの碑。
世界平和を願うものです。

次は特攻隊本家の知覧です。

写真は特攻平和観音堂。

小泉純一郎直筆の碑。

至純

この上なく純粋なこと、という意味ですが、そんな純粋な若者を「お国のため」と片道切符で送り込んだことは全くもって称賛される要素ではありません。

そして、万能ですべてが正しい人なんて世の中にいない以上、人の話なんて疑って聞くことの方が必要だと思います。

兵舎を再現したものです。

どんな精神状態で飛び立つ前の若者がいたのだろうと考えると胸が痛みます。

人生最後の日を耐えようと思ったら、自分なら何かにすがってそのことを正当化することぐらいしかできないです。そういう心理も利用されたのではないかと思います。

兵舎の中です。
（写真はもちろん、当時なかったものでしょうが）

知覧特攻平和会館を見ました。

ここを見る時には、必ず「特攻で命を失った若者の立場」でモノを見るとよいと思います。

モノの見方を間違うと、戦争や、上の命令に従って国のために命を落とした若者を称賛する勘違いを生み出します。

命を他人のエゴで失う必要なんてないのです。
その他人が「国」であってもね。

知覧特攻平和会館 美術館・博物館

平和会館の屋外にも目を向けました。

平和の噴水。
平和会館の入口手前にあります。

追悼と平和を誓う慰霊碑を建てたいという長嶋一茂さんの申し出と寄付をベースに、クラウドファンディングで集めたお金も加えて作られたものです。

戦時中の防火水槽跡です。

飲料水や飛行機の整備に使う水を貯蔵した貯水棟。
昭和１６年に建てられたものが、当時のまま残されています。

宿泊の指宿フェニックスホテル。

国道沿いで少し丘を上がった所です。

指宿フェニックスホテル 宿・ホテル

何故かMLBのユニフォームがありました。

左はエンゼルス時代の大谷、右は吉田正尚です。

各部屋のお風呂も、温泉を入れることができました。

指宿に行ったら、夜だろうが関係なく砂蒸しの砂楽。

２夜連続この旅行２回目。

砂むし会館「砂楽」 温泉

夕食は付けなかったので、ハイカラ亭の指宿店。

宮崎や鹿児島に展開しているファミレスです。

貝汁の付いた、南九州らしい定食にしました。

朝。

高台にあるので、ホテルのプールから錦江湾から見渡せます。

最終日なので、夜に砂楽に行かれません。

ということで、朝から。

砂むし会館「砂楽」 温泉

何度となく来てるのですが、この砂浜で砂蒸しに入った記憶が殆どないんですよね。次に行くときは狙いたい！

二月田の殿様湯。

殿様湯跡(二月田温泉) 名所・史跡

第27代島津家当主の島津斉興が作った、石造りの湯船の跡が残っています。

敷地内の湯権現。

ここも割と指宿に来るとお約束。

道の駅 山川港活お海道。

道の駅 山川港活お海道 道の駅

カツオたたき定食。

このエリアは、これが美味しい！

市場食堂 鶴の港 グルメ・レストラン

指宿・山川に行くといつも白い煙をモクモク上げている、山川の地熱発電所を見学しました。

展示室に行くと、まずシアターでエネルギーや地熱に関する映像を見て、その後係の人が敷地内を案内してくれます。

山川地熱発電所展示室 名所・史跡

奥の煙を上げている所が蒸気を取り出している井戸で、手前は発電に使った熱水を、低沸点媒体の蒸気でさらにタービンを回して発電するバイナリー発電所です。

蒸気タービン。

基本的には、蒸気の力でタービンを高速に回すだけのシンプルな仕組みなので、あまり珍しい展示は無いんですよねーと言ってました。

自然の力を生かして、かつシンプルなのだから、いいことですね。

ちなみに蒸気の温度は、地底深くで高圧に圧縮されているため３５０度ぐらいあるそうです。

近隣の温泉も１００度ぐらいで、同じぐらいの温度かと思ってたので、ちょっとびっくりですね。

地熱発電所から南に向かい、長崎鼻へ。

片瀬江ノ島駅・・・ではなく竜宮神社になります。

龍宮神社 寺・神社・教会

ちゃんと浦島太郎の像があって草。

長崎鼻へはやや下りの遊歩道でのアクセス。

長崎鼻 自然・景勝地

開聞岳の景色がたまらんですね。

長崎鼻灯台。

長崎鼻の先端にあります。

薩摩長崎鼻灯台 名所・史跡

鹿児島出身の有名人一覧が貼られていました。

鹿児島ゆかりの有名人はやや強引な気がしますが・・・

ここからは鹿児島市街地で車を返して帰路につきます。

指宿の国道を戻るのではなく、池田湖経由で戻ることにしました。

伝説のイッシー。

イッシー像 名所・史跡

昭和の香り漂わせるお土産屋さんが、イッシー像のお隣に。

池田湖パラダイス お土産屋・直売所・特産品

ここでは、イッシーではないですが、大うなぎの飼育をしています。

こちらは、池田湖パラダイスとは対照的に新しい、池田湖PAX。

おしゃれなカフェ、池田湖と開聞岳を一望できる広場。
こちらはかなり混みあっておりました。

池田湖から海沿いに出て、道の駅 いぶすき彩花菜館。

道の駅 いぶすき彩花菜館 道の駅

お土産がそこそこあるのと、錦江湾の景色が素晴らしいので、旅の終わりに立ち寄ると良いです。

混んでますけどね。

鹿児島市内の真砂温泉。

最後に銭湯が全部温泉の鹿児島市内で、お風呂に入りたいと思って立ち寄りました。

真砂温泉 温泉

レンタカーを返して、鹿児島中央駅前のバスターミナルから空港バスで空港へ。

鹿児島空港連絡バス (南国交通) 乗り物

鹿児島空港について、大空食堂で夕食。
鹿児島空港ではいつもここ。

大空食堂 グルメ・レストラン

理由は、豚汁定食が美味しいからです、ハイ。

結構前は555円だった気がします。
今は800円ですが、まぁその値段なら割高感ないかな・・・

空港内の「西郷どん」像。

空港内には天然温泉の足湯もありますので、時間があれば旅行の最後にぜひ。

鹿児島空港にはサクララウンジもあります。

ただ、最近の利益偏重主義のJAL。
何時閉鎖されるか、ちょっとビクビク感も・・・

鹿児島空港 国内線 JAL サクララウンジ 空港ラウンジ